横山秀夫のレビュー一覧
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警察の広報という立場から見る仕事の理不尽さ、組織の非情さ。登場人物は多いけど、主人公・三上に寄り添ってくれたり味方になってくれる人がほぼいないので読んでてしんどかった。妻でさえ、三上にとっては細心の注意を払って扱わなければ壊れてしまう対象。
失踪した娘といい、抱えているものが多すぎる。そして娘から投げつけられたのは、三上にはどうする事もできない自分の容姿の否定。三上の尊厳は破壊され、それでも娘のため妻のために組織の駒として動かなくてはいけない。
家族、上司、部下、マスコミ、その他関わる全ての人が三上に感情や正論をぶつけ「何とかしろ」と責めたてている気がしてつらかった。最後の方でようやく「幸田メ -
Posted by ブクログ
たまたま群馬高崎の少林山達磨寺に寄った時に、ブルーノ・タウトを知り、その展示室でこの作品をお薦めされた。
建築士の青瀬稔(あおせみのる)が主人公。バブルを経験し、今は大学時代の同級である岡嶋の小さな会社で無気力に働いている。ノースライトの「Y邸」を除いては。。
プロローグ的なものがとてもとても長く感じたが、半分くらい過ぎて話が一転。名誉ある仕事を得る為に岡嶋が政界に巻き込まれる。同時に段々と「Y邸」の謎も解けていく。
岡嶋の死後の妻の言葉が切なかったー。「たった一人の友だちなんだって、、」一方通行に向けられた言葉に戸惑う主人公。。想像する事しか出来ないが岡嶋の気持ちを思うと全てがやり切れない