和田秀樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
様々なストレス発散法やコーピング、自分を労る方法を「難しい・お手軽」「効果高い・効果低い」でマッピングをし、それぞれの効果について著者自身の経験を交えた感想を述べた本。
うつ状態になったときの対処法が書かれた本は他にもあるけれど、それをマッピングにして分類分けしたところがこの本の特長。
一つひとつの方法が自分にも当てはまるかは個人差があるだろうし、その人の中でも急性期・回復期・再発予防期でもその時に合った方法は異なるだろう。
それでも、自分がしている(しようとしている)この行動は難しいのか、お手軽なのか、そして効果が高いのか低いのかと考える視点を与えてくれることはとてもありがたい。「自分にとってのお手軽で効果が高い方法はなんだろう」と考えて、そういうのを一つでも多く持てると、回復に向かっていくのだと思う。 -
Posted by ブクログ
著者は、灘高から現役で東大医学部に進学するが、その過程を中学入試から綴ったドラマのような私小説。さぞや順風満帆な歩みかと思いきや、灘中合格後に深く落ち込んでいき諦念に近い心境までたどりつくが、受験テクニックに目覚めてから這い上がり合格を勝ち取る。主人公の心は揺れ続け、小説家から政治家、弁護士、映画監督と次々と志望が変わり、最後に医師を目指す。その動機の可笑しさに、生徒会役員、アメリカ留学の挫折が、主人公の人物像に色を添える。受験勉強の方法論に触れているが、記憶という脳力に恵まれた著者ならではの到達点。主人公の家族や灘の友達の人物描写も楽しめる。