和田秀樹のレビュー一覧
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すっかりテレビジャンキーと化してしまったうちの夫に読ませたい。(笑)
医師の立場から、テレビで放送される内容の害について書かれています。
たとえば、「ウェスト58cm幻想」それを真に受けた女子中高生が無理なダイエットをして結果拒食症になり健康を害する、など。
テレビが特殊な事象を取り上げるあまり、一般的な事象が見捨てられる。東京中心の限られた情報しか流されずに、全国同じものであるというような認識を与えている、などということが述べられていました。
ネットの場合「嘘を嘘と見抜けなければ……」という2ちゃんねるのひろゆき氏の言葉があまりに有名で、情報を見るときに、自然に裏付けを取ったり、他のサイトと主義主張がどう違うのかなどと考えたりします。それと同じように、テレビでも局毎に体質とか考え方とかがある、出てきた情報を鵜呑みにするのは考え物だなあと改めて思いました。 -
Posted by ブクログ
●はじめに:私は受験勉強で身についた勉強の内容(英語や国語の読解力や、世界史などの知識、数学の問題を解く能力など)をコンテンツ学力と呼び、身についたノウハウ(効率的な記憶力や自己管理能力、自己分析能力、方法論にまつわる知識など)をノウハウ学力と呼んでいるが、このような現状(評者注:現状の学力低下<「ゆとり教育」>と、それ以前の日本の教育をイギリスが教育改革の際に参考にしたこと、現在の成功者がおしなべて高学歴であることなど)を見るにつけ、ノウハウ学力が、社会に出て役立つということに、受験勉強の醍醐味があると考えるようになった。
●第1章受験学力と基礎学力…「記憶のメカニズム」:記憶の三段階モデルというものがある。入力(記銘)、貯蔵(保持)、出力(想起)の三段階である。それぞれの段階に分けて考えると、記憶力をより効果的に向上させることができる。新たなことを脳に叩き込もうという入力段階では、「理解」と「注意」が重要な要素になる。
・「理解」…受験に関して言えば、自分にとってわかりやすい参考書を見つけることだ。
・「注意」…心理学の世界では、注意に関しては、インタレクト(関心)とコンセントレーション(集中力)に分けられる。(中略)集中力を人為的に上げる方法はあまりない。(中略)「初頭効果」と「終末効果」がある。要は、初めの時期と終了間際は集中力が上がるということだ。
集中力を人為的に上げることは難しいが、低下を防ぐことは可能だ。⇒心配事をなくす・やりたいことは先に済ませるが、気持ちの切り替えをする・睡眠はたっぷりとる
記憶には「逆行抑制」といって、新たなことを入力すると、前に入力したことを忘れてしまうことがある。しかし、睡眠中は新しい情報が入ってこないために逆行抑制は起こりにくい。だから、睡眠直前に憶えたことはほとんど憶えているのだ。睡眠は記憶を強化する。
●第1章受験学力と基礎学力…「復習の重要性」:最近の研究によれば、記憶は海馬に一時記憶され、これが本格的に長期記憶になると側頭葉に転写されるという。海馬がメモリーで、側頭葉がハードディスクだと考えればよい。メモリは容量が限られているため短期間でたくさんのことを覚えるのは難しいが、側頭葉は無限に近い容量を持っている。(中略)海馬が需要情報と不必要情報を判別する仕組みは単純で、情報が入ってくる頻度によるとされる。(中略)不必要な情報を捨てるまでの期間は、現時点では1カ月くらいだといわれている。(中略)単純記憶には関して1カ月以内に復習するといい。(中略)復習するときには、音読したりノートに書き出してみたりすることを勧める。教科書を読んでいるだけでは視覚のみに頼る記憶だが、音読は聴覚、書くことは視覚と指先の触覚を働かせる。五感を活用することで記憶はより確かなものになる。
●第1章受験学力と基礎学力…「記憶の定着には参考書よりも問題集を」:問題集をやることだ。問題集を解くことが出力の訓練となる。第一、問題を解いてみなければ、どんな形で出題されるかもわからないし、本当に覚えているかどうかも確認できない。(中略)出力してみないと正確に記憶しているかどうかわからないのだ。
