和田秀樹のレビュー一覧
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個人的な趣味の範囲で精神分析関係の本は嫌いではないし、営業職である私にとっていろんなパターンの相手と接する場面においてこの手の本は参考になる場合が多い。
フロイトやユングという名前は比較的聞いたことがあるものの、本書はコフートという人の入門書的位置付けであるも、コフートについては聞いたことが無い人が多いかも知れない。
もちろん専門家ではないので詳しい理論については理解しようとも思わないけれども、大切なことは相手の気持ちになってみたらどう感じるだろうかということ。
ただ、相手の気持ち入り込みすぎて流されてしまっては客観的な判断はし難くなってしまうこと。
もともと人間は一人では生きてはいけず周りに頼りながら生きていくものだというようなコフートのスタンスはとても人間的であり、共感できる。
いささか内容が素人には難解で、専門的な感じが否めないが、再読すれば比較的理解出来るかもしれない。 -
Posted by ブクログ
何よりコフート心理学の特徴だと感じたのが、依存を承認していること。精神分析では発達の段階として、まず自体愛、自己愛、対象愛という順序で成長していくというのが前提なのだが、コフートは精神分析医で精神分析の創始者のフロイトの娘のアンナ・フロイトに師事していたのにも関わらず、コフートはその精神分析の発達段階とは違い、自体愛、自己愛、成熟した自己愛という段階が必要だと言っている。これらでいう自己愛とは、他者と関わる時、自分を評価して欲しいとか愛して欲しいという思いが強く、相手がどんな気持ちとか、何を考えているかという「共感」ができず、対象関係なのに、自分のことばかりに意識が向いている状態で、相手に「依存」している状態である。
フロイトはこれを対象関係ではないと認識して、これを脱却して対象愛に向かわなければいけないと言っているのだが、コフートは「人は依存しないと生きていけない」と言いお互いが成熟した依存をして共感しあう相互依存なら「ギブアンドテイク」で必要だと言っています。そしてそうしてエネルギーを補給してくれ、共感を感じる対象のことを、自分の一部のように感じる対象という意味で「自己対象」と呼びます。
そしてこの自己対象には三つの種類があり、一つが自分は大切にされている、価値のある人間だと感じさせてくれる対象を「鏡自己対象」。自分がどのように生きていけばいいのか分からない時に、生きていく方向性を与えてくれるような対象を「理想化自己対象」。自分はみんなと同じ人間なんだ、みんな一緒なんだと感じさせてくれる対象を「双子自己対象」と呼びます。これらの自己対象を上手くみつけ、お互いにギブアンドテイクな関係を作っていくことこそ、コフート心理学の特徴であり、目指すところのようです。 -
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ネタバレドラマとして10年近く前に人気が出た「ドラゴン桜」は、一般的にも知名度があると思うので、ストーリーの流れは似ていると最初に伝えておきます。
しかし、フィクションとしての内容は個人的には本作の方が好きなんです~。
理由としては、
・ドラゴン桜より、リアリティを感じられるストーリーと受験対策の内容
(作者の和田秀樹さんは、灘高→現役で東大理科Ⅲ類合格、家庭教師としての実績を持ちつつ、精神科医でもある)
おそらく、本編を読んで頂ければすぐに感づくと思いますが、
主人公で中学生レベルの学力から東大合格を目指す真紀に、受験の真髄を教える五十嵐は、作者本人と似た経歴を持っています。
さて、個人的な想像ですが、和田さんからは2つのメッセージが含まれているのではと思います。
ひとつは、世の中はやり方を知っている人が世間的な勝ち組になれる社会だけども、和田秀樹さんが持っている現状を打開する方法論は、誰にでも有効だから頑張ってくれ!
