横山秀夫のレビュー一覧

  • 顔 FACE 〈新装版〉

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    かつて似顔絵捜査官だった女性警察官の心の葛藤を描いた作品。
    警察という職業に誇りを持ち、男社会の中でどんな仕事でも信念を曲げることなく恐る恐るだが立ち向かっていく姿に共感できた。

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    2022年07月08日
  • 影踏み

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    なかなか壮絶な過去だったり、身内同然の知り合いがなくなった時でも淡々としている主人公だったが、彼女を守るためには熱くなったりと人間味があふれていて、そこがとても好きだなと思った。

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    2022年06月12日
  • 影踏み

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    「かつてこれほど切ない犯罪小説があっただろうか。」という本の帯の文言通りの切なく切なく切ない作品。
    警察側からではなく、犯罪者が主人公で、それゆえに特技(?)を活かしつつ、工夫を重ねて謎解きをしていく過程に魅了された。

    犯罪を取り締まり事件を解決する側の人間がいるということは、当然犯罪を犯し事件に巻き込まれる側の人もいるわけで、立場が違うとこれほどまで世界が違って見えるのかと、警察小説大好きな私としては新たな発見につながった。

    弟の最後の告白が最後の最後に本当に切なかった。

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    2022年05月29日
  • 深追い

    購入済み

    深追い

    横山秀夫の作品は、警察官や警察組織のさまざまな感情や思惑などが泥臭く、生々しく描かれている。作者のタッチが、読者をぐいぐい引き込み、気がついたら、夜が白み始めている。

    #シュール #エモい

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    2022年05月01日
  • 影踏み

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    泥棒が主人公の連作短編7作収録
    どの作品も内容が濃いです
    主人公の中に死んだ双子の弟がいて
    物語をまた面白くしている
    主人公の家族の焼死の謎や彼女との関係も
    各所で語られ物語の幅を広げいてる感じがしました

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    2022年03月15日
  • 臨場

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    8編収録の警察小説
    どの作品もおぉって感じる結末でした
    調査官・倉石が主人公で他殺か自殺か見分け
    事件の核心に迫る
    この人がいたら無敵なんじゃないだろうかと思わせました
    おもしろい作品ばかりでした

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    2022年03月11日
  • 臨場

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    私はなぜ、今まで横山秀夫を読んでこなかったのだろう。そんな後悔を覚えるほど、濃密な佳作が詰まった短編集。

    それぞれの話で主人公が変わり、それぞれの主人公視点で話が進む。が、内容は結局一人の検死官のことに集約されていく。「お仕事小説」にジャンル分けしてみたが、ミステリでもあり、人情話でもあり...割と何を書いてもネタバレになりそうで(^ ^; あらすじなどを書くのは諦めた(^ ^;

    兎にも角にも、あらゆる角度と関係性から「検死」にまつわるストーリーと人物像を作り上げているが...主人公以外はとてもリアルな人々が登場する。主役はちょっと「マンガっぽい」ほどの完璧なヒーロー像で描かれるが、あえて

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    2022年03月01日
  • 臨場

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    めちゃくちゃ面白い。
    ただの警察小説かな、と思っていた自分が恥ずかしい。
    連作短編集だが、長編で読んでみたいくらい内容が濃いと感じた。
    『終身検視官』の異名を持つ倉石義男。
    この男がカッコよすぎるんだな。
    彼の“執念”と呼べるほど徹底した検視や鑑識眼が、事件の真相を見つけ出す。
    そこに秘められた各人の想いを知った瞬間、あまりの切なさに涙が出そうだった。

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    2022年02月11日
  • ノースライト(新潮文庫)

    購入済み

    今年最後の小説、そして今年最高

    最近映画64を見て、その勢いで前々から気になっていた本作を購入。
    いつまで経っても起こらない殺人事件に途中までガッカリ。
    後半、魂が震えた瞬間があり、そこからはずっと涙ぐみながら読み続けました。
    間違いなく今年一番の名作です。

