あらすじ
連載を抱えながら年間40冊の本を出し、カウンセリングや大学教授の仕事をこなし、3つの会社を経営して利益をきちんと確保し、最近は映画監督としても活躍する。超多忙な生活を送る著者は、いかに時間使いの名手となったのか? 自分が食べたものを記録し、食生活を見直す“レコーディング・ダイエット”の発想を時間管理に応用し、こまめに時間を記録・分析すれば、誰でも簡単に時間の質を飛躍的に高めることができる。あなたはテレビドラマが9時52分に終わってから10時まで何をしているだろうか? 「時間が足りない」と言いながら、無自覚にムダな時間を過ごしていないだろうか? 「自分の読む速さ、話す速さを知る」「お金をかけて時間をつくる」「楽しいことから先にやる」「似たような仕事はまとめる」など、著者が失敗から学んだノウハウを実践することで、スキマ時間が生まれ、あなたの成果は倍増する! たかが1分、されど1分なのである。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1分間をムダにしない技術
著:和田 秀樹
PHP新書 605
仕事時間を、1分あまさず、使い倒そうというのが、本書の主張です。
良書 具体的でわかりやすいとおもいました。
気になったのは、以下です。
仕事をするときの時間は、集中して有効に使っているつもりである。ちょっとした、スキマ時間でも、必ず何かをしている。
人間は、目標ができると大きく変わることができる
時間を意識しないことが、いかにコスト高となり、目標達成に大きなマイナスとなるかということを痛感した
人間の感覚というのは曖昧でいい加減なものだ
時間をつくる方法としては、ムダな時間をなくすほかに、時間の質を意識することが重要になってくる
時間には、4つのタイプがある
①生きるために必要な時間 睡眠、食事、トイレ
②娯楽・リラックスの時間 楽しみがなくなると、能率が落ちるだけでなく、鬱になったりする
③生産的な時間
④ムダな時間
睡眠時間は削ってはいけない
通勤時間は宝の山
どの仕事に何分かかるかを、把握する
時間をメモに記録したら、見直して考える時間をつくる
本や書類を読むには、何分かかるか ⇒1分で、600文字
新聞の社説は、3分で読める
話すスピード ⇒ 1分間に350文字程度
和田式勉強法
①合格点主義、合計点主義
②時間当たり、密度の高い勉強をする
③残すこと、記録すること
几帳面にスケジュール帳をつくることはムダ
スキマ時間に何ができるかをあらかじめ準備する
30秒で
1分で
5分で
10分で
30分で
1時間で
パソコンを起動している間に何をする
苦手なことには手を出さない
早寝、早起き、朝ご飯
30秒 メモをとる
スケジュールを確認する
1分 600文字読める
自分のアイデアを伝える
メールのチェック
リラックスする
2分 雑誌でネタさがし
3分 プレゼンをまとめる
ラジオ体操
何かたべる
音楽を聴く
電話をする
少し寝る
90分したら、休憩をいれる
2日以上残業はしない
目次
まえがき
序章 私が六つの仕事をこなせるわけ
第1章 私はいかにして時間の使い方の名手となったのか
第2章 時間をつくり出す思考法
第3章 時間を四つに分類する
第4章 時間レコーディングのすすめ
第5章 順番を変えると時間が生まれる
第6章 時間を有効に使うテクニック
第7章 「超」スキマ時間活用術―わずか一分でもできることがある
終章 老後よりも今の時間を大切にする
ISBN:9784569709024
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:208ページ
定価:720円(本体)
2009年07月01日第1版第1刷
Posted by ブクログ
1分間でできることは意外に多いのだと思った。パソコンの起動時間や飲食店のメニュー選びなど、わずかな時間も効率的に利用して密度の濃い日々を過ごしていきたい。
まずは、通勤時間でスマホのゲームをせず、小説でもいいから読書の時間に充てたいと思う。
Posted by ブクログ
目的を定めたら、その目的を達成するために時間を極大化することが重要だ。時間をつくり出すためには、ある程度お金をかけるとこが必要なこともある。
1日24時間→質を高める
→出来ることが増え、感覚として時間が伸びた気がする
出生率を高めて、人数を増やすことを考えるよりも、いかに生産性の高い人を増やすかが重要なのである。
「単位時間当たりの生産性」を高める
勉強は「時間」ではなく「量」で考えなければならない。
どんな時間でも、「そこから学ぶべきものはないか」を意識しながら過ごす
①生きるために必要な時間
②娯楽、リラックスの時間
Posted by ブクログ
年間40冊の本を出し、カウンセリングや大学教授の仕事をこなし、3つの会社を経営し、映画の撮影も行うという超多忙な生活を送る著者の時間管理術の指南本。
単位時間当たりの生産量を高めるという時間管理の基本を再認識できた。また、時間レコーディングやスキマ時間にできることのリストアップなど、実践的な技術が紹介されており、時間の有効活用を図っていく上で参考になった。
ただ、前半の著者の時間の使い方の経験談(自慢話?)は、やや冗長に感じた。
Posted by ブクログ
1分あれば何ができるか。
・テレビCMなら4本流せる。
・漢検の読み書き問題なら10問解ける。
・600文字の本なら1ページ読める。
このように例を挙げられると、この先の一分間、ただぼうっとして過ごすか、濃密な時間を過ごすかの選択とその積み重ねにより、これからの自分の成長度が大きく左右されるだろうことが容易に予測つく。