というメッセージと、
主人公の1人、受験の真髄を教える五十嵐は、ストーリーの最初では自分が世間的な勝ち組であり続けるために、和田秀樹さんが持っている方法論を使い続けています。
しかし、余命宣告をされることで、貧乏人で高校中退の真紀を東大に入れて人生を変えさせるために、和田さんの方法論を駆使するようになります。そして、真紀との二人三脚によって五十嵐はそれまでとは違った形で満たされていきます。人生は、観ようと思ったものが目の前に現れてくるものなのかな??と思いました。
ちなみに、本作は同じタイトルで映画化もされています‼ -
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ネタバレチェック項目12箇所。介護できる家族はいない、老老介護で支えようにも、支え手がいない、どうにもならなくなる現実は目前だ、方法は唯一、社会で支えること、つまり特別養護老人ホームをはじめとする介護施設を充実させていくしかない。実質的には在宅介護などという伝統は日本にはない――と言ったら驚かれるだろうか、これには、いくつも原因がある、ひとつは、戦前までの日本は、先進国(当時でも一応そう呼ばれていた)の中でもっとも短命な国だった、結核などの感染症が多く、それを克服できていなかったからだ。「認知症もかなり進んでいるから、これ以上、積極的な治療はやめましょう」と、医者が言っても、「それは困る。人工呼吸器をつけてでも、管だらけになってでも、なんでもいいから1秒でも長く生かしてください!」と、子どもが言うのだ、ここで親を安らかに逝かせてしまっては、家賃も食費も払えなくなってしまうと必死なのだ。崩壊した「介護の三種の神器」……社会的入院、介護を担う女性と、身内や地域社会のバックアップ、老老介護。アニメ『サザエさん』の原作となった新聞マンガがスタートしたのは、太平洋戦争が終わった翌年、1946年のことだ、アニメでは老けて見えるが、原作では父親の波平が54歳、母親のフネは48歳という設定だった、波平は所ジョージより年下で、フネは松田聖子より若いのである、なお、フネの年齢はアニメでは52歳という設定らしいが、それでも榊原郁恵と同い年だ。「施設で死ぬのはかわいそう」という偏った発想は、中高年の女性や、老老介護を強いられているお年寄りの負担を、さらに増やす危険がある。そもそも孤独死というのは、死の直前まで自立していた人にしか起きない、孤独死というのは、「だれにもみとられることなく息を引き取り、その後、相当期間放置されるような悲惨な孤立死(孤独死)」と厚生労働省が定義している、要するに、相当期間にわたって人が訪ねてこないという環境で暮らしていたということでもある。「特養ホームをもっとつくれ」という国民の声を無視するかのように、「渋滞を解消するために道路をつくらなければいけない」とか、「まだまだ高速道路が足りない」などとのたまう、時代錯誤の政治家や官僚がいる、高齢化や不景気の影響もあって、すでに数年前から車の数は減っているのに、である。日本ではいまだに、「ヘルパーさんに来てもらうのはなんとなく気が引ける」と思っている人も少なくない、「他人に家の中に入られるのはイヤだ」「人の手を借りなくても自分で面倒をみられる」「うちの親は、まだデイサービスに行くほどボケていない」といった理由から、サービスを受けない人がいるのが実情だ。いまは親の介護をする世代が50~60代だから、無病息災というわけにもいかない、この年代は、うつ病やがんや心臓病になりやすいし、病気やケガをしても、若いときのようにすぐにはよくならない、介護している人が、いつ具合が悪くなるかもわからない、そんなときでも、前もって要介護認定さえ受けておけば、必要になったときすぐにサービスを利用することができる。いまは、介護認定で認められた範囲内であれば、ショートステイのサービスを利用できる、むろんその理由が、「出張で家をあけなければならないから」であろうが、「海外旅行をしたいから」であろうが、「子どもの受験期間だから」であろうが、なんら問題にはされない。主治医がどのくらい親切に、かつ詳しく意見書を書いてくれるかは、要介護度を決めるうえでかなり大きなウエイトを占めている。ケアマネの数は足りていても、みんな有能なケアマネとはかぎらない、個々のケアマネの力量には、かなり大きな差があるのが実情だ。
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Posted by ブクログ
「受験は要領」4
著者 和田秀樹
出版 PHP文庫
p8より引用
“やはり人間というのは、成功体験がないと前向きにものを考え
られないし、勉強は好きになれないようだ。”
精神科医である著者による、大学受験勉強のコツを記した一冊。
過去に他社より刊行されたものの、加筆修正版。
間違った受験常識についてから本番での点の増やし方まで、著
者の実体験を交えて書かれています。
上記の引用は、文庫版まえがきでの一文。
うまくいかない時に、努力が足りないからだなどと言われても、
気が滅入るだけかもしれません。
子供の頃に勉強のコツを聞いたら、コツなど無いからとにかく
やれとしか言われたものですが、相手も知らないだけだったのか
もしれません。
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Posted by ブクログ
いつでも「現在進行形の人」でいよう
スタートを大事に⇒先行すればマイペースに進められる。できることも増える
「気さくさ」を身につけておこう
丁寧な受け答え⇒無理してがんばるのではなく、常に丁寧に明るくしていればOK
節目を大切にしよう
節目を自分(我が家)流に⇒マイペースが作れる。負の節目もプラスに変換
礼儀はつねに「一対一の関係」と考えよう
どんな立場の相手でも仕事でも一対一の礼儀を一貫する
争わずに、一対一の関係が苦手な人。と割り切る
「思い込み」の強い人ほど幼児性が目立つ
思い込みは捨てて柔軟性を。次善の策は悪い事ではない
代役・代理でも力を発揮できるのが争いの嫌いな人
代理代役はただの代わりではない。誰でよくないし、テストの代わりにもなる。
自分からつかもうとしなくても訪れるもの
代役でもどこまで務まるか、問題解決能力が示せるか
「率先して後片づけをする」人は勝ち組になる
後が続いてくれる。リーダーシップの発揮に打ってつけ
「読書の世界」が争いを忘れさせる
本の内容は争いなく素直に受け入れられる。
またその心構えができるようになる。
相手のコツを「盗む」ことが大切
いいものは真似る。上を見る。
⇒できる人と仕事をするのはチャンス。みんな何かの取り柄があり、そこを狙う。
人を手伝うことは距離を縮めるいいチャンス
「自分の時間割」を守ろう
習慣の力。型にはめれば最低限の結果は出せる。
時間割を守って付き合いが悪いといわれる
⇒本当は羨ましい
「じっくり話し合う」姿勢を貫こう
話し合うのは争うためではなく、わかりあうため
逃げる、黙るでは伝わらない
小さな負けにこだわらず大きな勝ちを