横山秀夫のレビュー一覧

  • クライマーズ・ハイ

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    組織のしがらみ、家族への接し方、仕事の葛藤…苦しんでいる様がとても伝わってくる。それでも芯はぶれずに前に進んでいく、とても読ませられる作品でした。

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    2026年02月19日
  • 陰の季節

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    一般的な警察小説のような派手な捜査やアクションはなく、組織の裏方である警務部での出世争いや、組織防衛といった現実味のある内容が描かれている。

    警察組織で働くとはどういうことか、と考えさせられる一冊だった。

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    2026年02月18日
  • 陰の季節

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    audibleにて再読。横山作品は後半につれて緊迫感が増し、最後にホロっとした感動と共に緩ませるのが特徴だと思うが、耳で聴くとその緊迫感が読むより半端ない。それにしても、二渡は何者?!

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    2026年02月14日
  • 顔 FACE 〈新装版〉

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    『決別の春』:なんでも相談テレフォンという市民からの電話相談を受ける部署に異動した瑞穂。連続放火魔の事件が頻発してる時にしおりと名乗る女性から助けの電話が。過去に両親を伯父の放火により殺された過去をもつしおり。トラウマに悩むしおりだが、過去の事件の真実とは。驚きの真実でびっくり。ストーリー性が上手いからやられる。
    『心の銃口』:女性警官が拳銃を奪われて犯人は逃走。危篤状態になった女性警官が話せる状態になったときに口にした犯人の姿は高身長の女。緊急配備されて犯人が判明した時、瑞穂と相棒箕田は犯人の居場所を探して東地区へ。犯人の女を見つけ家に押し込むとそこには警察グッツがたくさんあった。犯人の女は

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    2026年02月02日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    読み疲れた。
    下巻の途中からは、ずっとクライマックス
    マスコミとの攻防、部署間の軋轢、男たちの心理戦
    楽に読ませる文章がまったくなく、ずっと歯を食いしばって読んでいる感じ。
    スリルよりも責任の重さを体感する小説と感じた。
    肩が凝りました

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    2026年02月01日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    面白い
    過去の事件、行方の分からない娘、ギクシャクする妻との関係…
    どこを切り取っても、暗いトーンと重い人間関係。
    重厚過ぎて肩が凝ります。
    さて、下巻はハッピーエンドになるのだろうか。

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    2026年02月01日
  • 出口のない海

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    並木の死に方に驚いた。回天の存在をこの本で知ったけど、想像するだけで怖くてたまらないし、胸が痛くなる。特攻の紙に丸をつけた時ああああ!!って思ったけど、丸付けなきゃいけない空気感は絶対あるだろうし、今と考え方なんてまるで違うんだよね。いつか本物の回天をこの目で見に行きたいと思った。

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    2026年01月29日
  • 出口のない海

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    数年前に大分県に旅行に行った際、回天大神訓練基地記念公園に立ち寄った。展示されていた回天レプリカの真っ黒の異様な様相に驚いた。操縦室を見るとあまりにも狭い。こんな中で死ななければならなかったのかと思いを馳せた。でも、その時の私は戦争の遺物を見ただけだった。本を読むと主人公の人生に引き込まれて、『大勢の人が亡くなった』ではなく、『夢見る一人の若者が亡くなった』に変わった。私だったらどうしただろう、卑怯者と言われても、卑怯な手を使ってでも生きようとしただろうか。もし大切な人がこの任務についたなら、、、、。どうにか抗えないかとずっと考えながら読んだ。私はこんな風には人生を終えたくないし、誰にも終えさ

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    2026年01月29日
  • 動機

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    ネタバレ

    かつてハマっていた横山秀夫作品をAudibleにて再読(聴?)。『逆転の夏』は聞いているだけでも主人公の追い詰められる緊張感がひしひし感じられた。逆転する場面では声が出たほど。最後の短編はあまりにも偶然過ぎ不条理過ぎたが、明るいラストなのか暗いラストなのか。もし暗かったら主人公が可哀想過ぎる。なぜ主人公が彼女に責められなければならないのか憤りさえ感じた。勝手過ぎる。

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    2026年01月25日
  • 影踏み

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    予想外の設定だったけど、安定の面白さ。
    ちょうど良い感じ。(伝わるかな?!)

    稲村葉子を軸にしてまとまるのかと思いきや、葉子は途中で出てこなくなっちゃった……。
    双子と久子の三角関係でありがちな設定に切り替わったのがちょい残念だったけど、最後は切ない余韻を残し好みの感じだった。

    葉子のキャラが良かったので、もっとドロドロギトギトして欲しかったけど、こんなのも有りだな!

