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本書は、フロイト以降、アメリカの精神分析の変遷をたどり、心の治療がいかになされてきたかを解説。そして今日、なぜコフートの精神分析が有効なのか。対人関係における共感と依存の重要性を唱えている。心の病とは「自己がバラバラになった状態」だとコフートは言う。過去とのつながり感覚や他者との関係を喪失することで、激しい不安、怒り、妄想に悩む人々がいる。それらは精神病や神経症と診断されてきた。では、精神病と神経症の違いとは何か。精神病とは伝達物資の異常などで脳のいずれかが壊れた状態をいい、妄想や幻覚をともなう。一方、神経症は、脳ではなく心に異常をきたし、不安やパニック状態になることをいう。しかし両者の選別は難しい。そこで、精神病と神経症の間にはさまざまなパーソナリティ障害があり、それがボーダーラインや自己愛パーソナリティ障害として発見されてきたのである。数々のエピソードを交え、やさしく解説した心理学教室。
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Posted by ブクログ
前作の『「自己愛」と「依存」の精神分析』の実質下巻にあたる。一般的に有名なフロイト、ユングではなく本書ではコフートを中心とした精神分析について。
ちょっと流行るとすぐにあやかろうとする安易なアドラー概要本とは違い、前作からコフートに絞っているのが印象が良い。
専門書を除き、一般の新書版等でコフートを扱っているのは和田秀樹さんだけだろうと思う。
『まったくまともな子育てを受けていないと、中核自己ができず、われわれが相手の立場に身を置いてみても全然想像外のかたちの体験世界を持ってしまい、われわれから見て共感のしようが状態になってしまう』≪第4章 自己の病理とはなにか≫p162
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
心の病とは「自己がバラバラになった状態」だとコフートは言う。
過去とのつながり感覚や他者との関係を喪失することで、激しい不安、怒り、妄想に悩む人間の姿がある。
それらは、精神病、神経症、ボーダーライン、自己愛パーソナリティ障害などと診断されてきた。
本書では、フロイト以降、アメリカの精神分析の変遷をたどり、心の治療がいかになされてきたかを解説。
そして今日、なぜコフートの精神分析が有効なのか。
対人関係における共感と依存の重要性を唱える。
自己修復のための心理学教室。
[ 目次 ]
第1章 フロイト精神分析の変容
第2章 ボーダーラインと自己愛パーソナリティ障害
第3章 コフートとカーンバーグの治療理論
第4章 自己の病理とはなにか
第5章 壊れた自己をどう治すか
第6章 コフート心理学の現代性
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