横山秀夫のレビュー一覧

  • 影踏み

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    2022.01.29

    侵入盗ノビカベ 死語頭に住み着いた双子の弟 幼馴染みの恋人 侵入先で視た妻の殺意 泥棒のサンタクロース 一度しか会ったことのない同業者からほ遺言

    短編集だった。しっかり本格、さすが横山。この人の作品に出てくる人物の推理力、洞察力がうらやましい。

    最後は幸せになったのかな。

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    2022年01月29日
  • 臨場

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    終身検視官、倉石。
    監察を舞台にしたミステリ。
    刑事が事件を解決するよりも、ロジカルで面白かったです。
    裏方が主役の警察小説も良いです。

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    2021年12月13日
  • 臨場

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    読後、いろいろ思い返すエピソ-ド多数。
    判りづらい短編も有るが、いろいろな人の生き方、考え、価値観、生き様
    読書でしか絶対、出会う事の出来ない人々。
    (結構本を読んでいるが)この短編集ほど、生き方の多様性を感じ取った本は無い。
    横山秀夫って改めて凄いと感じた。
    うぅん~。

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    2021年10月14日
  • 真相

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    てっきり警察系の専門かと思ってましたが、こういうのも出されてたんですね。どれもこれも巧妙で素晴らしかったです。好きという気持ちを抱えながらそのまま心地よく読み終えることが出来ました。

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    2021年09月29日
  • 陰の季節

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    D県警シリーズ第1弾!
    組織にあんまり依存しない一匹狼的な刑事が事件を解決する。そういうのが多いけど、このシリーズは違う。

    このストーリーのメインは、捜査一課とかの華々しいとこやなくて、秘書課とか、警務課とか管理部門みたいなとこ。
    人事に力あるとか、そんな人が主役。
    二渡さんが、メインな気がするけど、エース一人にスポットを当てるんではなく、組織の複数の人を対象にしてる。
    こんな縦社会&男社会の組織に、忠誠を誓って、墓場までってのでええの?とは思う。

    出世とかそんなんに力入れてるけど、これは、普通の会社でも同じ事。
    私自身が、出世とかそんなんに縁のない人なんで、大変やなぁとは思うけど、「ふ〜

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    2021年08月23日
  • 真相

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     一つの出来事が周りの人間にどのような影響を与えるか、そしてその出来事は決して他人に漏れてはならない。それが漏れそうになった時、漏れてしまった時、どのような事態が起きるか。
     隠すものが大きければ大きいほど人間は疑心暗鬼に陥りやすい。何気ない出来事に思えても悪いほうへ悪いほうへと物事を考えてしまう。そしてそれが行動として表れる時、まさかの事態が待ち受けることになる。そうした人間心理の奥底とそれに伴う葛藤を描いた5編収録の短編集。

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    2021年06月25日
  • 看守眼

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    これぞ短編集、という感じで1つのアイデアをきちんと綺麗なストーリーにしている。なかなか日の当たらない職業の人にスポットを当てて、そこから話が膨らむので、新鮮な気持ちになり、非常に贅沢な1冊だった。
    横山さん原作のドラマや映画しか知らなかったが、本も読んでいこう。

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    2021年06月08日
  • 真相

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    時を経て明らかになる真相には幾重の自由があって誤解を招き、根底にはあるいっときの誰かの悪意が潜んでいる。
    そんな話を寄せ集めた作品だと感じた。
    じわじわと、結末を予感をさせる場面が少しずつ紐解かれて判明した時には疑問がクリアになる気がします。
    モヤモヤが残らず私には向いている。

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    2021年03月21日
  • 看守眼

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    定年間近ながら長年勤めてきた看守の犯罪者を視る眼で真の犯人を追う「看守眼」(流れは定年間近の人たちの警察社内報の記事依頼から来ているが)他、6編の短編小説集。横山秀夫は短編でもプロットを練っており非常に楽しめる。どれも面白かった。最後の「秘書課の男」は上司に嫌われる気持ちが誰にでも経験あるのでは(その元を作った犯人はやはり最後にあっと言わせるけど)。

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    2020年11月15日
  • 真相

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    この短編集はどの話も後味悪いが、次の展開が非常に気になり、一気読みしてしまう話ばかりだった。どの話も甲乙つけがたく面白い。

