横山秀夫のレビュー一覧

  • 真相

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    ミステリー短編集としては秀逸な作品と思います。東野氏、今野氏も影響を受けているのでは。とにかく、今横山秀夫にハマってます!

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    2025年03月25日
  • 陰の季節

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    警務課という日が当たらない部署をテーマに、よくここまで面白く書けるなと驚いた
    ⭐︎内部で起きた問題は表に出る前処理する人たち、警務課

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    2025年03月16日
  • 出口のない海

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    回天。子供の頃は、詳しく知らなかったが、きちんと後世に伝えるべき事実。その舞台の葛藤を、感情を小説にしてくれた。こういう事実もあったんだろうと想像できる。先の大戦のことは、やはり涙なしでは読み終えれない。悲しさと、虚しさとモヤモヤの複雑な余韻が残らざるをえないが、また読み返すだろう。息子に読ませるべき、大切な本。

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    2025年03月12日
  • ルパンの消息

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    時効まで24時間!事件はどうなるのか?
    ルパンに、3億円事件に、思いもよらぬ事実が出てきて、推理の行方が面白くなっていった。
    朝から1人の容疑者の取調べから始まり、2人3人の取り調べとなっていき、事件は解決するのか、それとも未解決で終わってしまうのか、なかなか焦らせてくれるストーリーで進んでいった。
    最後は、伏線回収も見事に決まり、事件は•••。
    (気になる人は読んでね!)
    この作品は横山秀夫の幻のデビュー作という。とても見事な処女作品だ。

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    2025年03月04日
  • 出口のない海

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    戦争の小説はたまに読むけど本当に毎回苦しくなる。でも、日本国民として知るべきだと思う。本作はすごく読みやすかった。飛行機に乗る「特攻隊」は知っていたけど、水の中の特攻隊「回天」が存在するなんて知らなかった。この平和な時代に住んでる私じゃ彼らの気持ちはわかるとは嘘でも言えないけど、自分自身が武器になるなんて今ではおかしいって思うけど、本作で書かれてるような教育がされてたら、、思い込むしかないよね。すごい深くて重くていい話だった。

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    2025年03月01日
  • 半落ち

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    当たり前のことだが、各章ごとに視点が変わることで、登場人物の内情が深掘りされていき、共感(反感)しやすい。また、登場人物の人となりが伝わる描写がとても巧い。
    嘱託殺人について非常に考えさせられた。

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    2025年02月11日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    64とは、たった7日間の昭和64年に発生した「翔子ちゃん誘拐殺人事件」を指す刑事部内での符丁だった。

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    2025年02月09日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    64とは、たった7日間の昭和64年に発生した「翔子ちゃん誘拐殺人事件」を指す刑事部内での符丁だった。

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    2025年02月09日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    建築士の青瀬稔が空き家となった理想の家をめぐり、真実を追うミステリー。特に印象的だったのは、家の中に「椅子一脚だけ」が置かれていた場面。青瀬が設計したはずの“完璧な家”に住む人がいないことが謎を深め、物語全体を象徴するように感じられた。また、主人公が「家は人を幸せにするものなのか?」と自問するシーンも心に残る。家をつくる仕事に誇りを持ちながらも、彼は家族を失い、自分自身もまた居場所を求めているのだ。
    物語を通じて、人が求める「理想の場所」とは何かを考えさせられた。外見が完璧でも、そこに人の心や絆がなければ本当の意味での居場所にはならない。この作品は、物や形よりも、そこに込められた思いが人を支え

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    2025年02月05日
  • 出口のない海

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    高校生になって初めて読んだ本です。何よりもいつかまた読み返したいなぁと思いました。思い出の一冊になりました。

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    2025年01月25日
  • 陰の季節

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    陰の季節..D県警警務部警務課調査官の二渡(ふたわたり)真治は、警察一家の要となる人事担当である。二渡は「任期三年」という暗黙の掟を破り、天下り先ポストに固執する大物OB尾坂部の説得にあたるが、にべもなく撥ねつけられてしまう。周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた…。

