横山秀夫のレビュー一覧

  • 出口のない海

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    最終兵器「回天」が意味すること。
    戦争とは、青春とは――。

    人間魚雷「回天」。発射と同時に死を約束される極秘作戦が、第2次世界大戦の終戦前に展開されていた。ヒジの故障のために、期待された大学野球を棒に振った甲子園優勝投手・並木浩二は、なぜ、みずから回天への搭乗を決意したのか。命の重みとは、青春の哀しみとは――。ベストセラー作家が描く戦争青春小説。

    青春の哀しみとは、命の重みとは――
    横山秀夫が描く「戦争」がここにある。

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    2024年12月05日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    謎が謎を呼ぶ展開で、遠回りをしますが、最後にはスッキリしました。
    家そのものや家族がテーマの人間ドラマありのミステリーです。

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    2024年12月01日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    タイトルと映画化された事は知っていて手に取った1冊。

    事件の真相、個人と組織の間で揺れ動く葛藤、その他諸々様々な内容が詰め込まれていて点と点を自分の中に取り込むのに時間がかかった。

    しかし、徐々に点と点を把握し始め、物語が真相に近づくにつれ加速度的に面白くなってきた。

    下巻も楽しみである。

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    2024年11月04日
  • 出口のない海

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    人間魚雷。非人道的な兵器である回天の搭乗員を通して、人間の強さ、弱さ、美しさ、醜さが描かれている。多くの若者が貴重な命を失った戦争、私たちはその事実をけっして忘れてはならない。
    読み終えた後にふと周りを見ると、窓の外には綺麗な青空が、テレビには大リーグで活躍する日本人が映っていた。きっとこれが主人公が観たかった光景なのだろう。それを当たり前のように見ることが出来ることに感謝しなければならない。

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    2024年11月04日
  • 動機

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    人間模様が深く織り込んだサスペンスの短編集。いずれの短編もサスペンスとしても人間ドラマとしても面白い。冗長な本を読んだ後だったので、短編でかつ中身も濃厚という点で気に入った。

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    2024年10月28日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件、通称ロクヨン。D県警広報官の三上は、ロクヨンの視察に訪れる警察庁長官のために、被害者の父親に会いに行くが拒絶される。拒絶を不審に思った三上は、事件当日の現場で何が起きていたのか調べ始めるが、当時の関係者は何かを隠している・・・
    といったあらすじ。


    数年単位で積読本と化していた本。やっと読めました。
    まだ上しか読んでいないのですが、ロクヨンの真相、記者クラブとの対立、娘の失踪と気になる出来事が同時進行で進んでいき、ページを捲る手が止まらず、あっという間に読み終えてしまいました。

    どの警察関係の小説を読んでも、内部で歪みあっていて、同じ警察なんだか

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    2024年10月19日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    記者クラブと対立する三上広報官。そんな中14年前の誘拐事件(ロクヨン)へ警察庁長官の視察が決定する。警務部と刑事部の対立と被害者家族の拒否により追い込まれていく三上の心情が直に伝わってくる。怒涛の展開に下巻も期待。

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    2024年10月13日
  • 看守眼

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    「看守眼」BS TBS放送、本題は看守眼だった。
    刑事になるという夢破れ、留置管理係として職業人生を閉じようとしている、近藤。彼が証拠不十分で釈放された男を追う理由とは(表題作)。自叙伝執筆を請け負ったライター。家裁調停委員を務める主婦。県警ホームページを管理する警部。地方紙整理部に身を置く元記者。県知事の知恵袋を自任する秘書。あなたの隣人たちの暮らしに楔のごとく打ち込まれた、謎。渾身のミステリ短篇集。

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    2024年10月12日
  • 動機

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    オーディブルで聴きました。
    ロクヨンほ面白かったけど、長いし重かったので、同じ作者の短編集ということで選びました。
    主人公の心境の描写が丁寧で、各主人公の気持ちに寄り添うことができるために、一緒にハラハラドキドキしながら物語を進むことができました。

    裁判官の妻はやっぱり嫌だな。。新聞記者も記者の妻も嫌だが。警官も嫌だ。この作者の作品に出てくる職業は全部嫌だ。(と思ってしまうような内容。。)

    殺そうとするのではなく、黙らせようとしたために殺してしまう話がこの小説に限らず、よく出てくるので、騒がず冷静に対処しようと思う。万が一そんなことに巻き込まれたらの話だけれど。。

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    2024年10月08日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    個人的には「64」以来の横山秀夫さん。懊悩や葛藤、願いなど、心の機微を掬い上げて深掘りされた心情描写に人間ドラマが相まった長編。がっぷり四つに組んで、読ませていただきました。

    実はハードカバー版が出た頃に読んでみたものの、当時は挫折していた作品でもあるのですが、あの頃ではこの作品を味わえる感性は育ってなかったなと感じてます。例えるなら、ビールを美味しく感じられるようにはなってなかったというか笑