著者は、「時間にケチ」になることで、人の数倍、時間を有効に使えるようになるという。時間にケチとはすなわち、「ムダな時間を生産的な時間に変える」「物事に取組む際、量(時間)ではなく質(効率のよさ)を意識する」「自分が何にどれだけ時間を使っているかを記録して見直す」「効率よく時間を使うために行動の順序を考える」ことである。
この本を読んでいる間中、1分間の時間の重みをヒシヒシと感じながら、非常に有意義な時間を過ごせた。
Posted by ブクログ
最近、以前と比べ、時間を有効に使えていないと多々思うことがあり、以前読んだ本を読み返してみました。
昔は、こんな風に1分を無駄にしないようにしていたのに、
反省しきり・・・
Posted by ブクログ
いろいろなことをしてみたい、スキルアップを図りたい等どうしても時間が足りないとなってしまうので読んでみました。
時間の使い方や目標の設定、すきま時間をどのように使うか?
とても参考になりました。
少しずつ時間の使い方を改善して、時間を有効に使っていきたいです。
Posted by ブクログ
大体は、「時間の使い方が大事」っていうことを、
具体例をたくさんあげながら説明してる。
1分間の使い方も、
最後には具体的に説明してる。
わかりやすくていい本だなと感じたよ。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
年間四〇冊の本を出し、カウンセリングや大学教授の仕事をこなし、三つの会社を経営して利益をきちんと確保する。
超多忙な生活を送る著者は、いかに時間使いの名手となったのか?
“レコーディング・ダイエット”の発想を時間管理に応用し、こまめに時間を記録・分析すれば、誰でも簡単に時間の質を飛躍的に高めることができる。
さらに、「自分の読む速さ、話す速さを知る」「お金をかけて時間をつくる」「似たような仕事はまとめる」などのノウハウを実践することで、あなたの成果は倍増する。
[ 目次 ]
序章 私が六つの仕事をこなせるわけ
第1章 私はいかにして時間の使い方の名手となったのか
第2章 時間をつくり出す思考法
第3章 時間を四つに分類する
第4章 時間レコーディングのすすめ
第5章 順番を変えると時間が生まれる
第6章 時間を有効に使うテクニック
第7章 「超」スキマ時間活用術―わずか一分でもできることがある
終章 老後よりも今の時間を大切にする
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
要約すると無駄な時間を無くしてマルチタスクで頑張りましょうってことだったと思う。作業時間の把握とかは実は結構できてなかったりするんじゃないかな。著者の経歴が凄すぎてひく。
Posted by ブクログ
真新しい技術はとくになかったですが、ときどきこういう時間節約本を読むと、身が引き締まって良いです。
1時間ちょっとあれば読み終わるので、この本に費やした時間的コストよりも、プラスになったことの方が多いと思われます。
アリ。
Posted by ブクログ
時間を管理していくという考えには納得できる。興味深いことには、いかに無意識的に我々は無為に日々を過ごしているのかを思い知らされることである。単に無用の用を無くすような、人間が持つべき自律的回復については否定をしていないところにバランスさも見て取れる。
Posted by ブクログ
一応はビジネスパーソン向けだが、著者の得意な受験視点での話が大部分であり、やや通常の社会人としての感覚が低いように思える。
ひとつひとつの時間管理術・効率アップの方法にも、特別目新しいことはなかった。
しかしながら、これをきっかけに「無駄な時間」については努めて注意をしていこうと思う。
Posted by ブクログ
・完璧主義やりも合格点主義
・得意な仕事を活かして、トータルで合格点を取る
・新しい仕事だけではなく、既存の仕事のフォローをしっかり行う
・スキマ時間のために、時間ごとに準備をする
1分あったら○○する
5分あったら○○する
10分あったら○○する
30分あったら○○する
1時間あったら○○する
Posted by ブクログ
【ソーシャルライブラリーから引っ越し中】
著者は受験業界ではそこそこ有名な人。受験や勉強を肯定的にとらえてそのためのノウハウについて得意な人でもある。
時間を有効に使うための本という意味ではいい本だと思います。ぜひ有効に使いたい。
著者はかなりの目的志向型、合理型の人。フィーリング重視の人には合わないかも。
Posted by ブクログ
著者の経験から時間の使い方についてアドバイスが書いてある本。
うまく時間を使えている人はそもそも睡眠時間が極端に短い人が多く、あまり参考にならないと思っていたが、著者は平均的な時間。
食事などの生活に必要な時間や趣味など楽しみの時間、仕事など生産性のある時間ではなそのままに、とにかくムダな時間を減らすというのがこの本の言わんとするところだ。
スキマ時間をうまく使うこと、効率よく仕事をすることなど目新しいことは書いていないのだが、時間を「レコーディング」して無駄な時間を減らしてみようと思った。
1分、3分などというスキマ時間でこなせる仕事の具体例がもう少しあればより参考になると思う。
Posted by ブクログ
時間を有効に使いましょうという本。効率的に時間を使うと何がいいのか、どうすれば時間をムダなく使えるのかが書かれていました。ぼーっとするのとリラックスするのは違うし、時間の使い方を意識しないとね。
Posted by ブクログ
この人のことは知らなかった(恥)んだけど、
本当に頭がよく、要領がいいんだな~と。
真似は出来ないけれど、少しづづ取り入れていくと、
もっと色んなことが出来るんだろう?
