和田秀樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
高齢者向け精神科医で、多数の著作でも知られる著者の「良く生きるために読む高年世代の生活学」。
「老化と病気」、「心の整え方」、「体の整え方」、「暮らしの中の知恵」、等高齢者向けにほぼ生活全般をカバーした内容となっている。
高齢者であっても、ストレスとなるガマンや、発散のためギャンブル、および好色を否定していないところは、一般的な高齢者向けのアドバイスとは180度違って新鮮だった。
一方、多すぎる処方薬とX線及びCTを使う健康診断については、医師の近藤誠氏の著者からの引用を主としているが、エビデンスを上げてその効果を否定し、受けるべきではないとしているところは衝撃的。さらに、胸部エックス線撮影は1964年にWHOから中止勧告を受けているにもかかわらず現在に至るまで続いているのは厚労省と健診業界の癒着が理由とまで記載されているに至っては、ここまで書いて大丈夫か?と心配になった。
また、エックス線やCTだけでなく、健診自体が有害であることも、フィンランドでの比較試験の結果を上げて主張している。
医療費の増大が問題となって久しいが、本気でそれを解決したいのであれば、上記の健診問題についても真剣に検討されるべきでは、と強く思ったが本当に「癒着」があるのであれば、健診削減あるいは中止が公の場で議論されることは無いんだろうな~、というあきらめの気持ちも同時に感じた。
健診推進派の反対意見を伺いたいところである。 -
購入済み
全体的に、言葉は優しいが、耳が痛くなる話が多い。大事なことは「完璧主義をやめろ」という一点。この本自体が「ほどほどの合格点」で世の中に出たものという感じ。
ただ、完璧主義で生きてきた人間としては、完璧主義をやめること(ほどほどで満足すること)は非常にストレスで、疲れる。半日は頑張れるが、だんだんこれでいいのか?と不安になってきて、揺り戻しで、完璧にやらずにはいられなくなってくる。
研究からの引用が少ないためにかえって読みやすく、主張がスッと入ってくるのは良いところ。
男性目線なところに、時々違和感を覚える。 -
Posted by ブクログ
この本を読めば、老後について必要以上に不安に感じることはなくなる。若いうちから自分に無理をして、老後の資金を確保するために働かなくていい。ある年齢を過ぎたら、仕事に邁進するよりも、自分で楽しいと感じられる時間を多く持てることの方が、老後の幸せにつながることに気づかされる。
日本は税金を払っているのに社会から守ってもらうのは恥だと思っている人が非常に多い。年金だけでは暮らしていけない。だが生活保護となると、世間体もあり及び腰になる。国がやるべきは国民の老後の不安をあおるのではなく、堂々と生活保護を受けられる仕組みをつくることではないのか。
老後を過ごす上で不安に感じるのは、お金と病気でないか。特に認知症は、脳の病気でその症状も十人十色。自分の親、もしくは自分が認知症となると、その家族はきっと頭を悩ませることだろう。しかし認知症である本人はどうかと言えば、むしろ多幸感に満ちているという。「その人の最もいい時代に戻る」といった方が近いのかもしれない。わずらわしいものから解き放たれることで、本人にとっては楽しい思い出に浸って、のんびり過ごせる。本人は苦しんでいるわけじゃない。そう考えると、認知症を目の当たりにして向き合う者にとって、少しは心の負担が軽くなるのではないか。
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Posted by ブクログ
ヤングオールドからオールドオールドへ
長生きなんてしたくないといつも思っている私には
いい本でした
うん、前向きになれました
高年者よ、反逆の旗を振れ!