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    2021年12月30日
  • 看守眼

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    とても面白かった。短編集だけど、どの話も読み応えがあり強く印象に残る。人は心の深いところに、野心や優越感を持っていたりする。自分でも意識はなかなかいかないが、ふとしたきっかけでそれが垣間見える。どの話も、場面や人物はバラバラだけど、その過程が描かれている。なぜか分からないけど、主人公に共感してしまう話ばかりだった。
    他人と比べては劣等感を感じたり、気づかないふりをしてるけど優越感にひたったり。私の深部にも人間臭さがあるんだと思う。

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    2021年09月16日
  • 出口のない海

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    よかった

    高校生です。読書感想文の本を探していたところ、この本に出会いました。戦争を題材にしようと思っていたのですが難しい本が多くどれにしようか迷っていたのですが、野球をしている大学生が主人公という事で親近感が湧き、この本に決めました。野球への思いや戦争への不安、そして野球を諦められない思いが上手く表現されていて、とても良かったです。この本をきっかけに戦争について興味が湧き、戦争の恐ろしさが少しですがわかったと思います。

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    2021年09月02日
  • 真相

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    ネタバレ

    短編ですが、ぐぐっと引き込まれてあっという間に読み切りました。警察によって、犯行の真相を明らかにするのではなく、犯罪者側かその近親者側から犯行の真相にせまる展開です。最後は含みを持たせて終わる話もあり、きっと読む人により想像する結末が異なると思います。どの短編もとても心に残るけど、「18番ホール」は、疑心暗鬼の心で破滅に突き進んでしまう主人公がとても怖かった。人を信じることができなくなり疑い始めたら、歯車も狂ってしまう。ミステリー好きの友達にも進めたい本です。

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    2021年07月21日
  • 真相

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    普通に生活していても、実は…。という事は多い。それが事件絡みだとその内容もさらに重かったり暗かったりするのだろう。

    どの短編の真相も暗く重かった。
    「18番ホール」の焦燥感や最後のオチ?はさすが横山秀夫さん。最後までハラハラした。

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    2021年05月11日
  • 看守眼

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    短編6。

    どの話も身近な出来事ではないかもしれないけれど、誰もが落ち入りやすいような心境が書かれている。

    だから…

    この主人公はこう考えたんだ。こんな行動をとったんだ。と、それぞれの主人公を妙に身近に感じた。

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    2021年04月09日
  • 真相

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    再読。今まで読んできた短編集の中でもトップ3には入る内容。全ての作品が面白い。
    また全てがハッピーエンドで終わらないのが自分には合ってた。
    そしてあとがきにもある、「…事件が終わった後にこそ、人の胸を焦がす真の事件が頭を擡げる」というフレーズにも色々考えさせられた。

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    2021年01月29日
  • 第三の時効

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    まさに警察小説!

    ひとつひとつの作品が深く読み応えがありました。人間の内面を深く描いてある作品が多く作品に引き込まれました。私は人の名前を覚えることが極端に苦手なので何回か戻り戻りしながら確認しつつ楽しみました^_^

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    2020年11月30日
  • 真相

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    レビュー信じて良かった

    初めて横山さんの作品を読みました。レビューでの高評価を信じて購入しました。予想を超えた面白さでグイグイ引き込まれました。短編でありながら深みがあり余韻もありで大満足でした。ファンになりました。

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    2020年11月25日
  • クライマーズ・ハイ

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    御巣鷹山で起きた日本航空123便墜落事故を巡る地方新聞記者の奮闘を描いた小説。まさに「奮闘」の中をひたすら突き進まされる感覚でした。

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    2020年09月25日
  • 陰の季節

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    この人の長編小説にも素晴らしい作品は幾つもあるのだが、特に、この人の短編小説には、絶品といってもいいくらいレベルの高いものが多いと思う。 

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    2020年09月25日
  • 影踏み

    痺れるほどの主人公カッコよさ

    まずオーディオブックで聴きました。
    あまりに良かったので、三回聴いた後にじっくり原作を読みました。
    とっても心に沁みました。オススメです!

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    2019年12月24日