横山秀夫のレビュー一覧

  • 64(ロクヨン)(下)

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    元刑事の広報官視点で描かれる警察小説

    以下、公式のあらすじ
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    元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。記者クラブと交通事故の匿名問題で揉める中、昭和64年に起きたD県警史上最悪の翔子ちゃん誘拐殺人事件(ロクヨン)への警察庁長官視察が決定する。だが被害者遺族から長官の慰問を拒絶され、その理由を探ろうとする三上だが、刑事部から猛反発をくらう。長官視察をボイコットするという記者クラブ、刑事部と警務部の全面戦争、その狭間でD県警が抱える爆弾を突き止めた三上は、長官視察の本当の目的を知る。そして最大の危機に瀕するD県警をさらに揺るがす事件が??。かつてな

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    2025年01月24日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    県警の広報官のお話

    警察小説の中で主人公が刑事ではなく、さらに広報官というのは結構珍しい
    ただ、その立場だからこそ見えるものもある

    詳細な感想は下巻の方でまとめて

    以下、上巻の公式のあらすじ
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    D県警の三上義信は46歳にして20年ぶり2度目の広報室への人事異動をくらった。1度目のときは捨て鉢な態度で職務につき広報マン失格。1年で刑事に戻れたものの、人事異動へ怯えが精勤を支え、結果、刑事として確かな実績を作ってきた。だがしかし――。職能を見限られた気はしたものの、前のような愚はおかさず、警務部長の意向に沿うだけではない、広報室に改革に乗り出し、

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    2025年01月23日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    ドラマや映画で華型である刑事部、警務部ではなく、広報官三上が主役に抜擢されたことや様々な話題で問題になっている記者クラブ(既得権益)との対立構造が組み込まれていることに興味をそそられた。
    幸田メモの内容が明かされずに、一枚岩とはいえない警察内部には様々な立場があることをじっくりと理解できた。
    同時に、内部にある出世争いや派閥争いの厳しさも感じられた。悪意だけで事件の隠蔽が行われていないことにリアルさを感じた。

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    2025年01月24日
  • 動機

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    「動機」:警察手帳30冊盗難事件。
    「逆転の夏」:女子高生殺しの前科を持つ男に掛かってきた殺人依頼。
    「ネタ元」:地方新聞で働く女性記者の物語。
    「密室の人」:裁判中に居眠りしてしまった裁判官、真実は?

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    2025年01月21日
  • 出口のない海

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    本を読むきっかけになった一冊。
    中学生の頃に初めて読み、それ以来定期的に読み直している一冊。

    忘れてはいけない、80年前にこの国で本当にあった話。

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    2025年08月24日
  • 臨場

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    内野聖陽主演で連ドラ化されてましたね。読み始めるまで気づきませんでした。それはさておき、検視を主眼にした短編でとても読み易く、楽しめました。とはいえ、主役がスペシャルすぎですけどね。超人すぎでしょ、さすがに。

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    2025年01月12日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    主人公の建築家が渾身で建てた家に施主が住んでいないようだ、から始まる
    家族の再生とミステリ
    主人公の幼少期の時代背景やバブル期の建築業界
    実際した有名建築家との関わりなどは
    史実の部分もあるから情景がリアル
    ミステリの謎解きは後半かなり急ぎ足で
    きっとミステリ自体に重きはないのだろう
    それはそれで良いようなストーリー

    著作刑事物が印象的なのでどんな感じかと
    思ったけれど、優しい物語
    ああ確かにノースライトだと

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    2025年01月09日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    登場人物の多さから繰り返し読まなければ理解できない部分もあるが、もう一度読むぐらいなら別の作品に手を出したい。面白いとは感じた。

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    2025年01月08日
  • 臨場

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    相変わらずの横山秀夫節。暗くて重くて地味。でもそこにグッとこさせるシーンがいくつもある。男臭さ満載だが、こういうのって女性からも支持されるのかな。
    最近相性の良い作品に出会えず不安があったが、やはり読書はリフレッシュ・気分転換になる。大きな声で私の趣味だと言えるだろう。

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    2024年12月10日
  • 第三の時効

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    とても強烈な個性を持った刑事たちによる警察小説
    刑訴法なんてくそ食らえな作品であるが(第三の時効に限らず、検察官は大変だろう)、警察小説なのでそんなことはどうでもよい
    冷徹に見える刑事が人間的な部分を見せ、強烈な個性がぶつかり合う。短編集ながら、情報過多にならずに一冊の本としてまとまっていた。
    素晴らしい短編集。

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    2024年12月07日
  • 出口のない海

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    最終兵器「回天」が意味すること。
    戦争とは、青春とは――。

