【感想・ネタバレ】「がまん」するから老化するのレビュー

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Posted by ブクログ 2020年05月10日

人間はいくら歳を取っても、心と体を使い続けることで若い状態を維持できる。一方で、高齢者になればなるほど「使わないときの衰え」は早くなり、「健康のため」と称する無理なダイエットや節制が、老化のスピードを加速させてしまう。つまり「がまん」ばかりの消極的な生活を送ってはいけないのである。最新の老年精神医学...続きを読むの知見をもとに「人は感情から老化する」「やせても長生きできない」「もっと肉を食べてもいい」など、アンチエイジングの“新常識”を解説。いつまでも若々しさを保つ生き方の秘訣とは?―。

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Posted by ブクログ 2016年02月29日

健康を目指すために、血圧や血糖値、体重などの管理を徹底的にしたり、10代でのダイエットなどをし過ぎることが、返って逆効果になると著者は言いきっています。

肉や魚、脂質もよほどたくさん摂り過ぎていない限りは、適量を摂ることが、若さの秘訣になると。

セロトニンは、気持ちの穏やかさを、
ドーパミンは、...続きを読む想像力ややる気を、
それらを摂りいれられる暮らしの維持が大切だと書かれています。

改めて、食べることは生きることって感じます。

そして、前頭葉の劣化を起こさないためには、普段と同じ繰り返しの日常から出来るだけ色々なことにチャレンジしてみることを勧めています。

感情が老いることから、老いが始まるのですね。

ときめく恋愛、憧れも感情にはプラスだそうです。
美味しい物を食べることは、手っ取り早く感じられる便利な方法だと。

テレビからの情報を鵜呑みにしないで、インターネットで自分からアウトプットさせられる時代だからこそ、活用しない手はない。

そして、周りにいる老化を感じさせない人の行動や思考を良くチェックしてみることも大切!

より積極的な毎日を送るために、アンテナの方向を変えて見たり、生きるために大切な食をもっと工夫したり、身近なところで、普段と違う暮らしを実現できるんじゃないかって思いました。

和田先生の著書、もっと読みたい!!

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Posted by ブクログ 2013年12月31日

スポーツの危険性やメタボのメリット、食の欧米化が戦後の長寿に寄与したと考えられる点、知識や反復重視の教育の利点など、通常の価値観とは逆の事が多く書かれていました。

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Posted by ブクログ 2012年09月18日

アンチエイジングの秘訣をわかりやすく書いたもの。若いうちから始めることが大事らしい。常識と思われている事柄もひとつひとつ吟味している点が本書の良いところだ。

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Posted by ブクログ 2011年01月31日

ポジティブ・エイジングを考えたとき、積極的に導入したいことが
たくさん書かれていて、非常に参考になる。

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Posted by ブクログ 2018年11月17日

和田秀樹氏といえば、受験ノウハウ本で有名だが、本業は老年医学ということで、こちらの方面でも著作があるとは知らなかった。

われわれが健康づくりに取り組む際、ストイックになりがちだが、それが逆に体や心に危険をもたらしていることをわかりやすく説いている。

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Posted by ブクログ 2018年10月31日

老化のメカニズムはまだ明らかにされていないが、支持を集めている説には、細胞が酷使によって損傷するとする消耗説、ホルモンの分泌が加齢とともに減るとする内分泌説、DNAによってプログラミングされているとする遺伝子支配説、電子を失って反応しやすくなった活性酸素などによるフリーラジカル説、細胞分裂の度にDN...続きを読むAの末端が短くなって分裂できなくなるテロメラーゼ説などがある。

BMIは25を少し超えたあたりが最も長生きする。BMIが18.5未満は25〜30未満と比べて、アメリカ人の死亡率が2.5倍高く、日本人の40歳時点の平均寿命が7年ほど短い。

