横山秀夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
想像以上にダメだった。
読んだことないジャンル。
難しいとかそう言う次元じゃなくて苦手。
心臓バクバクして、手汗出たり、単語見ただけで手が痺れるというか。
なんかトラウマでもあるのか?
もしかして前世で乗ってた?
とにかくしんどかった。
史実があっての作品だから尚更辛い。
全部がフィクションならいいのに。
今からできることなんてたかが知れてるけど、歴史を知ると言う意味では読んでよかったな。
本当に辛かった。
それに向かう覚悟も恐怖も葛藤も私は知ることはないだろうし、知らなくていい。
相反する感情がぐちゃぐちゃになって、でも全部本心でっていう。
ここまで重い状況ではもちろんないけど、分かる部分も -
Posted by ブクログ
ネタバレ15年以上前の作品。
なんだか変な感じになるが現代の詐欺事件や闇バイトとかの時事を見るよりもこの主人公の様な泥棒の方が親近感を覚える。
一つの動機に対して自分自身(個人)で完結するからなのかと思う。勿論泥棒を稼業とする事は断固否定するが。
作品自体はとても面白く、知らない言葉や聞いた事はある、今までは意味をそこまで理解しようともしない言葉が多く出てきて勉強になった。
単に泥棒にも色んな種類があり、その種類の数だけのやり方があるのも知った。
頭をひねって「防犯」に重きを置き換えて読めば防犯の啓発本にもなりそう。
作品は「愛」がテーマ。
真壁は泥棒を稼業としてはいるが、それは過去の一家心中の過 -
Posted by ブクログ
1.動機 は良かったです。警察手帳の紛失対策として一括金庫に付いては掘り下げてなかってが、紛失の調査、原因、発見に至る、誰も処分されない所が、作家 ミステリー作家の所以か?
署内で一括保管される三十冊の警察手帳が紛失した。犯人は内部か、外部か。男たちの矜持がぶつかりあう表題作(第53回日本推理作家協会賞受賞作)
2.逆転の夏
女子高生殺しの前科を持つ男が、匿名の殺人依頼電話に苦悩する「逆転の夏」。
3.ネタ元
沢口靖子主演でドラマ化した社会派サスペンス
沢口靖子と内藤剛志、キャップとデスクのやり取り、科捜研にツナガルドラマ、脇役がすごい
BS TBS
4.密室の人➡️妻の茶室?法服を身に纏 -
ネタバレ 購入済み
完全なる『傑作』!
今から15年程前に成りますか、NHKのスペシャルドラマと、劇場版映画でほぼ同時期にリリースされたんですよね。
そんな情報を聞き、テーマが「日航機墜落事故」でしたので、当時まだ中学生で夏休み中の事故で深夜まで報道番組に齧り付いて見ていたり、色々と想い出の多い悲しい事故でしたから、直ぐに原作を手に取りました。
「こんなドキュメンタリーみたいな生々しい、火傷しそうに熱い物語が有ったのか」と読後、ブルッと震えた記憶が未だに残っています。
ただ単にあの悲惨な事故を描くのではなく、あの事故でスクープをスッパ抜いてやろうと云う地元新聞社が舞台の、男たちが熱くぶつかるひと夏のお話と、主人公の親友 -
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顔FACE 横山秀夫
●動機
まとまった休日のため、ビジネス書以外で小説にも手を伸ばしたくなりました。
横山さんをチョイスです。
ロクヨン、クライマーズハイ、半落ちなど記者、警察、そして犯人側のいずれの描写も迫りくるものあります。
●主人公は?
20代女性警察官です。
鑑識で目撃情報をもとにモンタージュを作成する、絵心もスキルもある方です。
転機が訪れます。
ある事件で、彼女の描写が機会となり、犯人検挙となりました。
しかし、描写と犯人の乖離があるため、逮捕後に書き直しを命じられます。
そして、実行します。
組織の力に、若さ、情熱だけでは太刀打ちできませんでした。
そして、葛藤と -
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「犯人逮捕は事件の終わりではない。そこから始まるもうひとつのドラマがある…」(本の帯の著者の言葉より)
事件の真相は時に残酷な真実をつきつける
そんな5つの短編集
「真相」
息子を殺された父親が知る息子の「素顔」とは…
「18番ホール」
レジャー施設の建設、産業廃棄物のごみ置き場設置などで揺れる過疎の村の村長選挙に立候補した男。どうしても勝たなければならなかった理由があり…
「不眠」
リストラされた男が目撃した不審な車。近所で起こった殺人事件の真相とは…
「花輪の海」
学生時代、空手クラブ内で起こった事故死。リンチのような先輩の執拗なしごきの末に起こったのは…
「他人の家」
出来心 -
Posted by ブクログ
D県警シリーズのひとつで、読む順番が気にならなければどこからでも読めなくはないが、部分的にわかってしまうところもあるので、順に読んだ方が良い。流れは①影の季節②動機③顔(本作)④64ロクヨン⑤刑事の勲章(電子書籍)なのだが、私は逆行していた。
今回はD県警の二渡ではなく、機動鑑識班の似顔絵捜査官平野瑞穂が主人公。男性社会と言われた中で女性が如何に活躍していくかが描かれている。
二渡はほぼ名前だけ出てくる。
6歳で放火被害を受けたしおりとの接点は、瑞穂の気持ちが特に上手く描写されていると感じた。
後輩の似顔絵婦警との関係性はがろうにある絵が物語っているように思う。絵には描き手の表現したい感情 -
Posted by ブクログ
4つの短編から構成されている短編集。
複雑な物理トリックは無く、心理トリックが肝になっている。探偵役が自身の過去の体験(トラウマ)によって視野狭窄に陥り、狭い思考の範囲で都合の良い犯人を仕立て上げる心理プロセスは秀逸。社会人経験のある中年が読んでも納得感がある。たしかにこういう体験があれば、こう考えるだろうと思える。
特に「逆転の夏」の「買春で脅迫されている人間の気持ち」を勝手に想像している主人公の視野狭窄と、「ネタ元」の「男社会でもがく女同士の共感」と勝手に想像している主人公の思い込み。どちらも自分自身の過去に縛られた意識の壁から出られないし、それが現実の社会だと誤解している。現実を見ない -
Posted by ブクログ
重厚長大。漢くさい、骨太な小説。それでいて、四十男の女々しさみたいなものもよく描かれていて、どこにも隙がない印象。だからと言って「詰め込み過ぎ」感は全く無く、所々栞替わりに挟まれる心象描写でふっとスピードを緩めて一息つける感じも用意されている。が、それが逆に次の頂を高く感じさせる効果があり、本当に抜かりがない。
基本的には、一昔から二昔前の、仕事に命をかけてる男たちの群像劇。御巣鷹山の日光ジャンボ機墜落事故が「降って湧いた」、群馬の地方紙出版社が舞台で、そこに同じ会社の「山仲間」やその家族、主人公が「自殺に追い込んでしまった」後輩とその親族、さらに日航機事故の遺族や主人公親子の確執などが複雑