梨のレビュー一覧
-
-
-
Posted by ブクログ
なたが拾ったのは、どこにでもありそうな何の変哲もない生徒手帳。
しかし、つい中を覗いてしまったその瞬間から、小さな”おかしさ”に気づく。
ある学校の生徒手帳風モキュメンタリーホラー小説です。中を開いても、書かれているのは校則ばかり。ただ、やたら書き込みや落書きが多いような……?
字のかわいい、ちょっと不真面目そうな女の子、の落とし物のようですが……。この学校の秘密とは? そして、落としたのはどんな生徒なのか?
すごく怖いわけではないけど、どこかARG的な雰囲気があるというか、リアルな質感があって面白いです。いっそ、本当の生徒手帳サイズくらいで出してほしかったな。そうしたらもっと入り込め -
Posted by ブクログ
2024年に開催された、「行方不明」をテーマにしたフェイクドキュメンタリー展示会「行方不明展」の書籍化。
さまざまな架空の"痕跡"を完全収録。
なお、本書で紹介した行方不明者を捜索する必要はありません。
実際に開催されたフェイクドキュメンタリーホラー展示会「行方不明展」の書籍化作品。
書籍内のQRコードから、動画の作品なども閲覧できます。
行方不明になりたい、と少しでも頭をよぎった事がある方は実は結構いる気がします。
ですが、この本から見られる動画でも語られる通り、「この世界で完全な行方不明は不可能」で、「観測できるのは失敗例のみ」。
「完全な行方不明」とは一体どんな -
-
-
Posted by ブクログ
賛否両論ありますが、章ごとによって面白かったのとよくわからなかったのが混在してる。
個人的に面白かったのは第4章と第6章。新しいスタイルで、「そういうやりかたもあるんだぁ」と思った。意味がわかると〜系。第3章はフリマアプリを題材にした内容で、現代ホラー感がある。
8章はなんとなくギミックはわかったけど、「だから…?」って感じ。
第5章と第7章もこれまたよくわからない。ネットでコメントみたら「退廃的だ」とか「甘美で官能的なところも」的なことも書かれていたけど、自分的にはよくわからなかった。
何よりも感じたのは文章の書き方。「〜を持って。」とか「〜日本に。」的な中途半端に文章を終わらせる書き方 -
Posted by ブクログ
理解力がなくてこの本の魅力を半分ほどしか感じ取れていない気がする。とりあえず誰の感想も考察も読まずに感想を書いてみようと思う。あらゆる境界が曖昧な文章と構成で、場面を想像しづらかった。びっくりさせて恐怖感を覚えさせるような感じではなく、恐怖感がゆっくり確実に迫ってくるような感じがして怖かった。ゼロ年代の世界そのものやゼロ年代のインターネットに対する知識がそんなにないので、なんか違う世界の話を俯瞰して読んでいるような感じがした。この話をパソコンやスマホではなく紙の本で読んでいるのが、内容とミスマッチしているような気がして、ますます現実味を感じなかった。
-
Posted by ブクログ
梨。梨でしたね〜。
ぼぎわんとか好きな人なら物足りないかも、近畿地方とか好きな人は充分楽しめ怖がれると思う。
主にネットでの話がメインになっており2ちゃんミームとかがでてくるので懐かしい気持ちで見てました。
内容的には短編がアルファベット順に載っている、ところどころ繋がりありって感じ。
ちょっと期待しすぎていたけどもまぁ面白かった。
でも正直、梨は小説よりもなんか掲示記録的な書き方の方が面白いんですよね。造語やら特殊読みが多いから小説だと飽きてきちゃう。これは休憩しながら読めたからよかった。
音声聞きながらでも良かったけど、全然スピードが遅かったからやめちゃった…あとで単独で聞きます。でも聞 -
Posted by ブクログ
まず、難しいです。
語彙や文体が(時折くどく感じるほど)堅い事もそうですが、一つ一つが新しい事にかなり鋭角に挑戦していて、「これは今何をやっているんだ?」「すごいことするなあ」という気持ちになります(その是非は私には正直分かりません)。
「ホラー」をかなり広く捉え、拡張しようとする意図を感じました。
喩えが正確かは分かりませんが、アイスも煎餅もキャンディもガムも全部引っくるめて「お菓子」と呼んでいるような状態です。「同じ種類のお菓子を色んなバージョンで食べられる」と思って臨むと、裏切られたと感じるかもしれません。
またそれぞれの短篇にはおそらく精神的に繋がりがあるのだと思うのですが、明示さ