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    2026年01月22日
  • クライマーズ・ハイ

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    ネタバレ

    約30年かかって、今日やっと読み終わった。生存者の少女と同い年なのもあり、事故当日が我が家にとって節目の日だったのもあり。一報を聞いた時間から翌日ぐらいまでのことは、今でもかなりよく覚えている。

    発刊翌年に読み初めて辛くなって、その後、育児や自分の人生にかまけて読まず。また数年ぶりに読み始めては挫折の繰り返し。あの事故現場の新聞写真や親が買って来たグラフ誌のページが蘇って来て辛くなって。でも昨年暮れから、今回こそ読み通そうと決めて果たしました。

    最後、今読んでよかったと思った。主人公の年齢に近づき息子もいる現在が、読み通すのに最も適した時期だったと感慨深かった。人生経験を積んで来た今なら、

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    2026年01月20日
  • 半落ち

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    認知症という身近な問題でもありながら、到底解決出来るはずもない答えを探し回り、主人公の愛と苦しみと悲しみが混ざり合った作品です。
    幸せであったはずの夫婦の仲が、壊れていく様や、そこに対する解決策の無さ、周りの人達の一歩遅い手助けなど、読んでいるとかなり苦しいです。

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    2026年01月14日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    昭和と平成のちょうど間という時代背景がバチっと合いました。被害者、刑事、犯人、三者三様の時代の移り変わりを見事に表現しています。
    平成から令和に移り変わった今この時に著書を読むのはすごく良かったです。
    ただ全体的に暗いです。登場人物の心情も暗いし、内容も暗い。読んでいてハッピーな気持ちになることは全くありません。そもそもハッピーな気持ちにさせる小説ではないのですが…

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    2026年01月09日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    昭和と平成のちょうど間という時代背景がバチっと合いました。被害者、刑事、犯人、三者三様の時代の移り変わりを見事に表現しています。
    平成から令和に移り変わった今この時に著書を読むのはすごく良かったです。
    ただ全体的に暗いです。登場人物の心情も暗いし、内容も暗い。読んでいてハッピーな気持ちになることは全くありません。そもそもハッピーな気持ちにさせる小説ではないのですが…

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    2026年01月09日
  • 半落ち

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    この物語は犯人が自首している状態から始まり、なぜ殺したのかではなく、殺した後の二日間何をしていたのかという謎に迫るという斬新な構成だった。
    それぞれの登場人物が自分の立場やメンツを守るために梶を問い詰めるが、決して口を割ろうとしない。
    語らない部分にこそ、その人の人生が詰まっているような気がした。

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    2026年01月07日
  • 半落ち

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    3日前に妻を殺害したとして自首した警部が、直近の2日間について黙秘を続ける~警察・検察・マスコミ等が組織の事情を抱えつつも、核心に攻め込むストーリー。

    明かされた真実で、私の心に清々しい風が吹きました。

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    2025年12月26日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    まず、主人公の心象や状況などにおける臨場感のある描写に、作家の筆力の高さを感じた。個人的にはこの本の一番好きな点が文章の巧みさである。読んでいて、おお、かっこいいなと思う文や、想像力を掻き立てられるような描写が幾つもある。読みやすいどころか、作者に憧れながら読んだ。
    建築家という仕事に重きをおいた作品だが、家族、同僚、ライバルなどの人間関係、人物描写も魅力的に描かれていた。
    ミステリー小説としては事件性が低く、物足りなさを感じるかもしれないが、それを上回るストーリー展開だった。
    最後はまさに友情、努力…、の王道ストーリーなのも読後感が非常によく、誰にでも超オススメできる。

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    2025年12月19日
  • 臨場

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    「赤い名刺」と「眼前の密室」が好み
    登場人物一人一人が妙に生々しくてページ数以上のボリュームを感じる

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    2025年12月15日
  • 陰の季節

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    『ハードボイルドアクション』みたいな警察物は色々あるが、こちらは別路線。警察内部のゴタゴタを解決する話。これがとても面白い。

    『天下り』や『議会の答弁対応』、『無断欠勤』、『婦警不要論』。警察の秩序と面子を守る為、キャリア達が奔走します。人間ドラマに、迫るタイムリミット、最後の一捻りにゾクッとして、短編集でも読み応え充分!

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    2025年11月29日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    娘の失踪。
    10年前に起きた少女誘拐の未解決事件。
    自らの所属する県警における刑事部vs警務部の覇権争い。
    県警と中央警察との覇権争い。
    様々な要素が絡み合い、当事者の誰ひとり真実を話してはくれない中で、県警広報官の葛藤と奮闘が描かれる。

    面白い。
    特に後半、真実が見え始めてからの加速度的な盛り上がりは、かなり楽しめた。

    しかし。
    (父親である私としては)娘の失踪が全く片付いていないどころか、何のヒントすらないまま、手放しで「面白かったー!」とは思えないのも真実である。もちろん、わざとそういうエンディングにしたことは理解するものの、である。

    三上が指揮車に乗込んだ後、松岡の含みのある言葉

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    2025年11月28日