横山秀夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
究極の警察小説という紹介文なのです
けれど、警察広報官という立場からの珍しい警察小説かと思います
主なストーリーは現実にあった誘拐事件を着想としています
事件そのものへの捜査以上に
刑事部警務部との軋轢
記者クラブとの対立
が濃厚に描かれています
周囲に警察関係者が居ませんので本当はどうなんだろうか?とは思いました
こんなに対立していたらなかなか職務を全うできませんよね
記者クラブとの交渉の場面等は映像を観ていたから読み取れるのかもしれません
無言電話の真実しかり
「64」をなぞるかのような新たな誘拐事件の展開
わかっていても緊迫感に息が詰まるような感覚でした
久しぶりの64満喫致しました -
Posted by ブクログ
あらすじ
倉石検視官を中心とした、色々な事件とその真相を描く短編集。
良かったところ
本格派っぽい語り口ながらも短編集で、個々の物語は簡単にするすると読めます。読後感も良い話が多く、基本的には救いのある物語になっているところも良いです。
うーんなところ
強いてあげればリアリティが薄いかもしれません。
刑事組織や私生活のリアリティはどれほどあるのか、1番の疑問は検視官がこんなにバシバシさながら名探偵のように事件の真相にたどり着くことは可能なのか、と思わざるを得ない明晰さでした。
まとめ
勝手に本格派刑事モノの長編と思ってしまっていたので、いい意味で裏切られました。軽くサクッと読める短編なが -
Posted by ブクログ
自分が設計した新築の家に、顧客が引っ越した形跡がない謎を追う一級建築士のミステリヒューマンドラマ
以下、公式のあらすじ
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横山ミステリー史上最も美しい謎。
熱く込み上げる感動。
一家はどこへ消えたのか?
空虚な家になぜ一脚の椅子だけが残されていたのか?
『64』から六年。待望の長編ミステリー。
一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。施主の一家も、新しい自宅を前に、あんなに喜んでいたのに……。Y邸は無人だった。そこに越してきたはずの家族の姿はなく、電話機以外に家具もない。ただ一つ、浅間山を望むように置かれた古ぼ -
Posted by ブクログ
久しぶりの横山さん!
D県警シリーズ思い出してたのに、警察出て来んねんな。
今回は、建築士が主人公!
まぁ、天才なんやろな。
バブルの洗礼浴びて、今は腐ってるけど。
そこに、好きに作ってくれ!との依頼!
めっちゃ、ええ出来やん!と自画自賛!
依頼主どうしてるかな?
で、噂で、ええ出来の家に誰も住んでいない!
失踪したのか?
なんか、元から住んでない?
一緒にいた家族仲良しに見えたのに、別居?
長身の女性の姿が?
謎が謎を呼ぶ!
まぁ、回りくどい事せんと、はじめから、キチンとした対応してたら、それで終わってる話やと言えば、それまでやけどね。
建築士が、建物をデザインしてるとこは、凄いな -
Posted by ブクログ
ネタバレ確か大学生の頃に一度読んで、ものすごく胸に残って良かった!という記憶だけがずっとあった。
それから十数年経って再読したわけだけれど…あの頃はピュアだったんだなぁと 笑
今の私には、いい話でしょ!の圧が重すぎて。
2000年代初め頃はまだまだ介護に対する考え方等が違っていたとはいえ、そうは言ってももう少し現実的な試行錯誤もできたんじゃないかと思うし、骨髄提供した後に名乗らないにしても会いに行くのも自分勝手すぎる気がする。
きれいな感動作だから表面だけ読んでいるといいのかもしれないけど、いろいろ考えると「うーん」と思ってしまうことがあった。 -
Posted by ブクログ
面白かった!
警察を主人公にした短編集。
事件の内容が派手じゃないものでも警察内部の人間模様や捜査の進め方とかが面白くてどんどん読まされる。
やっぱり朽木というキャラが好きやったな。
過去になんの罪もない子供をはねて殺してしまった経験があって笑わない刑事。
でも事件の検挙率は100パーセント。
冷静で、、冷酷とはまた違う。
素晴らしくいいキャラクターやった。
どれも面白かったけど1番を挙げるならやっぱりタイトルにもなってる第三の時効かなあ。
全部ちゃんと最後は警察が勝つのもよかった。
きちんと真実にたどり着いて犯人を追い詰めて…っていう過程が面白かった。