【感想・ネタバレ】なぜか人生がうまくいく「優しい人」の科学のレビュー

あらすじ

あなたは、自分のことを「優しい人」だと思いますか? こう質問されて、「はい」と即答できる人は、それほど多くないはずです。ほとんどの人が、「人には優しくありたい」と思っていても、日ごろの言動を冷静に振り返ってみると、意外に優しくない自分に気づくのではないでしょうか。人に優しくする際には、さまざまな心理や感情が働いています。相手に対する「思いやり」や「好意」の気持ちだけでなく、「打算」や「自己防衛」といった損得勘定が働いていることもあります。相手に嫌われたくないと思って、表面的な言葉で取り繕う優しさもあれば、嫌われることを覚悟で進言する優しさもあります。価値観や考え方が多様化した現代社会では、何が本当の優しさなのか、ハッキリと明確にはわからないような状況になっています。人に優しくするというのは、意外と複雑で、思い通りにいかないものです。人に優しくすると、自分の気持も良くなることで、脳内にセロトニンやオキシトシン、ドーパミンなどの神経伝達物質が分泌されて、心身にいい影響が生まれることが科学的に明らかになっていますが、毎日の生活にもさまざまな好循環をもたらしてくれます。しかし、私たちの生活には、人に優しくなれない要素がたくさんあります。物価高、上がらない給料、度重なる増税などによって、世の中全体がギスギスとしていますから、どうしても自分のことだけを優先して考えるようになり、周囲の人を慮るような精神的なゆとりを見失いがちです。こんな時代だからこそ、「優しさとは何か?」を考えることで、その意味と意義を改めて見つめ直す必要があると感じています。この本をお読みいただいて、毎日を明るい気持ちで、機嫌よく、前向きに過ごすためのヒントを見つけてほしいと思います。

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Posted by ブクログ

控えめに言っておすすめ、強めに言って全日本人に読んでほしい本です。
「もう、道徳の教科書これで良くないか?」とも思っちゃいます。

「優しくなりたい人」以外にも、「生きづらさを感じている人」や「繊細さん」にもおすすめしたい本です。

タイトルに「科学」とあるため「”化学”みたいだな」と思い懸念してしまっているなら、かなり勿体ないです←読む前の私ですね

著者は精神科医さんですので、専門的なことも少し学ぶことができますが、とても分かりやすく、そして読みやすい!!
とても優しい本だと感じました。

私なりに簡潔にまとめますと…

「自分に優しくなければ、人に優しくできない理由」と「優しさとは?」についてを分かりやすく、温かく書かれている本です。

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人に優しい人は自分に余裕がある。
自分に余裕がある人は自分に優しくできる。
自分を大切にできない人は人にも優しく出来ない。
ハッと気付かされた本でした。
他人にばかり優しく(親切)していると
都合のいい人間になってしまう。
それは優しい人間とは言わないみたい。
自分を後回しにして自分を疲れさせてしまう事になるから。
まずは自分に優しく。その上で人に優しく。

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2025年09月10日

Posted by ブクログ

自分に優しくする→心に余裕ができる→相手の事を考える余裕ができる→相手に優しくできる→相手が自分に優しくしてくれる→あらゆ人が優しい世界になる

でしょうか。汝の隣人を愛する前に、自分を愛せよ(変に遠慮や我慢をしない)というメッセージを感じた。自分に優しくできなくなる貧困は悪なんでしょうね。

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2025年07月05日

Posted by ブクログ

読みやすくてよかったです。
読者初心者の方でもサクサク読めそうです。
内容も参考になることが多く、
実践してみたくなりました。

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2025年05月22日

Posted by ブクログ

当たり前ではあるけれど言葉にして再認識しておくことが大事なことが書かれていると思う。

日本人は無駄な我慢が多いが、欲望に忠実にと著者は言うものの、素直に生きるということと解釈した。

そうして生まれた心の余裕から、周りに目を向けて思いを巡らす。そして優しさの循環が始まる。

することリスト
・無駄な我慢をしない
・上手なガス抜きをする
・美学を持ちカッコ悪いことはしないと決める
 →自己嫌悪しなくて済む
・助け合う方が上手くいくと思う
・徳(あるべき姿)を意識する。


