オードリー・タンのレビュー一覧
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33歳で引退し、公益のために生きているという。トランスジェンダーで高IQ、中学中退などのキーワードで認識されがちなオードリータン。その心根は純粋に尊敬に値する。素晴らしい。
本著は日本で取り上げられるオードリータンの著作と似通っていてあまり目新しいことが無い。オードリータンのポリシーや考え方を述べている本であり、著作が変わろうと、ポリシーや経験譚が大きく変わる事はないからだ。
それでも改めて読むことでの気付きや共感があった。例えば、こんな表現。「AIと人間の関係はドラえもんとのび太くん」本当に忠実な表現かは置いておいて、このような例えはオードリー独特。来たるシンギュラリティをドラえもんの世 -
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ネタバレ・Humor over Rumor(ユーモアは噂を超える)
トイレットペーパーの買い占めが起きようとした際、「誰でもお尻は1つしかない。(だから安心してください)」
・2014年ひまわり運動に関与。台湾と中国がサービス貿易協定を結ぼうとしたときに学生が議会との対話を求めて国会に立てこもり。オードリータンはg0vメンターとともにネットライブ配信して学生運動を支援
→ 20の民間団体がネットを通じて話し合い、3週間で4つの要求をまとめて提出
→ 議長は全ての要求に応えてくれた
→ デモとは様々な意見があることを示す行為
→ これが民主化の歴史を変えたのでは無いか?
・ソーシャルイノベーション -
Posted by ブクログ
台湾のIT大臣として台湾社会の問題解決をしてきたオードリー・タンが、問題解決をどのように捉えているのかがわかる一冊。本のタイトル通り問題解決への4ステップと、問題解決の際にオードリーの大事にしているキーワードがふんだんに盛り込まれており、オードーリーがどんな人かよくわかります。
日本の政治家はもちろん、たとえば学校の生徒会とか、会社の総務部とかの人も自分ごとに置き換えて考えれることろはあると思います。
恥ずかしながらオードリーのことはこの本を読んで実態を知りました。天才と呼ばれるもそうではないと思っている理由を論理的に語っていたり、病弱だった子供時代や学校に行かなくなり独学していた頃の体験か -
Posted by ブクログ
ハッカーの意味合いが違った。
=コンピューターや電子回路に詳しく、技術的な課題をクリアする人
自分の思いついたことをオープンにして、他のひとに役立ててもらう
。。。。。。。。。。
反復性が高い仕事はITや機械に任す。
人間はお互いのコミュニケーションに注力していこう!
台湾の「デジタル民主主義」
ハッカーの心得
①この世界には面白いものが待っている
②自分の思いついた問題解決の方法をシェアしよう
(ほかの人が時間を無駄にしないように)
③単調でつまらないことは機械を使って自動化しよう!
④わたしたちは自由とオープンデータを追求する。どんな権威主義にも抵抗する。
⑤たえず学習する。
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まだ誰も見たことのない未来の話をしよう
語り:オードリータン
まとめ:近藤弥生子
未来の話と言っても台湾の政府として
オードリーが過去にやってきた事をベースにした話である
いかに直接民主主義をデジタルを駆使して
実現できるかと言う擬態的な話だ
しかし可能性を語るもので
鵜呑みにできる話ではないだろう
システムの前に
人間としての広い視野を身につけながらの
本気度がなければ始まらない事だろう
その上で権力による宛てがい扶持でなく
一般国民が自主的に主導しなければ
透明度が下がり利権へと流されてしまうだろう
台湾における成り行きを待つことにしよう -
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