●第1章受験学力と基礎学力…「数学こそ暗記」⇒暗記数学には3つのレベルがある。計算力(速くて正確な計算)と暗記力(問題を解くためにさまざまな解法パターンを暗記する)と試行力(問題を解くために憶えたいろいろな解法を試す)。
●第1章受験学力と基礎学力…「知識を使って推論する」
・認知心理学の考え方では、「思考」とは「知識を用いて推論すること」だとされる。
・情報と知識の違いは何かといえば、脳の外にあるのが情報で、脳の中にあるのが知識である。考えるためにはいったん頭に入れなければならない。ただ頭に入れるだけでなく、自分にとってひつようなものを取捨選択し、それを租借、吸収することで思考や会話の材料になったものが知識である。
・受験勉強は、まさに情報を知識化する作業であるし、また難関大学では、その知識の加工と組み合わせ、つまり推論能力が問われる。
●第2章受験学力とメタ認知能力…「認知心理学から見た頭の良さ」
・「頭がいい」ということは、問題解決能力の高い人。「思考」とは、知識を用いて推論をおこなうこと。
●第2章受験学力とメタ認知能力…「知識と推論のバランス」
・自分の中での知識と推論のバランスを含めて、「自分の認知状態を認知すること」が「メタ認知」。
●第2章受験学力とメタ認知能力…「人間は推論に偏りやすい」「ノーベル賞の弊害」
・推論は感情に左右される。/推論は周りの意見に流されやすい。
・知識は偏りやすい。それは、自分の好きな知識は吸収したがるからだ。また、権威者の意見には弱い
●第2章受験学力とメタ認知能力…「自問自答の姿勢」「模擬試験をメタ認知に生かす」
・「メタ認知的知識」=自分のことをどれだけ知っているか。思考や推論に関する自分の認知の状態を客観的にモニターすること
・「メタ認知的活動」=メタ認知的知識を用いて、自己モニターや自己修正をおこなう活動
・メタ認知能力は「高い」「低い」ではなく、「働く」「働かない」。メタ認知は働かせるもので、持って生まれた能力ではない。
●第2章受験学力とメタ認知能力…「受験勉強でメタ認知を意識する」
・記憶は加齢で落ちるわけではない⇒日常的に脳を使っていれば記憶を司る海馬は神経細胞が増えている。
・記憶には、「意味記憶」と「エピソード記憶」がある。「意味記憶」=丸暗記・機械的な記憶のこと/「エピソード記憶」=体験に基づく記憶。
・若い時は「意味記憶」が強く、歳をとると「エピソード記憶」が優ってくる。
・メタ認知能力は、受験勉強で自問自答や自己修正の姿勢を意識していれば、社会に出てからも人間として成長することができる。
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・外から再評価するとものがよく見える
ちがう国の文化を知ることでそれとの比較から日本の文化を意識するし、深く理解もするからです。
・目的意識を持って取り組む
頭がまだ柔軟な若い頃に海外へ留学することを推奨している。自分でも体験してきたことだが、異質な文化に触れることがその人のものの見方を広げるし、新しいものを創造するときに必要となる知的な刺激にもなるからである。また、日本語以外の言語を習得することは、それだけでその人の活動範囲を広げることにもなる。
大切なのは目的意識を持って取り組むことで、それらの体験を自分がステップアップしていくための糧にできるなら、よかれと思えることは積極的に体験すべきである。そのような形で身につけた知識や技術は確実に力になるし、自分の進もうとしている道と無関係に見えるものがなにかの拍子に役立つこともあるかもしれない。
いずれにしても、最も大切なのは個人の能力を高めていくことである。
・試行錯誤ができない理由
