あらすじ
本書は、むやみに人と争わず、自分のペースを守って生きたい人のための本です。
社会は競争が激しく、経済も厳しい状況が続いています。自分のペースで生きたい、争わない生き方をしたい人が、自分の目標をちゃんと達成し、夢を実現するにはどうしたらいいか。
自らも争いごとが嫌いだという著者が、他人と争わず、マイペースでも結果を出せる11の法則と方法80余の技術を、本書でまとめました。
●いつもまでも「現在進行形の人」でいる
●「気さくさ」を身につける
●率先して「後片づけ」をする
●礼儀はつねに「一対一の関係」と考える
●「じっくり話し合う」姿勢を貫く
など、日常の人と人とのつき合い方や考え方、行動の仕方をアドバイスします。この生き方は、人の輪も広がっていきます。
◎本書は小社から刊行された『「争わない」生き方』を改題・再編集した新版です。
(※本書は2012/8/11に発売し、2020/12/25に電子化をいたしました)
和田秀樹(わだ ひでき)
1960年大阪市生まれ。1985年東京大学医学部卒業。
東京大学医学部付属病院精神神経科、老人科、神経内科にて研修、国立水戸病院神経内科および救命救急センターレジデント、東京大学医学部付属病院精神神経科助手、アメリカ、カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック(アンチエイジングとエグゼクティブカウンセリングに特化したクリニック)院長。1987年『受験は要領』がベストセラーになって以来、大学受験の世界のオーソリティとしても知られる。
著書に『感情的にならない気持ちの整理術』『50歳からの勉強法』『医学部の大罪』『脳科学より心理学』『悩み方の作法』『40歳からの記憶術』『一生ボケない脳をつくる77の習慣』(以上、ディスカヴァー)『テレビの大罪』(新潮新書)『感情的にならない本』(新講社ワイド新書)『受験は要領』(PHP文庫)など多数。
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Posted by ブクログ
人にふりまわされるだけではなくで、まわりこういうひとだったと妙に納得されるようになると、ちょっとだけ助けてくれたり、突っ込まれなくなったりしませんか。
Posted by ブクログ
書かれている内容は当たり前の内容というか道徳的な側面の多い内容でした。しかし、実際に日常的に意識して実行できているかというと意外とできていないこともあり、改めて考え方を変えなきゃなと気づかされる点がいくつかありました。自分の考えややり方に不安が生じたときに読むべき一冊だと思いました。
全体を通して学んだことは裁定取引に近い考え方を持つことができました。AまたはB どちらに転んでも自身の成功に繋がるという考え方をもって行動することの大事さを学びました。
Posted by ブクログ
自分の思うようにものごとが運ばないと不機嫌になる人間がしばしばいる。勝ち負けにこだわる人は幼児性が強いのだ。
基本は受け答え。相手の立場、年齢、性別にかかわらず、挨拶されたら挨拶をかえす。何かたずねられたらわかっている範囲で答える。親切にされたらお礼を言う。受け身なアクションでいいから、絶対に無視しないで丁寧に明るい声で受け答えする、それだけで気さくな人間になれる。
相手が知識はないのに思い込みだけが強い人間だとすると、すぐ感情的になられてしまうが、冷静に争わないことを選ぼう。
Posted by ブクログ
「自分は自分、人は人」という考え方がベースにあれば強く生きられることだろう。
心を乱さず穏やかに自分のペースを守りつつ一歩一歩進んでいきたい人におすすめします。
強烈な自己主張の強い人間が苦手で感情的なぶつかり合いがストレスになり、溜め込んでしまっている人のための“わざわい抜け出しのヒント”を和田さんが提案してくださっています。
近頃、マウンティングという言葉が一般的に使われているけれども、そんな社会的順位を確認する行為をする人をも余裕で受け止められるようになれるのではないでしょうか。
Posted by ブクログ
すごくわかりやすくて読みやすい。
どちらかというと自分はマイペースの部類だけど、マイペースは悪くないみたい。そう意味でも日々感じていたことが再認識できてよかった。
