横山秀夫のレビュー一覧

  • クライマーズ・ハイ

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    ネタバレ

    一生に一度あるかないかの地元で起こった大事件について、毎日締め切りを伸ばしつつも新聞を完成させていく北関新聞社の人達。
    佐山をはじめ頑張ったのに上の人の一声で一面に載らなかった人達のことを思うとよくあることなんかもしれないけど心苦しかったし、毎回上司と言い合いになったり裏が取れてないのに出していいのかと板挟みになる悠木の心中を思うと疲れてしんどかった。
    大きい命と小さい命…考えさせられた本でした。

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    2026年08月14日
  • 第三の時効

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    これはすごい。どの作品も短い中に加害者被害者警察官と全部の思惑が詰まってる。警察小説はあまり読まないけれど、こんなハイレベルな作品があったのかと読んで呆然とした。

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    2026年08月12日
  • クライマーズ・ハイ

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    アツい
    座敷でよかった土下座がしやすいからなあ!と
    てめえトラックの鍵盗みやがったな!のシーン好き
    でもこんな職場絶対嫌だストレス性胃腸炎待ったなし
    遺書はいつ見ても泣いちゃう
    大スクープをモノにしそうで毎回逃すのやきもき
    序盤でほぼ全ての登場人物が出てくるから関係性が把握しづらくて混乱する

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    2026年08月01日
  • 半落ち

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    作中に本のタイトルが出てくると身が引き締まるのは自分だけ?(「来たっ、、!」ってなるw)タイトルの「半落ち」って半分しか自供していないって意味なのか。まさかの結末で、おすすめされてる理由に納得。心理描写に引き込まれていく。

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    2026年07月30日
  • 半落ち

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    面白かった。
    色々な立場の人間目線で、犯人と向き合う。
    ただ空白の二日間を解き明かすだけではない、
    人間の優しさや心の移り変わりを見ることができる

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    2026年07月27日
  • 影踏み

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    読み応えあった。
    面白かった。

    連作短編のような形だけど、1つの流れでもあるかな。
    緻密に張り巡らされたあれやこれやが繋がってくるうまさ。

    なるほどよくある警察モノとは視点が違って、泥棒目線で話が進み、その泥棒が探偵役をも担うという面白さ。

    読んでいるとノビカベを40代くらいに感じてしまうのだけど、アラサー寄り30代なんだよな。
    頭も腕も良くて度胸もある。
    そりゃ主人公張れるわ〜

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    2026年07月23日
  • ルパンの消息

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    15年前の女性教師の自殺は殺人事件だった、というタレコミがあったのは時効成立のまさにその日。当時「ルパン作戦」と称して期末テストを盗みに学校に侵入していた不良3人を筆頭に学校関係者の事情聴取がはじまる。

    刑事視点と不良の喜多視点、現在と過去の両方で事件の真相を暴いていく構成。全部読んでも24時間というテンポの良さを味わえる警察小説。

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    2026年07月22日
  • 半落ち

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    めちゃくちゃ重厚。
    梶と関わっていく警察・マスコミ・司法関係者のそれぞれ視点で話が進んで行く。
    新聞記者と警察のやり取りも良かった。ネタとかオチとか、元新聞記者ならではのアツいやり取りが描かれている。
    最後の裁判シーンで、全員が真実を追求したい思いで梶に視線を送るところ、それぞれの立場がありつつ意思が通じあった感じがして良かった。
    やはり最後の面会はグッと来ました。
    そんなに綺麗に死ななくていい-。 感涙。

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    2026年07月21日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    建築士が建てた家に、引っ越したであろう家族がなぜ失踪したのかを追っていく話。

    主人公の気難し屋ぶりがたまに目につくけど、総じていいお話だった。

    建築用語がたくさん出てくるところは、なかなか読み進めるのが大変だった。長いし。

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    2026年07月19日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    『64』を読み終えて最も印象に残ったのは、警察組織という巨大な世界をここまで緻密に描き切ったことだった。上巻は物語の進行だけを見るとゆっくりで、長く感じる場面もあった。しかし、その時間を使って警察組織の内部や人間関係、各部署の思惑が丁寧に積み重ねられていくため、物語の世界が少しずつ立体的になっていく。テンポの遅さは好みが分かれる部分だが、その積み重ねが作品全体のリアリティを支えていた。

    主人公・三上についても非常に魅力的だった。物語の序盤では、自分の立場を守るために飲みたくもない唾を飲み、組織の中で折り合いをつけながら生きている。しかし、自分の置かれた立場や果たすべき役割と向き合い、覚悟を決