    地の声..Q警察署の生活安全課長が『パブ夢夢』のママとできているという、タレコミの封書が届く。新堂はこの密告文書について調べることになるが。

    黒い線..D県警警務課の婦警担当係長の七尾友子。機動鑑識班の平野瑞穂巡査が無届け欠勤していると電話連絡を受ける。瑞穂はひったくり犯の似顔絵を描いて、
    その似顔絵をもとに犯人

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    2025年01月21日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    色んなものを想いをまとめ上げる。追いかけていくような、進ませるような感情を揺さぶるような筆圧でした。

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    2025年01月18日
  • 第三の時効

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    会社の同僚に薦められ読んでみました。警察を題材に、様々な人間関係が描かれている。警察の上司や部下にもいろんな人がいて、いろんな過去がある。犯人側にも同じようにある。思いもつかないような結末もあり、非常に心にしみる作品でした。

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    2025年01月10日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    今年も最後、やっと出会えた。
    名著です。日向邸、桂離宮、洗心亭。
    筆致も多重的で、情景に想いが乗ってて言うことなしです。ありがとうございました。

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    2024年12月30日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    ロクヨンの真相、記者クラブとの対立、娘の失踪の結末を読み終え、清々しさを感じています。


    記者クラブとの対立では、まさか熱い気持ちさせられるとは思っていなかったので、虚をつかれ、気付けば感動している自分がいました。
    疑心からは、疑心しか生まない。誠実さ、信頼の大切さを痛感しました。

    14年前に起き風化されつつあったロクヨン。あるかわからないゴールを目指し、人知れず闘い続けるロクヨンの関係者たちの執念を感じました。


    登場人物が多過ぎで、誰が誰かわからなくなってしまったり、それに加えて、階級や部署も絡んでくるので、完全理解はできませんでした。それでも圧倒的な面白さがありました。さすがミステ

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    2024年10月21日
  • 出口のない海

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    地面を踏みしめるそんな当たり前のことに喜びを感じることなんて、一生ないだろうと思った。
    そういう今の時代が有り難いことなのか、当然のことなのか、わからない。

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    2024年10月11日
  • 第三の時効

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    これは最高。
    警察小説を普段あんまり読まないけど、大人のカッコ良さに痺れたし、ミステリとしてのクオリティ、ストーリーの面白さに感服しました。マジで面白い。

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    2024年09月19日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    2024.09.15

    自分が住みたい家 施主の失踪 タウト 芸術家の記念館のコンペ バブル期 真相 

    前半はなかなか進まなかったが後半は怒涛の展開。久々の清々しい読後感。さすが横山秀夫。

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    2024年09月15日
  • 臨場

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    再読。
    やっぱり何度読んでも面白い。
    1人の人間の生と死、そこにはその人なりのドラマが詰まっている。
    そして、それは死んでからしか周りには分からないこともたくさんあるのが現実。
    それを余さず汲み取ってくれるのが、この検死官倉石義男。
    どんな人にもオススメできる短編警察小説です。

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    2024年09月14日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    ネタバレ

    2015年(発出2012年) 429ページ

     昭和64年の1週間という短い間に起きた未解決事件ー64ロクヨン。雨宮翔子ちゃんを誘拐、殺害した犯人は一体誰なのか? 時効まで1年間。そして、14年前の64ロクヨンを模倣した女子高生誘拐事件が発生。いよいよ核心に迫る下巻です。

     物語冒頭から重苦しい展開のお話でした。上巻は、広報官として組織の板挟みとなる三上の苦労、心の葛藤がこれでもかと描かれています。そして家庭では、一人娘のあゆみが家出して行方不明に。あゆみは醜形恐怖症となり父親似の顔を憎んでいる。そして美人の母親・美那子をも憎み、引きこもりとなっていたが、父親とぶつかったことをきっかけに家を

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    2024年09月09日