【感想・ネタバレ】かわいそ笑のレビュー

あらすじ

「死んだ人のことはちゃんと可哀想にしてあげなきゃ駄目でしょう。」
一度読んだら引き返せない、怪異が侵食する恐怖のネット怪談。


インターネット上に伝わる多くの怪談。
その中に何故か特定の「あの子」が被害にあう奇妙な怪談が出回っていた。

とある掲示板のQRコード、インタビューの書き起こし、出典不明な心霊写真、匿名のメールデータ。
筆者がこれまでに収集した情報をもとに怪談を読み解く、読者参加型のホラーモキュメンタリー。
一見バラバラに見える情報から、浮かび上がってくる「ネット怪談の裏側の物語」とは。


──「もうやり直せないよ 残念でした」

【目次】
第一話 これは横次鈴という人が体験した怪談です.docx
第二話 behead-コピー
第三話 受信トレイ(15)
第四話 ##name1##
第五話 0x00000109

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ホラー耐性はある方なので怖くはなかったけど、仕組みが面白かった。
こういうのもモキュメンタリーホラーに含まれるのかな? 没入感がよかった

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

読んでて大混乱の一冊。
怖いです。
さすがというか何というか、読者を巻き込む仕掛けが「やっちゃった…」という気持ちにさせます。

梨さんの作品が好きなので書籍ではどうなのだろう…?と思ったら驚く仕掛けがたくさんあり大変楽しめました笑

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2025年11月05日

Posted by ブクログ

途中で「あれっ?そういえば…」みたいな描写が頭の片隅に置いていたはずなのに、オチが予想外で面白い。けっこう怖い。

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2025年08月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最高に後味が悪くて、最高でした!!!
同人界隈の解像度など、どの描写もリアリティが高いからこそ不気味さがひしひしと伝わってくる。
そしてどういうことなんだ?と読み進めていくとラストは本当に悪意に満ちていて最悪で、これはまんまとやられました。

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2025年01月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと気になっていた梨さんの本を正月なので買って読んでみた。
「かわいそ笑」、遠回しにこんなに悪意が伝わるタイトルがあるでしょうか。
「横次鈴」にふりかかる多数の怪異。
ネット掲示板等に怪談や奇妙な話はたくさん転がっているため、目にすることはよくあるが、興味本位で沢山調べることが恐ろしくなります。
各話繋がっている部分があるが、その真実は完全に明かされることなく、そして誰にもわからない…
「これは〇〇さんが実際に体験したお話です。」
〇〇に自分の名前が入れられた状態で語られる恐ろしさ!
現代ホラーの最先端を味わえました。

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2025年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最悪でした。(褒め言葉)

イラスト?見て唸ったし。
この本をくれた人に「めっちゃ怖いよ〜…」と文句を言うくらい。
体験談系の話の寄せ集めって事かな?好き好き、面白い〜と思いつつ読み進めて

いや、悪意やば……。

脳内音読について言及するのはやめて貰えませんか?怖いよ。
あのトイレはOD用の薬の引き渡し場所なのか、ドラッグなのか、売春なのか少し気になった。
「俺」は何人いるんだ?と思ったけど、ラストの方までいってやっと何となく納得?かな。

あと、設定的に、ギリ20代の私で通じるくらいだから、それより少し下、20代半ばになるともうわからないかな?
個人サイトって、スマートフォンの登場後、一気に廃れたから。

最初から最後まで気味も後味も悪い、悪意に塗れた作品で面白かったです。

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2024年12月29日

Posted by ブクログ

怖い。

「よくわからなかった」と評価してる方はプライド捨てて考察note読めばよい。
というか、読まないと常人には理解しきれないほどこの作品は難しい。
最近読んだものだと背筋氏の「穢れた聖地巡礼〜」に近い謎解き感。あちらが後なのでこの作品に影響受けた部分もあるのかな。

6 を先に読んだので、あの宗教観バリバリの独特の悪夢感を味わいたくてこちらも読みましたが、普通に理解したらめちゃくちゃ怖かったです。
7割ヒトコワな話です、これ。