コレステロール値が高いと心筋梗塞などの心疾患は多くなるが、死亡率はやや高めのグループが最も低い。欧米では虚血性心疾患の死亡率が高いが、日本人はがんの死亡率の半分以下で、肉の摂取量も少ない。コレステロールの善玉・悪玉論は、動脈硬化や虚血性心疾患の観点であり、悪玉とされるLDLはがんやうつの防止の役割がある。英米と同じくらい肉を食べているフランスやイタリアは、心筋梗塞による死亡が少ない(フレンチ・パラドックス)。魚介類に含まれるコレステロールは体にいいことが定説になっている。オメガ3は脂肪の燃焼効果があり、イワシ、サンマ、マグロのトロ、キャノーラ油などに多く含まれる。オメガ6は細胞の炎症作用に関係しており、コーン油、大豆油などに多く含まれる。オメガ6とオメガ3の割合が4対1を超えないようにするのが理想。オメガ9を含むオリーブオイルにも脂肪を燃やす効果がある。

食べ始めに炭水化物を摂ると、インスリンが大量に分泌されて血糖値を下げるため、余計なカロリーを摂ることになり、血糖値が激しく変動して細胞の炎症を引き起こす。食事はタンパク質から摂るのがよい。

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Posted by ブクログ 2014年07月22日

参考になった。
BMI25程度が一番長生きと嬉しい情報。
食事を摂る。特にタンパク質。
前頭葉の刺激が大事。株投資、恋愛(浮気じゃない)、旅行、芸術鑑賞。
おしゃれをする。外観を気にする。
自分の身じかで長生きしている人の生活、生き方を参考にする。

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Posted by ブクログ 2012年03月16日

体に良くないと極端に制限すると過ぎたるは、なのだという感じか。
磯野家の年齢を現代人と比べて日本人はアンチエイジングを具現している、というような。
IgGで慢性アレルギーを防ぐとかもあったが、どちらかというと非科学的。
白か黒か因果が根拠の医学ではなく、経験が語るルールをもっと大事にしてセックスと美...続きを読む食にふければ若返る。
素敵な理論。
金が全てな現代社会。

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Posted by ブクログ 2011年12月26日

 日本の三大死因はガン(31%),心疾患(15%),脳血管疾患(14%).「心筋梗塞で死ぬ」欧米型の健康キャンペーンに異を唱え,「ガンで死ぬ」国の国民性に合った健康法を提唱している.ガンになりたくないのなら,出来損ないの細胞をなるべく作らないためにフリーラジカルを増やさない生活習慣の維持や,免疫機能...続きを読むを高めて維持することが大切である.
 ガン発生モデルの一つは,細胞分裂でミスコピーが発生しそれが増殖すること.通常,出来損ないの細胞は免疫細胞(NK細胞)に排除される.しかし,加齢と共にミスコピーは増え,NK細胞の活性が低下する.ミスコピーの数に追いつけなくなるとガンが増殖する.
 現在はミスコピーをコントロールできないが,NK細胞の活性は漫才を見て笑うことで低い人も異常に高い人も正常値に近づくという報告がある.

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 人間の老化は体力,知力よりも感情から始まる.感情の老化の原因は,①前頭葉が縮む(好奇心の低下),②動脈硬化(自発性の低下),③セロトニンという脳内伝達物質の減少(うつになりやすく意欲が低下).感情が老化すると刺激を受けることが億劫になり,体も動かさなくなる.

 2005年の日本人の一人当たりのエネルギー摂取量は戦後(2001年)並みの1904kcal.ピークは1970年の2210kcal.「厚生労働省:平成17年国民健康・栄養調査」

 医者はいくつかの症状が重なったらうつと診断する.精神的な症状は,気分の落ち込み,悲観的な認知,精神運動静止やイライラ感の増加.身体的な症状は,食欲の低下と睡眠障害.他には性欲の低下や日内変動(午前中は億劫で午後に調子が良くなるなど).

 診療療法の行動主義や行動療法が注目されている.

 血糖値や血圧に問題がなく,やや肥満という人が食事の量を減らしていくとビタミンやたんぱく質,コレステロールなどの栄養素が足りなくなり,代謝を悪くして老化を加速する場合がある.
 もし,体重を落とすのならば標準体重レベルまで.カロリーを控えるならば,甘いものや炭水化物を控えて,脂肪やたんぱく質,ビタミンなどが不足する状況を作らないこと.
 
