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人間魚雷「回天」。発射と同時に死を約束される極秘作戦が、第二次世界大戦の終戦前に展開されていた。ヒジの故障のために、期待された大学野球を棒に振った甲子園優勝投手・並木浩二は、なぜ、みずから回天への搭乗を決意したのか。命の重みとは、青春の哀しみとは――。ベストセラー作家が描く戦争青春小説。
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Posted by ブクログ
先を読むのが怖かったけどページを捲る手が止まらなかった。どこにいてもこの本の世界に入り込めてすらすら読めた。こういった時代があったことを忘れてはいけない
回天。子供の頃は、詳しく知らなかったが、きちんと後世に伝えるべき事実。その舞台の葛藤を、感情を小説にしてくれた。こういう事実もあったんだろうと想像できる。先の大戦のことは、やはり涙なしでは読み終えれない。悲しさと、虚しさとモヤモヤの複雑な余韻が残らざるをえないが、また読み返すだろう。息子に読ませるべ...続きを読むき、大切な本。
戦争の小説はたまに読むけど本当に毎回苦しくなる。でも、日本国民として知るべきだと思う。本作はすごく読みやすかった。飛行機に乗る「特攻隊」は知っていたけど、水の中の特攻隊「回天」が存在するなんて知らなかった。この平和な時代に住んでる私じゃ彼らの気持ちはわかるとは嘘でも言えないけど、自分自身が武器になる...続きを読むなんて今ではおかしいって思うけど、本作で書かれてるような教育がされてたら、、思い込むしかないよね。すごい深くて重くていい話だった。
高校生になって初めて読んだ本です。何よりもいつかまた読み返したいなぁと思いました。思い出の一冊になりました。
地面を踏みしめるそんな当たり前のことに喜びを感じることなんて、一生ないだろうと思った。 そういう今の時代が有り難いことなのか、当然のことなのか、わからない。
想像以上にダメだった。 読んだことないジャンル。 難しいとかそう言う次元じゃなくて苦手。 心臓バクバクして、手汗出たり、単語見ただけで手が痺れるというか。 なんかトラウマでもあるのか? もしかして前世で乗ってた? とにかくしんどかった。 史実があっての作品だから尚更辛い。 全部がフィクションならいい...続きを読むのに。 今からできることなんてたかが知れてるけど、歴史を知ると言う意味では読んでよかったな。 本当に辛かった。 それに向かう覚悟も恐怖も葛藤も私は知ることはないだろうし、知らなくていい。 相反する感情がぐちゃぐちゃになって、でも全部本心でっていう。 ここまで重い状況ではもちろんないけど、分かる部分もあった。 一行一行祈るように読んだ。 考察とかじゃなくてそれしか感想出てこない。 まだざわさわする。 でもこういう歴史があったことを知るのは必要な作業かも知れない。
戦争に関する小説はいくつか読んでいるが、その中でもこの作品が一番心にジーンと来た!なかなか良かった!
戦争のお話。 特攻隊と聞くと飛行機の方を思い浮かべる方が多いと思いますが、どちらかと言うと海に潜り特攻を仕掛ける人間魚雷のお話です。 人間魚雷「回天」は、すなわち人が魚雷の中に乗り込み捨て身で敵の輸送船や戦艦に体当たりするという本当にあった戦時中日本の作戦です。 戦争を体験したことない私ですら読ん...続きを読むでいて恐ろしさがよく染み渡りました。 特に回天隊の人たちは「早くお国の為に死にたい(敵の機体に当てて見事に戦果を上げたい)。」と口々に言っていますが、もうここまで来ると人間じゃないような気がして…もう相当当時の人たちは頭がある意味洗脳されていたのだなと思います。 それと同時に、上官から「回天」に乗り込めと命令が下ったのならそれは自ら死にに行くことが決定したようなもので…なので、こうでも思わないと自分の身も精神もなにもかも持たない状態だと思いました。 主人公の並木は最後まで人間らしさが残っていました。 行方不明となった時はまだどこかで生き残ってるのではないかと私自身希望を持っていましたが、現実はそう甘くなく泣きました。 今後もこの物語が後世に残りますように…
フィクションなのだが、きっと似た体験をした人が70年前の日本にいるという事実に心打たれた。 今の私と同世代の海に飛び込む覚悟を決めた人々の生と死の間に揺れる葛藤は、平和を生きる私に「生きる意味」を与えてくれた。戦争で亡くなった方々の分まで、私は生きなくてはならない。そして伝え続けなくてはならない。 ...続きを読む ちなみに電車とバイト先と部屋で大号泣したので、なるべく家で読むことを勧める。こんなに何度も心苦しくなる小説は初めてだ。
肘の故障により大学野球で活躍ができなかった並木浩二が、成り行きで特攻兵に志願してしまい人間魚雷「回天」の搭乗員となる。お国のためでも、愛する人を守るためでもなく、彼は自分で死を選択することにどう折り合いをつけたのか。 何年かに1回のスパンでこの時期読みたくなる。野球をもっと続けたかったろう、魔球...続きを読むを試してみたかったろう、美奈子との将来も楽しみたかったろうに。己の死を常に眼前に突きつけられ、彼らは何を思うのかが克明に描かれている。無念を抱えて死んでいった若者たちの想いが報われるような世の中になっているだろうか。
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