オードリー・タンのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
うーむ。
わからん。
ぶっちゃけ読めていない。理解出来ていない。かろうじて読み拾うことができる部分がわずかにあるだけという感じである。しかしながら、荒唐無稽でまったく意味がないかというと、おそらくはそうではない。
オープンソース書籍であるこの本は、今なおWEBで多くの人間の手で更新されていて、洗練され続けている……らしい。《らしい》となってしまうのは、私がこの本の趣旨を完全には理解出来ず、さざ波となっている部分を視界に入れる程度しか出来ていないからだ。
序章である第1章を含めて7つの章でまとめられているが、第1章~第7章まで読む順番は決まっていない。円環を描くように繋がっているので、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ行政DXを進めるにあたり、これまで私は主に「市民サービスの電子化」や「内部事務の効率化」という観点から捉えていた。
しかし本書では、デジタル技術を民主主義のための基盤として活用し、市民参加を促す仕組みをつくるという視点が提示されており、これまであまり意識してこなかった観点だと感じた。
日本でも、チームみらいが公約への要望をリアルタイムで反映する仕組みを取り入れ、議席を獲得した事例がある。
こうした動きを見ると、今後はデジタル技術の活用によって、民主主義のあり方そのものが変化していく可能性があるのではないかと感じた。
ちょうどそのようなことを考えていたタイミングで本書を手に取ったため、非常に -
Posted by ブクログ
オードリー・タン氏の安定感。本書はオープンソースで成長していくプロジェクト、というのが素晴らしい。おかしかったら自分で直せと。日本のカイゼンやPDCA、なめらかな社会といった考えにはサイバネティクスが通底している。pluralityを社会に浸透させていく上でのオープンソースのマインドセットの重要性。一方、オープン性だけだと、合理性の名の下で画一化が進んで協調的創造による発展が損なわれるため、pluralityによる多様性の担保でバランスを取る必要がある。plurality money、plurality市場、うまく行くんだろうか…今は結構、性善説ベースの話に聞こえるが、時代はゆっくり彼女の言う
-
Posted by ブクログ
IT革命は、人類の幸福を広げる力になる。
理由は、人と人のつながりが一気に増えるからだ。
距離や年齢をこえて、誰とでもつながれる。
つなぎ目のない社会は、より自由で流動的になる。
人は、だれかとつながっているときに幸せを感じる。
何歳になっても同じだ。
だからこそ、自分をオープンにすることが大切だ。
オープンソースのように、誰とでも学び合える状態にする。
この考え方は、行政にも必要だ。
情報を開き、市民とつながる。
それだけで、暮らしはもっと豊かになる。
「少し難しそう」「でも面白そう」
その一歩を超えること。
小さな挑戦の積み重ねが、イノベーションになる。
多くの人に否定されたこと -
-
Posted by ブクログ
多元性を尊重する価値観には大いに共感できる。目指したい価値観がいわゆるPESTを網羅した形でまとめられており、論調は極めてポジティブ。類似する形態の文書は他に思いつかないほどユニーク。
ただ著者(陣)の頭が良すぎるのかもしれないが、専門用語が前提なしにどんどん使われていくので、読み手を選ぶ本である。せめて索引は欲しかったかなとも思う。
また、ITを社会が徹底的に使うべきなのは賛同するが、やはり人間の社会性に伴う分断や紛争はそう無くならないのかなとも思ってしまう。例えば、仮にプルラリティ的な投票が常識となっても、個人が僅かに抱く不満のようなものは少しずつ蓄積されていくのではないかな、とか。
加え -
Posted by ブクログ
オードリー氏は、この世に正しい答えを知る者など誰もいない。誰もが自分にとっての正しい答えを持っていていいと若い時に悟った。同時に問題解決の責任を一個人に負わせないことの重要性を理解した。つまり、共創、協働を目指せばよい。
