横山秀夫のレビュー一覧

  • 64(ロクヨン)(下)

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    昭和と平成のちょうど間という時代背景がバチっと合いました。被害者、刑事、犯人、三者三様の時代の移り変わりを見事に表現しています。
    平成から令和に移り変わった今この時に著書を読むのはすごく良かったです。
    ただ全体的に暗いです。登場人物の心情も暗いし、内容も暗い。読んでいてハッピーな気持ちになることは全くありません。そもそもハッピーな気持ちにさせる小説ではないのですが…

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    2026年01月09日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    昭和と平成のちょうど間という時代背景がバチっと合いました。被害者、刑事、犯人、三者三様の時代の移り変わりを見事に表現しています。
    平成から令和に移り変わった今この時に著書を読むのはすごく良かったです。
    ただ全体的に暗いです。登場人物の心情も暗いし、内容も暗い。読んでいてハッピーな気持ちになることは全くありません。そもそもハッピーな気持ちにさせる小説ではないのですが…

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    2026年01月09日
  • 半落ち

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    この物語は犯人が自首している状態から始まり、なぜ殺したのかではなく、殺した後の二日間何をしていたのかという謎に迫るという斬新な構成だった。
    それぞれの登場人物が自分の立場やメンツを守るために梶を問い詰めるが、決して口を割ろうとしない。
    語らない部分にこそ、その人の人生が詰まっているような気がした。

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    2026年01月07日
  • 半落ち

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    3日前に妻を殺害したとして自首した警部が、直近の2日間について黙秘を続ける~警察・検察・マスコミ等が組織の事情を抱えつつも、核心に攻め込むストーリー。

    明かされた真実で、私の心に清々しい風が吹きました。

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    2025年12月26日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    まず、主人公の心象や状況などにおける臨場感のある描写に、作家の筆力の高さを感じた。個人的にはこの本の一番好きな点が文章の巧みさである。読んでいて、おお、かっこいいなと思う文や、想像力を掻き立てられるような描写が幾つもある。読みやすいどころか、作者に憧れながら読んだ。
    建築家という仕事に重きをおいた作品だが、家族、同僚、ライバルなどの人間関係、人物描写も魅力的に描かれていた。
    ミステリー小説としては事件性が低く、物足りなさを感じるかもしれないが、それを上回るストーリー展開だった。
    最後はまさに友情、努力…、の王道ストーリーなのも読後感が非常によく、誰にでも超オススメできる。

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    2025年12月19日
  • 臨場

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    「赤い名刺」と「眼前の密室」が好み
    登場人物一人一人が妙に生々しくてページ数以上のボリュームを感じる

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    2025年12月15日
  • 陰の季節

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    『ハードボイルドアクション』みたいな警察物は色々あるが、こちらは別路線。警察内部のゴタゴタを解決する話。これがとても面白い。

    『天下り』や『議会の答弁対応』、『無断欠勤』、『婦警不要論』。警察の秩序と面子を守る為、キャリア達が奔走します。人間ドラマに、迫るタイムリミット、最後の一捻りにゾクッとして、短編集でも読み応え充分!

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    2025年11月29日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    娘の失踪。
    10年前に起きた少女誘拐の未解決事件。
    自らの所属する県警における刑事部vs警務部の覇権争い。
    県警と中央警察との覇権争い。
    様々な要素が絡み合い、当事者の誰ひとり真実を話してはくれない中で、県警広報官の葛藤と奮闘が描かれる。

    面白い。
    特に後半、真実が見え始めてからの加速度的な盛り上がりは、かなり楽しめた。

    しかし。
    (父親である私としては)娘の失踪が全く片付いていないどころか、何のヒントすらないまま、手放しで「面白かったー!」とは思えないのも真実である。もちろん、わざとそういうエンディングにしたことは理解するものの、である。

    三上が指揮車に乗込んだ後、松岡の含みのある言葉

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    2025年11月28日
  • ルパンの消息

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    ネタバレ

    面白かった!
    喜多の語るルパン作戦が事件をだんだんと明らかにしていく。終始昭和の雰囲気でそれもまた良かった。
    3億円事件にまで話が広がってどうなることかと思ったけど、着地点がしっかりしていたのですっきりした。

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    2025年11月25日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    幸田メモの中身がわかる件はドキドキしたけど、それ以上に精神的に三上が追い詰められてて読んでて胃が痛くなる思いだった
    もし自分が三上の立場だったらと思うとキツすぎる、、、

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    2025年11月23日
  • クライマーズ・ハイ

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    日航機墜落事故を巡って葛藤する新聞社の話。
    単純に読みやすく面白かったです。とてつもない大事件対応の重責を担うことになり苦しんだりもがいたりという過程はサラリーマンの多くが実感する「つれぇよなあ」を劇的に描いていて、ここまででないものの共感を覚えます。

    一方で、読み終わったもののあまり「新聞記者としての苦悩」と「山登り」の関係性に、あまり必然性を感じられないなと思いました。新聞のこと描くのに山登りはあまりいらず、山登りを描くにはボリューム少なすぎ、それとこれとのつながりもさほど必然性を感じないというか…慌てて読みすぎて作者の意図を汲めなかったのかもしれません。

    ただそこを置いてもエンターテ

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    2025年11月22日
  • 出口のない海

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    人生観と死生観の狭間に苛まされる主人公
    そして周りの人間の視点を挟みつつ、出口のない海に旅立つこととなった
    さすが横山氏
    時代を問わない不朽の名作