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2024年11月26日

Posted by ブクログ

オチを理解した後に読む2週目がとても楽しかったです。ゾクゾクするような仕掛けが散りばめられていて、やっぱり本は紙で読む方が面白いと思わせてくれる本でした。ここの文章が左上から始まるのが残念です。

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2024年10月24日

Posted by ブクログ

Audibleで
ながら聴きで内容がところどころ頭に入ってなくて、終わったあと、もう一回!っておかわりしちゃったくらいにはおもしろかった
これは文体で読むべきものだと思う

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2025年11月08日

Posted by ブクログ

話はまあまあ。昔のネットの感じが味わえる構造?になっていて面白かった。たまによくわからなくなる時があるが、わかる名前が出てきた時に全てが繋がっていることに気がついた。
QRの仕掛けがあるのも面白いが、読み取ってもよくわからず。考察を見るとなるほどな〜と思えるものが一つ二つあるくらい。
私も加害者。

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2025年09月02日

Posted by ブクログ

90年後期〜00年代のインターネット・オタク文化、その界隈にあった お話。

横次鈴が体験した話に関して、
その関係者から梨が収集して執筆した本を、
今あなたは読んでいます。

『やっばりアンソロだとそういう体験も多いですよね・・・・。
だいぶ昔だけど、夏に向けて仲良かった人たちに募集かけてアンソロ主催した時に変な人にあたったことがありました。そのアンソロって特定カプの二次とかではなくて、久しぶりに一次でやりたくなって、オリジナル漫画か小説限定で合同しますーって感じにしました。その大テーマみたいに指定したのが、同人やってる作家を主人公にしよう!みたいなことで、ただエッセイ漫画とかを描いてもいいし、売れない同人文字書きの恋愛ものとかを書いてもいいっていうようなアンソロを企画したんです。結構色んなのが集まって、テーマがテーマだからネタみたいなのも入れやすかったりして、企画としては割と楽しかったんですけど・・・・。その時、大々的にアンソロやりますって告知する前にある程度、特に仲の良い身内さんに話をかけてて、それで確実な数を集めてからホムペで募集をかけたんですけど、そのホムぺで教た段階で私もやりますってメール送ってくれた人の一人が、なんか変な人で・・・・』

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2024年11月13日

Posted by ブクログ

人の悪意を煮詰めたような内容でゾクっとした。
梨さんはSCPの依談などでもこのような話を作っているので、他の本も読んでみたい。

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2024年09月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2000年代のインターネットをうまく使った、自分の好きな仕掛け(梨さんの好きな仕掛けでもある)がよい。本・小説という媒体を最大限利用しているのも好印象。特に、小説を読むときに当然やるであろう主体の想像を呪いに変えてきたのは感心してしまった。読み手に危害を加えてくるタイプのホラーであればこれくらいやってもらわないとね!

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2024年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

インターネット黎明期におけるホラーサイトの閲覧者と恐怖体験を、体験者から聞いたことを筆者の伝聞形式で集めた(体の)モキュメンタリー。その時代のインターネット特有のキツさと話自体の不気味さ、バラバラの話が明らかに繋がっていることにかなり最初の方に気づかせられるのに核心にはなかなか踏み込めないことへの焦燥感があった。
面白い読書体験だったけど記憶から消したいレベルで不快感も残った作品。

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2024年08月04日

購入済み

近畿地方のある場所についてをきっかけにモキュメンタリーホラーにハマって購入しました!誰かと一緒の昼間に読むべきです。読み終わってもなお背筋がずっとゾワゾワしてます。

#怖い

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2023年05月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「右上から左下へ」で読者を呪いの当事者にする仕掛けが面白い。
全体的にはとらえどころがなく、目が滑り眠たくなってしまった。

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

オーディブルにて。中年オタク女として女性の同人の交流の感じや少し昔のネットの感じなどがリアルな分だけ余計に怪談も身近に思えて恐ろしさが増すなどしました。とはいえオーディブルだったので物理書籍で読書(実際に作中で言及されてるように目線を動かしている)するよりかはゾッと感は少なかったのかな。

