あらすじ
不祥事の隠蔽や談合など、経営者が致命的な判断ミスをした結果、会社が危機に陥るという事例は近年、枚挙に暇がない。頭がよく、経験も豊富なはずの経営者たちが、なぜそんな判断ミスをしてしまうのだろうか?
その理由は、判断の際にかかる様々な「心理的バイアス」。これを理解していないと、その時は正しいと思い込んでいても、後で考えると「なぜこんな判断を?」と思うような選択をしてしまうことがあるのだ。
本書は、そういった心理学的な見地から「判断力の磨き方」を説く。「二分割思考」「過度の一般化」「レッテル貼り」などといった「思考をゆがめるワナ」を多数紹介し、それを回避し、常に冷静で客観的な判断を下すための技術を説く。
今までなかった、一風変わったビジネススキル解説書。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「日本人は権威者の発言にとても弱い」
失敗は成功のもと、失敗したらよく原因を追究しなければなりません。また他人の失敗を知っていれば同じ轍を踏むことはありません。失敗しない判断力を磨くことには多くの失敗から学ぶことが必要なのです。いつまでもちょっとした成功体験に縛られ続けず、成功の本質を見極めましょう。最近、うまくいってないという人、必読です。
Posted by ブクログ
フォトリーディング&高速リーディング。
時事的な話題を失敗例として取り入れているので、今では古い感じがするが、短期的視点・長期的視点や、バイアスのかかった物の見方など、参考になった。
Posted by ブクログ
心理学の重要性
人の判断をゆがめる不適応思考を知る
二分割思考のワナ―何事も白黒つけることの危険性
完全主義志向―100点にこだわることで判断を誤る
<交渉時や、受験勉強の際時間を効率的につかえるか>
認知的不協和音
自分の立場や思想信条に都合が悪いことを認めようとしないために、認知がゆがんでしまう現象
自動思考―ネガティブな時は注意
集団心理
失敗学の重要性
メタ認知を生かす