    人間魚雷「回天」。発射と同時に死を約束される極秘作戦が、第2次世界大戦の終戦前に展開されていた。ヒジの故障のために、期待された大学野球を棒に振った甲子園優勝投手・並木浩二は、なぜ、みずから回天への搭乗を決意したのか。命の重みとは、青春の哀しみとは――。ベストセラー作家が描く戦争青春小説。

    青春の哀しみとは、命の重みとは――
    横山秀夫が描く「戦争」がここにある。

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    2024年12月05日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    謎が謎を呼ぶ展開で、遠回りをしますが、最後にはスッキリしました。
    家そのものや家族がテーマの人間ドラマありのミステリーです。

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    2024年12月01日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    タイトルと映画化された事は知っていて手に取った1冊。

    事件の真相、個人と組織の間で揺れ動く葛藤、その他諸々様々な内容が詰め込まれていて点と点を自分の中に取り込むのに時間がかかった。

    しかし、徐々に点と点を把握し始め、物語が真相に近づくにつれ加速度的に面白くなってきた。

    下巻も楽しみである。

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    2024年11月04日
  • 出口のない海

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    人間魚雷。非人道的な兵器である回天の搭乗員を通して、人間の強さ、弱さ、美しさ、醜さが描かれている。多くの若者が貴重な命を失った戦争、私たちはその事実をけっして忘れてはならない。
    読み終えた後にふと周りを見ると、窓の外には綺麗な青空が、テレビには大リーグで活躍する日本人が映っていた。きっとこれが主人公が観たかった光景なのだろう。それを当たり前のように見ることが出来ることに感謝しなければならない。

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    2024年11月04日
  • 動機

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    人間模様が深く織り込んだサスペンスの短編集。いずれの短編もサスペンスとしても人間ドラマとしても面白い。冗長な本を読んだ後だったので、短編でかつ中身も濃厚という点で気に入った。

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    2024年10月28日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件、通称ロクヨン。D県警広報官の三上は、ロクヨンの視察に訪れる警察庁長官のために、被害者の父親に会いに行くが拒絶される。拒絶を不審に思った三上は、事件当日の現場で何が起きていたのか調べ始めるが、当時の関係者は何かを隠している・・・
    といったあらすじ。


    数年単位で積読本と化していた本。やっと読めました。
    まだ上しか読んでいないのですが、ロクヨンの真相、記者クラブとの対立、娘の失踪と気になる出来事が同時進行で進んでいき、ページを捲る手が止まらず、あっという間に読み終えてしまいました。

    どの警察関係の小説を読んでも、内部で歪みあっていて、同じ警察なんだか

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    2024年10月19日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    記者クラブと対立する三上広報官。そんな中14年前の誘拐事件(ロクヨン)へ警察庁長官の視察が決定する。警務部と刑事部の対立と被害者家族の拒否により追い込まれていく三上の心情が直に伝わってくる。怒涛の展開に下巻も期待。

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    2024年10月13日
  • 看守眼

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    「看守眼」BS TBS放送、本題は看守眼だった。
    刑事になるという夢破れ、留置管理係として職業人生を閉じようとしている、近藤。彼が証拠不十分で釈放された男を追う理由とは(表題作)。自叙伝執筆を請け負ったライター。家裁調停委員を務める主婦。県警ホームページを管理する警部。地方紙整理部に身を置く元記者。県知事の知恵袋を自任する秘書。あなたの隣人たちの暮らしに楔のごとく打ち込まれた、謎。渾身のミステリ短篇集。

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    2024年10月12日
  • 動機

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    オーディブルで聴きました。
    ロクヨンほ面白かったけど、長いし重かったので、同じ作者の短編集ということで選びました。
    主人公の心境の描写が丁寧で、各主人公の気持ちに寄り添うことができるために、一緒にハラハラドキドキしながら物語を進むことができました。

    裁判官の妻はやっぱり嫌だな。。新聞記者も記者の妻も嫌だが。警官も嫌だ。この作者の作品に出てくる職業は全部嫌だ。(と思ってしまうような内容。。)

    殺そうとするのではなく、黙らせようとしたために殺してしまう話がこの小説に限らず、よく出てくるので、騒がず冷静に対処しようと思う。万が一そんなことに巻き込まれたらの話だけれど。。

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    2024年10月08日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    個人的には「64」以来の横山秀夫さん。懊悩や葛藤、願いなど、心の機微を掬い上げて深掘りされた心情描写に人間ドラマが相まった長編。がっぷり四つに組んで、読ませていただきました。

    実はハードカバー版が出た頃に読んでみたものの、当時は挫折していた作品でもあるのですが、あの頃ではこの作品を味わえる感性は育ってなかったなと感じてます。例えるなら、ビールを美味しく感じられるようにはなってなかったというか笑

    時間が経ってから読める作品もあることを教えてくれた大切な一冊になりました。

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    2024年10月05日