あらすじ
炎上が何より怖い、空気には逆らえない。こんなに気疲れする国は、もう限界だ! かつてのエコノミック・アニマルはいまや、ヒステリック・モンスター。「ミスを許さない、チャレンジを認めない、成功をたたえない(引きずりおろす)」病の核心に迫る。
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Posted by ブクログ
(2017/10/20)
久々和田さんの本。
この本で言いたかったのは、
すぐキレるな。選択肢を持て、他の可能性を考えろ、ということ。
それがなぜか決めつけ、白黒つける世の中になってしまっている。
そのほうがいいような風潮。
これは小泉さんから始まったのではないかと思う。
単純な思考、単細胞。
そのほうが小気味いいし、ワンフレーズで便利。
人間がAIに負けちゃうよ。
診察に来る人に他の可能性を示すのが精神科医の役割とか。
私はそれと同じことを神さんにやってよく怒られるが。
読みやすい良書。タイトルはちょっとどうかとおもうけど。
第1章 「今だけ、カネだけ、自分だけ」の世の中
第2章 感情にとらわれると「勘定」ができない
第3章 「ミスを許さない、成功を認めない」嫉妬の構造
第4章 感情支配社会に殺されないために
Posted by ブクログ
表題の通り、日本の息苦しさ、具体的には「転落に対する不安」が、「不安感情」というものに依存してしまっていることを原因としていることを指摘している。マスコミ的話よりも人生において「不安」とどうやって生活するかという話。
Posted by ブクログ
日本社会独特の息苦しさについて、著者の持論を述べた本。
政治を巡る問題や、それに対する国民の対応、他人に対しネガティブな感情が沸く理由など、かなり同意する部分も多いが、さすがに、飲酒運転の可否を地域によって判断すべきという説には、自宅飲みによるアルコール依存症の人数増などと比較しても、疑問を感じた。
感情にとらわれず、冷静に勘定ができる精神状態と判断能力をキープすること、そのためにも自己肯定感をもてることが大事。
Posted by ブクログ
普段読まないジャンル
通っている整形外科で借りた
2016年だし、やはりもはや古いと感じてしまう
当時の問題はずっと引きずっているのだけれど
自己責任 声高に言われて久しい
違和感を感じつつ、どんどん年月が進む
うーん、
責任を問われるのは弱者
みんなみんな疲れてるよ~
若者と高齢者の分断も寒々しいし
ちょっと距離をおいて読んだけれど示唆に富んでいた
≪ 陰湿な 社会はいずれ わが身へと ≫
Posted by ブクログ
日本の社会は試しにやってみようという発想が薄い。何かに挑戦してダメだったとしても、また別の方法で試してみればいいだけなのに。寧ろ一度で成功できることの方が少ないということを知らなければならない。逆に言えば成功するまで諦めずに試し続けられる人が成功を手にすることができる。また、完全主義を貫くのではなく中途半端かもしれないけど、まずやってみる。グレーゾーンを許容できる寛容さが大事。感情支配型社会を生き抜くための極意はちょっとした心の持ちよう。千里の道も一歩から。焦らず地道にやっていきたい。