横山秀夫のレビュー一覧

  • 看守眼

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    「看守眼」BS TBS放送、本題は看守眼だった。
    刑事になるという夢破れ、留置管理係として職業人生を閉じようとしている、近藤。彼が証拠不十分で釈放された男を追う理由とは(表題作)。自叙伝執筆を請け負ったライター。家裁調停委員を務める主婦。県警ホームページを管理する警部。地方紙整理部に身を置く元記者。県知事の知恵袋を自任する秘書。あなたの隣人たちの暮らしに楔のごとく打ち込まれた、謎。渾身のミステリ短篇集。

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    2024年10月12日
  • 動機

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    オーディブルで聴きました。
    ロクヨンほ面白かったけど、長いし重かったので、同じ作者の短編集ということで選びました。
    主人公の心境の描写が丁寧で、各主人公の気持ちに寄り添うことができるために、一緒にハラハラドキドキしながら物語を進むことができました。

    裁判官の妻はやっぱり嫌だな。。新聞記者も記者の妻も嫌だが。警官も嫌だ。この作者の作品に出てくる職業は全部嫌だ。(と思ってしまうような内容。。)

    殺そうとするのではなく、黙らせようとしたために殺してしまう話がこの小説に限らず、よく出てくるので、騒がず冷静に対処しようと思う。万が一そんなことに巻き込まれたらの話だけれど。。

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    2024年10月08日
  • 陰の季節

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    警察物だと事件の解決とか凝ったトリックに期待しがちだけど、横山さんの作品は心理描写が桁違い。
    めっちゃ面白い。

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    2024年09月28日
  • 出口のない海

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    ネタバレ

    読書から少し離れてしまっていて、本屋で悩みに悩んで取った一冊。読書に熱中している時は読みたい本で溢れてたはずなのに…この本に出会えて良かった。

    戦争や歴史を深く知らない自分にとっては、過去に残酷な争いがあったのは知っていてても現実味がない。平和な日本にいると海外で戦争が起きていても、ニュースで流れる事故や事件くらいに見聞きしてはすぐ忘れる物になっている気がする。

    この作品は人間魚雷″回天″のに搭乗する事になった元甲子園優勝投手の話。読み進めると訓練中に命を落としたり、故障の多さ、目標の敵艦撃破の成功率の低さを知った。様々な場面での描写がリアルで、現代との違いを感じつつも読む事ができた。

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    2024年09月21日
  • 出口のない海

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    息子の本棚から拝借。空の特攻隊にくらべあまりに知られていない人間魚雷、回天。人がやっと一人分乗れる魚雷に爆薬を積み海中を進みそのまま敵艦へ突っ込むのだ。敗戦の気配が漂う中、回天に乗る事になった並木。野球や恋人への想いと国の為に死ななければ、という心の葛藤が描かれてる。出撃直前で故障したり、戦争で生き残るのは運だけだと思うがただ最後がちょっと綺麗すぎるかなぁ

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    2024年08月31日
  • 看守眼

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    ⚫︎最近、集中的にこの人の本を読んでいるが、本当に駄作がないな。宝石みたいにキラキラした、かつ、老練な読ませる文章だ。いぶし銀とも言える。
    ⚫︎思うに、組織人の描き方が上手い。組織で働いたことがない人の文章はリアリティがないが、これはある。まあ、正確にはリアリティっぽさなんだけどね。
    ⚫︎警察が舞台じゃない話も多いが、よくまあオチを上手くつけれるなと。無理なく情景描写が頭にスッと入ってくるのはさすが。
    ⚫︎書き出しから本筋までスーっと入っていける技量は凄いよ…

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    2024年06月08日
  • 動機

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    ⚫︎手堅くどれも面白い短編。
    ⚫︎字数が限られ中、どこまで削るかはまさに職人芸だね。洗練されている。
    ⚫︎くどい描写がなく、サクサクとテンポよく読めるのは貴重だよね。中々書けるもんじゃない。

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    2024年06月08日
  • 看守眼

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    年配の男性にオススメの本を聞かれて、横山秀夫さんがよろしいのでは、と思ったのだけど、基本的に再読しない私は、購入してもほとんど人にあげちゃう。

    横山さんの本も然り…横山さんの本も読み友の担当美容師しょこたんにあげた…んだけど、返却してもらう(^◇^;)
    (しょこたんも旦那さんもハマって読み切ったらしいw)

    で、前に読んでたけど手持ちの本がなくてあげられなかったこの本もおまけで付いてきたので、ふと読み始めたら短編集だし、面白いしで結局再読www

    う〜む、全著再読したい気分になってきてるんだけど、どうしましょうね?www

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    2024年06月06日
  • 真相

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    ⚫︎びっくりするぐらいどれも面白い。
    ⚫︎よくもまあこの短い中で序破急並みな展開に仕上げたもんだ…どれもだれていない…
    ⚫︎それに読ませるんだよな…どれも…
    ⚫︎今回はあまり警察が出てこないのでそれも新鮮だったね。しかし、今度はばりばり警察が出てくるやつが読みたくなってきた。

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    2024年06月02日
  • 顔 FACE 〈新装版〉

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    どの短編の展開も面白く、心情描写が秀逸。女性活躍推進やハラスメント防止が叫ばれる現在、警察社会がどうなってるのか気になった。

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    2024年05月26日
  • 臨場

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    ▼横山秀夫さんはほんとに凄い。凄いんだけど、そりゃいろいろ読んでいけば読み手の好みによって凸凹はあるわけで。この本は「検視官」という役目の中年警察官・倉石が主人公の連作短編。面白いところも、いまいちかなあというところもありました。

