あらすじ
★本書は2013年に【新講社】から発売されたものの電子書籍版です。
人との関係は「感情関係」といった一面が強いものです。
腹がたつ相手には、相手のちょっとした言動で、すぐかっと怒ったり、不満が吹き出したり、つい不機嫌な反応をしてしまいます。
とはいえ、すぐに感情的になったり、不機嫌でいたりしては、周りからは幼稚にも見られ、損もします。
コミュニケーションも上手くいかず、他の人間関係にも悪い影響があります。
「感情」は自分では制御できないものではなく、そうなる「法則」や「感情的になるパターン」があります。
そのことを知り、「感情的にならない」コツを押さえれば、穏やかな気持ちを保つこともできます。
本書で「感情的にならない」心の技術と考え方を、精神科医の著者が、
体験的に得た方法・精神医学の立場からの方法から紹介します。
●「感情コンディション」を整える方法
●「曖昧さに耐える」思考法
●「パニックに陥らない」技術
●「いつでも気軽に動く」技術
●「小さなことでクヨクヨしない」技術 (他)
こころを穏やかに保てられると、人間関係も上手くいきます。
◎本書は、小社より出版された『「感情的」にならない技術』を改題し、再編集した新版です。
(※本書は2013/11/22に発売し、2020/12/25に電子化をいたしました)
和田秀樹(わだ ひでき)
1960年大阪市生まれ。1985年東京大学医学部卒業。
東京大学医学部付属病院精神神経科、老人科、神経内科にて研修、国立水戸病院神経内科および救命救急センターレジデント、東京大学医学部付属病院精神神経科助手、アメリカ、カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック(アンチエイジングとエグゼクティブカウンセリングに特化したクリニック)院長。1987年『受験は要領』がベストセラーになって以来、大学受験の世界のオーソリティとしても知られる。
著書に『感情的にならない気持ちの整理術』『50歳からの勉強法』『医学部の大罪』『脳科学より心理学』『悩み方の作法』『40歳からの記憶術』『一生ボケない脳をつくる77の習慣』(以上、ディスカヴァー)『テレビの大罪』(新潮新書)『感情的にならない本』(新講社ワイド新書)『受験は要領』(PHP文庫)など多数。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
伝えたいことを何度も繰り返していて内容がわかりやすかった。また文が読みやすく、短時間で読める。悪い例に自分が当てはまっていて自分と向き合うことができた。
Posted by ブクログ
読みたかった1冊。中古本屋でゲット♪
ホント最高に良かった1冊
まるで自分の事を知ってかの様な、文章に驚き‼️
感情的に疲れた方、変化を求めてる人には、是非、読んで貰いたい
この本に出会えて良かった~!
Posted by ブクログ
わかりやすくスラスラ読めました。
自分もこういう風に感情的になってしまうって思うことが本を読んでいて何回もありました。
感情的にならない為にはこうするとか沢山為になりました。
Posted by ブクログ
最後まで読んでみて、自分を見つめ直すことができた。仕事上の人間関係、自分自身のモチベーションの作り方、感情を整理する考え方など、「そんなふうに考えたらいいのか」と素直になれた。
感情的になってしまったときに、再度読んで、そのとき「そのときにどのように対応するのが適切だったのか」、「どんなふうに考えたら切り替えられたのか」、自分を見つめ直すきっかけにして成長したいと思う。
Posted by ブクログ
自分のことが書いてあるように感じる部分があった。
よく言えば真面目、悪く言えば硬い、融通が効かない
物事をまともに受け止めがち。
なるほど!となる点も多く、気づきのきっかけになったと思う。
Posted by ブクログ
感情が昂ることが多くなった自覚があり、手にとってみた。
大変分かりやすく、自分のように初めて自分の感情コントロールについて目を向けた人間向けだと感じた。
ただ対人関係によるストレスを前提にした解説が多いかなと感じた。
Posted by ブクログ
著者の年齢が気になった。偏見ではなく私の過去からも若い方に読んでもらいたい一冊だと思う。私は2,30代の頃は常に完璧を求めすぎていつもイライラ。後輩が言った通りにできないとイライラ。でも、年齢を重ねるごとに自然と著者と同じような考え方、感覚に変化した。0か100の考え方から50でもいいかなの考え方。ダメ元の考え方。しっかり対策を立てた上であとは上手くいけばラッキーの考え方。すごく共感できた。
Posted by ブクログ
タイトルの通り「不機嫌な人は幼稚に見える」
自分もそうなのでは?と思い、ツラいながらも読んでみた。
決めつけや、悪意に満ちたコメントには、反論なんかせず、黙殺!そんな暇があったら、他のことをやる。
感情は放っておけばだんだん収まってくる!
