横山秀夫のレビュー一覧

  • 出口のない海

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    野球が好きだった青年が戦争によって夢を諦めさせられるのが読んでいて辛かった
    出撃する頃には野球界で輝いていた並木の姿が幻のようになってしまっているのもなんだか切ない...

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    2025年08月24日
  • クライマーズ・ハイ

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    ネタバレ

    実際に起きた事件をもとに描かれているので、リアルな描写が多かった。登場人物の苗字が多くて混乱しながら読んだ。
    この前に読んだのが、そしてバトンは渡された。だったので、家族とうまく行かない主人公に切なくなった。アナログな業種は人間関係のドロドロが多いように感じた。弊社でも社長vs専務のようなドロドロはあるのだろうか。
    ずっと辛い気持ちになるストーリーだったが、最後はハッピーエンドになってよかった。

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    2025年08月22日
  • クライマーズ・ハイ

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    ネタバレ

    御巣鷹山の日航機墜落事故を受けた、地元新聞社を舞台にしたフィクション。
    事故のデスクとなる主人公を取り巻く人間模様なハラハラしました。
    事故当時と現在を行き来する構成で、現在は亡くなった同僚の息子と登山をする場面が描かれていて、そこで登山と御巣鷹山がかけ合わされています。

    現場雑観と隔壁のシーンは特にドキドキしてバーッと読んでしまいました。
    ですが、すぐ怒鳴る、手が出る、会社組織なのに荒っぽすぎる気がして辟易はしました。

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    2025年08月21日
  • 出口のない海

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    太平洋戦争期、回天という人間魚雷で海軍による体当たりによる特攻を描いた小説。
    主人公並木浩二は甲子園で優勝投手になり期待されながらも、肘の故障で進学した大学でくすぶっていた。肘の故障から回復を目指している時、太平洋戦争勃発。戦局が悪化していく中で、並木をはじめ多くの若者が学徒出陣し、回天特攻隊に志願した並木を始め若者たちを描いている青春戦争小説になっている。

    読みやすく、内容も分かりやすいが、日本がなぜ、特攻をやる国になってしまったのかというのがとても悲しい。追い詰められると、自己犠牲を厭わないという、民族性をもつ国民は戦争を放棄すべきなのだ。理解不能な戦争を仕掛ける日本は、米国に今まで使

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    2025年08月19日
  • 出口のない海

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    とんでもない本だった。
    戦中を描いた小説や映画でこれほどまでに、人間の死に際の気持ちを苦しいほどに感じるものはなかった。

    タイトルの出口のない海とはそういうことかと、読み終えてより感じる。

    心に余裕がある人だけ読んでほしい。

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    2025年08月19日
  • 臨場

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    臨場のドラマは、再放送でちらっと見たことあるくらい。
    実は、横山秀夫さんの本を読むのもはじめてだったりする。
    おもしろくてすらすら読めたし、短編集として語りすぎないところもよかった。
    主人公の倉石はやたら偉そうで、「終身検視官」と呼ばれている、警察の中で特別扱いされている変人。
    でも倉石のシンパは多数いて、倉石のもとで学びたい警察官たちから「校長」とまで呼ばれて慕われている一面もある。
    完全一匹狼では、警察組織でやっていけないもんね。
    教場と似たタイプの小説だと思う(どちらが先か、私はわからない)。
    おもしろかった。またドラマ見たいな、再放送ないかな、とチェックしたくらい。

    ただね、女性修習

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    2025年08月19日
  • 第三の時効

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    ネタバレ

    何年も前に購入して読めていなかったもの。
    1話の「沈黙のアリバイ」からかなり面白く引き込まれた。置かれた状況下での「完璧なアリバイ」には意表を突かれた。2話「第三の時効」は殺人事件の時効間際の逮捕劇、3話「囚人のジレンマ」は捜査一課長の田畑と記者の攻防戦。4話「密室の抜け穴」はマンションの張り込み。各話で存在感を放つ一班の朽木、二班の楠木見、三班の村瀬というひと癖ある班長たちも魅力的。
    短編だからこそ余計な描写は削ぎ落とされ、濃厚。刑事たちのセリフ、行動、心理の生々しさも本作の箔となっている。