    時間が経ってから読める作品もあることを教えてくれた大切な一冊になりました。

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    2024年10月05日
  • 陰の季節

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    警察物だと事件の解決とか凝ったトリックに期待しがちだけど、横山さんの作品は心理描写が桁違い。
    めっちゃ面白い。

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    2024年09月28日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    ネタバレ

    いきなりのネタバレ。
    「殺人のないミステリ小説。」
    人は死ぬけど。。。

    前半はちょっと休憩しながら読んでたのもあり、読み進めるのが少しつらかった(集中力がもたないという意味で)
    青瀬の苦悩や過去。
    元妻、ゆかりやライバルとのエピソード。
    吉野家の失踪の謎。
    実在する建築家、タウトの成し遂げたこと。
    画家、藤宮春子の作品。

    ものすごく長かったからこそ、終盤の事務所が一体となったシーンで胸が熱くなった。

    個人的には馴染みのある地名がたくさん出てきたのも、ストーリーに入り込めて楽しかった!

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    2024年09月28日
  • 出口のない海

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    ネタバレ

    読書から少し離れてしまっていて、本屋で悩みに悩んで取った一冊。読書に熱中している時は読みたい本で溢れてたはずなのに…この本に出会えて良かった。

    戦争や歴史を深く知らない自分にとっては、過去に残酷な争いがあったのは知っていてても現実味がない。平和な日本にいると海外で戦争が起きていても、ニュースで流れる事故や事件くらいに見聞きしてはすぐ忘れる物になっている気がする。

    この作品は人間魚雷″回天″のに搭乗する事になった元甲子園優勝投手の話。読み進めると訓練中に命を落としたり、故障の多さ、目標の敵艦撃破の成功率の低さを知った。様々な場面での描写がリアルで、現代との違いを感じつつも読む事ができた。

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    2024年09月21日
  • 第三の時効

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    F県県警で起こる事件の短編集。
    強力な個性の班長が難事件を解決する。緻密でリアル。警察小説の本物を見た。

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    2024年09月20日
  • 出口のない海

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    息子の本棚から拝借。空の特攻隊にくらべあまりに知られていない人間魚雷、回天。人がやっと一人分乗れる魚雷に爆薬を積み海中を進みそのまま敵艦へ突っ込むのだ。敗戦の気配が漂う中、回天に乗る事になった並木。野球や恋人への想いと国の為に死ななければ、という心の葛藤が描かれてる。出撃直前で故障したり、戦争で生き残るのは運だけだと思うがただ最後がちょっと綺麗すぎるかなぁ

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    2024年08月31日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    組織の中で、利害関係の狭間に追いやられた主人公の三上が、自分の中で優先すべきものが何なのかに気づいてそれを実行していく様に感動した。上司と部下の関係性や成長の描き方も素晴らしい。
    警察組織内の論理、利害関係の描写が生々しくてリアリティがあった。
    三上の娘については、消化不良の感が否めない。

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    2024年08月26日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    過去の誘拐殺人事件と県警内部そして家族が絡み合い物語は進行する。登場人物の誰もが負のオーラを発し、気が滅入りそうになる。娘の失踪と幸田メモがなかなか明かされず、ドロドロの職場抗争の展開に。やる事なす事うまくいかない中、泥水をすすって這い上がる主人公。最後に少し光が差して後編に続く。途中別の本を読んで、気を取り直して読み終えた。でも横山秀夫の話には惹かれるものがある。大好き度❤️

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    2024年08月20日
  • 看守眼

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    ⚫︎最近、集中的にこの人の本を読んでいるが、本当に駄作がないな。宝石みたいにキラキラした、かつ、老練な読ませる文章だ。いぶし銀とも言える。
    ⚫︎思うに、組織人の描き方が上手い。組織で働いたことがない人の文章はリアリティがないが、これはある。まあ、正確にはリアリティっぽさなんだけどね。
    ⚫︎警察が舞台じゃない話も多いが、よくまあオチを上手くつけれるなと。無理なく情景描写が頭にスッと入ってくるのはさすが。
    ⚫︎書き出しから本筋までスーっと入っていける技量は凄いよ…

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    2024年06月08日
  • 動機

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    ⚫︎手堅くどれも面白い短編。
    ⚫︎字数が限られ中、どこまで削るかはまさに職人芸だね。洗練されている。
    ⚫︎くどい描写がなく、サクサクとテンポよく読めるのは貴重だよね。中々書けるもんじゃない。

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    2024年06月08日
  • 看守眼

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    年配の男性にオススメの本を聞かれて、横山秀夫さんがよろしいのでは、と思ったのだけど、基本的に再読しない私は、購入してもほとんど人にあげちゃう。

    横山さんの本も然り…横山さんの本も読み友の担当美容師しょこたんにあげた…んだけど、返却してもらう(^◇^;)
    (しょこたんも旦那さんもハマって読み切ったらしいw)

    で、前に読んでたけど手持ちの本がなくてあげられなかったこの本もおまけで付いてきたので、ふと読み始めたら短編集だし、面白いしで結局再読www

    う〜む、全著再読したい気分になってきてるんだけど、どうしましょうね?www

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    2024年06月06日