早くから死を意識していたオードリーはアイデアを共有するようになる。つまり、自分が死んだらアイデアも消える。今日のことは今日終わらせる習慣ができた。考えたことを吐き出してしまえば、もう怖くない。安心して寝られる。
分け合っても価値は消えない。
ネットワーク時代に知識の独占は不可能。答えは必ず共有される。
デバイス依存を感じたら25分毎に画面を閉じること。
また敢えてデバイス -
Posted by ブクログ
ネタバレAIについて、ドラえもんとのび太君を例えにしたり、自転車と山登りを使った説明をしたりと面白い。が、難を言えば同じような話が何度も出てきて少しくどい。この辺は編集の問題かもしれない。
デジタル社会について「デジタルが高齢者に使いにくいのなら、使いやすいように改良すればいい」ととても前向き。これはデジタルに特化したことではなく、全ての事に言えるのではないだろうか。
また、台湾の「鶏婆(ジーボー)」という言葉を紹介している。この字から鶏の麻婆豆腐のような料理を想像したのは私だけだろうか(笑)
これは食べ物ではなく、母鶏のようにおせっかいでうるさい台湾気質の事だそうで、自分に直接利害のないことでも -
Posted by ブクログ
ネタバレ対話する相手側に立って、調和させる(自己矛盾だけは避ける)
→エンパシー(知性や経験に基づいた理解)xシンパシー(傾聴による相手への理解)
人の話を聴く:反論や意見が湧いても、まず落ち着く
コロナなど緊急時に大切なのは情報公開と透明性
→意識した3F(Fast, Fun, Fair)
ソーシャルイノベーションとは社会を簡単に動かす
→トップダウンより素敵だなと思い行動が効果的
→いわゆる「みんなのことにみんなが協力する」定義
喜びとはGoodSpirit、ギリシャではユーダイモニア
→コーパス:人の攻撃をなるほど分析や評価
→満足感とは内側の話 -
Posted by ブクログ
私たちは誰しもが個性を持ち、一人ひとりが異なる視点と考え、死生観や宗教観、生き方や行動の仕方も生まれながらの多様な環境による影響を日々受けて生まれた時から死ぬまでそれは変化し変質し成長し進化していくだろう。
現代(2026)において、私たちはAIという皆の知識や過去の書物やあらゆる情報からの恩恵を受けることができる時代となった。これから、更に多様で多角的な影響を受け環境や人格形成から気づきの連続により複雑化していくだろう。日本において、未だAIの普及率は少ない。個人レベルでは、生成AIを使ったことがある人は2024年度時点で約26.7%と、米中などと比べてかなり低い水準にとどまり、企業では、生 -
Posted by ブクログ
多様な声を生かす未来は単一の正解を求める焦燥からは生まれない。オードリー・タンとグレン・ワイルが示す「Plurality」は対立を否定せずむしろ創造の源として迎え入れる発想だ。テクノロジーは社会を分断する刃にも協働を育む橋にもなる。彼らは後者の道を選ぶ。
AIや巨大プラットフォームに権力が集中すれば人々の声は薄れ民主主義の根が弱る。だからこそ多様な意見が可視化され互いの違いを理解し合える仕組みが欠かせない。
単なる技術論ではない。投票制度、参加型議論、市場設計など社会の基盤そのものを「協働」に向けて編み直す構想である。
世界はひとつの声に支配されるべきではない。多元性を尊ぶ社会こそが孤立 -
Posted by ブクログ
ネタバレ彼女の思考・仕事・学習・未来観を軸にまとめられた一冊で、どの章も学びが多かった。
特に印象に残ったのは「知識や体系は一人で抱え込むのではなく、仲間と共創することで築かれる」という視点。競争より共創の姿勢は、今の時代に欠かせないものだと感じた。
また、SF小説からは未来を構想する思考、詩からは少ない言葉で多くを表すプログラミング的思考を学ぶという着眼点はユニークで刺激的だった。
さらに「リーダーは管理者ではなくコーディネーター。メンバーが主体的に意見を出せる環境を作ることが役割」という考え方にも共感した。
教育観については、日本のゆとり教育に似た側面も感じつつ、主体性をどう育てるかという