また大事なのは、新渡戸稲造の言葉にある
施せし情けは人の為ならず  己がこころの慰めと知れ  我れ人にかけし恵は忘れども  人の恩をば長く忘るな

優しくしたらされて当然ではなく、そんなことは忘れておく方が、結果的にもたらされる幸運の機会が増すのだろう。そして,表面的な優しさではなく行動が大事。

以下、抜粋
共感能力を高める五つのコツ  ◎相手に興味関心を持って、共感する姿勢で話を聞く  ◎注意深く話を聞いて、自分の意見を押し付けない  ◎否定的な相槌を差し挟まない  ◎自分と異なる意見でも一度は受け止める  ◎相手にとって適切な言葉を探して自分の考えを伝える

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2025年04月16日

Posted by ブクログ


目次を読むだけでも、おおよそのことがわかる。
いい本だ。
「優しい人」になることがどんなに素晴らしいことか、
やさしさとはなにか、
どうすればそういうマインドが持てるか、
「優しい人」になるためにはどんな習慣を身につければいいか、
を、自分の体験をベースに、わかりやすく綴っている。

「優しさ」を頭で理解することも重要。科学的に。
しかしそれ以上に、自分をご機嫌な状態に持っていくことが重要、
そのための習慣を14挙げ、全部目次でテキストに落としてくれてる。

そう、自分に優しくなければ、他人に優しくなれないのだ。
頷けます。

いい本だ。


はじめに 優しい人になりたいのに人に優しくできないのはなぜ?



第1章 優しい人は、なぜ人生がうまくいくのか?
人に優しくすると、自分が損すると思っていませんか?
日本人には、相手の「好意」を勝手に期待するところがあります
人に優しくすることは、見返りを求めなければ「気分がいい」ものです
本当に優しい人は、相手を人として尊重して「敬意」を払っています
「情けは人の為ならず」は科学的にも正しい考え方
普段から人に優しくしていると、たくさんの「チャンス」が生まれます
顧客に愛される努力をしたトヨタのセールスマン
「石油王」と呼ばれた出光佐三の経営者としての優しさ
二世経営者が社員に優しくできない理由
人に優しくしていると、科学的にもたくさんの「メリット」があります



第2章 心に余裕を持つための考え方
自分の心の中にある「歪み」の存在を知る
「社会的弱者バッシング」が横行する四つの理由
「自分は運が良かっただけ」と思えれば、自然と人に優しくできる
「自己愛」が満たされている人は、人に優しくなれる
美人や高学歴の人は、なぜ「性格が悪い」といわれるのか?
自己愛が満たされないと、考え方がネガティブになる
自己愛を満たしてくれる人とつき合えば、人生はうまくいく
上手に人に甘えられると、「優しさのキャッチボール」ができる
「上辺だけ」の優しい人に騙されてはいけない



第3章 男性が女性に求める優しさ、女性が男性に求める優しさ
男性が求めているのは、母親が与えてくれた優しさ
女性が求めているのは優しい人ではなく、優しくされること
医学的に見ると、誰にでも優しい男性には浮気癖がある
男性が陥りがちな「優しさ」の勘違い
女性に優しくても、モテない男性がいるのはなぜ?
「相手のため」にならなければ、優しさにはならない
優しい人は、相手の気持ちを想像する能力が高い
どうすれば相手の気持ちを想像できるのか?
共感能力が「高い人」と「低い人」はどこが違う?
「共感能力」を高めるための五つの注意点
「摩擦」を起こさないことが優しさだと思っている
異性に優しくするのは意外に難しい



第4章 「人に優しく、自分にも優しい」マインドの持ち方
優しさとは、自分の中で「利己」と「利他」を両立させること
余計な我慢をしない方が、「利他」になれる
自分を犠牲にしている人ほど、人に厳しくなる
ムリな我慢を続けても、いいことは何も起こらない
大切なのは「人に優しく、自分にも優しく」というマインド
人に優しくなるためには「美学」を持つことが大切
道徳の「道」はあるが「徳」がない
人と助け合うことで、いい結果が出やすくなる
「優しい人」として生きる時間が長い方がいい
優しさには、相手の気持ちを優しくする効果がある



