横山秀夫のレビュー一覧

  • 真相

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    過去に犯罪を犯してしまった者や、事件後心に後悔やわだかまりを持った人間達が中心の短編5編。

    罪を償った後もずっと自分の後ろには犯罪履歴、後悔が付いてまわる辛さを強く感じ絶対犯罪はしないでおこうと思いました

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    2022年06月21日
  • 陰の季節

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    D県警シリーズの第一作目を含む短編集。一つ一つの作品に、地に足がついたドラマがあって、すべて最後が腑に落ちる。おどろおどろしく、こけおどしの展開だらけのミステリーにはない味わいがある。

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    2022年06月16日
  • 臨場

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    「餞」と「十七年蝉」の話が特に好き。
    ぶっきらぼうやけど、実は誰よりも人間味と情のある倉石検視官、かっこいい。

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    2022年06月13日
  • 真相

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    どんな物語、どんな人生、どんな問題。

    必ず真相はある。

    望まれた真相、望まれない真相、

    それはただ一つだけ。

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    2022年06月13日
  • 臨場

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    捜査一課調査官倉石義男が活躍する人情味溢れるドラマ。死者からならメッセージを的確に調べ上げ己の道を貫く男の話。テレビドラマにもなっていたのでイメージしながら読むことができました。続きがあれば読みたいシリーズです。

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    2022年06月02日
  • 臨場

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    警察小説やけど、主人公は検視官。

    「終身検視官」
    「死体掃除人」
    「クライシス・クライシ」
    などなど、数々の異名を持ち、やくざのごとき風貌と辛辣な物言いで周囲に睨みをきかせている。
    上には疎んじられてるはんめさ、若手には信奉社外が多い。
    かっこええ生き方やな!
    天才的に優秀やないと出来ん事ではあるけど。常に自身を磨き、真実を追求する。職人さんみたいに。
    上に文句言わさん程の実績ないとあかんしな。
    警察組織って、出世ばっかの人やなくて、こういう人が支えてるのかもしれんな。

    警察組織だけやなく、会社とかにも、一部やけど、こんな人がおる。そういう人になりたいな!確かに出世は出来んけど、我が道を行く〜
    自分も精進します〜!(^_^)v

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    2022年05月11日
  • 看守眼

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    6作品収録の短編集
    この作品では警察関係者じゃない人が主人公の
    話が多かったですが
    いずれの話も楽しめました
    でもやっぱ警察小説の方がいいかも
    この作品もよかったですよ

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    2022年04月29日
  • 真相

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    てっきり警察系の専門かと思ってましたが、こういうのも出されてたんですね。どれもこれも巧妙で素晴らしかったです。好きという気持ちを抱えながらそのまま心地よく読み終えることが出来ました。

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    2021年09月29日
  • 真相

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     一つの出来事が周りの人間にどのような影響を与えるか、そしてその出来事は決して他人に漏れてはならない。それが漏れそうになった時、漏れてしまった時、どのような事態が起きるか。
     隠すものが大きければ大きいほど人間は疑心暗鬼に陥りやすい。何気ない出来事に思えても悪いほうへ悪いほうへと物事を考えてしまう。そしてそれが行動として表れる時、まさかの事態が待ち受けることになる。そうした人間心理の奥底とそれに伴う葛藤を描いた5編収録の短編集。

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    2021年06月25日
  • 看守眼

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    これぞ短編集、という感じで1つのアイデアをきちんと綺麗なストーリーにしている。なかなか日の当たらない職業の人にスポットを当てて、そこから話が膨らむので、新鮮な気持ちになり、非常に贅沢な1冊だった。
    横山さん原作のドラマや映画しか知らなかったが、本も読んでいこう。

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    2021年06月08日
  • 真相

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    時を経て明らかになる真相には幾重の自由があって誤解を招き、根底にはあるいっときの誰かの悪意が潜んでいる。
    そんな話を寄せ集めた作品だと感じた。
    じわじわと、結末を予感をさせる場面が少しずつ紐解かれて判明した時には疑問がクリアになる気がします。
    モヤモヤが残らず私には向いている。

