和田秀樹のレビュー一覧
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冷たさの正体は自己責任論である。
自己責任論は強者の理論であり、弱者の意見を封殺するための方便。
さらに自己責任論を助長させているのは、本来は弱者と同じ立場、または同じ立場になり得る人も自己責任論を振りかざす点。
その結果、自分がいざ弱者になったとき、「助けてほしい」という気持ちと「こうなったのは自己責任」という2つの気持ちを抱く(認知的不協和)。この状態では精神的不調をきたしやすく、うつ病にもなる。
明日は我が身だと思い、情けはひとのためならずを実践する。辛い思いをしている人に優しくすること、自分の人生まで冷たくしないためにも実践したい。
〜メモ〜
学校教育から競争の機会が失われたこ -
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ネタバレ落ち込んだり八つ当たりすることが多くて、どうしたらよいか知りたくて去年ぶりに再読。
自己肯定感とあげてくのと、他人といい関係築いていきたいなーって思った。
読み終えると、ご機嫌に過ごそう!って思えるので、定期的に読んだ方がいい本。
めも
感情的にならないとは、感情を持たないということではなくて、感情をもったときに問題行動を起こさないこと。
問題行動を起こしてしまう原因は大きく以下の2つなのかな。(解釈)
・自己愛が満たされていない
⇒他者を攻撃して自分の正当性を示すことで自己愛を満たそうとする
・他者との距離がうまくとれていない
⇒どう思われるか気にして断れない(自分の気持ちを殺す -
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橋田壽賀子の「認知症にかかるくらいなら安楽死したい」という発言への老年神経科医からの回答。もちろん本書は認知症のみに的を絞った本ではなく、安易なアンチエイジングに依存することなく高齢化と向き合うためのtipsが詰まっており有益。
実は、自分も橋田壽賀子氏と同様に考えていたが、認知症を単なる知的レベルの後退とみることがいかに短絡であるのかに気づかされ愕然とした。若年の知的障害者について同様のロジックを当てはめることの危険性に全く気づいていなかった。大いに反省するとともに、「認知症とは、老いをを受け入れ『自分はこれでいいのだ』という心の構えに、脳の変性によって無意識のうちに到達してしまう病気であ -
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感情は「沼」ではなく、
「流れ」だと気がづくことです。
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感情はストックではなくフロー、
出し入れがあって、
最後にいい気分になれるなら
それでいいのです。
(和田秀樹/精神科医
『感情の整理』より)
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わたしたちのココロは
ほんの少しのキッカケで
プラスになったり
マイナスになったり、忙しい
できるだけ上機嫌でいたいけど
いろんなことに反応しちゃう
不満、心配事、嫉妬、イライラ…
こんな想いは嫌だけど
やっぱりあるから仕方ない
でも
感じるココロがあるからこそ
嬉しいことにも反応できる♪
感動したり、もらい泣きしたり、
しあわせを感じたり…いっぱい
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人の名前が瞬時に出てこないなど、自分にも当てはまることが多いと思ったので読んでみた。
筆者のいうことには、「脳科学的に40歳から記憶力が落ちるのは事実であるが、学生の時のように単語帳を作って覚えるとか、復習をするとかそういった努力をしていないことが記憶力が落ちたと感じる原因。つまり、記憶力自体はあまり変っていないが、大人になり記憶しようという努力が少なくなっていることが『記憶力が落ちた』と考える一つの理由だということ。」
さらに、大人になると記憶するべきことが多くなる。例えば人の名前を覚える時、単に名前だけを覚えるのではなくて、その顔の形や人柄、その人の会社名、役職、経歴、趣味、好みなど -
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前作の『「自己愛」と「依存」の精神分析』の実質下巻にあたる。一般的に有名なフロイト、ユングではなく本書ではコフートを中心とした精神分析について。
ちょっと流行るとすぐにあやかろうとする安易なアドラー概要本とは違い、前作からコフートに絞っているのが印象が良い。
専門書を除き、一般の新書版等でコフートを扱っているのは和田秀樹さんだけだろうと思う。
『まったくまともな子育てを受けていないと、中核自己ができず、われわれが相手の立場に身を置いてみても全然想像外のかたちの体験世界を持ってしまい、われわれから見て共感のしようが状態になってしまう』≪第4章 自己の病理とはなにか≫p162