横山秀夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
臨場のドラマは、再放送でちらっと見たことあるくらい。
実は、横山秀夫さんの本を読むのもはじめてだったりする。
おもしろくてすらすら読めたし、短編集として語りすぎないところもよかった。
主人公の倉石はやたら偉そうで、「終身検視官」と呼ばれている、警察の中で特別扱いされている変人。
でも倉石のシンパは多数いて、倉石のもとで学びたい警察官たちから「校長」とまで呼ばれて慕われている一面もある。
完全一匹狼では、警察組織でやっていけないもんね。
教場と似たタイプの小説だと思う(どちらが先か、私はわからない)。
おもしろかった。またドラマ見たいな、再放送ないかな、とチェックしたくらい。
ただね、女性修習 -
Posted by ブクログ
神風特攻隊は小説や映画でも描かれることが多いが、この作品は回天「人間魚雷」がテーマだ…
回天とは魚雷にたくさんの爆薬を搭載し、人間が直接操縦し戦艦に体当たりする特殊兵器…
回天は神風特攻隊の水中版だ!
脱出装置もない回天に一人で乗り込み、暗い海の中を操縦し、敵の艦船めがけて突っ込む…
想像するだけで身震いがするこの人間兵器にたくさんの若者が散っていった…
ヒジの故障のために、期待された大学野球を棒に振った甲子園優勝投手の並木浩二
彼はなぜ回天への搭乗を決意したのか?
彼を取り巻く家族、友人、恋人の複雑な感情に考えさせられるものは大きい
警察小説でもミステリーでもない横山秀夫さんの戦争青春小 -
Posted by ブクログ
ネタバレ実家に帰ったついでに本棚から抜き出してきた一冊。
好きな国内作家さんのひとり横山さんのD県警シリーズ初作を再読。
暑苦しく、昭和な息遣い。
封建組織の中に居る者たちの出世レース、権力闘争、腹の探り合い。
警察小説であって、警察小説でない。
日常のミステリ(警察組織編)の様相。
今読んでも唯一無二。
米澤穂信さんの『可燃物』をD県警シリーズっぽいと書いたこともあった。
確かに一筋縄ではいかない人の心の裏事情を料理する様は似てはいるのだが、警務部を舞台にした、これといった派手な事件があるわけでもない(天下り先のOBが紳士協定を無視して辞めない。内部通報の真偽、出どころ。お手柄婦警が失踪、男の影 -
Posted by ブクログ
特攻隊か…
こっちは、空の神風やなく、海…
魚雷を操縦できるようにしただけ。
空でも脱出困難やのに、脱出口もないとは…
聞くところによると、零戦も飛行性能は、凄いけど、乗ってる人を防御する為のものはないみたい。なので、軽量化も出来る。玉当たっても、アッサリ貫通。
この時代、人は、歯車の一部と考えてんのかな。
アホちゃうか!
そんな歯車のようにしたら、優秀な人材おらんようになるし、形勢逆転もなんも出来んやん。目先の言葉だけ、考えんと遠い先を考えて欲しかった。日本さん!
それ考えてたら、アメリカと戦わんって話もあるけど。
そういう、状況下に振り回される若者たち…
平和な時代に生まれ、経験も何もな -
Posted by ブクログ
ネタバレミステリなのか警察小説に含まれるのか何とも言えない感じですが、とりあえずミステリのカテゴリで。
さすが映画化されただけあり、面白かったです。
次々と視点が替わり、それと共に時間が経過していくという書き方も読みやすい。
登場人物が多いけども、どの人物も内面がかなり丁寧に描かれており、感情移入しやすかったので、
そういった意味では、それぞれの行動に疑問を感じることも少なかったです。
----------ここからネタバレ----------
一番気になったのは、
果たして立件に関係ない犯罪後の行動について、何人もの人がこんなにこだわることが本当にあり得る -
Posted by ブクログ
究極の警察小説という紹介文なのです
けれど、警察広報官という立場からの珍しい警察小説かと思います
主なストーリーは現実にあった誘拐事件を着想としています
事件そのものへの捜査以上に
刑事部警務部との軋轢
記者クラブとの対立
が濃厚に描かれています
周囲に警察関係者が居ませんので本当はどうなんだろうか?とは思いました
こんなに対立していたらなかなか職務を全うできませんよね
記者クラブとの交渉の場面等は映像を観ていたから読み取れるのかもしれません
無言電話の真実しかり
「64」をなぞるかのような新たな誘拐事件の展開
わかっていても緊迫感に息が詰まるような感覚でした
久しぶりの64満喫致しました -
Posted by ブクログ
あらすじ
倉石検視官を中心とした、色々な事件とその真相を描く短編集。
良かったところ
本格派っぽい語り口ながらも短編集で、個々の物語は簡単にするすると読めます。読後感も良い話が多く、基本的には救いのある物語になっているところも良いです。
うーんなところ
強いてあげればリアリティが薄いかもしれません。
刑事組織や私生活のリアリティはどれほどあるのか、1番の疑問は検視官がこんなにバシバシさながら名探偵のように事件の真相にたどり着くことは可能なのか、と思わざるを得ない明晰さでした。
まとめ
勝手に本格派刑事モノの長編と思ってしまっていたので、いい意味で裏切られました。軽くサクッと読める短編なが