横山秀夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
横山秀夫の警察小説はどれも面白い。はずれがなく楽しい。この作品は同一の警察署の話で、それぞれの短編で主人公が違っています。そういう点では、警察のさまざまな管理部門を主人公にした「陰の季節」とつくりは似ています。
ただ、「陰の季節」では、1つの話の主人公が別の話では脇役で登場したりして、それぞれの短編が微妙にシンクロしていましたが、この本では、場所は同一でも登場事物の接点はなかったみたいです。
うまいと思わせる作品ばかりで、さすがです。ただ、登場人物がどれも陰があるように思えてしまうのは、そのように意識された作品集だったのかもしれません。特に「顔」を読んだ後だからかな。
短編は以下の7編
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Posted by ブクログ
たまたま群馬高崎の少林山達磨寺に寄った時に、ブルーノ・タウトを知り、その展示室でこの作品をお薦めされた。
建築士の青瀬稔(あおせみのる)が主人公。バブルを経験し、今は大学時代の同級である岡嶋の小さな会社で無気力に働いている。ノースライトの「Y邸」を除いては。。
プロローグ的なものがとてもとても長く感じたが、半分くらい過ぎて話が一転。名誉ある仕事を得る為に岡嶋が政界に巻き込まれる。同時に段々と「Y邸」の謎も解けていく。
岡嶋の死後の妻の言葉が切なかったー。「たった一人の友だちなんだって、、」一方通行に向けられた言葉に戸惑う主人公。。想像する事しか出来ないが岡嶋の気持ちを思うと全てがやり切れない