梨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道
それぞれに世界に必ず苦しみが待っており永遠に繰り返す救いのないお話。
色々な考察が出来そうで個人的には好きな作品です。
6章の5階(人間道)に住んでいる主人公が落ちた後、どこかの階(六道の6種の世界)の住人になると言っていたので永遠にぐるぐるとそれぞれの世界の苦しみを味わい続けるのかな?
本当に救いがなさすぎる…
だから5章の幽霊は苦しみから逃れるために輪廻から外れた?
目次の意味
1章→ ROOFy(屋根付き)天道?
2章→ FIVE by five(はっきりと聞こえる、順調な)人間道?
3章→FOURierists(フーリエ主義?)修羅道? -
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Posted by ブクログ
ネタバレ短い自由律短歌の連続なのに、毎回きちんと怖い。
面白かった。
セーラー服の少女が屋上から地面を見下ろしている様子が脳裏をチラつく。
最初は詩集かと思っていたのに、通して読めば関係性が薄らと見える。
以下、特に好きだったもの
朝焼けに黒い液体をまきちらして、夜を散骨するように
いっぱい名前を呼んでくれた、死体になってはじめて
夢に出てきた故人にふれると、ブラウン管に
指でふれるときと全く同じ、やわらかな拒絶の触感がする
空が肌色のときだけ現れる鉄塔
一匙のくすりの粉をわけあった日が
プラセボになれますように
静物画みたいな葬儀だった
名札の安全ピンが初めての自傷だった少女 -
ネタバレ 購入済み
1巻よりさらに怖い
この手の漫画ってだいたい1巻が一番怖いイメージですが、幸か不幸か2巻のほうが段違いに怖いです。
特に、成立、末路、処理が地味にトラウマになるほど怖かった・・・。
成立にいたっては夢に見た上に、私も例の4文字が日常生活で使えなくなりました(笑)
めっちゃ怖いけど、1巻を読み返してから読むと恐怖が倍増するので、怖い思いをしたい方はぜひ・・・(笑) -
ネタバレ 購入済み
≠くだけだったはずなのに。
体験談という性質上、一つひとつの物語が妙にリアリティがあって怖い。
はっきりとしたオチがない話もあり、それが何とも言いようのない後味の悪さを残してくる。
ちなみに、単なる体験談寄せ集めのコミカライズだと思って読み進めると痛い目をみるので注意。
夜に独りで読んでいると半開きの襖や開きっぱなしのドア、上下左右からの物音が気になること気になること・・・。
恐怖は伝播するものだと思い知らされた。 -
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Posted by ブクログ
開催を知って、見に行きたいと思いつつ終わってしまった「恐怖心展」の、図録のような一冊。
展示そのものに対してはわりとSNSウケ・話題性重視といった認識だったのだけれど、存外かなりよかった。
恐怖を発症するきっかけは様々でありながら、「ひょんなことから」「なにげない画像から」「誰かの一言から」「ささやかな失敗から」、突然のうちに始まってしまうのが興味深かった。
そんなことで?という一件が、以降その人を捕え長く長く苛んでいくことになる。予期不安というか、恐怖症に伴う症状として、自分の体が思い通りにならないこともまた恐怖。
とりわけ、失敗に対する恐怖を抱く人が持ち歩いていたメモと、罪悪に対する恐怖 -
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