あらすじ
精神科医が自ら執筆する同名映画の原作小説。
毎年、東京大学に何人もの合格者を送り込み、「受験界のカリスマ」と呼ばれるようになった五十嵐透。富も名声もすべて手に入れ順風満帆の人生だったが、ある日突然がんで余命1年半と宣告される。五十嵐はコンビニで偶然出会った高校中退の貧しい少女・真紀の存在にひかれ、自分の持つすべての受験テクニックを注入して彼女を東京大学に合格させようとする。マスコミでも注目の精神科医・和田秀樹が自らメガホンを取った同名映画を、彼自身の筆で小説化。東大合格の受験テクニックとがん緩和ケアの情報もたっぷり詰った著者渾身の書き下ろし。
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同作家の映画「受験のシンデレラ」制作で足りない部分と、がんの緩和治療をテーマにした大変受験生には参考になる貴重な作品である。
著者、東京大学医学部卒。東京大学医学部付属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在は精神 科医。国際医療福祉大学教授。
毎年、東京大学に何人もの合格者を送り込み、「受験界のカリスマ」と呼ばれるようになった五十嵐透。富も名声もすべて手に入れ順風満帆の人生だったが、ある日突然がんで余命1年半と宣告される。五十嵐はコンビニで偶然出会った高校中退の貧しい少女・真紀の存在にひかれ、自分の持つすべての受験テクニックを注入して彼女を東京大学に合格させようとする。マスコミでも注目の精神科医・和田秀樹が自らメガホンを取った同名映画を、彼自身の筆で小説化。東大合格の受験テクニックとがん緩和ケアの情報もたっぷり詰った著者渾身の書き下ろし。
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受験のシンデレラ。和田秀樹先生の著書。どれだけ経済的に恵まれたとしてもお金は天国までは持って行けない。だからこそ、これからの人生を生きる人を応援することで、自分が生きた証を残したい。自分の能力や経験を精一杯使って、高校を中退した貧しい少女の明るい未来を切り開くことを応援する。素敵なお話でした。
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これは素晴らしい本!!!
勉強のモチベーションを上げる本としてネットに書いてあったので読んでみたが永久保存版ですな。
中3娘に読ませた後に私が読もうとすると「え~同じ本読むの~?きもーい」と言ってたが、読んでみると女子高生が売春するところから始まってた。。。「男の体は1人しか知らないけど」みたいな表現も。。。^^
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テストが終わって、友達がレポート書いている隣で1日で読破。
すぐに先が読めて、さらーって読めました。
参考書も知ってるのがいくつか出てきた。
余命がわずかとなった時、私はどうするだろう。
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小説の世界に引き込まれて一日で読んでしまった。
決して頭は悪くないが、恵まれない環境ゆえに高校も一ヶ月で中退、小学生程度の学力しかないヒロイン遠藤真紀。
東大受験のカリスマ五十嵐徹は、自力で東大医学部に合格し、医者にはならずに東大に9割を合格させる塾を経営して富を得た。
人生は順風満帆。
そんなときガンで余命1年半という宣告を受ける。
この残りの人生でヒロインを東大に合格させるさせようとする。
初めは受験のノウハウも書かれているということだったので、ドラゴン桜の小説版かと思ったが、全然違ってとても切ない物語だった。
流星ワゴンよりホロリとした。
映画のノベライズ版なので本の帯についた豊原功補の姿が常に五十嵐の姿として思い描かれたのも良かったかも。
作中に出てくる参考書や問題集がいつも娘が「プラチカ〜オリジナル〜〜〜マドンナ古文〜〜〜」
と呪文のように唱えている聞きなれたものなのもおもしろかった。
これは受験のモチベーションアップになること間違いなし!
高3の娘にも絶対読ませよう。
2008.7.11
Posted by ブクログ
ドラマで見ていたドラゴン桜と重なるところがあるように感じたが、著者の「灘高物語」にも通ずるところがあっておもしろかった。受験は要領、勉強のやり方次第,スケジュールの組み方次第で随分と変わってくるんだろうなと思う。受験生になる前に知っておきたいなと,大人になった今いくつも本を読んで思う。
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最初は男に救い出してもらうことでシンデレラになろうとしてたのに
最後は自分の力で勝利を掴み取るところが良い。
自分の幸せは自分しか手に入れられないということかな。
Posted by ブクログ
個人的にこういうサクセスストーリーは好き。
ターゲットに向かって計画を立てて、苦難や逆境にも負けず努力する姿は美しい。
五十嵐先生が見つけた最期のやりがい。
目標があれば人は最期の最後まで頑張れるし、きっと幸せなんだろう。
Posted by ブクログ
16年7月からNHK BSで小泉孝太郎、川口春奈でドラマになるので読みました。08年に豊原功補と寺島咲の映画が元々で、これはこの映画の監督で原案者である和田秀樹さんがノベライズしたもの。NHK BSのドラマは前作の「奇跡の人」が素晴らしい作品だったが、それに続く面白さが期待できる。
この話の中に、合格するためにはとにかくトータルで合格ラインを越えればいいと云うのが出てくるが、これは本当! うちにも1科目、とにかく満点近く取れるのがあって、他はそれなりで、無事志望校に合格したやつがいる。私自身はそれがなかなか出来なかったよなあ~、ずっと昔の話だけど。(24/2/6再読 同感!)