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    2021年03月21日
  • 看守眼

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    定年間近ながら長年勤めてきた看守の犯罪者を視る眼で真の犯人を追う「看守眼」(流れは定年間近の人たちの警察社内報の記事依頼から来ているが)他、6編の短編小説集。横山秀夫は短編でもプロットを練っており非常に楽しめる。どれも面白かった。最後の「秘書課の男」は上司に嫌われる気持ちが誰にでも経験あるのでは(その元を作った犯人はやはり最後にあっと言わせるけど)。

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    2020年11月15日
  • 真相

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    この短編集はどの話も後味悪いが、次の展開が非常に気になり、一気読みしてしまう話ばかりだった。どの話も甲乙つけがたく面白い。

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    2020年11月14日
  • 陰の季節

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    刑事物といったら殺人の捜査など、血なまぐさいもののイメージだったけど
    これは事務関係の話。あたりまえだけど警察にも庶務や人事がいるんだな。
    違った視点の刑事物でこれまためちゃくちゃ面白い。
    こっちの方がリアルに感じる話ばかりだった。

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    2026年01月22日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    (上下巻)

    647頁の大作だったが、重いので持ち歩けず、雑用の合間に読んでいると進み方が遅くなってしまった。予想通りの面白さに一気読みがいいとわかっていたがやっと読みきってほっとした。
     前半は細かい職布を見るような書き方で、激動する内容だが警察内部の話が多くそれでも興味深かった。少し時間はかかったが、所々感動的なシーンがあってホロリとするので、外で読むのは少し照れるかなと思った。


    三上はもと刑事だったが、今はD署の広報室を任されている。異動時期に刑事が続けられるよう実績を残してきたが、やはり広報に移された。しかし4人の部下は広報と言う仕事にプライドを持ってあたっていた。かれも広報マンのトップの自覚と誇りが芽生える。

    娘が行方不明になり二度、死体検分に妻とともに出かけ、そのたびに娘ではなかったことを安堵したが次第に妻は家に籠るようになっていた。

    14年前の「祥子ちゃん誘拐事件」の犯人が逮捕されず時効が一年後に迫っていた。突然、一週後に長官の視察があるという。祥子ちゃんの父親宅を尋ね、侘びとともに焼香したいという。三上はその連絡のために被害の雨宮芳男に了解を得てくることを託される。
    三上は誘拐捜査で初動班にいたこともあり、未解決のままに父親に会うのは忸怩たる思いがあった。雨宮は一度はかたくなに断ったが、二度目の訪問で三上の情にほだされたのか承知した。
    一方、記者室では刑事部の発表に反発して、広報は板ばさみ状態だった。

    調べるうちに、祥子ちゃん誘拐の捜査の陰に不審な「幸田メモ」があることがわかる。
    犯人の声を録音していた「日吉」と「幸田」が祥子ちゃんが殺害され、身代金をまんまと取られてしまった、捜査がこれからと言うときに退職し、日吉はその後14年間引籠っている。幸田は行方がわからない、なぜなのか。
    刑事部の暗部が徐々に見えてくる。だが関係者は秘して黙し、三上には何も語らない。

    刑事部に関する押し問答はやがて広報に向かって爆発する。

    一方刑務部の二渡の行動が気にかかりだす。彼は新しい庁舎建設の件で動いていると言うが、人事権の裏方の実力者と言われる二渡の不審な行動が目に付く。

    外では妊婦が老人を轢いて死亡させた。加害者の氏名は妊婦である上に重要人物の娘だった。刑事部は匿名で記者クラブに知らせろと言う。三上は記者たちの不満の騒動に巻き込まれる。

    誘拐事件の匿名発表、事件の経緯などは協定が結ばれ、無言のうちに守られてきた。人道的な面からも記者たちは認めてきた、しかし、今回はおかしいではないか、と言う。三上は苦渋の末、尊敬する上司に問いかける。なぜ匿名なのか。

    彼の広報魂が見える、感動的な場面に繋がる一つの山場である。

    長官視察を明日に控え、また14年前をなぞるような誘拐事件が起きる。長官視察は取りやめられた。
    これは様々な目的でおきた狂言ではないのか。
    誘拐された少女はC子でもいい、ではなぜ両親の名まで秘匿するのか。
    兄とも慕い尊敬する松岡に聞く。彼はいつもの独り言を言う。父親の名前住所。三上はあの協定が破られるのを恐れ、この情報だけでも流せることを喜んだ。しかし記者団は納得しなかった。

