和田秀樹のレビュー一覧
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冷たさの正体は自己責任論である。
自己責任論は強者の理論であり、弱者の意見を封殺するための方便。
さらに自己責任論を助長させているのは、本来は弱者と同じ立場、または同じ立場になり得る人も自己責任論を振りかざす点。
その結果、自分がいざ弱者になったとき、「助けてほしい」という気持ちと「こうなったのは自己責任」という2つの気持ちを抱く(認知的不協和)。この状態では精神的不調をきたしやすく、うつ病にもなる。
明日は我が身だと思い、情けはひとのためならずを実践する。辛い思いをしている人に優しくすること、自分の人生まで冷たくしないためにも実践したい。
〜メモ〜
学校教育から競争の機会が失われたことで活躍する機会が失われた。子供天国、大人地獄。社会に出た途端、上司から叱られ、世界との競争を強いられる、そりゃメンタル不調にもなるよね。子どもに競争させることは悪いことではない。
その対象は勉強以外にもスポーツや趣味、何でも良い。だからといって勉強全くしないのはどうかと思う。
「かくあるべし」思想からの脱却を目指す。
そのために月末は5時退社する。案外何も変わらないと思う。上司の実績や自己愛を傷つけるような発言はしないようにする。
アメリカでは大学卒業したエリートの中には、2年間ボランティア活動をする人もいる。それに参加した卒業生はグローバルに活躍する企業から声がかかる。企業も社会貢献活動の重要性を知っているから。
日本で大学卒業して2年も就職しなかったら、普通の就活は難しく評価されないこともある。『ライフシフト』で紹介された1998年生まれの女の子の生き方を日本で実践するのはしばらくは難しいのだろうと感じた -
Posted by ブクログ
ネタバレ落ち込んだり八つ当たりすることが多くて、どうしたらよいか知りたくて去年ぶりに再読。
自己肯定感とあげてくのと、他人といい関係築いていきたいなーって思った。
読み終えると、ご機嫌に過ごそう!って思えるので、定期的に読んだ方がいい本。
めも
感情的にならないとは、感情を持たないということではなくて、感情をもったときに問題行動を起こさないこと。
問題行動を起こしてしまう原因は大きく以下の2つなのかな。(解釈)
・自己愛が満たされていない
⇒他者を攻撃して自分の正当性を示すことで自己愛を満たそうとする
・他者との距離がうまくとれていない
⇒どう思われるか気にして断れない(自分の気持ちを殺す)
⇒察してほしい、変わってほしいなど、自分の価値観をおしつける
⇒悪口や噂話などでマイナス感情に引きずられる
どうすればいいか
・自己愛を満たす
⇒完璧を求めすぎない
⇒自分をほめる/自分の成長を信じる
⇒幸せを実感する
⇒自分を支える軸(得意分野など)を複数もっておく。これがだめでもあれがある!
⇒開き直る。過去は変えられない
⇒他者に感謝したりお礼をいうことで、良好な関係を築き自己肯定感をあげる
・他者との距離の取り方
⇒他人は変えられない。自分が変えられることを行動に起こす
⇒適度な距離感を保つ(SNSなどにしばられすぎない)
⇒自分の気持ちを殺さず、だめなときははっきりと丁寧に断る
⇒悪口や噂話にかかわらない
・そのほか
⇒笑顔でいると楽しくなる
⇒日記などに自分の感情も記載して、落ち込むときやHAPPYになるのはどんなときかを分析する
⇒週3でご褒美用意して、楽しみをつくる
⇒朝の時間に「今日1日をいい日にするにはどうするか」を考える -
Posted by ブクログ
橋田壽賀子の「認知症にかかるくらいなら安楽死したい」という発言への老年神経科医からの回答。もちろん本書は認知症のみに的を絞った本ではなく、安易なアンチエイジングに依存することなく高齢化と向き合うためのtipsが詰まっており有益。
実は、自分も橋田壽賀子氏と同様に考えていたが、認知症を単なる知的レベルの後退とみることがいかに短絡であるのかに気づかされ愕然とした。若年の知的障害者について同様のロジックを当てはめることの危険性に全く気づいていなかった。大いに反省するとともに、「認知症とは、老いをを受け入れ『自分はこれでいいのだ』という心の構えに、脳の変性によって無意識のうちに到達してしまう病気である」という著者の発想に共感した。 -
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感情は「沼」ではなく、
「流れ」だと気がづくことです。
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感情はストックではなくフロー、
出し入れがあって、
最後にいい気分になれるなら
それでいいのです。
(和田秀樹/精神科医
『感情の整理』より)
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わたしたちのココロは
ほんの少しのキッカケで
プラスになったり
マイナスになったり、忙しい
できるだけ上機嫌でいたいけど
いろんなことに反応しちゃう
不満、心配事、嫉妬、イライラ…
こんな想いは嫌だけど
やっぱりあるから仕方ない
でも
感じるココロがあるからこそ
嬉しいことにも反応できる♪
感動したり、もらい泣きしたり、
しあわせを感じたり…いっぱい
ポジティブもネガティブも
両方あって人間らしい
いろんな感情があっていいよね
あなたもわたしも -
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人の名前が瞬時に出てこないなど、自分にも当てはまることが多いと思ったので読んでみた。
筆者のいうことには、「脳科学的に40歳から記憶力が落ちるのは事実であるが、学生の時のように単語帳を作って覚えるとか、復習をするとかそういった努力をしていないことが記憶力が落ちたと感じる原因。つまり、記憶力自体はあまり変っていないが、大人になり記憶しようという努力が少なくなっていることが『記憶力が落ちた』と考える一つの理由だということ。」
さらに、大人になると記憶するべきことが多くなる。例えば人の名前を覚える時、単に名前だけを覚えるのではなくて、その顔の形や人柄、その人の会社名、役職、経歴、趣味、好みなどそういった内容も自然に覚えようとするので、それがごっちゃになってしまう。それで後で思い出そうとすると、ただ単に名前だけでは出てこないということが発生してしまう。
40歳からの記憶力を伸ばすには、歳を重ねることによって経験は増えていくのであるから、記憶の入力だけでなく、アウトプットを増やすことによって、記憶がさらに強固になっていくとのこと。
このように、本のレビューや感想を書くことも記憶を定着させるのに効果的だということ。 -
Posted by ブクログ
前作の『「自己愛」と「依存」の精神分析』の実質下巻にあたる。一般的に有名なフロイト、ユングではなく本書ではコフートを中心とした精神分析について。
ちょっと流行るとすぐにあやかろうとする安易なアドラー概要本とは違い、前作からコフートに絞っているのが印象が良い。
専門書を除き、一般の新書版等でコフートを扱っているのは和田秀樹さんだけだろうと思う。
『まったくまともな子育てを受けていないと、中核自己ができず、われわれが相手の立場に身を置いてみても全然想像外のかたちの体験世界を持ってしまい、われわれから見て共感のしようが状態になってしまう』≪第4章 自己の病理とはなにか≫p162