団塊で競争ばかりだった世代
旗振ってましたよね
なんか物わかりのいい爺さん婆さんになってますよね
高年者よ、もっと肉と光を
お肉食べて外へ出よう
一人でいいよね
テレビを捨てる
文を書く
これは実践できてるな
コロナ禍で一層
若い世代との分断が意図的にふりまかれています
生産性ばかりに目を向けると自分たちに返ってきます
ブーメランのように
≪ 歳を取り かすむ目で見る この世界 ≫
興味深く読みました -
Posted by ブクログ
【キーアイデア】
『前頭葉の萎縮』
【目的】
アンチエイジングに役立てるため
【引用】
・前頭葉が委縮すると、意欲がなくなるので、何かにつけて「面倒くさい」「別にやらなくてもいい」「どうでもいいじゃない」といった、「やる気のない」言葉が増えてきます。
・さらに、感情のコントルールがしにくくなるため、自分の考えに固執したり、怒りっぽくなったり、いつまでも涙がとまらなくなったり、柔軟性がなくなったり、といったことが起こります。
・本来、感情を制御して怒りや興奮を収める役割の前頭葉が老化で委縮し、きちんと働いていないために起こっているのが、冷静さを欠いた行動であり、怒りの暴走なのです。
・優しさや人付き合いの良さは、男性ホルモンのなせる業
・男性ホルモンの特性
①人付き合いがよくなる
②好奇心、意欲が旺盛になる
③人に対して優しくなる
・恋多き女に豊富なのは女性ホルモンではなく、男性ホルモンです。なぜなら、女性ホルモンが優位な人は言い寄られる側だったり、1人の男性に尽くす特性があり、いろんな人と恋ができるのは、男性ホルモンが優位だからなのです。
・男性ホルモンの特性である「好奇心・意欲」と「感情の老化」とは、非常に深い関係があります。
・「まあ、いいや」の口癖が老化のもと
・いつもと同じ、単調な生活が脳を老けさせる
・肉を食べるのに最適な時間は、夕食ではなく、肝臓の働きが活発な朝食か昼食の時間です。肉に含まれるアミノ酸を分解したり、それをもとにたんぱく質を合成したりするのが肝臓の働きですが、18時以降は肝臓の働きが悪くなるため、肉を取ってもあまり分解できず、かなりの割合で無駄になる可能性があります。
・感情老化を防ぐポイント
①自分が楽しめることを最優先に
②最初から答えを求めすぎない
③はじめてのことにトライする
④ちょっとリスキーなことにも挑戦してみる
⑤恋する気持ちを味わってみる
・「老化の原因は”細胞の炎症”である」
・慢性型アレルギーには、特に腸の炎症反応を引き起こすという問題があります。そうすると、細胞内に栄養が届きにくくなり、さらにそこで参加が起こるため、そういった状態が数日間続き、その間に老化が進むと考えられます。
・老化防止には腸の健康を保つことがとても大切なのです。
【感想】
年齢を重ねて精神的に落ち着き、穏やかな性格になるのが理想的なわけではない。意欲が減退しただけ。行動するのが億劫になったり、面倒くさいと感じたり、「まあいいや」が老化のサイン。意識して行動を心がけないと、感情の老化が進む。
【学んだこと】
男性更年期障害として、中年太り、性欲減退、しつこく残る疲労感、記憶力の低下が挙げられているが、どれも身近なもの。食事の内容も生活習慣も含めてアンチエイジング。いつまでも若くありたいという気持ちに素直になって行動してみる。
【行動】
平日の昼休みに、外に出て日光を浴びる
アレルギー検査を受ける -
Posted by ブクログ
日本人は休むことを「甘え」ととらえ、恥ずかしいことだと考える傾向がある。
会社は絶対に行くべきところであり、休むなんて許されないと思い込み、自分自身にガマンを強いている。会社に行きたくなくても、耐えるしかない。
第一に守るべきは自分の心と体の健康であって、上司の評価や会社の仕事が滞りなく進むことではない。
会社の中で広く浅い人間関係を求めることは仲間外れにされることを恐れ、みんなに嫌われないように振る舞うことを意味する。自分が周囲に「どう思われているか」「どう見られているか」を気にし、嫌われないために周囲に合わせる一方で、素の自分を押し殺すためだんだん窮屈になっていく。
本音を言い、ありのままの自分を出すことがストレスを溜めない方法である。
そうすると、あなたのことを嫌う人も出てくるだろう。ただその一方で、あなたを好きになってくれる人もでてくる。自分の個性を隠し続けていたら、誰にも嫌われずにすむかもしれないが、誰かに好かれることもないだろう。
そもそもガマンは目指す成果にたどり着くまでのプロセスである。それなのに、ガマンが目的化すると「会社に行きたくないけど、ガマンして行けば給料をもらえる」と考えるようになる。
そこに精神的な満足感は生まれない。
人づき合いが苦しければ好きな人とだけつき合えばいいし、職場に行くのがツラいなら自分に合う仕事を探せばいい。すべてにおいて選択権は自分にあることを認識する。
自分のために、安楽になれる道を選ぶこともひとつである。
ガマンをしたら幸せになるのではない。ガマンをやめたら幸せになれるのだ。