    ▼素人的にいうと。殺人事件の現場に現れて死体を検分するんだけど、「医者」ではない。刑事。そういうのの専門家。まあそんなような役割ですね。主人公の倉石さん。

    ▼なによりこの本は、横山さんなりに「ヒーローものをやってみました」なんです。倉石さんという検視官が、めちゃくちゃ出来る。間違わない。事故死か自殺か他殺かの判断から、他殺の場合の犯人の目星、自殺の場合の事情や動機まで、ズバズバ当てて間違わない。ヒーローものの安心感。 
     その代わり、倉石さんでは人間ドラマは描きづらいのか(まあそりゃそうだよなあ)、連作短編は必ず別に主人公がいて、倉石さんは言ってみれば全部の話で「トメ」的な脇役で出てくる。その作り自体はうまくいっているかと。

    ▼ただまあ、どうしてもそれなりに凝った設定(つまり偶然要素も多い)し、謎のための謎ということも多くなります。主人公が検視官で短編でけりをつけていくから、仕方ないですよね。そのあたりはまあ。

    ▼個人的に(おそらく多くの読者が)「横山さんの小説の中で、コレがいちばん好き」ではないでしょうが、楽しみはしました。内野聖陽さん主演でテレビドラマにもなっていますね。未見ですが、当然ながら相当に改変してるんだろうなあと推察しますが。

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    2024年05月18日
  • 出口のない海

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    横山秀夫さんの本は、すべて読んだつもりでしたが、文庫本の背表紙のあらすじを読んで、これはまだだったなと読み始めたら、やっぱり止まらなかった。
    戦争はほんとに恐ろしい。人が人でなくなってしまう。そんな中で人であり続けられた主人公。こうやって死んでいった人が多勢いたんだと思うと…そして今もそんな恐ろしい戦争は世界で続いているんだと思うとやるせない。理不尽としか言いようがない。

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    2024年05月05日
  • 看守眼

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    面白い
    面白い
    私もこういう骨太人間ドラマを面白い、と感じるようになったんだ

    「午前五時の侵入者」のラスト近くの1行には、胸が熱くなりました

    横山秀夫、また読もう

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    2024年04月12日
  • 影踏み

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    ⚫︎警察小説を書かしたらやっぱり上手い。
    ⚫︎最初は弟の描写が鬱陶しく感じたが、慣れてくればたいしたことはない。
    ⚫︎短編集になっていて、どれも地面師やら犯罪の玄人が出てきて面白い。異名がいいよね。
    ⚫︎出てくる刑事もお行儀の良くない感じがまたリアルでね。

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    2024年03月10日
  • 動機

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    ちょっとした気持ちの迷いで変わってしまう人生。誰にでも起こる事ではないだろうか。先が気になって読む速度があがりました。横山さんの作品は、手に汗握る事はないのですが、いつも先が気になります。
    最後の作品は私には難しかった。

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    2024年02月21日
  • 臨場

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    横山作品は4作目なので、世界観は何となく把握しながら読んだ。

    主人公倉石検視官、又の名を『終身検視官』『死体掃除人』『クライシス・クライシ』のキャラクターは物凄くカッコいい。
    天才肌、孤高、男っぷり、仕事熱心、男にも女にもモテる…。

    男尊女卑、仕事、恋愛至上主義、良くも悪くも昭和の価値観の時代。
    スナック『マダム』40オーバーのホステスの店を
    老人ホームと言ってる男はジジイだし、部下の小坂(女性)が倉石にいちゃいちゃする件も気持ち悪い。女性キャラ、みんなおかしい。

    特に『声』は酷い話だったが、女性に対する男性の認識がわかる興味深い内容だった。
    好きな女性に振り向いてもらう為に、その女性を不幸にする。同じ人間と認識してないから、出来るのだな、と。彼らにとって女性は同じ人間ではなく『女』という記号でしかない。そして女性側もそういうモノだと刷り込みされていた時代。

    今となってはこの世界観は嫌いだが、この世界観でないと倉石のかっこよさは表現出来ない。
    よって、今現在の世の中では成立しない
    もはやファンタジー、もしくは古典として読むと面白い。

    臨場 スペシャルブックより
    前作臨場文庫本に未収録の短編4作あり

    文庫本より後の話なので、倉石がガン闘病中の描写あり。そして文庫本版より数年たってるからか、女性の扱いが酷くなく、スッと人情話が入ってくるので面白かった。

    『罪つくり』からのセリフ

    『本望じゃねえか。死ぬほど悲しませるのも親孝行のうちだ』

    『人は誰だって、テメエでテメエの生きざまを決めてんだ。自分の一言で、他人様の人生を変えられるなんて自惚れは持つんじゃねえ』

    グッときた。
    どちらのセリフも心を楽にさせてくれる。
    やっぱり倉石はカッコいい男だった。

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    2024年02月10日
  • 影踏み

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    一話完結の短編集でありながら、通しでのストーリーも有り、連ドラみたい。短編としても、長編としても面白い。

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    2024年01月25日
  • 陰の季節

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    古い作品であるものの陰日向に咲く警務部門の警察官の葛藤が精巧に描かれている。
    凶悪犯人を追いつめなくても行き着く先が気になり短編小説であることも重なってつい一気読みしてしまう。古くても新しい警察小説

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    2023年10月16日
  • 看守眼

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    ネタバレ

    旅のお共として。6篇の短編集。珍しく警察ものではなかった。いや、警察も2つあったけど。やっぱこの人のは読みやすいし、はずれなしだ。

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    2023年10月04日
  • 影踏み

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    私は面白く読めました。真壁が渋すぎる!泥棒なのになぜか味方しなくなってしまう。
    亡くなった弟と協力して、事件解決してしまったり、ちょっとファンタジーな要素もあるけど、横山さんの作品らしく男臭さの詰まった一冊だと思います。

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    2023年09月18日