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

ザ・モキュメンタリー!
梨さん関連は「行方不明展」の本のみ既読、「恐怖心展」来場済み。元々SCP畑の方?ということで、この手の創作(か現実どうか曖昧にしていく手法)はお手の物か。ただ、かなり入れ子構造が複雑なので考察厨じゃないパンピーには厳しくないかい?
2話3話あたり夜に部屋で読んだらちゃんと怖くて、チキって電車で残りを読みました。今から考察読みにいこーっと。

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2025年10月28日

Posted by ブクログ

関係ない短編的なものかと思ったが連鎖する怪異
怖いかというと個人的にはそんなにでもなかったが、眠る時に、あれどういうことやろ…と考えてしまう気持ち悪さのある話だった
もう一度読むとよいのかもしれない
ただ、文体の、〜して。で終わるあの書き方が、この前読んだ異世界令嬢恋愛小説の作家さんとかぶり、そっちの話も頭に展開するがために居た堪れない気持ちとなった。
あとあのホームページ管理人の変なテンションな…
なつかし恥ずかし過ぎてほんとかわいそ笑

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あーあ、自分も呪いの加害者になっちゃった。
普段、自分が本を読む時の癖がまんまと…

モキュメンタリーホラー2作目にしてはなかなか難しくて、考察読んで自分の考えと合致して安心した。これは評価分かれる。
恐怖!というより、ジワジワくる薄気味悪い怖さ。

かわいそ笑

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2025年10月07日

Posted by ブクログ

梨さんの本を読むのはこれで2冊目。
前回読んだものがわたしにはあまりはまらなかったのでじゃあこっちならどうだろうと思って読んでみました。
(前回は□の話)

わたしの読解力が乏しすぎるのか今回も理解が追いつかない部分が多かった。

理解が追いつかない部分もあるけれど読書体験としては良いです。深く思考を巡らせながら進めていく必要があります。
登場するインターネット上でのお話は身近に感じやすかった。
想像していたホラーとは若干違いましたがかわいそうな描写が陰惨で自分的には胸糞なのかも。
すごく嫌な気持ちになりました。
怖かったです。

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2025年09月14日

Posted by ブクログ

ネットの考察を読んでなんとなく理解。鬼門の通り道やQRコード読み込みとか、ギミック込みで面白いのかなと思うが、純粋な文学作品かと思っていたので拍子抜け。左上から右下に読むには少し読みにくい文章で、効果的な書き方とかアップロードの仕方とかには他の方法の方が怖いかも。
呪い自体はそんな怖くなかった。

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2025年08月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

被害ではなく加害を押し付けるのが斬新。
とはいえ、最先端(出版は3年前だけど)のモキュメンタリーを楽しむのにはデジタル機器が必要ってのがなんとも。

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2025年07月26日

Posted by ブクログ

紙の本としての仕掛けが楽しかった本。1ページがちょっと厚いな。なんでだろう?そういうことか!と気付かされたり、QRコードを読み込むのも読社参加型。他の方の感想を読んでこの話のカラクリはわかったんだけど、それ以上はゾクっと来なかった。モキュメンタリーホラーが好きなら…って感じ。

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2025年06月19日

Posted by ブクログ

あまりホラーを読むほうではないのだが、有名な梨氏の作品ということで手に取った。
たまには趣向を変えて、という意味で、有意義な読書となった。
近しい人が豹変し、正常なコミュニケーションが取れなくなる様は、想像すると恐怖以外の何ものでもない。
作中ではその後、逃れるように着信拒否するなどしていたが、果たしてそれで完全に関係を断ち切ることができたのだろうか。
続報を待ちたい。

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2025年05月15日

Posted by ブクログ

インターネット怪談。構成がよく出来てるなるほど、とホラーのゾワゾワそっちのけで関心してた。インターネット黎明期を知ってたらより楽しめそうなのが惜しい。呪いのサイクルに知らないうちに巻き込まれてる人を発見し自分自身もまた巻き込まれた気分になる。かわいそ笑