仕事でもなんでもそうだが、解決法を知っている既知の問題にぶつかるときには、いま知っている方法から適当なものを選択することで最高の対処ができる。しかし、これから取り組もうとしている問題が未知であったり前例がない場合は、決められた方法で対処する単純なやり方では解決できないのである。それゆえに人はこんなとき、従来の手法やマニュアルを試しながら応用方法を検討したり、失敗を繰り返しながら新たな対処法を自力で見つけ出そうと試行錯誤をしなければならないのである。
しかし、完璧主義を目指したところで、それを貫くにはよほどの天才でもないかぎり不可能なのである。そうであれば、まずは不完全な自分の状態を受け入れて、それを前提にした行動を考えることが大事である。たしかに失敗した姿はまわりから鈍くさく見えるし、自分でも惨めに感じるかもしれない。しかし、そこで得られたものは確実に自分の中に蓄積されているので、次のチャンスにそれをうまく引き出すことができれば状況は一変するにちがいない。
そのような可能性を秘めた生き方をしたほうが未来への希望が持てるし、当たらしことにチャレンジして失敗を糧にステップアップを行うくらいの気持ちでいた方が人生はうまくいくというものだ。
だいたい試行錯誤しながらなにかを生み出す能力は、実際に試すことなしにアップすることはない。
結局、試さなければいつまで経っても創造力が磨かれないし、自己愛が傷つくことを怖れてできないというのでは、さらに自分を追い込んでいるようなもので悪循環以外のなにものでもないのである。このようなマイナスのスパイラル(循環)から脱するためにも、つまらないプライドは捨てて、結果が出せなければ「自分のやり方が悪かった」と素直に思える気持ちを持つべきである。
・「無謀な挑戦」と「試行錯誤」はちがう
もともと新しいものをつくる創造と失敗は切っても切り離せない深い関係にある。つまり、失敗と上手に付き合えない人はやはり創造が苦手だったり下手である可能性が高いのである。その失敗は人間の行動につきものだし、多かれ少なかれ過去に失敗した経験は誰にでもある。それを意味あるものにするかムダなものに終わらせるかは、結局は本人の姿勢次第なのである。
人間は弱い生き物である。ともすれば自己防衛に走って、失敗原因を他に転嫁してしまうこともあるだろう。しかし、それでは精神的な成長は望めないし、そのようなことを続けている人はまわりから人格そのものを疑われかねない。結局は、信頼を失い、責任のある仕事も回ってこなくなり、身の置き所がなくなるという悪い方向へ向かうだけである。そんなことにならないためにも、失敗との付き合い方についてもう一度考え直してみる必要がある。 -
Posted by ブクログ
◎せっかく人生の貴重な時間を割いているのだから、「やるからには結果に結びつける」という気持ちは常に持っておくべき。
◎わからないことは「入門書」で学ぶ。
実際に読んで分からなければ、少なくともそれは自分にとって価値のない本ということ。
◎一部熟読法(最も効率的)
必要なところだけを読む。
◎斜め読み(驚異的な速さ)
しかし、ほとんど頭に残らない。
集中力の問題から考えても、一部熟読法は効率的な読書法。
◎なるべく少数意見に触れるように努める。
多種多様な側面からものごとを考えることができたほうが、それだけ思考の選択肢も増えるし、人間としての幅につながる。
◎集めた情報を実際に使うということは、あまり重視されていない。そのことが日本人のプレゼンテーション下手、ディベート下手とも深く関係しているように思えてならない。
◎プレゼンテーションのときに余談やデータとして話すという使い方もある。
◎雑談ネタとして使うなら、同僚と飲みにいったときに話す。
◎読書で仕入れた情報を活かして、プレゼンテーションや雑談をするときの台本を書いてみる。
◎論理構成に問題があれば、どうすれば相手をひきつけられる話になるか書き直しをしながら研究する。
◎アウトプットの最後の場は実利のからむビジネスである。
■情報整理に役立つグッズ
・ふせん
よほど大事な情報が載っている場合。
それ以外は端を折っておく。
・3色ボールペン
赤線の量が減ったら、効率的な読み方
・書棚
ジャンルごとに
・米国製のかばん(カート付き)
出張のときにたくさんの本が入る