Posted by ブクログ
タイトルが爽快で気になっていた一冊。
平易な文章で読みやすい。
マイペースでコツコツと努力を重ねることの大切さを明快に説明してもらった感じでスッキリしました。
「いつでも誰にでも丁寧に受け答えすることで、自分の感情コントロールをする」、目からウロコでした。早速、試そうと思います。
Posted by ブクログ
タイトルにあるように、争わない生き方について著者の考えが書かれています。
自分は争っていると思っている人も、争っていない人と思っている人も自分を振り返るのに良い一冊だと思います。
Posted by ブクログ
いつまでも「現在進行形の人でいよう」という言葉が心に響いた。今、自分が実現したいことのためには必要なことが随所に書かれていた。新年度、とりまく環境が変わって、戸惑うことが多かっただけに、心の支えとなる本に出会えた。
Posted by ブクログ
いつでも「現在進行形の人」でいよう
スタートを大事に⇒先行すればマイペースに進められる。できることも増える
「気さくさ」を身につけておこう
丁寧な受け答え⇒無理してがんばるのではなく、常に丁寧に明るくしていればOK
節目を大切にしよう
節目を自分(我が家)流に⇒マイペースが作れる。負の節目もプラスに変換
礼儀はつねに「一対一の関係」と考えよう
どんな立場の相手でも仕事でも一対一の礼儀を一貫する
争わずに、一対一の関係が苦手な人。と割り切る
「思い込み」の強い人ほど幼児性が目立つ
思い込みは捨てて柔軟性を。次善の策は悪い事ではない
代役・代理でも力を発揮できるのが争いの嫌いな人
代理代役はただの代わりではない。誰でよくないし、テストの代わりにもなる。
自分からつかもうとしなくても訪れるもの
代役でもどこまで務まるか、問題解決能力が示せるか
「率先して後片づけをする」人は勝ち組になる
後が続いてくれる。リーダーシップの発揮に打ってつけ
「読書の世界」が争いを忘れさせる
本の内容は争いなく素直に受け入れられる。
またその心構えができるようになる。
相手のコツを「盗む」ことが大切
いいものは真似る。上を見る。
⇒できる人と仕事をするのはチャンス。みんな何かの取り柄があり、そこを狙う。
人を手伝うことは距離を縮めるいいチャンス
「自分の時間割」を守ろう
習慣の力。型にはめれば最低限の結果は出せる。
時間割を守って付き合いが悪いといわれる
⇒本当は羨ましい
「じっくり話し合う」姿勢を貫こう
話し合うのは争うためではなく、わかりあうため
逃げる、黙るでは伝わらない
小さな負けにこだわらず大きな勝ちを
Posted by ブクログ
コツコツコツコツ。
小さいことを積み重ねられる人は深みがある。
自分が外の流れに乗っていて、結果苦しんでいることを再確認でき。
また、自分の中に確かに流れがあって、そしてそれに乗っていいのだと気づけた一冊です。
Posted by ブクログ
良いこと書いてある。
争いを好まないこと。
部下に対して謙虚に、しっかり話を聞いてやること。
職場での人との対応を考えさせられた。
強くなりすぎず、自分の意見を通そうとしないようにせねば。
勝ち負けに拘らず、ここは負けていいと思えること。
そうすれば人生が楽になれそう。
肩の力を抜きたいときに良い一冊かも
Posted by ブクログ
久々に自己啓発系の本を買ってみた。
本書は主に「争いが嫌いな人」の視点で、物事にどう取り組むべきか、どう捉えるべきかが書かれている。私は資本主義・自由主義社会が好きなので競争は正義だという思い込みがどこかあったのかもしれないが、個人的に争いごとは好きじゃないなと改めて気付かされた。
これは「みんな平等」とかいう社会主義的な考えを肯定するのではなくて、競争原理の中でも周りに流されずマイペースでコツコツ努力を重ねれば、自然と競争に勝つこともできるということなのではないかと思う。また負けたとしても素直に受け入れ、次に活かせる。
このように自分の考えに芯があれば、社会人になっても仕事や人間関係で上手くやっていけるのではなかろうか。
Posted by ブクログ
二枚ごしのしぶとさ
・退く・加わらない・レベルを下げる・代案を考える・返事を保留する・助けを求める
いま瀬戸際の判断を迫られていて、大いに参考になる!
