老人性うつ 気づかれない心の病

老人性うつ 気づかれない心の病

699円 (税込)

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日本の高齢者の5%はうつ病と聞いたら、あなたは驚くだろうか?実際、うつ病と躁うつ病で治療を受ける約100万人の患者のうち、60代以上が4割を占める。さらに同じ100万人もの高齢者が、うつ病なのに見過ごされて放置状態というのだ。本書は「老年精神医学」の専門家が、認知症と誤解されがちな“老人性うつ”の実態から早期発見、治療までを解説。「内科の治療にも影響――高齢者が入院すると、2割がうつになる現実」「記憶力の低下――アルツハイマーなのか? 高齢者のうつ病なのか?」「認知症の人のほうがうつになりやすい?――別々に考えるのはNG」「元気がなくなるのは当たり前?――高齢者のうつが見過ごされる理由」「新世代の抗うつ剤が登場するが、精神安定剤が高齢者に使われる場合も」など、若い人や中高年には見られない高齢者特有のうつ症状とは?「おかしいな?」と周りが感じたら、ボケよりも先に老人性うつを疑うべきだ。

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老人性うつ 気づかれない心の病 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    本書は老人における「うつ」に関するものであるが、それに止まらず老化に伴う人の精神・肉体の変化について多面的に説明している。
    「そう言われてみればなろほどねぇ」と思い当たる点が多いほか、10ページに一度ほど笑える記述がある。笑えるのは多分に私の精神構造によるものかもしれないが。
    全てのページに3~5箇

    0
    2012年05月20日

    Posted by ブクログ

    人間にとって一番辛いことは孤独(誰にも必要とされないこと)だと兼ねてから思っており、老人に訪れる孤独とうつに興味があった。この本は何でもかんでも認知症で片付けるのではなく、老人の多くはうつ病を発症していると述べるものである。ご両親の様子がおかしいなと気になる人や、自分自身が高齢者であり心身の悩みがあ

    0
    2020年05月21日

    Posted by ブクログ

    これは認知症であり、うつ病ではない、としてうつ病の標準薬SSRIを処方しない担当医に対する理論武装として読んでいる。今の70代は昔の50代、急に呆けた場合は認知症ではなくうつ病を疑うべき、アルツハイマーの周辺症状としてのうつ状態ではなく、アルツハイマー+うつ病と考えるべき、きちんとうつ病を治せば、物

    0
    2017年07月13日

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