オードリー・タンのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
何回であった。幾度もところどころ読み返しても、頭に入ってこず。、「社会的差異を超えたコラボレーションのための技術」について今までとこれから期待されること(懸念されるととも)をわけて、解説をしているのだが、鈴木健の日本語版解説で何とか、ぼんやりと掴んだか、という感覚。自分の理解が、ちょっと頼りない。ただ、これは別のところは引っ張ってきた知見だが、ICTがInformation Communication Technologyという頭文字なのが、これからはInnovation Collaboration Technologyと取り替えたほうがずっとしっくり来るだろうな、ということは納得できた。
-
Posted by ブクログ
> 社会世界は、孤立した個人の無秩序な寄せ集めでもなければ、一枚岩の全体でもない。むしろそれは、個人アイデンティティと集合的組織の両方を特徴づける、多様で交差する帰属性が織りなすものだ。(3-0 プルラリティ(多元性)とは?)
PLURALITYの思想には共感する。一方で、この思想に世界全体が染まる日は来ないだろうと感じた。
> 文明の最大の価値は、生活手段をもっと複雑にすること、つまり、人々が衣食住を持ち、あちこちに移動できるように、単純で無秩序な知的努力ではなく、大きく統合された知的努力が必要となることなのだ。(3-1 世界に生きる)
それぞれの人が知的努力を義務として必ず行う社会はどのようにしたら実現できるのか。
さまざまな観点からPLURALITY的な視点や技術を与えるカタログ的な文章が並んでおり、勤勉で多元的な社会に共感を示して語ることのできる人々だけが想定され、現実の厳しさや悪意に対抗するための方法論が欠如している。 -
Posted by ブクログ
2024/読破
一言 物事の解決にフォーカスし、参画型で考えるのは新しい視点でした。
感想 モデルX(参画型で貸し借り無しの知恵の提供)という概念が、言語化された枠組みとして初めて知れまして、勉強になりました。
プログラミングはオープンソースで学びやすいものであること、台湾は8歳から学んでいるというカルチャーの違いがびっくりでした
下記は印象に残った点
p16
少数の人が高度な専門知識を持っているよりも、大多数の人が基本的な知識を持っている方がいい
「エンパワー」の概念
トラブルやハプニングに直面した際、状況を変えようとする能力のこと
p48
「fast」「fair」「fun」
p78
「ソクラテス式問答法(対話を重ね、相手の答えに含まれる矛盾を指摘して、相手に無知を自覚させることにより、心理の認識に導く方法」
→自分の思考に対して「証拠に基づき、論理的かつ偏りなく捉えるとともに、推論過程を意識的に吟味する。反省的な思考法」のこた -
Posted by ブクログ
買ってから長い間読まずにいたけど、もっと早く読んでおけば良かった...!めちゃくちゃ面白かった。
「自分で設計したプログラムから最も縁遠い人たちに使ってもらって意見を集う」になるほどぉぉ〜...とつい唸ってしまった。ついペルソナとなるユーザーに意識を向けがちだけど、常に多角的な見方が重要だよねと改めて。
AIに言及した場面で「AIは人工知能でなく、補助的知能として捉えるべき」「AIは人間の選別に使うものではなく、あくまでイノベーションを産むためのもの。」とあり、これにも深く頷けた。
オードリー・タンさんは考え方は常に自由なのにやることは一貫してて、ほんと素敵。
もっと寛容で相互理解があり、政治・社会活動が自分事だと思えるような社会になっていけば良いなぁと思う。 -
Posted by ブクログ
コロナ禍をテーマにした、識者たちの短いインタビュー記事が集められたものだが、人間の生死について、人間どうしの関係性について、また経済について(これに関しては私自身の基礎知識がなく、よくわからなかったが…)など、コロナ禍に限らず、人間社会が抱える普遍的で本質的な事柄が多岐にわたって言及されていた。
色々なるほどと思う言葉に出会ったが、特に、世界的な傾向にある「分断」が抱える問題について、アメリカ人経済学者の言葉が腑に落ちた。彼は、それは誰か一人の責任ではなく「差異を超えて互いに話し合うことを妨げている深い分断そのもの」が問題であると語った。特定の人物に責任を転嫁させるような報道に違和感があったが、話し合い、過ちを認め合うことが「分断」から「結束」への橋渡しになると思った。