この国の冷たさの正体 一億総「自己責任」時代を生き抜く

この国の冷たさの正体 一億総「自己責任」時代を生き抜く

760円 (税込)

3pt

3.6

なぜこの国はかくも殺伐としているのか? 個人、組織、そして国家、どの位相でもいびつな「自己責任」の論理が幅を利かせる。「自由」よりも強者の下で威張ることをえらび、「平等」より水に落ちた犬を叩く。私たちを取り巻く病理を全解剖。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この国の冷たさの正体 一億総「自己責任」時代を生き抜く のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「自己責任」という言葉があります。

    もちろん自分の責任で物事を処理しなくては
    ならない事態とういうのは存在します。

    しかしテロリストに誘拐されても、体が不自
    由なため周りに少しばかり迷惑をかけてしま
    っても「自己責任」でなんとかしろ、と言っ
    てくる世間があります。

    この自己責任という言葉は思考

    0
    2022年04月26日

    Posted by ブクログ

    冷たさの正体は自己責任論である。
    自己責任論は強者の理論であり、弱者の意見を封殺するための方便。

    さらに自己責任論を助長させているのは、本来は弱者と同じ立場、または同じ立場になり得る人も自己責任論を振りかざす点。
    その結果、自分がいざ弱者になったとき、「助けてほしい」という気持ちと「こうなったのは

    0
    2021年01月02日

    Posted by ブクログ

    子どもたちの間でいじめが止まないのはやっぱりこの国が弱い者いじめの国だからじゃないだろうか。もし自分がその立場になったらと想像したら、そんなに簡単に苦境にある人をたたいたりはできないはず。弱者を排除したり少数派を汚く罵ったり、本音をためらいもなく吐き捨てる風潮は知らないうちに自分も加担してるのかもし

    0
    2016年09月11日

    Posted by ブクログ

    自分が所属する会社で今の地位にあって半期ごとに人事考課で5段階評価をされる。悪かろうと良かろうと、自分は頑張ったもしくは努力不足だったからそうなんだ、と完全に納得しているかというとそんな事もない。若い頃はそうした意識がもっと強く、特に悪い評価には「何でこんなにがんばったのに」と強く憤りを感じることも

    0
    2023年04月29日

    Posted by ブクログ

    97年バブル崩壊の頃から言われ出した「自己責任」は、強者の弱者による責任転嫁である。画一化された「正義」を垂れ流し、メンタルを弱体化させているのがテレビ。自殺は精神疾患の結果だし、都会のルールを地方に押し付けて問題を悪化させるケースも多々。

    いろいろ複合的に変化してきているのだから、懐古ではなくど

    0
    2017年07月16日

    Posted by ブクログ

    今の日本は自分が弱者なり下流なりに落ちる確率が高い時代。その中での考え方が参考になった。
    ・自己責任に見えることの大半は自己責任ではない事実
    ・責任を取りたくないヤツの言い分が自己責任
    ・自分を守るために法律を知ることの重要性

    0
    2016年05月29日

    Posted by ブクログ

    全ての結果は自己責任という弱者排除の現代の風潮を改めて考える機会となった。
    強者は決して責任を取らないということ。
    アルコールやギャンブル、薬物の依存症を抱える人達、下流老人、労働法規の守られていない職場で自殺に追い込まれた人達など正論を言えば責任の所在は本人にあるのだろうが、自己責任の判断基準が雰

    0
    2016年03月04日

この国の冷たさの正体 一億総「自己責任」時代を生き抜く の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

朝日選書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

和田秀樹 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す