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    2026年07月14日
  • 半落ち

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    現職警察官が、アルツハイマーを患う妻を手にかけ、みずから自首する。動機も経緯も語るのに、犯行から自首までの空白の二日間だけは頑として口を割らない。

    妻が記憶を少しずつ失っていく過程は、忘れることそのものの怖さを静かに突きつける。最後まで空白の二日間について語らず、秘密を守ろうとした沈黙には、人としての実直さがにじむ。

    立場の異なる語り手が交代しながら同じ事件に向き合う構成が、一人の選択がいかに社会と地続きかを浮かび上がらせる。

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    2026年07月14日
  • クライマーズ・ハイ

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    非常に読み応えがある本だった。
    山を登る場面は専門用語も多く、想像しにくい部分も確かにあった。しかし、熱渦巻く北関の大部屋とは対照的に、どこまでも澄み渡る壮大な山の描写は、物語に入り込みすぎて昂っている自分の気持ちを少し落ち着かせてくれる効果があったように感じた。
    また、望月彩子の言葉は非常に印象的だった。
    世界最大の航空機事故で亡くなった方も、交通事故で亡くなった方も同じ命である。しかし前者の命はずっと記録され続け、追悼され続ける。
    では後者は軽い命、小さい命なのかと言われれば決してそんなことはない。しかし、この2つの命を扱う報道機関は命に差をつける必要がある。
    メディアはどのように伝えてい

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    2026年07月09日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    やっぱり横山作品はとてもいい。
    中年男の再生の物語から生じる熱に、力をもらえる。
    それが夫婦の、家族の再生に繋がっていくことを願わずにはいられない。

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    2026年07月03日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    最後まで小説としての完成度は高いと思う。
    公私の大きな問題があるが片方について不消化のようなそれでもいいような気分になった。

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    2026年06月24日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    広報官という設定は面白い。刑事ではなく広報官という目線で、だけど元刑事であるので事件についてはよく見えてくるように描かれている。

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    2026年06月24日
  • 第三の時効

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    短編集だけど登場人物が共通してる。ミステリーまけど警察内部の人間関係が垣間見えて面白かった。個人的にはタイトルにもなってる『第三の時効』が1番好き。最初は警察内特有の言葉や法律上のルールに戸惑ったけど説明もちゃんとあるので読みやすい。

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    2026年06月12日
  • 半落ち

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    本作は、梶の事件という一本の強固な【縦軸】と、彼に関わるあらゆる立場の人間たちの有り様という【横軸】が見事に交差して進む、重厚な人間ドラマである。
    章ごとにスポットが当たる警察、検察、新聞記者、弁護士、裁判官、刑務官といった横軸の人々。彼らにもそれぞれ生きてきた人生があり、私生活に重い荷物を抱えている。
    最初はそれぞれの思惑や組織の論理で梶の沈黙を暴こうとするが、梶の言い訳を一切しない静謐な佇まい、その揺るぎない芯の強さに触れることで、彼ら自身が目を背けてきた人生のドラマや痛みが引きずり出され、問い直されていく。

    そして終盤、頑なに守り通された「沈黙の理由」とその真実が明かされたとき、梶の行

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    2026年06月09日
  • 第三の時効

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    ネタバレ

    ひさしぶりの横山秀夫作品。本作はF県警強行犯係を舞台にした短篇集である。どの収録作品もなかなかおもしろく読むことができたが、刊行から時間が経過したため気になる部分が出てきてしまっている。本作は単行本の刊行が2003年なのでそこまで古いわけではないのだが、そもそも表題になっている「時効」という概念じたい、法改正によって現在では殺人事件などでは撤廃されている。また、取り調べなどにおける刑事の態度などにも気になる部分が散見される。もし現実世界において本作に登場するような取り調べが行われていたら、間違いなく大問題になるであろう。もちろん本作はただのフィクションなので問題はないが、しかしたとえば昨今違法

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    2026年06月07日
  • 半落ち

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    第15回このミステリーがすごい!第1位

    audibleですが、おもしろくて一気聴き?でした。
    章ごとに、警察、検察官、記者、弁護士、裁判官、刑務官と語り手が変わり、色んな立場の人が空白の二日間の謎を考察しながら物語が進み、徐々に解明していく構成がおもしろい!
    後半までずっと惹きつけられていたので、そのわりにラストは思ったより呆気なく感じてしまった。
    でも、読み終えて改めて考えると素敵なラストなのかも。

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    2026年06月07日
  • 臨場

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    20年以上前だからか、キャラ設定が何となく古めかしいけど横山秀夫の描く無頼な老骨刑事はどれもかっこいい。DNA、家族とかに関することが多かった。引退する刑事の個人的な事件を解決して控えめな敬礼をするシーンがかっこよかった。

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    2026年06月06日