和田秀樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
精神科医の和田秀樹氏の著書です。
タイトルは「人生の軌道修正」という壮大なテーマになっています。
でも、内容的にはそこまで壮大ではありません。
常識と思い込んでいることは本当なのか?
疑って、違う視点から見てみたら、実は違うことも多いのではないか。
多様な価値観、視野で物事を考えることで、精神的な幸せを得られる可能性が高まりますよ。
という感じです。
良い悪い、真偽のほどは別にして、
視野を広げるヒント、生活ペースを変えるヒントが盛り沢山で、
新書として読んで面白い内容です。
こういう柔軟な発想って、知らず知らずに忘れてしまうんですよね。
ちょっと、生きずらいと感じている方は読むと心が軽くなるかもしれません。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分は明らかに受験においてエリートだった。だから、著者の言うように受験勉強が単に詰め込みだけではないというのはわかる。一方、受験では測れないいくつかの能力もあることもよくわかっている。その中でも一番大きなものは、受験で解く問題には正解があることが事前にわかっていることだ。受験においては論述であって正解はある。採点するのだから当たり前だ。一方で通常の世の中の問題は正解があるかどうかわからない。また、問題を解くよりも正しい問題を探してくることが重要だ。その意味で、ある種の事柄においては「受験勉強は役に立つ」ということは確実に言える。それがどの程度広い範囲の事柄なのか、と言うことがこの本の主題だと言っていいだろう。
先に自分は受験エリートだったと書いたが、小さいころから受験テクニックを積んだということではない。実際にはその逆に近い。中学受験はするつもりもなく、中学のときは歩いて2分の個人経営の塾には行っていたが、高校では3年生になってから週2回で放課後に大手予備校に行ったのみ。それでも、「受験」の問題を解くということについてはセンスがあったのか自分なりにコツをつかんだし、勉強自体も工夫をして自分なりの方法論を身に付けていった。かなり模試の成績がよかったので、私立校の滑り止めを受けるのはもったいないので、高校のときも大学のときも私立は一校も受けなかった。その受験能力を活かして、大学生時代は、代々木ゼミで数学の模試採点や入試速報作成のバイトでかなり稼がせてもらった。
歳を取った後でもそのときに身に付けた能力は健在で、30代後半で中小企業診断士という資格試験も独学と模擬試験だけで通った。特に一次試験は範囲があるマークシート方式なので、得意分野。自己採点の結果だとおそらく上位数%くらいに入っていたはず。著者は、将来において「受験で培った記憶力は必ず威力を発揮するはずだ」というがこういうところは正しくそのとおり実感できる。
著者が提唱する暗記数学というので有名らしいが、「解法パターンのストックの量と試行力の差だ」というのは当たり前だと思う。それは中学のときにも明示的に気がついていた気がする。著者が言う試行力を磨くのが肝でセンスの差になるのではないのかなと思っているが、それは「暗記」というのにはそぐわない。数学も暗記というか引き出しに入れておく知識として解いた問題のストックが必要であるという当たり前のことを言っているだけではないのだろうか。それが新しいのか。これとは別次元で共通テストなどのマークシートの数学はまた別の話で数学力とは別のテクニックがあるのはいくつかわかっているが。
全般的に言って、受験で身に付けたことが役立っているかというと、著者が言うようにYESなんだろうと思う。もちろん、こうやって本を読んで、そのこと自体を楽しむことができるのは、受験を通して得たノウハウ学力(著者は単なる知識であるコンテンツ学力に対比してこう呼ぶ)がベースにあると言って差し支えないだろう。めっきり衰えたとはいえ記憶術だって、受験で観に付けるノウハウ学力だ。
では受験というシステムに非難されるべきものがあるとして、何が非難されるべきであるかというと、その受験勉強の内容ではなく、大学入学が目的になってしまっているところだ。著者も「東大入学がひとつの「上がり」になってしまっているのは問題だ」と指摘しているまさにその点ではないかと思う。大学合格により何も達成していないのに、何事かを達成したような気になって、妙に行動が保守的になり、大したリスクでない取るべきリスクを取るという決断ができないところが問題であるように思う。それはここで語られている学力とは別の話だが。
正しく論ずる、ということは重要なことだ。 -
Posted by ブクログ
テレビの報道姿勢や内容、見せ方に対する批判が綴られています。
第一章では、テレビの医学的に間違った認識と責任性のなさについて。
第二章では、加害者は一方的に悪であり、被害者の過失には触れないことや、事件や事故防止には言及しないことについて。
第三章では、医療に対して過失ばかりを責め立てることについて。
第四章では、学力を蔑ろにするような報道を行い、子どもや親の危機感をなくしてしまうことについて。
第五章では、地方ではなく東京を中心とした報道と、それが政策となった際に地方に及ぼす影響について。
第六章では、自殺については報じるが、自殺の原因となる精神病についての報道は自粛するテレビと、自殺報道の取り扱いについて。
第七章では、高齢化する一方で幼稚化する報道と、老人の誤認イメージについて。
第八章では、テレビの白か黒の二分割思考について。
おおよそこんなところです。
内容は興味深く、2時間足らずで読めるので一読してみては… -
Posted by ブクログ
学ぶことについて知り立てて読書。
勉強法というよりは、能力向上、学ぶことの必要性についての内容という印象。13年以上前の本だが、学び続ける必要性は変わっていないため、古さは感じない。
自動思考、不安や感情のコントロールについては興味深く読ませてもらった。
後半は資格取得など生涯学習の勧め。『最短で結果が出る超勉強法』(荘司 雅彦)の内容と近い部分が多いと感じた。
新しい資格が狙い目。取得するなら国家資格、公的資格。
忘却曲線の性質を生かした復習方法。翌朝、週末に復習して記憶を強化する。
定着させ方を工夫する。理解すること覚えやすい。
読書時間:約55分
本書は知人からいただいています。有り難うございます。