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スイスイと読めたので一日で読破。個人的に元気が出る本だな、と。勉強は嫌いではないが、苦手。そんなところに共感しつつ、私も出来るのではないかと淡い期待を抱いてしまう。受験などもう終わっているが(笑)五十嵐も真紀もとてもイキイキしてるように感じた。もっと細かく色々なことが書かれていたら、私的に満足だったかもしれない。でも、返って良さが損なわれたかもしれないと思うとこの中途半端なような終わり方なんかもなかなかいいのかもしれない。頑張ろうと思った時、勉強頑張らなきゃって時、自分のために読みたい本。
Posted by ブクログ
ドラマとして10年近く前に人気が出た「ドラゴン桜」は、一般的にも知名度があると思うので、ストーリーの流れは似ていると最初に伝えておきます。
しかし、フィクションとしての内容は個人的には本作の方が好きなんです~。
理由としては、
・ドラゴン桜より、リアリティを感じられるストーリーと受験対策の内容
(作者の和田秀樹さんは、灘高→現役で東大理科Ⅲ類合格、家庭教師としての実績を持ちつつ、精神科医でもある)
おそらく、本編を読んで頂ければすぐに感づくと思いますが、
主人公で中学生レベルの学力から東大合格を目指す真紀に、受験の真髄を教える五十嵐は、作者本人と似た経歴を持っています。
さて、個人的な想像ですが、和田さんからは2つのメッセージが含まれているのではと思います。
ひとつは、世の中はやり方を知っている人が世間的な勝ち組になれる社会だけども、和田秀樹さんが持っている現状を打開する方法論は、誰にでも有効だから頑張ってくれ!
というメッセージと、
主人公の1人、受験の真髄を教える五十嵐は、ストーリーの最初では自分が世間的な勝ち組であり続けるために、和田秀樹さんが持っている方法論を使い続けています。
しかし、余命宣告をされることで、貧乏人で高校中退の真紀を東大に入れて人生を変えさせるために、和田さんの方法論を駆使するようになります。そして、真紀との二人三脚によって五十嵐はそれまでとは違った形で満たされていきます。人生は、観ようと思ったものが目の前に現れてくるものなのかな??と思いました。
ちなみに、本作は同じタイトルで映画化もされています‼
Posted by ブクログ
東大受験を目指す貧乏なフリーター少女と余命1年半のカリスマ講師の話。
受験前に出会えばよかったなぁって思う1冊です。
受験のための勉強ではない、というのは定説ですが、それでもやり方は効率を求めたいし、実際効率的なやり方で能力を身に付け、どう活用するかは生きていく中で見つけるものだと思うので、本当にもう少し早く知りたかったなぁと。
最後は思わずうるっとしてしまいましたw
人がここまで変わるとは…と感じました(少女がじゃなくて、先生を見て)。
Posted by ブクログ
映画の存在を知らなくて、古本屋で見つけて、購入。
やばい、通勤電車の中で読みながら泣いちゃいました。読み終った後、映画を観たくなって、DVDを借りようとしたが近くのGEOで置いてなかったそうです><。
おすすめです。
Posted by ブクログ
面白かった。
高校中退の少女が東大を目指してがんばるストーリー。
文章の書き方はイマイチだったが、内容は面白い。
また受験のテクニックというものが結構出ていて、これ、高校生の時に読んどきたかったって思った。
Posted by ブクログ
映画作品の小説版。
余命宣告をされた、塾の経営者が
経済的理由で勉強ができなかった少女を受験に向かわせ、東大に合格させる話。
心理描写が割とあっさりしているので、個人的には読みやすい小説だった。
受験は戦略だよなぁと改めて思った。
紹介されていた「高1からの出口現代文講義の実況中継」
とうの昔に受験なんて終わっているけれど、読んでみたいと思ったり。
以下メモ
自分は充実した毎日が送れているのに命が残っていない一方で、彼女は命があり余っているのにただ生き延びるだけの生活をこれから死ぬまで続けていくに違いない。
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サクッと読めるけど、受験生にこの本を読んでる暇はないし、読むと焦るだけかも。読むなら受験生になる前に。受験勉強もIT化が進んで今これだけで良いかは微妙。前提に主人公の女の子が最初から頭の回転が早く、努力家の素質が既にある。
先生が磨けば光るダイアモンドを見つけた感じ。
でないと、さすがに東大は…。