思春期のダイエットは臓器の発達期にあたるために多くの問題がある.

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Posted by ブクログ 2011年11月29日

タイトルほどのインパクトは無かったが、
気持ちから老化していくってのは確かな気がする。
あとは主に健康法、ダイエット法への是非といった内容。
無理は良くないね。

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Posted by ブクログ 2011年03月03日

■健康
1.人間の体も脳も、加齢より使わないことによって衰える。
2.食事はまずタンパク質から。
3.病気の人には医学モデル。健康な人には栄養学モデル。
4.バイアグラは血管が若返る。
5.用語:オメガ9(エキストラバージンオイル)細胞の炎症を抑える。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年02月28日

P234
あまり知られていないことだが、高齢者福祉にかかる予算は高が知れている。
重介護が必要な高齢者のための特別養護老人ホームが100万床あれば、入りたい人全員が入所できる。そのため必要なのは4兆円。建築コストは6兆円。

P236~7
本当に国民が安心できる福祉に必要な金額はそれほど極端でもない...続きを読む。国民医療費は33兆円なのだから。
昭和40~50年代前半、美濃部亮吉都知事は、老人医療費無料化などのバラマキによって厳しい財政難を招いたと批判されるが、美濃部都政ではじめて単年度赤字になったのはオイルショックの1973年。オイルショックで赤字になったにもかかわらず、福祉に使いすぎたことが叩かれた。

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Posted by ブクログ 2011年02月21日

食べる物に気をつけたいと改めて色々と考えることができた。
でも、食べたい物を食べる、それが一番ですね。

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Posted by ブクログ 2011年02月18日

アンチエイジングについてロジカルに説明してくれており、それなりにためになった。

・若返るために避けないといけないのは体の酸化。この酸化の原因になるのが細胞の炎症。つまり細胞の炎症こそが老化の原因。炎症とは細胞を包んでいる細胞膜に傷ができた状態。
・酸化防止に効果のある食物
  ・ヨーグルトで腸内細...続きを読む菌のバランスを整える。
  ・エキルトラバージン・オリーブオイル(オメガ9の油)
  ・ワインに含まれるポリフェノール

・タイムリーニュートリション
  ・臓器の活動時間に合わせて最適な食事をすれば内臓の負担が少なく、細胞の炎症も少ない。
〈朝食〉
・朝は脂肪を代謝してタンパク質の合成が11時ごろのピークに向けた高まっていく時間帯。
・1日のエネルギーのもとになる脂肪と新しい細胞の材料となるタンパク質を摂るのがよい。
・野菜の入ったみそ汁、ご飯、魚料理、卵料理という日本の伝統的な朝食は理想的。
〈昼食〉
・肝臓の代謝機能が高まっている時間帯なのでたんぱく質をメインに摂ることが好ましい。
・生野菜に含まれるビタミンや酵素は代謝のサイクルを円滑にする。
〈間食〉
・インスリンの分泌がピークになる16-17時は、膵臓の負担が少なく糖を処理できるので、甘いものを食べても太りにくい。
・間食として抗酸化作用のあるものをなるべく摂りたい。
・カカオ成分が70%以上でミルクなどの入っていないブラックチョコレートがお薦め。
〈夕食〉
・肝臓の代謝機能が下がっている時間帯なので、動物性脂肪は控えたい。動物性脂肪を完全燃焼させられないので、内臓に負担がかかる。
・膵臓も不活発になっているので砂糖、炭水化物、果物を控えるのが望ましい。

・食べる順序も大事
 ・食事ではまずタンパク質から。
 ・炭水化物を最初に食べると血糖値が激しく上下し、内臓に大きな負担
 となって細胞の炎症を引き起こす。
 ・食べるならオメガ3脂肪酸の多い脂の乗った魚、飲むならポリフェノー
 ルの豊富な赤ワインがお薦め。

・人は感情から老化する。こころの若さを保つことも極めて重要。
・恋愛であれ友情であれ人づきあいは老化予防の特効薬。
・生産者として生涯現役でいた方がよいと同時に消費者として生涯現役
 であることも非常に大切。

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