梨のレビュー一覧

  • ここにひとつの□がある

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    面白い、面白くないで評価できない作品。
    難しい、私には難し過ぎる。
    比較的分かりやすい部類の「放課」も、結局何があったのかも分からんし。みちとくんって何者なん?そもそも、思いがけずこっくりさんが来てしまった後どうなったん?何で主人公は記憶が抜け落ちたん?
    「カシル様専用」のラストのお母さまの言う『天罰』って何なん?
    「穴埋め作業」と『遠野物語』の関係は何なん?
    「虹色の水疱瘡〜」の叔父さんと主人公の間には何があったん?何となくよろしくない性的な関係だったのかなって推測はできるけど、正解かどうか分からんモヤモヤがあるし。
    「箱庭」も分からんかった、なんか前衛的過ぎて。
    考察しようとしたり、⬜︎に

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    2026年02月02日
  • 行方不明展

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    行きたかったがタイミングが合わず行けなかったので今回書籍化され、どのようなものが展示されていたのかを知れて嬉しかったのと同時に、読むではなく体験したかったという後悔も。
    一つ一つの行方不明の証拠が、想像力をかきたてるような、不気味さが梨さんらしさが出ていて良かった。
    印象的なのは、行方不明ポスターでランドセルを背負っていた頃の記憶はあります。(多分こんなニュアンス)
    のような、一体どんな関わりの誰を探しているの?と問いたくなるポスター。
    またどこかで展示をやってくれないかな。

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    2025年01月17日
  • お前の死因にとびきりの恐怖を

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    ネタバレ

    少し前に娘が読みたいと言うので買った本。
    カバーイラストに惹かれた模様。
    娘の本棚から拝借。

    ■■高校文芸部の部室で見つかった持ち主不明の一本のUSBメモリ。
    そこにはかつてこの高校に在籍していた少年の死を巡る調査や考察をまとめたドキュメントが保存されていた。

    ともすると悪意すら感じる、死を目前にした少年の異常行動や心神喪失っぷりが書き記されたこの記録は誰が何の目的で残したのか。

    怪異に怯えて自殺を遂げた少年。
    少年と極めて近しい心情を抱きながら時を分かち合った少女。
    この高校に巣食う言い伝え、場としての怪異。

    前半は調査レポート、インタビュー、作中作めいた差し込み、手書き文字や見取り

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    2024年12月28日
  • かわいそ笑

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    話自体はとても面白く、内容の一つ一つがゾッとするような不気味な雰囲気が漂っていて引き込まれるようだった。

    ただ考察が重要になるタイプの小説特有の難しさがあり、読み終わったあとにモヤモヤが残ってあまり気持ちの良い終わりじゃなかった。
    自分の頭で考えてみたり、他の方の考察を調べて見たりしたがすとんと落ち着くようなものがなく、言いようのない宙ぶらりんとした気持ちだけが未だに残っています。

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    2024年12月23日
  • かわいそ笑

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    1.登場人物
    梨……筆者

    2.物語の始まり
    ネット上で同人活動をしていた人が、同じくネット上で仲よかった人たちと同人誌を作ろうという話に。そこで出会った人の一人と遭遇した怪異。

    3.世界観や価値観
    梨(筆者)が集めた話をもとに構成されている。作中作の形をとるモキュメンタリーホラー。

    4.物語のキーワードとテーマ
    作中作の形をとることで、読者が本に没入しやすいようになっている。考察することで、より恐怖が体験できる形となっている。

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    2024年12月08日
  • その怪文書を読みましたか

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    これ、考察することを楽しむ作品なので、シンプルにただの怪文書集だと思って低評価つけてる方は読み方を間違えてます。
    作り物が多い、というのも実はそこがヒントで、あまりネタバレはしませんが、本物の怪文書と作り物の怪文書の違いを意識してみるとこの展示会(書籍)の目的が見えてきます、、