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2025年05月09日

Posted by ブクログ

ネット世界に伝わる怪談に関するあれやこれやのお話(?)。

作中作のような構造で複雑ではあるが、すべてのエピソードによりラストが意味あるものへと変わり、自分なりに考えさせられましたなぁ。ネット怪談の歴史や怪談の発生についてのお話なども興味深く。

はじめに注意書きがある通り、地の文とインタビューと転載となど、わかりにくさはあるが、しかし確実にそれはそこに存在し、遂行される(?)。
もう一度読み返してみるとまた違ったようにみえるかも。

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2025年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

昔のインターネットに触れていたかどうかで恐怖の度合いが変わりそうな気がした。
ネット特有の用語とか空気感とか、あんまり知らない人からしたら全体的にハテナになりそう。
私はインターネット黎明期よりも後に生まれて噂で昔のインターネットを知っているくらいなので、昔のインターネットにあった怖い話、という感覚で読めた。
あんまり実感として怖くはなかったかも。

「お前の死因にとびきりの恐怖を」を先に読んでいたのだけれども、この2作品にはどこか似通った空気を感じた。
「お前の〜」はポジティブで「かわいそ笑」はネガティブ要素が強いけど、どちらも似たような景色の道を歩いている気がする。

初めのQRコードを読み込んだらTwitterに飛ぶ仕様が1番ドキッとした。

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2025年02月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

匿名掲示板や個人サイト文化の描写が丁寧だっただけに夢小説についてももう少し深堀りしてくれて良かったんじゃないでしょうか。となり、そこでやや引いた視点になってしまった。私はXX年前から夢小説真剣部なので。でも痛いあとがきの書き方は完璧。なんならもっとウチらの古傷抉ってよかったよそこで。たぶんそういうのがいちばん呪いとしても効くと思うし絶対。オタクには。局所的に。

梨作品はwebメディアとの相性が良いし、これもネット文化を絡めた話だったので、わざわざ本で読む意味あるか?と思ったけど最後にダメ押しでトドメ刺してくる感じはさすがやな〜と思いました。

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2025年02月15日

Posted by ブクログ

話自体はとても面白く、内容の一つ一つがゾッとするような不気味な雰囲気が漂っていて引き込まれるようだった。

ただ考察が重要になるタイプの小説特有の難しさがあり、読み終わったあとにモヤモヤが残ってあまり気持ちの良い終わりじゃなかった。
自分の頭で考えてみたり、他の方の考察を調べて見たりしたがすとんと落ち着くようなものがなく、言いようのない宙ぶらりんとした気持ちだけが未だに残っています。

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2024年12月23日

Posted by ブクログ

1.登場人物
梨……筆者

2.物語の始まり
ネット上で同人活動をしていた人が、同じくネット上で仲よかった人たちと同人誌を作ろうという話に。そこで出会った人の一人と遭遇した怪異。

3.世界観や価値観
梨(筆者)が集めた話をもとに構成されている。作中作の形をとるモキュメンタリーホラー。

4.物語のキーワードとテーマ
作中作の形をとることで、読者が本に没入しやすいようになっている。考察することで、より恐怖が体験できる形となっている。

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2024年12月08日

KF

ネタバレ 購入済み

参加型

読者参加型の物語。ホラーと言うほど怖くはなかったが、虫のシーンなど、ぞわぞわする描写が上手いと思った。ネットの記事やブログに載るような怖い話はほとんど読んだことがなく、『かわいそ笑』も人のおすすめだったので、このようなジャンルは新鮮だった。

#ドキドキハラハラ #ドロドロ #ダーク

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2022年09月16日

ネタバレ 購入済み

怖くない

私は怖くなかったです。というか意味が伝わらなかった。ただ昔の掲示板とか懐かしいなぁと思って読み勧めてました。
たぶん呪拡散型なのですよね、ただ文章も稚拙で具体的な怖さがなかなか伝わってきませんでした。

#怖い

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2023年11月27日

購入済み

読みづらい文章構成。

全く頭に入ってこない。
言いたい事も伝えたい事も何もかも理解し難い。
時間を無駄にした。

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2022年09月23日

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