横山秀夫のレビュー一覧

  • 真相

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     5つの短編小説なのだが、それぞれ面白かった。この著者の長編は読んだことがあるが、短編は初めてでした。それぞれのストーリーにリアリティがあって日常的なサスペンスが感じられてもっと他にも読んでみたいと思いました。オーディブルで聴きました。

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    2026年03月24日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    ネタバレ

    ふう、おもしろかった。最後の最後まで怒濤の展開で、まさかの"ロクヨン"の犯人がここにきて分かるとは思いもしませんでした。遺族側の執念がまさか、ここまでとは。三上が飲酒運転の被害者の内情を知り、日吉に語りかけ、広報官であることを自覚していく過程は胸にきました。日吉と落合という、上に翻弄され、異なる不幸を背負った二人には同情します。家出のオチも陳腐ではなく、その先を感じられるもので好き。積読本が減ったら横山さんの本をチェックしてみます。

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    2026年03月18日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    下巻の展開に、そう来たか!と読んでて面白かった

    時間を忘れてこんなにも夢中になれた本は久々だった!

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    2026年03月15日
  • 真相

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    ネタバレ

    相変わらず緊迫感やばかった…。
    最後の解説にもあった通り、この短編集はどれも「事件が起こった後の出来事」がテーマになっていて、結末はどれも重苦しい。殺された息子の潔白を信じたかった父親、自分の犯した罪が露呈することを恐れる男、前科者とその妻として苦労をする夫妻の心情がありありと描かれていて、感情移入しまくりだった。しんど…でも夢中で読めたし面白かった。

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    2026年03月11日
  • ルパンの消息

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    時効まで24時間で解決まで持っていくとか、15年前の事件で新事実が明るみになるとか、三億円事件まで大風呂敷を広げるとか、欲張りセット詰め込みすぎる作品。その打開においてなんやかんやのご都合主義がすぎる部分が多々あるけど、人間の描き方がかなり好みの作品。回想シーンは情景がありありと浮かぶぐらいよく描かれた。複雑に絡み合う糸が綺麗に解かれていくのは読み始めからは想像できない怒涛の顛末に帰結する。悲哀の物語のはずなのに、救いがきちんと用意されているのは、ご都合主義だと思いたくない。

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    2026年03月09日
  • 動機

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    追い詰められた主人公の焦燥や緊迫感がまざまざと伝わってきて、こっちまで終始緊張しっぱなしだった。読み終わった時はどっと疲れたけど、夢中になれるいい物語だった。

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    2026年03月06日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    ネタバレ

    夫が建築士なのでこういうこと考えてるのかな〜と思いながら読んだ。
    最後に色々と話が繋がってくるが、まぁ繋ぎ合わせただけのような気もしたり。一気読みしてたらもっと入り込めたかなぁ。

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    2026年02月21日
  • 半落ち

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    わき役の話し長いって、、、ς(ꐦ◺˰◿)_凸

    まー
    ラストは
    終わった瞬間
    女王蜂のメフィスト
    が
    頭で、流れてブルってしたわー

    ラストチャンスに飢えた梶警部♪♪♪♪

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    2026年02月17日
  • 第三の時効

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    ハードボイルドな刑事物短編小説。
    良くも悪くも昭和的な刑事像が描かれており、好みは分かれそうな作品。犯人を追う過程の描写は濃厚なのに結末があっさりしているので、「もう終わり?」と感じる場面が何度かありました。

    刑事ものは犯人側や逮捕シーンに焦点が当てられがちですが、本作のメインは犯人を追い続ける強行班係の男たちの闘争心と熱量にあります。その点を最初から意識して読まないと本作の持ち味が薄れてしまうなと感じました。

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    2026年02月12日
  • 影踏み

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    横山秀夫の警察ミステリー小説の魅力はその圧倒的な取材力と、必ずしも刑事が主人公ではない設定にある。

    …のだが、本作はちょっと「泥棒」や「死んだ弟の声」など設定に凝りすぎててあまりハマらなかった。

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    2026年02月08日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    無言電話の犯人が雨宮という事実はインパクトがありで面白いと感じた。終盤の妻との会話で、娘の失踪を受け入れて、自分なりに消化し、乗り越えていこうとする様子に感動した。そこから犯人の逮捕や娘の問題の解決、日吉の今後など、やっとこれから面白くなってきたぜ!というところで終わってしまった。気になる。

    「たまたまが一生になることもある」
    自分が今いる場所で、何事にも全力で取り組みたい。
    嫌いなことや苦手なことが、もしかしたら一生物かもしれないから。