    と、カラクリは面白いものの、ほとんどの読者に低評価つけられちゃうほどの分かりづらさ、そして分かったとしてもそこまでゾクゾクしないので3です。

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    2024年11月30日
  • お前の死因にとびきりの恐怖を

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    ネタバレ

    QRコードが新鮮で世界観に入り込みやすい作品だった。斬新なミステリーで死を選びやり遂げた事を肯定していたのが印象的な作品。

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    2024年11月14日
  • SCPって何ですか?: 1

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    今やネットホラーの一大ジャンルとなったSCP。
    それをテーマにした漫画を描いてみないか、と主人公たち2人に話が持ち掛けられるのが物語の発端です。
    一巻ですので、今後の伏線や種蒔きに終始している様に伺えます。先が気になる作りではありますが、読んでいるこちら側としては答えの一部分だけでも見せて欲しかった。
    とはいえ一巻ですので、次の巻に期待したいと思います。
    主人公たち2人のキャラクター、その掛け合いは凄く楽しめました。

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    2024年10月17日
  • お前の死因にとびきりの恐怖を

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    まず、表紙。
    著者・梨さんだからホラーとはわかってるけど、さわやか青春小説?と思うほどの淡い水色のきれいな表紙に困惑。
    そして「きみとの明日を消したい理由(櫻いいよ)」の表紙と酷似。
    間違えて手に取ってしまったほど。
    最後まで読むと、さわやかな表紙にも著者の思惑が織り込まれていることに感嘆。

    内容は調査から入るモキュメンタリーホラーで、え?どういうこと?と困惑するパートとゾゾゾとするパートが入り乱れ、ティーンたちのモヤモヤや鬱々とした気分・死に惹かれる心がまざまざと書かれていて、気持ちが持っていかれそうになる。
    ただ、これを読んだ10代たちには、この本が言いたいことは「自死を肯定してるんじゃ

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    2024年10月04日
  • お前の死因にとびきりの恐怖を

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    読む前と読んだ後で、タイトルの印象はガラリと変わる。
    ストーリーも想像していたものとは違った。
    ホラー小説を読む気でいたのに、いつのまにか青春小説を読まされていた。
    こういう関係性をもアリなのかな。
    誰からも理解されなくても関係ない。
    たとえ友情とは呼べなくても、相手に対する尊重の気持ちはあったと思うんだよなあ。

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    2024年09月21日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーを便宜上5W1Hで分類分けして何でそれが怖いのかを暴き、その上で名手の書き下ろし短編を読むのだ。澤村伊智の『みてるよ』、五味弘文の『とざし念仏』は特に解説あっても普通に怖くてむかついた。良かった

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    2024年08月17日
  • その怪文書を読みましたか

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    この怪文書もう一回確かめたい!も思ったときにすぐ読み返せるので書籍は便利だな〜と思いました。怪文書が全体的に詩的で読み応えがありました。映像作品はなんとなくしか伝わらず残念。あとアレのホームページは消えちゃったんですねぇ…。

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    2024年08月14日
  • お前の死因にとびきりの恐怖を

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    ネタバレ

    ホラー小説のはずなのに青春映画のように爽やかな不思議な物語。
    自分たちの力では抗えない現象に死ぬ気で抗ってそして死んでいく。
    自分で死を選ぶ事は必死に生きた事の証明で、怖いと感じられるの生きているから。怖いという感情から逃げるのではなく、どこまでも怖がる事で怪異に対抗する。
    彼、彼女らは恐怖に抗い続けたからこそ自ら死を選んだのだろうなと思った。命を絶った二人に心からの賞賛を送りたい。

    今まで私が読んできたホラー小説とは恐怖への解釈が全く違ってとても新鮮だった。
    これまでの梨さんの作品とは方向性の違う物語だった。
    梨さんという作家のターニングポイントの一つになる作品だと思う。

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    2024年08月13日
  • お前の死因にとびきりの恐怖を

