【感想・ネタバレ】感情バカ 人に愚かな判断をさせる意識・無意識のメカニズムのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

■精神分析的な考え方においては,
・嫉妬には相手がいいものを持っていたらそれに対して自分が相手に勝つことで克服しようとする「ジェラシー型の嫉妬」と,
・相手がいいものを持っていたらそれを潰してやろうとする「エンビー型の嫉妬」の二種類がある。
■日本のテレビのワイドショー文化などはエンビー型の嫉妬で成り立っていると思うほどに酷い状態になっている。
■もともと偉かった人が何か失敗をして話題になったときに,様々なワイドショーのコメンテーターの意見を聞いていると「人間は自分より優位な(優位だった)人をコテンパンに叩きのめしてやりたいという心理が働きやすいのだな」と感じることがある。
■暴走老人とクレーマーに起きている「保続」
例えば今日の日付を問われて答えた後の次の質問でも先ほどと全く同じ答えを言うこと。
■人間は放っておくと三割ぐらいは周りに合わせて間違えてしまう(同調)
■給料を一万円上げてもらった喜びよりも,一万円下げられた時の心理的ダメージの方がインパクトは大きい。
・損は得の2.25倍の心理的インパクトがある(カーネマン)
・つまり1万円減給の心理的影響は2万2500円の昇給と同じ
■インチキの実態が明らかになればなるほどそれを受け入れたくないという心理が強く働くことを「認知不協和」という。
・自分がその宗教を良いものだと思って信じているという認知(A)と,その宗教が信者から金を巻き上げているという事実の認知(B)とが不協和を起こす
・不協和を解消する方法は認知Aを変更して認知Bに合わせる(信者をやめる)か認知Bを変更して認知Aに合わせる(批判を否定して信者を続ける)のどちらか
■人は知らないうちに感情的になっている。
・ある確率で人間は忖度して動く
・ある確率で人間は同調の方に働く
・ある確率で人間は現状維持バイアスに囚われる
・ある確率で人間は損を恐れる心理の方が強くなる
・ある確率で人間は認知的不協和に振り回される
・ある確率で人間は服従する
■不適応志向の12のパターン
・かくあるべし思考
・二分割思考
・占い
・読心
・破局視
・肯定的側面の否定
・過度の一般化
・選択的抽出
・縮小視
・情緒的理由付け
・レッテル貼り
・自己関連付け

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2018年05月27日

Posted by ブクログ

最近とくに感情的に行動してしまうことが増えてしまっていたので購入。
「感情的」の定義から、感情的になってしまう要因、対策ととてもわかりやすい構成だった。
忖度・同調・現状維持・損失回避・認知的不協和・服従といった無意識的に判断を歪めてしまう要因を、できるだけメタ認知し、しっかりと考えてから判断・行動するようにしていきたい。
自分の場合、「かくあるべし思考」「二分割思考」「属人思考」の傾向が特に強いと感じた。まずは「決めつけない」「時間をかけて考える」「絶対的な正解を求めすぎない」を意識する。

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2018年05月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感情的にならないほうがいい、数字で考える、人に話す、後にする。認知行動療法のマイルド版みたいにやってみる。

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2018年03月28日

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