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    2026年02月02日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    建築&ミステリー
    複数の謎が組み合わさっているからこその設定、前提説明が長い印象があり、前半はやや難しく感じたものの、後半はどんどんと明らかになる謎や展開に惹き込まれてテンポ良く読めました。
    ずっとうっすらと不穏な空気が続いていて、それが後半にかけてはれていくイメージでした。
    建築や美術作品への興味は薄いものの、背景や作者の想いなど色んなことを知ってみるのと、知らないで見るのとでは感じるものが違うよなぁと改めて感じた作品。
    ノースライトにこだわった建築、見てみたいと思いました。

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    2026年01月27日
  • ルパンの消息

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    ネタバレ

    ミステリーらしく一気読みしたくなる。
    後味はちょっとモヤモヤは残る感じ。事件としてはスッキリ解決するけど、うーんそういう終わり方か…みたいな。結局喜多は自分の奥さんが犯人なんじゃないかと心の奥底で思い込んだままってことなのかな?そのあと新聞で知るのかな。
    橘がなんか微妙な終わり方しちゃった感がある。
    雀キチ妹婦警さんが絶世の美女って強調されてることに意味はあったんだろうか。
    あまり上手に自分が汲めないところが多い作品だった。

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    2026年01月04日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    たまたま群馬高崎の少林山達磨寺に寄った時に、ブルーノ・タウトを知り、その展示室でこの作品をお薦めされた。

    建築士の青瀬稔(あおせみのる)が主人公。バブルを経験し、今は大学時代の同級である岡嶋の小さな会社で無気力に働いている。ノースライトの「Y邸」を除いては。。
    プロローグ的なものがとてもとても長く感じたが、半分くらい過ぎて話が一転。名誉ある仕事を得る為に岡嶋が政界に巻き込まれる。同時に段々と「Y邸」の謎も解けていく。
    岡嶋の死後の妻の言葉が切なかったー。「たった一人の友だちなんだって、、」一方通行に向けられた言葉に戸惑う主人公。。想像する事しか出来ないが岡嶋の気持ちを思うと全てがやり切れない。
    読むスピードも上がり後半はラストまで一気読み。希望ある未来が想像でき清々しく終了。最後は良かった。
    ブルーノ・タウトの作品、日向家熱海別邸の見学を予約してみようかな。


    埋めること
    足りないものを埋めること
    埋めても埋めても足りないものを
    ただひたすら埋めること
    (藤宮春子)

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    2025年12月15日
  • 看守眼

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    大事件ではない、人々の身近にあるエピソード的な出来事。知らなかったことが何かのきっかけで気づくことってあるのかも。

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    2025年10月27日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    2019年第1回山中賞受賞作
    同年『週刊文春ミステリーベスト10』
                国内部門第1位
    2020年 ドラマ化
    初出は2004年から2006年にかけて月刊誌「旅」に連載
    物語の中でも、主人公は趣ある土地を訪ね歩き、建築家としての目線で風景と人の営みを見つめる。

    タイトル“ノースライト”は、北側から入る自然光。建築や写真などで使われる用語。
    直射日光が入らず、一日を通して安定した柔らかい光を得る。それが、ノースライト。
    この光は、作品がラストに向かうに伴い、心を照らす象徴としても描かれているかのよう。

    本作は、ミステリーというより、
    ひとりの建築士が設計と施工にかける生き方を、タウトの椅子から導いていく物語のようです。
    現実の旅と、心の奥に潜る精神の旅。その二つが静かに重なります。

    施主の詳細が見えないまま進む展開や、やや強引に感じられる新聞報道の要素など、
    納得しきれない部分も残ります。
    けれど、地方と東京を行き来しながら展開する物語は、「旅」という雑誌に連載された作品として、ふさわしい構成だったのではないかと思う。


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    2025年10月26日
  • 動機

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    D県警シリーズ2作目ですが、D県警シリーズは、最初の動機一つだけです。動機、逆転の夏、ネタ元、密室の人からなん短篇集。個人的には物足りないです。面白いなと思ったのは、動機と逆転の夏くらいでしょうか。あまり期待しない方がいいですね。

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    2025年10月21日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    刑事ものの本は初めて。登場人物や部署などに付いていくまでが少し時間がかりました。途中からはどんどん話に引き込まれた感じ。下巻が楽しみ!

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    2025年10月08日
  • 看守眼

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    ミステリ短編集。
    ミステリーですが、「お仕事小説」と捉えても良いかもしれません。各短編の舞台は仕事の場面で、主人公はミスしたり、悩んだり。どんな仕事も大変だよなと、自分の事のように感じながら読みました。
    「静かな家」「秘書課の男」が面白かった。

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    2025年10月04日
  • 陰の季節

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    警察という組織を扱った作品。
    警察対犯人という作品ではなく、警察という組織の中でもがく人物に光を当てた短編集。
    なかなか面白い。

    どの組織もそうなのだろうけれども、警察は特にムラ意識が強いイメージ。そのイメージを上手く使った作品だと思う。

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    2025年08月30日