人間は所詮、感情的でちっぽけな存在だと認めてしまう!
姿かたちの見えない感情を相手にするのではなく、現実の中の変えられるものから変えていく!
これしかない!ではなく、いろいろある!と考えてみる。
「こうあるべき」のshould思考ではなく、「こうだと良いなぁ」のwish思考にしてみる!
Posted by ブクログ
どの言葉にもなるほどと納得してしまうほど、私にはピッタリな内容だった。白黒つけたがるしshold思考だし、気持ちがいつも内向きでぐるぐる考えて、意味のない出来もしない結論を出して実行できないことに嘆いていた。私はこんなにも感情的に振る舞って幼稚だったのかと打ちのめされた。
でも和田さんの述べる解決策は、意識すれば実行できそうなもの。何度も振り返って、読み返して意識していきたい。
Posted by ブクログ
クヨクヨしても何も解決しないので、とにかくできる事からやっていこう。他人の考え方を変えるなど、どうにもならない事は放置し、なるようになるまで待つか、感情的にならずに自分なりに意見を言ってみるしか解決方法はない。仕事は淡々とやりつつ、相手がどうであれ、自分は笑顔で応答していけばいい。
Posted by ブクログ
考えすぎて動けなくなる傾向があるので、考えすぎないで「何もしないよりはマシ」「とりあえず」動いてみる。悪感情は放っておく。人生は小さな度胸だめしの連続。
Posted by ブクログ
とても読みやすい。当たり前といえばそうなのだが、振り返りには良い。以下、備忘録。
同じ感情パターンを繰り返さない。策を講じる。無策だからいつも同じパターンにはまる。
面子やプライド。「こいつに何が分かるんだ」といった、相手より自分の方が上なんだという気持ち。
固執しない。「これしかない」ではなく「色々ある」と考える。
考えても仕方のないことは考えない。気持ちを外に向ける。何かしら動いていれぱ、嫌な感情も消える。
Posted by ブクログ
感情的にならないための様々なことが書かれていて、頷くことが多くありました。
さらさらと読めるけれど、自分のものとして定着させるには何度か読み返した方が良さそう。
1つの項目が数ページなので、細切れ時間でも読みやすかったです。
Posted by ブクログ
残念ながら突発的に感情的になってしまうことがある。見過ごせない欠点であり,何とか手を打ちたい。そこで手に取ったのがこの本。確かに,あまりそんなに意識していなかったけれども,テンパっているときって白か黒を決めたかったりしていたのだと思う。いちばん大切なのは,なんでも受け止めてしまうのではなく,ときにはスルーできるいい加減さを身につけることなんだろうなぁと思う。
Posted by ブクログ
すぐカッとなるし、くよくよするし、感情的になるのが困ったと感じていたが、この本を読んでそうでもないのかなと感じました。
割と上手くやり過ごしているじゃないって自己評価できました。
Posted by ブクログ
「感情的に安定している人のほうがコンディションにもむらがなく、しかも周囲の人間から好意的に接してもらえることで、アベレージ的にはshould 思考の人よりいい結果を残すということです。」
仕事の精度は素早く55点でまずはよし!と思っているのに、感情は0点か100点の極論にしているのはどうしてだろう、と考えるきっかけになった。
Posted by ブクログ
感情的になったときの具体策
【内容メモ】
・感情的になったとき
いったん考えるのを辞めて放置(ほかの作業など)をする
対抗せずに、すんなり引き下がる
・感情的になってしまう原因
こうあるべき(should)が強い、グレーゾーンがなく白黒つけたがる