ただ、格差からの学力差は今ますます大きな社会問題となっているし、そこを突くストーリーはとても共感。勉強姿勢自体は不変のものだと思う。
もう一人の主人公である先生が、最期の時間をかけて一人の少女に生きる力を与えるのは涙です。
Posted by ブクログ
すごくすっきりした物語。読み易いし、エンタメに特化していた。誰にとっても理解しやすいシンデレラストーリーで、そこに受験テクニックが散りばめられており、そのどれもがしっかりとした経験則や分析に基づいているように感じた。その学習観には賛同できるところが多かった。ビリギャルの二番煎じのような形にはなるだろうが、ビリギャル読んだことないし、さっと楽しむ分には十分。最近この手のお涙頂戴のあからさまな展開にですら心打たれるくらいに年老いてきている気がする。
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予想はしていたけど、最後は号泣。
私も五十嵐先生に出会っていたら、五十嵐先生に励ましてもらっていたら、東大受験ともっと本格的に向き合えたのだろうか。
ーーー
五十嵐透は東大合格率9割を誇るミチター・ゼミナールの経営者。「受験界のカリスマ」と呼ばれ富も名声も手にしていたが、 ある日親友である大学病院の医師からがんで余命1年半という宣告を受ける。
人生の皮肉なめぐり合せに悩む五十嵐だったが、偶然入ったコンビニで、抜群の計数感覚で店員とやりあう少女を見かける。少女の名前は真紀、経済的な事情で高校中退を余儀なくされた彼女だったが、五十嵐はきらりと光るものを感じ、残りの人生で、彼のあらゆる受験テクニックを駆使して、彼女を東京大学に合格させようとする。現役の精神科医が書いた同名映画のノベライズ。
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五十嵐透は東大合格率9割を誇るミチター・ゼミナールの経営者。「受験界のカリスマ」と呼ばれ富も名声も手にしていたが、ある日親友である大学病院の医師から、がんで余命1年半という宣告を受ける。人生の皮肉なめぐり合せに悩む五十嵐だったが、偶然入ったコンビニで、抜群の計数感覚で店員とやりあう少女を見かける。少女の名前は真紀、経済的な事情で高校中退を余儀なくされた彼女だったが、五十嵐はきらりと光るものを感じ、残りの人生で、彼のあらゆる受験テクニックを駆使して、彼女を東京大学に合格させようとする
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受験テクニックを披露が盛り込まれているのだろうが、実感がわかないので、淡々と読むばかり。小説としては、あっさり目。映像の方が感動的になりそう。
Posted by ブクログ
いわゆるビリギャルと同系列の話。ただしこちらの少女は貧困で塾はおろか高校へも行かれない境遇。対して指導するほうもカリスマ塾講師ではあるものの余命宣告を受けた状態にある。
ストーリーは凡庸ながら一応面白いし受験ノウハウの話は面白い。しかしながら、この受験に勝つための勉強法は味気ない。
Posted by ブクログ
こどもが高校生になったら勧めたい。
勉強にもやり方がある。
東大だってやり方次第。
そう思えるならいい刺激になる。
表紙がいまいちだったのでどうかなと思ったけど
ぐうぐい引き込まれていった。
もうひとつのテーマである人間の最期、
緩和ケアに関心がもてたのも私にとっていい刺激になった。
Posted by ブクログ
やればできる。
そう思わせてくれる小説です。
とても読みやすい文章で書かれています。
この著者の「数学は暗記」には大きく影響を受けました。
ちなみにその方法で割とうまくいったと思っています。
そんな著者の小説か・・・なんて思いで読みました。
そして読み終わった後に,高校生の時に読みたかったなと思いました。
実際はこんなうまくいかない・・・
とかは思わずに,主人公のサクセスストーリーを追ってあげましょう。
これから受験勉強を始める高校生にぴったりです。
Posted by ブクログ
受験技術には、素直に感心するけど、小説としてはどうかねえ。文章は読みやすく、まあ、面白かったです。でも、別に小説にしなくてもいいかな。
Posted by ブクログ
切ない美談。
最初の半分くらいでその後のストーリー展開がだいたい読めますが、作品の本筋はその後半部。
受験参考書の名前がたくさん出ているのに、リアルさというか親近感を得られる人もいるかも。
ふつうの人向けの切り口を変えた受験テクニック本としてはなかなか。
著者の本職が小説家でないためか、いろいろ作中にひっかかる所があって、感情移入はできませんでした。