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    2020年11月14日
  • 真相

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    ネタバレ

    人間の弱さ、非情さ、切なさ、ほんの少しだけ見える希望。全部の話に飲み込まれた。特に、18番ホールと空手部の話。辛かった。

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    2020年04月15日
  • 真相

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    ネタバレ

    収録作品
    真相/18番ホール/不眠/花輪の海/他人の家

    *****

    今回の『真相』は警察小説、ではない。
    重いお話が多いのだけれど、後味が悪くないところがお気に入り。
    全ての物語にドラマがあり、更なる謎や登場人物の思惑が浮き彫りになっていく様に引きずり込まれていく。

    『真相』で先ずじんわりと涙し、『18番ホール』、『不眠』でハラハラドキドキし、『花輪の海』でひんやり、じんわりし、『他人の家』でまた息を呑む。

    『花輪の海』は前半、読んでいて痛々しい描写があったものの、ラストまで読み、収録作品の中で一番好きになった。
    青空を駆けるメール…ここが好き。

    横山さんの作品は全てのお話に”救い”

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    2019年05月15日
  • 看守眼

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    横山秀夫の短編集。
    留置所管理係として定年を迎える警察官、自叙伝執筆を請け負ったライター、家裁調停委員を務める主婦、県警ホームページを管理する警部、地方紙整理部に身を置く元記者、県知事の知恵袋を自任する秘書・・・様々な職業を通して描く、日常の謎的なライトミステリです。
    警察小説じゃなくても‥読ませます(^_^;)

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    2019年04月23日
  • 看守眼

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    ネタバレ

    *刑事になるという夢破れ、留置管理係として職業人生を閉じようとしている、近藤。彼が証拠不十分で釈放された男を追う理由とは(表題作)。自叙伝執筆を請け負ったライター。家裁調停委員を務める主婦。県警ホームページを管理する警部。地方紙整理部に身を置く元記者。県知事の知恵袋を自任する秘書。あなたの隣人たちの暮らしに楔のごとく打ち込まれた、謎。渾身のミステリ短篇集*

    ごくごく普通の人の、誰にでもある昏い深部を炙り出すのが本当にお上手。同じ事柄でも、見る側面を変えればこうなるんだ!と唸るばかり。誰にでもある側面ゆえに、そのやるせなさや諦観までも共感できてしまうので、読後感は少々寂しいですが。

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    2019年03月01日
  • 第三の時効

    購入済み

    面白く読ませて頂きました。ただ登場する刑事達の態とらしく荒れた言い回しで書かれていて、現実味を失った様に感じました。

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    2018年11月16日
  • 看守眼

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    元警察の留置管理係、フリーライター、家裁調停委員、県警のホームページ作成者、地方新聞の元記者だった整理部員、知事秘書たちの業務からちょっとした事件を主人公の洞察、気づきを主題にした。読みやすくおもしろい。2018.7.18

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    2018年07月18日
  • 看守眼

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    横山秀夫、やっぱり好きです。「教場」のような雰囲気を持ちつつ、それよりも世界が練りこまれていて、洗練されたミステリーに感じる。決して押し付けがましくもなく、慎ましく、それなのにダイナミックな結末が用意されたショートショート。すごく謙虚な人なんだろうなあ。謙虚って大切だ。謙虚に生きねば。

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    2017年08月28日
  • 影踏み

    購入済み

    犯罪者目線でのストーリー

    横山秀夫作品の緊張感を味わいたくて購入。

    出所したばかりの空き巣の常習者の主人公にまつわる物語。

    不器用に生きていく主人公に犯罪者でもないのに

    共感できる。

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    2017年04月24日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    警察組織の中の
    情報官にスポットを当てたミステリー。

    刑事VS警務・・・
    一般人には外勤か?内勤か?
    程度の認識しか無かったが・・

    次から次へと裏切られ
    罵られ・・・誰も信じられないって
    そりゃ~なるわ。
    少々話がくどいので4点。
    しかし、内容的にはGOOD

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    2024年08月26日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    後半、数十ページから圧巻の展開になる。そこまでダラダラ主人公周辺や64事件が語られる。更なる怒涛の展開を下巻に期待して★4つ

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    2025年11月09日