◎「読みわけ」新聞活用法
自分の興味のある見出しの記事を追っていけばいいので、必要だと思われる情報を優先的に読んでいく。
朝食の後のわずかな時間やトイレの中、移動時間に気軽にできる。
◎捨てない新聞は「まとめ読み」にまわす
まとめ読みはいろんな意味の効果が期待できる。
時間がなくて読めなかった記事だけでなく、一度読んだ生地を再度読むことも。
⇒新聞を捨てる前に、一通りざっと見出しを追ってみて関心のある記事だけは捨てずに切り取っておく。
2週間に1度くらいのペースでこれを行う。
◎要約情報が満載の月間情報誌を読む
月刊誌の記事を何本か読み、その中から興味深い主張をしていると感じた著者を選んで、その著者の本を後で買って読む。
◎多数意見には、スタンダードな論理構成が多い。これに対抗するためなのか、少数意見にはあの手この手を使って論理展開しているものが少なくない。
なかには見事なまでに説得力のある論理構成になっているものもある。こういうものを学ぶことで、自分が何かを主張するときに役立てる。
◎結果が重視される今の時代は、読書で知りえた情報をまわりが賞賛できる形でアウトプットしないことには、「仕事ができる人」として評価を受けることはない。
◎どんな形であれアウトプット訓練を続けていけば、情報発信のテクニックの向上につなげることができる。
これらの能力は、一冊の本を完璧に読むのとは違って、プレゼンテーションやディベートなど実際のビジネスの場面で生かすことができる。 -
Posted by ブクログ
精神科医であり心理学者である著者による本。タイトルどおり、心理学に関心のあるビジネスマンのための入門書である。心理学とはどういう分野があり、どのように学べばよいか、どんな本がおすすめかなどが、簡潔に書かれており、心理学に興味を持った人が、入口として読むには最適である。一方、経営やビジネスのケーススタディに対して心理学をベースとした仮説がいくつか提示されているが、かなり視野の狭い私見のような印象を受ける。自分は心理学者→だからこういう分析になる→だからこの仮説は遠からずあたっているであろう、という論法の文章が多く、一般化には程遠いと思われるような分析も散見された。経済学のような普遍性を持った理論でないだけに、あまり説得力は感じなかったのが正直なところ。ただし、後半において社会の大きな変化として、今後、先進国において知識社会の進行はますます進んでいくという指摘と、そういう社会において、知識のない人が必要とされなくなり、勉強をしない人は食べていけなくなる危険性がある、という指摘は全く異論がない。また、能力主義という「差別」は、おおくの社会で悪とはみなされず、当然のこととして容認されているという指摘についてもある意味目から鱗が落ちた。多少、自著の宣伝も多かったような機がするが、その思惑通り他の著作も読んでみたくなった。
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Posted by ブクログ
老後が心配になったらまた読みたいなぁ。
☆心にいい考え方
ほかの著書と重複する部分もあるけれど、やはり「ありのままの自分」「弱み」も見せることが重要なんだなぁ、と。
自分のいい部分だけ見せて、好きになってもらえても、受け入れてくれるかどうかはわからない。
けれど自分の弱い部分を受け入れてくれると、存在を肯定してくれたーって安心できるんだよね。
甘ったれっちゃ甘ったれ?
完全主義者は疲れるというのも納得。
できることをできる範囲で、合格点主義でいいか。
☆格差が小さいほうが経済がよくなる。
☆老人を大切にしろ。ただししすぎるな。
高齢者福祉が手厚い国の老人の自殺率は、宗教と関係があった?!
☆相続税100%説。
ずいぶん極端と思うでしょうが、読んでみると納得。
確かに今は供給>需要の時代だからなぁ。
☆人間関係市場主義から脱却しろ。
嫌われない人は好かれない。
→嫌われ恐怖症のわたしにはほっとする言葉だったーw
人は自分の悪い面ばかり目につくが、案外他人についてはいい面のほうが目につく。