横山秀夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
▼横山秀夫さんはほんとに凄い。凄いんだけど、そりゃいろいろ読んでいけば読み手の好みによって凸凹はあるわけで。この本は「検視官」という役目の中年警察官・倉石が主人公の連作短編。面白いところも、いまいちかなあというところもありました。
▼素人的にいうと。殺人事件の現場に現れて死体を検分するんだけど、「医者」ではない。刑事。そういうのの専門家。まあそんなような役割ですね。主人公の倉石さん。
▼なによりこの本は、横山さんなりに「ヒーローものをやってみました」なんです。倉石さんという検視官が、めちゃくちゃ出来る。間違わない。事故死か自殺か他殺かの判断から、他殺の場合の犯人の目星、自殺の場合の事情や動 -
Posted by ブクログ
前編までで、かなり伏線が広がっていたので、どのような結末になるのか、ワクワクしながら読みました。いわゆる起承転結でいっても、起承承承・・ってくらい期待が乗っかってましたからね。
毎日、夜遅くまで寝不足になるくらい読み応えありました。面白かったです。
欲を言えば、前編から丁寧に書かれていて本筋と思っていた長官視察の件が、少し横に逸れたように感じた終わり方だったことや、個人的には三上の娘の結末もハッキリさせて欲しかったのですが、そこは全体のボリューム感からすれば、致し方なしといったところでしょうか。
また、三上が仕事に対するスタンスや考え方について、悩み、迷い、違う選択をすることもあり、作品と -
Posted by ブクログ
横山作品は4作目なので、世界観は何となく把握しながら読んだ。
主人公倉石検視官、又の名を『終身検視官』『死体掃除人』『クライシス・クライシ』のキャラクターは物凄くカッコいい。
天才肌、孤高、男っぷり、仕事熱心、男にも女にもモテる…。
男尊女卑、仕事、恋愛至上主義、良くも悪くも昭和の価値観の時代。
スナック『マダム』40オーバーのホステスの店を
老人ホームと言ってる男はジジイだし、部下の小坂(女性)が倉石にいちゃいちゃする件も気持ち悪い。女性キャラ、みんなおかしい。
特に『声』は酷い話だったが、女性に対する男性の認識がわかる興味深い内容だった。
好きな女性に振り向いてもらう為に、その女性を