横山秀夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2019年第1回山中賞受賞作
同年『週刊文春ミステリーベスト10』
国内部門第1位
2020年 ドラマ化
初出は2004年から2006年にかけて月刊誌「旅」に連載
物語の中でも、主人公は趣ある土地を訪ね歩き、建築家としての目線で風景と人の営みを見つめる。
タイトル“ノースライト”は、北側から入る自然光。建築や写真などで使われる用語。
直射日光が入らず、一日を通して安定した柔らかい光を得る。それが、ノースライト。
この光は、作品がラストに向かうに伴い、心を照らす象徴としても描かれているかのよう。
本作は、ミステリーというより、
ひとりの建築士が設計と施工にかける生き方 -
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L県警捜査一課調査官の倉石義男を描いた作品。
8篇収録の短編集。
・赤い名刺
あらすじ
『終身検視官』の異名を持つ倉石義男の下で調査官見習い中の一ノ瀬は、臨場要請の住所が、かつての不倫相手の相沢ゆかりと知って驚く。
過去がバレると不安になった一ノ瀬は倉石に同行し現場に臨場する。
一ノ瀬はゆかりが自殺するとは思えなかったが、
あらゆる材料が縊死という結論を出していたが。
・眼前の密室
あらすじ
相崎靖之は老婆殺しの容疑者を絞り込むため、
大信田班長の帰宅を官舎近くで張り込んでいた。
しかし、張り込み中にポケットベルが鳴り、呼び出されたため、
玄関のドアノブの真上に石粒を置いて、その場を離 -
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長編かと思ったら短編が複数ある形、かと思ったら繋がっていて同じ刑事たちの物語だった。あまり読まないジャンルかなぁと思って他の方のレビュー読んだらハードボイルド系と書いてあり、なるほどこれがハードボイルドかと。
事件の難易度というか、解決までの道筋は程よい感じで結末も納得はできるんだけど、その解決の瞬間の沸点が高くて面食らってしまった。すごく急展開に結末を迎えて、だけどその後の描写がすごくあっさりしていて、肩透かしを喰らった感じというか、、うぉ急に来た、、あ、これで終わり?的な。
でも、ハードボイルドと言われると、うん、まあ納得。(多少偏見あるかもです。)
全体の感想としては、警察同士そんな -
Posted by ブクログ
■サマリー
・殺人を犯しても、清い心でいられるのか
・半落ちの真実を知ると主人公のやさしさがわかる
・語りは、主人公に関係する人の目線で進められる
■所感
現職警察官が、アルツハイマーの妻から頼まれ、嘱託殺人を犯すも、その後自首するまでの空白の2日間が、最後の最後まで分からないまま物語はどんどん進んでいく。
こういう結末か、もしくはああいう結末かと何パターンも想像しながら読んだが全部外れた。
外れた方向が、いい方に傾いた。
終わりが、自分的には非常に良かった作品である。
主人公の梶聡一郎は、非常に心の優しい人である。
物語の真実が見えると、そのことがよくわかる。
自分に置き換えたとき、同じ