横山秀夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2015年(発出2012年) 429ページ
昭和64年の1週間という短い間に起きた未解決事件ー64ロクヨン。雨宮翔子ちゃんを誘拐、殺害した犯人は一体誰なのか? 時効まで1年間。そして、14年前の64ロクヨンを模倣した女子高生誘拐事件が発生。いよいよ核心に迫る下巻です。
物語冒頭から重苦しい展開のお話でした。上巻は、広報官として組織の板挟みとなる三上の苦労、心の葛藤がこれでもかと描かれています。そして家庭では、一人娘のあゆみが家出して行方不明に。あゆみは醜形恐怖症となり父親似の顔を憎んでいる。そして美人の母親・美那子をも憎み、引きこもりとなっていたが、父親とぶつかったことをきっかけに家を -
Posted by ブクログ
横山秀夫作品は面白い。
凝ったトリックはなく、心理トリックというか、視点人物の錯誤が中心になっている。
探偵ものによくある、調査フェーズが退屈という問題が無いのは、主人公が上司からのプレッシャーで苦悩している姿がヒリヒリするからだろう。
組織内で問題が起こる。
主人公は解決を命じられる。
解決できなければ組織内での評価が下がる。
それは社会的死を意味する。
社会的生命の危機を感じる主人公は操作は、自ずと生命の危機を感じさせるヒリヒリした物語になる。
退屈なミステリーは操作フェーズが退屈なのだ。横山作品の主人公はヒリヒリしている。
だから面白い。
4作品の中では「鞄」が好みだった。
上司 -
Posted by ブクログ
読んだ本 64ロクヨン 下 横山秀夫 20240216
去年読んだ本で一番面白かったって思ったのが横山秀夫の「ノースライト」だっだんだけど、今年ひょっとしたらこれかもって感じです。
とにかく警察組織の中でいろんな軋轢に身をすり減らしていく主人公の姿を追うのが息苦しく、上巻から下巻の真ん中までは窒息しそうになりながらも止まらない。真ん中でようやく警察小説らしく事件が起きるんだけど、むしろ事件が起きた方が軽くなる感じ。そしてラストに近づけば近づくほど読み飛ばしていたことがこういうことだったのかって追いかけてくる。
ラスト、何もかもが解決しないのに、消化して前に進んで行くしかないと自覚してい