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    2025年08月17日
  • クライマーズ・ハイ

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    夏休みの真っ只中の日航航空機事故は連日テレビで一日中放映されていたのでとても酷い事故だったと記憶している
    いまだったら考えられないような報道もされていた

    著書の横山さんは当時群馬の新聞記者だったと

    昭和の時代はこのように現場が熱く意見の違いから殴り合いなど珍しくもなかったのだろう
    ヒリヒリと神経をすり減らして上の意見と現場の意見との兼ね合いもリアルである

    今のSNSの無責任でで所のわからない適当な発言などこの時代には考えられない 

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    2025年08月11日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    緩急のついたストーリー展開、追跡シーンの高揚感・臨場感で先へ先へと読み進めてしまった。

    登場人物が結構多いので、しばしばどんな人だったか読み返すことになってしまったが、多くの人物がストーリー上欠かせない役割を持っているので読み飛ばせない。

    おなか一杯です。ご馳走様でした。

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    2025年08月07日
  • ルパンの消息

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    ネタバレ

    非常に面白かった。
    橘のふとした行動に深い意味があったという真相には感嘆の一言。ただ婦警やサンオク等、終盤に詰め込み過ぎた印象はある。

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    2025年08月06日
  • 出口のない海

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    神風特攻隊は小説や映画でも描かれることが多いが、この作品は回天「人間魚雷」がテーマだ…
    回天とは魚雷にたくさんの爆薬を搭載し、人間が直接操縦し戦艦に体当たりする特殊兵器…
    回天は神風特攻隊の水中版だ!
    脱出装置もない回天に一人で乗り込み、暗い海の中を操縦し、敵の艦船めがけて突っ込む…
    想像するだけで身震いがするこの人間兵器にたくさんの若者が散っていった…

    ヒジの故障のために、期待された大学野球を棒に振った甲子園優勝投手の並木浩二
    彼はなぜ回天への搭乗を決意したのか?
    彼を取り巻く家族、友人、恋人の複雑な感情に考えさせられるものは大きい
    警察小説でもミステリーでもない横山秀夫さんの戦争青春小

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    2025年08月06日
  • 第三の時効

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    短編集ですが内容はF県警教員強行班3班のお話。
    どのお話も良かったですが個人的には【囚人のジレンマ】ですね。出来すぎる部下を持つ上司の苦闘が上手に描かれてました。
    出来すぎる部下の3人の班長も強烈なキャラでそれだけでも十分満足できます。

    ただ短編集で残念なのが最期が意外とあっさりするのが多かったのが評価を一つ落とす要因ですか。

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    2025年08月03日
  • クライマーズ・ハイ

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    登場人物が多くて関係性が曖昧なままだったけど、新聞社の現場の雰囲気がひしひしと伝わってきた。命に重い軽いもないけど、メディアってそんなもの。でもこんなに仕事に真摯に向き合ってる人たちがいること、胸が熱くなるものがあった。分厚い本やったけど読み応え抜群。また映画も見てみたいな

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    2025年07月27日
  • クライマーズ・ハイ

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    日航機墜落事故の報道を巡る熱き戦い。報道の使命とビジネスの狭間で揺れ動く現場。地方紙だからこそ出来ることがあり、するべきことがある。仕事の本質を突く台詞に熱くなった。「俺たちは新聞紙を作っているのか、新聞を作っているのか」

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    2025年07月21日
  • 出口のない海

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    人間魚雷『回天』の搭乗員となった大学生を描いた青春小説。元甲子園優勝投手だが、肘を痛め速球が投げられなくなる。魔球開発に取り組むシーンが結構多かった。一方で回天出撃時の描写も詳しかった。回天に搭乗するだけでも非人道的だが、回天の故障で特攻せず基地に帰還すると、上官から罵詈雑言や鉄拳制裁を浴びせられるとは信じ難い。