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    2025年11月21日
  • クライマーズ・ハイ

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    これは泣くよ。
    最後らへん、佐山が悠木にいった言葉で私は泣いた。
    新聞っていうものを少し知れた。新聞には馴染みなくきた人生だったが、作る人の思いが重くのった紙なんだなと思った。さらに今では考えられない。携帯電話を使用できない環境。現在よりも時間もかかっていたと思うと文明の発展には驚かされる。
    もっと早く読みたかった作品。

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    2025年11月09日
  • 顔 FACE 〈新装版〉

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    2002年初版。横山秀夫さんの「顔」を読みました。横山さんの警察小説、好きです。主人公は平野瑞穂、23歳。似顔絵を、書くことが仕事の婦警さん。いろんな挫折から希望の職種から外され、苦しむ。男社会の中で足掻く姿に応援したくなります。短編集ですが、各編とも奮闘する平野婦警と他の婦警たちの苦しみ悲しみに胸を打たれます。

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    2025年11月02日
  • 半落ち

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    警察・検察・弁護士を始めとした、各々の正義のもと日々奮闘する堅物たちが、妻を扼殺するという罪を犯した梶聡一郎に心を寄せてそっと見守る姿にグッときた。
    最後の描写は涙を禁じえず、新たに生まれた絆がずっと続いていくよう願わずにはいられない、とても読後感の良い作品だった。

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    2025年11月01日
  • 臨場

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    キムタクドラマの原作!と思って購入したら、違った!内野聖陽の方でした。しかも、ドラマ観てなかった。しかも、この本、読んだことありました。チーン。

    ビブリアというアプリで記録してて
    「さすが!面白くて一気読み」と書いてた。

    臨場ー終身検視官、倉石。カッコイイ!
    横山秀夫さんの警察小説の中で、最高傑作。
    昔、落合信彦さんが好きで、ハードボイルド小説にハマってた時期があった。
    あ、落合陽一さんのお父様ね。
    今の時代には使えない様な言葉や言い回しもあるんだけど、だからこそ痺れる。
    フィクションだからこそ、味わえる男気。
    こういう世界、好きなんだよなあ。

    全8編のうち、最初の「赤い名刺」が一番好き

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    2025年10月29日
  • 動機

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    読んだ本 動機 横山秀夫 20251023

     はまってる横山秀夫作品。どうだろう初期の短編集なのかな。ちょっと今まで読んだのと毛色の違うお話も含まれてました。とは言え、主題の「動機」はいかにも横山秀夫っぽい捻り方で、なんとなく犯人はわかるものの、解けないまでもオチ(何故ってところ)になるとホッとするようなお馴染み感。で「逆転の夏」ってのが横山臭はあるものの、シチュエーションが見慣れない感じだったかな。しかし、ほかの2遍も含めよくこんなの思いつくよな。

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    2025年10月24日
  • 真相

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    ネタバレ

    おもしろかった。
    横山秀夫作品を読んだのは、「臨場」に続き2冊目でした。
    短編集で全部おもしろい。
    タイトルからしてイヤミス風ですが、本当にそうでした。
    知らなきゃ良かった、知りたくなかった。後悔先にたたず。

    「18番ホール」と「他人の家」が、特に秀逸だと思いました。

    18番ホール・・・
    県庁を退職して、地元の村の村長選挙に出馬することになった男。
    当選確実と言われ仕事を辞め、妻子を連れて地元に戻ったが、予期せぬ対抗馬の出馬により、当選の行方があやしくなっていく。
    仲間への不信、過去に犯したことが露呈しているのではないかという疑心暗鬼の中、投開票の日を迎え、結果は・・・。
    人間の心理がすご

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    2025年10月22日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    横山秀夫氏の書く小説がやけに心に刺さるようになった。
    それは自らの年齢も相まってかもしれない。

    建築士である青瀬稔の最高傑作である信濃追分のY邸。
    だがその最高傑作の家に、
    引き渡し以降、ただの一度も住まれた形跡がないことを知る。
    消息を絶った施主の吉野の痕跡を追ううちに
    日本を愛したドイツ人建築家ブルーノ・タウトの存在が浮かび上がってくる。

    物語の前半はゆっくりと状況を我々に説明してくれる。
    そのスローテンポさに少し飽きを感じてしまうのだが、
    ところがどっこい、後半に差し掛かるにつれ、
    散らばった点と点は見事に線となり繋がっていく。

    そして何より後半にかけての青瀬の決意にはグッとくるも

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    2025年10月19日
  • 半落ち

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    2002年第15回「このミステリーがすごい!」
                     第1位。
    2005年には寺尾聰主演で映画化。
    第28回日本アカデミー賞優秀作品賞を受賞。

    読んでいなかったかもしれません。
    2003年の直木賞最終候補にも残りましたが、「リアリティの問題」が指摘されたと聞きます。
    警察組織を扱ったからこそ、小説であっても現実とのすり合わせが求められたのでしょうか。
    当時そういう議論があったことも覚えておらず、どうやら“読んだつもり”だった一冊です。

    警察官が妻を殺した。
    そう聞けば、どうしても動機を求めたくなる。
    けれどこの物語では、その動機は最初から明かされている。
    刑事、

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    2025年10月18日