Posted by ブクログ
・「自分の時間割」を持ち、それを「守る」こと
早起きして、効率よく仕事を進めることで
他人に心惑わされたり、争いに巻き込まれる時間が減ってくる
・時間割さえ守れば、「しょうがない、やるか」と思える
まず習慣を作ってしまうことが先決
・型にはめれば最低限の結果は出せる
形より中身が大事、という考え方は、まず形を作ってから身につける
・他人と争わなくても知的武装は必要
感情論になったとき、冷静に対処することができる
Posted by ブクログ
まずまず。
さらっと、太字を中心にすぐ読んでしまった。
マイペースで、人と競争しない考え方。大人の振る舞い。結局は、これが早道で確実なのかも。
Posted by ブクログ
無理に争い角を立てて生きてゆく必要はない。マイペース流を貫くこと。そのためには、自分がやること、できることをすぐに行なうこと。しっかり挨拶や返答ができる気さくな人になろう。一対一の人間関係を大切にすること。じっくり話をすることは、相手を理解し、自分を理解してもらうことである。節目を大切にすることも自分の生活をマイペースにするコツ。最善の策が上手くいかなくても次善の策、苦肉の策でもよいくらいの柔軟性を持とう。率先して後片付けをする人になろう。自分の時間を大切にすること。
Posted by ブクログ
・コツコツやる
・すぐにスタートさせる
・気さくさ
・節目を大切に
・高圧的な人はこの人も大変だなと思う
・これしかないと思うから負ける
・苦肉の策から正解が生まれる
・争いの嫌いな人、マイペースな人の方が存在感あり
・公平さが信頼感を生む
・できる人のまねをする
Posted by ブクログ
人は人、自分は自分なんだからいいわよと思えたらどんなに楽かと思っていたところへ、そのままのタイトルを発見し、読んでみた。
11の法則とその具体的な実践例がたくさん。
なるほどと始められることも、すでに実践している物もあり、そういう意味からいえば、机上の空論ではない。
けど、そうはいかないなぁということの方が多い。
要はしっかり生きていれば、人のことなど気にならなくなりますよ…ということだろうか。
それはそうでしょうけどね。
どちらかといえばビジネスパーソン向け、結局競争の中に身を置いている人の癒しかなと。
Posted by ブクログ
タイトル通りの内容だとは思うんですけど、具体例が
なんとも言えないっていうか・・・自分、主婦なんでね、当てはまらないことばっかりで、もやっとする。
完全に主観ですけど、だんだん分かりづらくなってる気がする、この方の本。
もちろん、内容は納得できるんですけど。
Posted by ブクログ
主にビジネス系の話からの
自分は自分、人は人
の本でした。丁度、置いてあった場所が自己啓発とエッセイ(女性向け)だったので
間違って買っちゃったかなと思いました自分はビジネスマンではないので。
全部読みましたが
自分にはまたまだ
これが人のメカニズムなのだと感じられる答えにはたどり着けず(自分自体が負けず嫌いであることもあるので)
少し物足りない物でしたが、読んでみて
争い好き側の人間はこう見えると言った認識はできました。
Posted by ブクログ
当たり前のことが多いが、それが実行できているかが大切。振り返りにはちょうど良い本。
争わない=諦めではいけない。と思う。
マインドコントロールの方法を学べる。
余裕を持って生きることが争わないことになる。
余裕を持てるには、学びと言いているのかな?