・ネガティブな感情になりがちな人は、行動をせず、考え込む。
(誘って断られたらどうしよう、、、→まず誘おう)
・答えの出ない問題を考えて、悩んでも時間の無駄。行動するか、考えないかはっきりしよう。
【所感】
・同じ感情パターンとなってしまうことを学習能力のなさと表現していた点が刺さった。いやなものは嫌だから仕方ないと考えていたが、対策のしようはある。
・自分の怒りは、常に何かを白黒はっきりさせることが根源だと感じたので、広めのグレーゾーンを持つべきだと感じた。
・自分が絶対ではなく、人の答えを聞き入れられるような心の余裕を持ちたい。
Posted by ブクログ
感情的にならないためには、自身の「感情コンディション」を整える。
この本の伝えたいことを一言で言うとそんなところだろうか。
ではその「感情コンディション」を整えるためにはどうすれば良いか。
まずは、自分の気持ちと向き合わないこと。内向きになってもふさぎこむだけで良いことはない。常に自分の外に意識を向ける。そのためには動く!とにかく動く!動けば嫌でも気持ちは外に向いていく。
また、何でも物事を決めつけてしまわないこと。何事も~すべき(should思考)で考えない。答えは一つではない。良い意味で曖昧にしておくことが大事である。
そして「考えても始まらないことは考えない」こと。私の中ではこれが一番大事かなと感じた。確かに自身の経験を振り返ってみても、ほとんどのことが時間をかけて考えても即座に判断してもあまり結果は変わらなかったような気がする。だから考えすぎない。考えている時間があったらまずは動いてみる。動けば気持ちは外に向く。結果、先程の話に戻るが内向きになることが少なくなり「感情コンディション」は整っていく。そうなれば自然と感情的になることはなくなる。
思っていた内容とは違う本ではあったが、非常に読みやすくわかりやすい本だったと思う。
Posted by ブクログ
感情的になって失敗したり自己嫌悪に陥る経験は誰にでもあるのでは、、、
そんな時に手にとってさらっと読むと気持ちの整理がつく本です。
誰にでも思いあたることが言語化されているので、わかりやすい。
●主なポイント
・感情を悪化させる「should」思考
・内向きになると「イヤな感情から」抜け出せな
・人の気持ちは変えられないものと割り切るなど。
●こうならない為に
・行動から変えていく
・ピンチのときに「ではどうするか」と考える
・考えても始まらないことは考えない
と、感情コンディションを整えていくことが有効。
わかっていてもなかなか実行するのが難しい。
このような意識付けの本は忘れないように目のつく机の上に置いておくのがよいかもしれない。気が付くことが大事。
感情的になったとき気持ちを整理するのにおススメです。
Posted by ブクログ
自分の機嫌は自分で取る。それが大人だ。
感情的にならない一番有効な方法は「動くこと」。自分の気持ちといつまでも向き合っていないで、どんどん動いて外を向くこと。起きてしまった嫌なことや、他人の悪感情なんかにとらわれないで、目の前のやるべき仕事や作業をさっさと片付けていく。変えられないものは放っておいて、変えられるところから変えていくのが溌剌とした感情を保つコツ。すぐに動くためには、考えても始まらない事は考えない。何もしないよりマシ。動かないで考えても始まらないのだから、とにかく動いてみる、実行してみる。そこで出された結果が、次のステップを決めてくれる。人生はいくつになっても小さな度胸だめしの繰り返しであり、そのたびに世界が広がっていくものだ。つまり、トライ&エラーを繰り返し。それを楽しむ。