あらすじ
自分や他人の長所・短所ばかり目がいき劣等感に苛まれる人に向けたアドラー流・他人とうまくやっていくための処方箋
●人と比べることよりも比べ方のほうが問題!――アドラーに学ぶ劣等感を力に変える方法
仕事の能力、知識や経験、学歴や容姿、健康状態や運動能力、さらには性格や幸福度、趣味、財力、所有物、地位、家柄、家族関係、そして恋愛に関すること……人はいろいろな点で自分と他人を比較し、ときに優越感を味わったり、ときに劣等感を抱くなどして、心の中で大なり小なり幸不幸を味わっている。
他人と比較することなしに社会の中で生きていくのがほぼ不可能なのが現実。だから、他人と比べることの良し悪しを議論することはあまり意味がないのである。
それよりも他人と比較することで心の平穏が乱れたり、あまりにも優越感を抱きすぎて傲慢になり、そのために周囲と摩擦が生じてしまったりすることのほうが問題と言える。
つまり、他人と比べることより、その比べ方のほうが問題なのである。
本書は先行き不安な時代に自分や他人の長所・短所ばかり気になってしまう人に、最近注目のアドラー心理学からいかに劣等感から克服するかを学びながら、他人とうまくやっていくヒントを探るもの。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「○○になろうと思ったが、能力的に無理だと痛感した」
この時は「自分には向かない」「続けられない」と思ったら自分に向きそうなもので勝負した方が勝つ確率は高い
限界と感じたのに続けると「あの時進路を変えておけばよかった」と後悔する可能性が高い
他人の目は気にする必要はない
まさに今の僕に当てはまる言葉です。
読んでよかったです。
Posted by ブクログ
人と比べないために、どうしようか、どのように思考すれば良いか、それが自然の姿になるようにした。
4冊同時フォトリーディング(ポール・シーリーVersion)20200808
Posted by ブクログ
それができたら苦労しねえよ、という気持ちで読みました。
ざっくりと、
劣等感と劣等コンプレックスについて書かれています。
この二つのどちらにあるかで向き合い方が変わると思います。
本書を読むまで、正直劣等感は悪いもの、ない方がいいという認識だったが、どうやら違うということが分かった。
私が劣等感というものについて誤認しており、劣等感と思っていたものが劣等コンプレックスだったということが分かった。
それだけでも読む価値がある本だと思います。
劣等感というものは、マイナス働くと考えていたが、むしろ反骨精神などになりプラスに働くことがあると、しかし劣等コンプレックスはマイナスにしか働かない。コンプレックスにはなってはいけないということ、過剰になりすぎてしまう。
では、劣等コンプレックスをコンプレックスから昇華させる方法はあるのかと問われると、その方法については私自身は本書からみつけることはできなかった。
読んだけど忘れたのかもしれないが。
なにはともあれ、この二つの違いについて知れたことは私にとってとても大きかった。