第5章 自分の周りにいいことが起こる行動習慣
ムリな我慢を手放して「自己肯定感」を高める
Part1 優しい人になるために「生活」を高める
習慣① 寝不足にならない
習慣② 自分の「大好物」を食べる
習慣③ ささやかな「幸せ」を楽しむ
習慣④ 「カッコ悪い」と思うことはやらない
Part2 優しい人になるために「考え方を変える」
習慣⑤ 物ごとを「勝ち負け」で判断しない
習慣⑥ 自分を「認めてくれる」人を探す
習慣⑦ 自分の「取り柄」を見つける
習慣⑧ 目の前の相手をきちんと褒める
習慣⑨ お互いに「認め合う」という意識を持つ
習慣⑩ 自分の「いい面」を自分で探す
習慣⑪ 自分が「満たされるもの」を探す
習慣⑫ 勝てる「土俵」を探して勝つ
習慣⑬ 「同情」ではなく「共感」を示す
習慣⑭ 頭を下げるのは「タダ」と考えてみる



おわりに ムダな我慢をせず、自分の欲望に忠実に生きる

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2025年04月07日

Posted by ブクログ

一番心に響いたのは「見返りを求めない、自己満足でいい」ということでした。SNSで絵を描いて流していますが、やはり承認欲求というものが出てしまいますね。ここで、他人に反応するけど見返りは求めない、相手に良い気持ちをさせたという自己満足すればよい。自分の絵はいいもの描けたと自己満足すればそれでいい。このように考えると気持ちが楽になりました。本書では人に親切にすることに対して書かれていましたが、色々なことにつながってるなと感じました。

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2025年03月10日

Posted by ブクログ


この本は軽いタッチで書かれており、数時間で読み終えた。自分が優しいとは言えない性格だと感じているため、手に取ってみた。目新しい内容が多く、学びがあった。
特に印象的だったのは、「人に優しくすることは、自分に優しくすること」という考え方。
男性が求める優しさについての記述が興味深く、多くの男性が無意識のうちに幼少期の母親との体験を基に優しさを捉えているという点が新鮮だった。
一方で、女性が求めるのは優しい人そのものではなく、優しくされることだという指摘にも共感した。女性が感じる優しい男性の特徴には明確な基準がなく、個人ごとに違うという分析も納得した。
また、「優しい人になるためには生活習慣を整えることが重要」という具体的なアドバイスも参考になった。特に、習慣として「寝不足にならないこと」や「大好物を食べること」が挙げられており、心の余裕を作るシンプルな方法として取り入れやすいと感じた。

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2024年11月18日

Posted by ブクログ

和田先生の本は今の自分を肯定できる気持ちになれて、そして毎冊新しい気付きを得られて、読んで良かったと思えます。
この本の表紙のイラストも元気になれて気持ちいいです!

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2024年10月04日

Posted by ブクログ

オーディブルで聴いたもの。
今まで本を読んできて学んできたことが書かれており、目新しいものはなかったが、日々を生活していく上で大事な要素がまとまっていると感じた。

・物事を勝ち負けで判断せずにプロセスを評価する
・自分のいい面を自分で探す
・情けは人の為ならずの考え方

人にgiveをしたら、過度の期待をせずに、それ自体が自分の心を満たすものであることを意識して過ごしていきたい。

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

優しい人になるためのコツがかかれた本。
下に書いた内容が個人的にはグサっと突き刺さりました。

・日本人は相手の好意に勝ってに期待する。
他人に優しくしたり、仕事で頑張ったら褒められると常日頃考えてしまっている。相手からの見返りがなくても、何も思わないことが大事。
勝手に裏切られたと思って、他人への優しさを捨てない。

・成功していても、運が良かっただけと思うこと。
努力してきたからこそ、成功してきた人は、何も努力していない人に対して冷たい対応をよくとってしまう。 もしかしたら陰で努力や成果に結びつかない事情などがあるのかもしれない。 自分の価値観を人に押し付けるのは人間関係の悪化に繋がるだけだから、自分は運が良かっただけ と毎日心に唱えよう。

・共感力が大事
筆者も女性が求めている優しさは人それぞれで答えがないみたい。共感力を鍛えて、その人に合ったリードや接し方を心がける必要がある。(最終的にはどの人とのコミュニケーションも改善される。)
なるべく、他者の意見を否定せずに話をきいてあげて、肯定してあげる!

