オードリー・タンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
オードリー・タン氏の生い立ちや経歴、考え方や価値観がわかる書籍。
タン氏が社会をインクルーシブにすることを第一に考え、そのためのツールとしてデジタル技術を活用すると考えていることが良くわかった。他者に対して優位性を保ちたいという動機があるからAI脅威論が出てくるのであり、公益のためになることをしたいという動機を持てばAIは協力な補助ツールとして捉えられるという。
また、プログラミング思考=大きな問題を小さく切り分けて他者と共同で解決していく思考とする定義は目から鱗。自発的に社会課題に向き合い、異なる価値観を相互に理解し、共通の価値観を見つけて共同して事にあたるという行動様式が重要ということ。
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Posted by ブクログ
コロナ禍をテーマにした、識者たちの短いインタビュー記事が集められたものだが、人間の生死について、人間どうしの関係性について、また経済について(これに関しては私自身の基礎知識がなく、よくわからなかったが…)など、コロナ禍に限らず、人間社会が抱える普遍的で本質的な事柄が多岐にわたって言及されていた。
色々なるほどと思う言葉に出会ったが、特に、世界的な傾向にある「分断」が抱える問題について、アメリカ人経済学者の言葉が腑に落ちた。彼は、それは誰か一人の責任ではなく「差異を超えて互いに話し合うことを妨げている深い分断そのもの」が問題であると語った。特定の人物に責任を転嫁させるような報道に違和感があったが -
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Posted by ブクログ
以前読んだ「自由への手紙」と主張していることは基本的に変わらない印象。ただ、こちらはオードリー・タンが実際に行った施策などの具体例を絡めて説明されているところが、大きな違いのように思います。
そのためか、題材によってはそれに関する知識がないと分かりづらいところがあったりもしました。
「自由への手紙」と共通しているのは、相手や周囲の人の誠実さや能力を信じ、ゆだねることのように思いました。ただ半面、前提として誠実さと一定の能力があってこその話のようにも感じてしまいます。
自分個人や一部のグループの利益しか考えない人たちと相対したとき、あるいは著しく能力が低い人たちと仕事をすることになったら、