梨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最初はそれぞれ独立した話なのかな?と不審に思ったが(タイトルとの関連が分からなくなるので)、最終的に第八章で今までの七章分を包括した。
恐らく各章に出てくる□に関する言葉を第八章で上手くそれぞれ当てはめていけば、文が成り立つんだろうな、という事だけは分かった。
なので、第八章まで辿り着いた後、□探しの為に読み直すと面白いのかもしれない?
(今日の私はそこまで熱心ではない……)
個人的には第一章、第七章の雰囲気が好き。でももう少し詳しく教えてほしかったし続きが欲しかった。
基本的に私は「あとはご想像にお任せ」タイプの話も好きではあるけど、ちょっと「お任せ」過ぎるところもあって、物足りなく感 -
Posted by ブクログ
【内容紹介】
読み進めていくと行方不明者には何か共通点があることに気づいてしまう。もしかしたら僕らが「おいていかれた」のかもしれない
──麒麟 川島明
行方不明、と書いてみる。どうかそれがあなたにとって望みどおりの形で整っていますように
──高瀬隼子
この本は「行方不明になりたい」と切実に願った人の前にのみ現れる、「異世界への扉」──ホラー作家・梨×株式会社闇×大森時生主催の不穏な展覧会「行方不明展」が書籍化!“行方不明”をテーマに作られた、さまざまな架空の“痕跡”、全52件を完全収録。
※この書籍に収録されている展示品は全てフィクションです。
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Posted by ブクログ
ホラー界の最重要人物、梨による初の文庫本?読んでみた。
“箱”にまつわる短編集。
基本的にハッキリと意味がわかる部分はないが、それ故のよくわからない得体の知れない不気味さが今作も凄かった。
個人的に分かりやすく怖かったのは、カシル様専用というお話でした。
「練習問題」「穴埋め作業」は、小学生のテストのような問題を解いていく形式で進んでいくという、とても斬新な仕組みになっていました。
また、かわいそ笑よりも更に訳のわからない話もあり、真夜中に棺の中の死体にでき続ける水疱瘡を舐める話(虹色の水疱瘡、或いは廃墟で痙攣するケロイドが見た夢の中の風景)、四角が文中に夥しい量出てくる話(箱庭療法)など、全 -
Posted by ブクログ
ネタバレうーーーーん、面白い/面白くない とか、怖い/怖くない で評価できないというのが正直な感想。
忖度なしで本音で言うと、ただただ煩わしかった。
本の内容とサイトの内容を比較したり、QRコードから動画を確認したり、サイトが一度消去される前の情報を探さなければ分からないことがあったり。
他の方もレビューしていたが、「媒体の行き来で気が散る」「本だけで完結してほしい」、まさしくその通りだと思った。
もちろん、1つ1つの話は興味深かったし面白かった。しかし、全体を通して理解しようとした時に、大雑把かつ漠然と「何となく言わんとしてることはこういうこと?」というのは分かるが、1〜100まで全て理解しようと