出口のない海

出口のない海

作者名 :
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作品内容

人間魚雷「回天」。発射と同時に死を約束される極秘作戦が、第二次世界大戦の終戦前に展開されていた。ヒジの故障のために、期待された大学野球を棒に振った甲子園優勝投手・並木浩二は、なぜ、みずから回天への搭乗を決意したのか。命の重みとは、青春の哀しみとは――。ベストセラー作家が描く戦争青春小説。

出口のない海 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年05月06日

    戦時中の日本は大分狂ってるなと感じた作品。
    強い人間というのは主人公の並木みたいな人なのかと感じた。
    あと無茶苦茶泣いた。

    1

    Posted by ブクログ 2023年05月14日

    戦争のお話。
    特攻隊と聞くと飛行機の方を思い浮かべる方が多いと思いますが、どちらかと言うと海に潜り特攻を仕掛ける人間魚雷のお話です。

    人間魚雷「回天」は、すなわち人が魚雷の中に乗り込み捨て身で敵の輸送船や戦艦に体当たりするという本当にあった戦時中日本の作戦です。
    戦争を体験したことない私ですら読ん...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月29日

    フィクションなのだが、きっと似た体験をした人が70年前の日本にいるという事実に心打たれた。
    今の私と同世代の海に飛び込む覚悟を決めた人々の生と死の間に揺れる葛藤は、平和を生きる私に「生きる意味」を与えてくれた。戦争で亡くなった方々の分まで、私は生きなくてはならない。そして伝え続けなくてはならない。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月14日

     肘の故障により大学野球で活躍ができなかった並木浩二が、成り行きで特攻兵に志願してしまい人間魚雷「回天」の搭乗員となる。お国のためでも、愛する人を守るためでもなく、彼は自分で死を選択することにどう折り合いをつけたのか。
     何年かに1回のスパンでこの時期読みたくなる。野球をもっと続けたかったろう、魔球...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月06日

    一編の長編映画を堪能したかのような読後感。ものすごく重厚長大なテーマと描写。それをきちんと「読み物」として成立させている。

    舞台は終戦間近の日本で、主人公は特攻潜水艇「回天」の乗組員。元々は大学の野球部ピッチャーで、甲子園での優勝経験も持つ。その主人公が、時代の波に飲み込まれ、特攻兵として回天に乗...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年02月19日

    私は戦争を知らない
    知らないからこそ
    知っておかなきゃいけない事実がある

    ほんとにフィクションなの?と思えるほどの臨場感

    戦争って嫌だなあ
    人ってこわいなあ

    0
    購入済み

    よかった

    ぴえん 2021年09月02日

    高校生です。読書感想文の本を探していたところ、この本に出会いました。戦争を題材にしようと思っていたのですが難しい本が多くどれにしようか迷っていたのですが、野球をしている大学生が主人公という事で親近感が湧き、この本に決めました。野球への思いや戦争への不安、そして野球を諦められない思いが上手く表現されて...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年08月18日

    人間魚雷「回天」。追い込まれた日本が、局面の転換、すなわち、天下を回ずために製造された兵器だ。
    カミカゼなどといって、特攻隊ばかりがクローズアップされるが、「回天」という恐ろしい兵器があったことは、戦争の異常さ、悲惨さを後世に伝えるために知っておくべきだろう。

    0

    Posted by ブクログ 2019年08月31日

    世界で起こっているテロと同じだし、何より弟の見送りの言葉を出させる教育が恐ろしい。伝えていくべき本だとお思います。

    0
    購入済み

    最高です。

    安穏 2014年11月18日

    戦争もの、ということで二の足を踏んでいました。好きな作家なので、期待ハズレを覚悟の上でしたが、最高でした。日本が中国といつか戦争の道をたどるかもしれないと恐れる今日、小説とは思えないリアリティがありました。そして今回も人として、いかに生きるべきか、を教えられました。警察ものではありませんが、
    最高で...続きを読む

    0

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