Posted by ブクログ
1分間で何が出来るか。テレビのコマーシャルは1本15秒程度であることを考えると、1分とは4つの商品を紹介し、買いたいと思わせることが出来る時間の長さである。そんな貴重な1分を非常に効率よく使い、作者は受験勉強を乗り越え、現在は6つの仕事を行っている。そんな作者の時間の使い方を紹介している本です。
高校生活、「必要な勉強」を「限られた時間」の中で確実に行う方法のヒントが見つかるかもしれません。自分に合うと思う方法を取捨選択し、活かしてみてはどうでしょう。
Posted by ブクログ
この本だけでは時間術に関する知識は断片的にならざるを得ないので下記の本等も参考にしてはいかがでしょうか。
① 『成功術 時間の戦略』 鎌田浩毅 文春新書
↑↑ ここに時間管理に関する私見を載せています。
② 『1分間をムダにしない技術』 和田秀樹 PHP新書
③ 『レバレッジ時間術』 本田直之 幻冬舎新書
④ 『「なぜか、仕事が速い人」の時間管理術』 松本幸夫 アスキー新書
⑤ 『人生の質を高める時間術』野村正樹 NHK生活人新書
Posted by ブクログ
前半は、著者の自慢話しに聞こえなくもないが、全体的には、実体験からくる時間節約術とその哲学に、説得力を強く感じる内容であった。
日常の「時間」を「コスト」と見なして行動していく考え方は、とても参考になり今後実践してみようと思う。
覚えておきたいフレーズ
・完璧主義より合格点主義
・老後より今の時間を大切にする。
・仕事の順番が成果を左右する。
・スキマ時間のための準備をしておく。
Posted by ブクログ
先日も外部研修に参加してきたが、タイムマネジメントは最近のテーマの一つ。
アプローチの仕方や切り口は同じではないが、結果的には相通じるものが多い内容だった。
「自分を知る」「予定が狂った場合のバッファーを読む」などは好例。ただし、より具体的に「1分あったら自分が出来ること」「30秒あったら出来ることなどを知る」という発想、更に「自分の読む早さ、話す速さを知る」「似たような仕事はまとめる」は、あるようで無い視点だと思う。
目新しかったのは「楽しいことから先にやる」「完璧主義より合格点主義」など、ビジネスの分野では、えっ?と思われるようなアプローチでの成功事例や、それがもたらす効用などが語られていた点。
だが、やはり重要なのは、常に時間と言うものに対して意識を持ち続けることに尽きるだろう。
Posted by ブクログ
『1分間をムダにしない技術』(和田秀樹、2009年、PHP新書)
精神科医の仕事、実業家として会社経営の仕事、本の執筆、大学での教鞭を見事なまでにこなす和田氏の時間活用術。それも睡眠時間を削りその分を仕事に充てるという方法ではない。
和田氏による時間の分類は以下の4つ。(1)生きるために必要な時間、(2)娯楽・リラックスの時間、(3)生産的な時間(仕事、勉強、情報収集など)、(4)無駄な情報。
以上の時間の分類を踏まえた上で、和田氏はまずは自分の時間の使い方を知ることが大事とする。その上で、無駄な時間をなくして生産的な時間を増やすことが重要であると指摘。
これは余談であるが、無駄な時間をできるだけ切り詰めて生産的なことを行えという文章を読んで、エンデの小説『モモ』に出てくる時間泥棒を思い出した。
しかし、その無駄の切り詰めがゆくゆくは自分の人生に大きなプラスとなって返ってくるのだということを和田氏は力説している。『モモ』に出てくる住人たちのように、人生の本質を見失ってまで無駄を切り詰めるべきだとは思わないが…
(2009年7月8日)