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2025年01月10日

Posted by ブクログ

この本を読んだら優しくなれる手順がわかる。優しくなるメリットもわかる。大事なところは緑の大きい文字で読みやすい。

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2025年01月04日

Posted by ブクログ

人に優しくできるのは、自分に対して「優しい人」
相手の気持ちに「共感」し、相手が何を求めているのかを理解できる人。
相手の事を想い、忖度ばかりしない。断ったり、時には注意したりすることができる人。

まずは利己的になり、心に余裕ができた状態で、人に対しても「思いやり」の精神で接することができる。

自己愛を高めることが大切で、「べきある思考」をやめること。
自己愛の高め方は、息抜きを定期的にしたり、自分を褒めたりする。
また、周囲の人に認められること。
→今の生活に「余裕」があることが大事。

自己愛が欠如している理由は、幼少期の自分の気持ちを押し殺して生きたから。

自分に我慢をし続けると、周囲の人にもあたってしまう。
喧嘩には生産性がない。誰も得をすることがない。

ーーー

自分は相手に対してよいことをすれば、自分に返ってくるだろうと知らない内に「見返り」を求めていた。
しかし、それは本当の優しさではない。期待をすればするほど、それ以下の返しが来た時、恨みの気持ちが芽生える。相手からしたら恩着せがましい奴と思われても仕方ない。
見返りは考えずに、「自己満足するからこれをする」としようと思う。
相手に対し、これをすると自分は心地よくなる。と思いながらすればそれは自己満足になり、自己愛が満たされる。自分が幸せであるからこそ他人も幸せにできる。

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2024年07月09日

Posted by ブクログ

結論、本当に読んで良かった

自分の中で「優しさ」って何だろうとモヤモヤしている時に、パッと目に入った書籍。
人に優しくしたい・優しい人になりたいと思う方は、ぜひ手に取っていただきたい。

以下は本を読んで自分なりに考えた「優しさの本質」

私が考える優しさの本質とは、
相手を1人の人間として、尊重し、敬意を払い、受け入れること。

この本質の現象(表面)が、
・思いやる心
・話を聞く
・相談に乗る
・共感する(同情でなくても良い)

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2024年06月23日

Posted by ブクログ

自分にも優しくしようと思いました。各章のまとめにあることを意識して取り組んでみます。うまくガス抜きをしながら機嫌よく過ごし、好循環になるといいなぁと思いました。

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2024年05月05日

Posted by ブクログ

一切の見返りを求めない替わりに、勝手に自己満足する

ピンチのときこそ人間の本性が表れるもの

自分を犠牲にしている人ほど、人に厳しくなる

どんなことをかっこ悪いと感じているか? 美学を持つ

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2025年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オーディオブックにて。

共感能力を高める
相手の話を聞く時の注意点
1.相手の話を「なぜ?」という視点で聞く
2.意見が違っても、最後まで耳を傾ける
3.話の先を急がせない
4.好奇心をもち、相手の立場で考える
5.疑問点は、話が終わってからまとめて聞く
→話の途中で質問してしまうことが多いように思う
→質問したい気持ちをグッとこらえて、最後まで話を聞いてからまとめて聞くようにする

優しい人になるために生活習慣を変える
1.寝不足にならない
2.自分の大好物を食べる
3.ささやかな幸せを適度に楽しむ
4.カッコ悪いと思うことはやらない
→早めに寝たり自分の機嫌を積極的に自分でとるようになってからイライラすることが減った気がする
→これからも睡眠時間確保と自分へのささやかなご褒美を続けてみる

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2025年09月01日

Posted by ブクログ

人生をよりよくするために、優しい人になろう。そして、優しい人になるために、まずは自分に優しくしよう。

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2025年07月10日

Posted by ブクログ

人と比べてしまうから、人の幸せを素直に喜べない…それが悩みだった。そんな心の狭い性格を直したくて読み始めた。

「人に優しくすることは、相手のためだけではなく、自分のためでもある。」
この言葉を聞いていつか自分にもプラスになることがわかり、積極的に人に優しくできるように接していきたいと思った。

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2025年03月14日

Posted by ブクログ

至極当たり前のことしか書いていないです。
人に優しくすれば、優しくされる。いい人に囲まれるようになり、人生がうまく回る。
て、そりゃあそうでしょう…という感じ。

優しさを気がけていてもうまくいかない、人に優しくできない時はどうすれば?という観点で深掘りしてほしかったです。
文章は易しくてとても読みやすいです。

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2024年08月01日

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