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    梨さんらしい淡々とした資料考察型ホラーに、ジュブナイルが組み合わさった小説。
    「おや?」ポイントに読者自ら気づいてヒリヒリして、それが回収されていく流れは「かわいそ(笑)」と同じですが、どちらかというと今回はその全容を小説として読ませるパターン。
    個人的に、前半と後半は別物(別ジャンル)でとらえたほうが楽しいかも?と思いました。私はホラーが読みたかったので、前半と後半の評価を足して2で割ってこんな感じです。
    前半の湿度と、後半の湿度はかなり違います。後半は「小説的」なので、登場人物に感情移入できなかったり、ホラー小説ならスルーできる違和感がスルーできない点になる可能性もあります。ホラー展開と彼

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    2024年08月10日
  • 自由慄

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    死に魅了された人たちの、呪いのような美しい散文。まるで褪せたり朽ちたりしないよう、永久冷凍保存した恋文のような。なんとなく現代の太宰味を感じた。



    25時59分 屋上で「答辞」と叫ぶ声が聞こえた

    こっそりと拾った傘の内側に書かれた幾つもの謝辞

    いつまでも釘を打つ音がする
    もう木も、呪いたかった人すらもそこにいないのに

    「けのび」という俗称がついている死体

    自宅の窓に外側から張り付いている男児が
    こちらを見ていたので、蝶かと思ったって言ったら、
    その子が満足したみたいに笑って、消えた

    「あの先輩に告白しなくてよかった、ずっと後悔できるから」
    といった意味の話を、泥酔した勢いでされた

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    2024年08月10日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ネタバレ

    ジャンルの分け方は、いささか強引と思うところも。まあ便宜的に、ということだろうか。この分類でいくと2つ3つに跨ることもあるし、どのジャンルにもすっきりと収まらないものもあるよね。
    作品としては五味弘文『とざし念仏』が面白かった。

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    2024年07月30日
  • 6

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    一見つながりの無さそうなエピソードが続いて最後に全部がつながってくる、っていう構成らしいけど、最後まで読んで結局(え、どういう意味?)ってなった むず

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    2024年07月15日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラー度は優しめで、確かに初心者の自分でも大丈夫な話だった。でもホラー好きには物足りなさそう(1話が短いし児童書だからなのかも)。ホラーをジャンル別にしてみるというのが画期的だなと思ったし、わかりやすかった。

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    2024年05月26日
  • その怪文書を読みましたか

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    考察系展覧会「その怪文書を読みましたか」は、不確かなネット上の情報を「怪文書」に見立て、あらゆる情報から考察を楽しむ展覧会、だそうで、渋谷で実際に開催されたものを、一冊の書籍にまとめたものが本書です。今(2024年5月~)は横浜で開催中とのこと。
    本物の怪文書を展示してるのかと思ったら全部フィクションぽくてちょっと思ってたのと違ったけど、QRコードでサイトへ飛んだり音声を聞いたりと仕掛けがたくさんでわくわくした。
    あまりにも電波すぎて意味不明なのはフーンと読み飛ばしていたけど、シンプルに「あなたのいぬくれませんか?」「この犬の飼い主さんをさがしています」「知っている方は連絡ください」がぞわっと

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    2024年05月25日
  • その怪文書を読みましたか

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    渋谷で開催されたという古い言い方をすれば「電波系」の怪文書を集めた展覧会を書籍化した(体の)本。
    調べれば判ることだと思うが(そしてわざわざ調べる気もないが)、とりあえず本を読んだかぎりではこの本に掲載されている怪文書の類いが実際に実在したものを著者が採集したものなのか、それともフェイク・ドキュメンタリーとして創作したものなのか判断はつかない。怪文書に関する解説に具体性が希薄なのでフェイクっぽい印象を受けるがあくまでそう感じる程度。
    さらにいえば、渋谷で開催された展覧会も本の中では具体的な日時や場所も明記されておらず本当にあった展覧会なのかも定かではない。
    この本物とも偽物ともつかない感じを作

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    2024年05月16日