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    2025年07月16日
  • クライマーズ・ハイ

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    最高の記者小説。私は本職で色々読んだがこれを超えるものはない。昭和中期〜平成中期が舞台の新聞記者ものなら決定版だろう。
    臨場感、記者の仕事のしんどさ、心の機微がヒリヒリと描かれている。共感できない部分もあったが時代背景からかも。とにかく描写が緻密で、汗臭く怒号の飛び交う社内の雰囲気を感じられる。

    読み解く力がないのか、クライマーズハイと下りるために登るがどこにかかるのかがわからなかった。興奮しているのに冷めちゃう、それで失敗を繰り返すのか?
    なんというか、あそこでスクープ取れなかったのは肩透かしだった。勧善懲悪でスカッとするものを求めてるのか。表現したいのがカッコつかない人生に悩む男なら、あ

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    2025年07月03日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    BOOKOFFで再読のつもりで買ってきたけど…

    もしかして読んでなかったかも⁇⁇
    なんか面白すぎて新鮮に読めてるんだけど…
    読んでないなんてあるんだろうか(꒪⌓︎꒪)

    映画もドラマも観てるから
    ピエール瀧やら佐藤浩市やら萩原聖人やら
    A(エース)の仲村トオルも混ざって頭の中で
    ぐるぐる踊りまくりです笑

    やっぱ読んでなかったのかなぁ…
    嬉しい気持ちで下巻にいきます!!


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    2025年06月24日
  • 陰の季節

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    ネタバレ

    実家に帰ったついでに本棚から抜き出してきた一冊。
    好きな国内作家さんのひとり横山さんのD県警シリーズ初作を再読。

    暑苦しく、昭和な息遣い。
    封建組織の中に居る者たちの出世レース、権力闘争、腹の探り合い。
    警察小説であって、警察小説でない。
    日常のミステリ(警察組織編)の様相。

    今読んでも唯一無二。
    米澤穂信さんの『可燃物』をD県警シリーズっぽいと書いたこともあった。
    確かに一筋縄ではいかない人の心の裏事情を料理する様は似てはいるのだが、警務部を舞台にした、これといった派手な事件があるわけでもない(天下り先のOBが紳士協定を無視して辞めない。内部通報の真偽、出どころ。お手柄婦警が失踪、男の影

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    2025年06月15日
  • 出口のない海

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    特攻隊か…
    こっちは、空の神風やなく、海…
    魚雷を操縦できるようにしただけ。
    空でも脱出困難やのに、脱出口もないとは…
    聞くところによると、零戦も飛行性能は、凄いけど、乗ってる人を防御する為のものはないみたい。なので、軽量化も出来る。玉当たっても、アッサリ貫通。
    この時代、人は、歯車の一部と考えてんのかな。
    アホちゃうか!
    そんな歯車のようにしたら、優秀な人材おらんようになるし、形勢逆転もなんも出来んやん。目先の言葉だけ、考えんと遠い先を考えて欲しかった。日本さん!
    それ考えてたら、アメリカと戦わんって話もあるけど。

    そういう、状況下に振り回される若者たち…
    平和な時代に生まれ、経験も何もな

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    2025年06月03日
  • 半落ち

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    ネタバレ

    ミステリなのか警察小説に含まれるのか何とも言えない感じですが、とりあえずミステリのカテゴリで。

    さすが映画化されただけあり、面白かったです。

    次々と視点が替わり、それと共に時間が経過していくという書き方も読みやすい。

    登場人物が多いけども、どの人物も内面がかなり丁寧に描かれており、感情移入しやすかったので、

    そういった意味では、それぞれの行動に疑問を感じることも少なかったです。












    ----------ここからネタバレ----------
















    一番気になったのは、

    果たして立件に関係ない犯罪後の行動について、何人もの人がこんなにこだわる

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    2025年05月31日