    「俺がいえるのかここまでだ」
    「しかしそれでは」
    「ご再考願います、C子の名前なしでは協定は結べません。」「協定が流れてしまえば、何百人もの記者カメラマンが暴走します。捜査の妨げにもなります」
    「言えん」「人間言えることと言えないことがある」

    妙な言い方だった。様々に三上は考える。「便乗」誘拐事件の捜査で視察を中止に追い込む。視察は未解決の事件を種に地元警察の星、刑事部長職をキャリアに戻す案があると聞いている。

    「本庁に刑事部長を奪われる。私も忸怩たる思いがあります。しかし、本件がもし狂言に乗じたものであるなら、事情はどうであれ、まさしく外道捜査」
    「外道に正道を説けるのは外道、そういう言葉もある」
    「ならば」
    「くどい」「後はお前らの仕事だ、広報室の矜持とやらを総動員してブン屋を仕切ってみろ」

    三上は犯人からの電話を聞き、松岡の温情で捜査車両に同乗する。

    犯人はいるのか。14年前の誘拐事件をなぞるなら動機は何なのか。

    長い長い感じがするが一週間の攻防。刑事部対刑務部。そして君臨する本庁。板ばさみの広報室室長、三上と広報室の団結。
    記者会見の矢面に立たされた新米エリートの挫折と自立。

    事件は緊迫した中で幕を閉じ、松岡の言葉も理解する。
    三上は変わらない日常に帰る。
    娘は自分にあった世界を見つけているかもしれない。娘からの電話を待っていた妻も、もと警察官として事件の解決に狩り出されて、渦中に身を置いたことで自分を取り戻す。


    力作で、読み応えがあった。
    創作の舞台であっても、登場人物たちの動きに同化して、盛り上がる部分では同じように気分が高揚した。

    さすがに多くの人々が認めた傑作だった。

    二渡は短編集「陰の季節」の最初の話で登場していた。彼の不審な動きはちょっとしたスパイスで、それは学生時代どうしても勝てなかった三上への報復でもあるのかと思えるところが、うまく出来ている

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    2026年03月07日
  • 看守眼

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    横山秀夫の短編集。
    留置所管理係として定年を迎える警察官、自叙伝執筆を請け負ったライター、家裁調停委員を務める主婦、県警ホームページを管理する警部、地方紙整理部に身を置く元記者、県知事の知恵袋を自任する秘書・・・様々な職業を通して描く、日常の謎的なライトミステリです。
    警察小説じゃなくても‥読ませます(^_^;)

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    2019年04月23日
  • 看守眼

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    ネタバレ

    *刑事になるという夢破れ、留置管理係として職業人生を閉じようとしている、近藤。彼が証拠不十分で釈放された男を追う理由とは(表題作)。自叙伝執筆を請け負ったライター。家裁調停委員を務める主婦。県警ホームページを管理する警部。地方紙整理部に身を置く元記者。県知事の知恵袋を自任する秘書。あなたの隣人たちの暮らしに楔のごとく打ち込まれた、謎。渾身のミステリ短篇集*

    ごくごく普通の人の、誰にでもある昏い深部を炙り出すのが本当にお上手。同じ事柄でも、見る側面を変えればこうなるんだ!と唸るばかり。誰にでもある側面ゆえに、そのやるせなさや諦観までも共感できてしまうので、読後感は少々寂しいですが。

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    2019年03月01日
  • 第三の時効

    購入済み

    面白く読ませて頂きました。ただ登場する刑事達の態とらしく荒れた言い回しで書かれていて、現実味を失った様に感じました。

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    2018年11月16日
  • 看守眼

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    元警察の留置管理係、フリーライター、家裁調停委員、県警のホームページ作成者、地方新聞の元記者だった整理部員、知事秘書たちの業務からちょっとした事件を主人公の洞察、気づきを主題にした。読みやすくおもしろい。2018.7.18

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    2018年07月18日
  • 看守眼

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    横山秀夫、やっぱり好きです。「教場」のような雰囲気を持ちつつ、それよりも世界が練りこまれていて、洗練されたミステリーに感じる。決して押し付けがましくもなく、慎ましく、それなのにダイナミックな結末が用意されたショートショート。すごく謙虚な人なんだろうなあ。謙虚って大切だ。謙虚に生きねば。

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    2017年08月28日