横山秀夫のレビュー一覧

  • 陰の季節

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    横山秀夫。警察小説の短編集であり、それぞれ別の人物を主役においた群像劇である。警察小説としては珍しく捜査部門ではなく管理部門がメインで、警察の内部で起きた事件を内々で処理する一風変わったストーリーとなっている。
    短編集でとても読みやすく、組織人としての悲哀を感じられる一冊でした

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    2022年10月18日
  • 臨場

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    倉石検視官の鋭い洞察力で真実を突き止めて行くところが面白く、特に「餞」と「十七年蝉」は検視官の人情が表れていて読み応えがありました。

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    2022年09月11日
  • 影踏み

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    警察側やなく、犯罪者側からの視点で描くミステリーになるんかな?
    ちょっとオカルト風味のハードボイルド。

    7つの短編集で、主人公のドロボウさんが、解決する。耳の中にいる弟と…
    なんせ、ドロボウさんなんで、法律関係なく夜中に家入って、色々調べる。まぁ、探偵さんも同じ事するから、ミステリーとして違和感があまりなく面白い。
    唯一、双子の弟の立ち位置が微妙やけど、それぞれ人格持ってて、記憶力は弟が担当。

    クールな主人公真壁にも、唯一熱くなる事件で物語は終わるけど、その後、どうするんやろ?
    このまま、
     天眼孤独になる?
     結ばれる?
    出来れば、後者であって欲しいけど、それはそれで、一悶着(続編)あり

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    2022年08月06日
  • 陰の季節

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    ネタバレ

    良い。
    横山秀夫、やっぱり良い。
    ドラマ化したら、俳優は誰がいいだろうか、なんて考えてしまう。
    最も信頼する組織警察も人間の集まりであることを上手く描いている。実際もここまではないと思うが、いくらかはありうる話だと思わされる。

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    2022年08月16日
  • 臨場

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    前に読んだかも。芝居っぽい人物の作り方とか好き。現場重視の職人が全てを読み切っているのはよくあるパターンかもしれないが、読んでいて気持ちが良い。スカッとする。男臭い、女はすべてメス、的なステレオタイプを受け入れられればおススメ 80

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    2022年07月08日
  • 真相

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    横山秀夫の短篇ミステリ作品集『真相』を読みました。
    『ルパンの消息』に続き横山秀夫の作品です。

    -----story-------------
    犯人逮捕は事件の終わりではない。
    そこから始まるもうひとつのドラマがある。
    ──息子を殺された男が、犯人の自供によって知る息子の別の顔「真相」、選挙に出馬した男の、絶対に当選しなければならない理由「18番ホール」など、事件の奥に隠された個人対個人の物語を5編収録。
    人間の心理・心情を鋭く描いた傑作短編集。
    -----------------------

    2003年(平成15年)に刊行された短篇集… 双葉社が発行する日本の月刊小説誌『小説推理』に掲載

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    2022年07月06日
  • 看守眼

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    今回のは、警察関係者以外も主人公にしてる短編集!
    まぁ、いつもの如く、警察関係者の時も刑事とかメインどころやない人が主人公。

    タイトルにもある看守さんは、確かに、加害者を長時間看るという意味では、そうだし、相手の気持ちも刑事さんより分かるかも?

    それぞれ、インパクトのあるのではないけど、主人公の心の機微を上手く表現してる感じ。

    誰でもありそうな事で、自分ならどうするやろ?と考えながら…まぁ、職業的にはあんまりないんやけど、シュチュエーションがね。
    感情移入しながら、面白く読めた〜!

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    2022年07月03日
  • 動機

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    著者の作品でいつも感心する、犯罪者それを追いかける警察、被害を受けた被害者、事件を伝えようとする新聞記者、関わる登場人物のそれぞれに大なり小なりはっきりとした「動機」が伺える。行動の原動力となり得る「動機」に共感出来るか否かで、作品の深みが増してくる。著書においても登場人物の感情の起伏や息遣いが伝わってきそう!淡々と進む物語、この世界観にどんどん魅かれていく。

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    2022年06月25日
  • 真相

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    過去に犯罪を犯してしまった者や、事件後心に後悔やわだかまりを持った人間達が中心の短編5編。

    罪を償った後もずっと自分の後ろには犯罪履歴、後悔が付いてまわる辛さを強く感じ絶対犯罪はしないでおこうと思いました

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    2022年06月21日
  • 陰の季節

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    D県警シリーズの第一作目を含む短編集。一つ一つの作品に、地に足がついたドラマがあって、すべて最後が腑に落ちる。おどろおどろしく、こけおどしの展開だらけのミステリーにはない味わいがある。

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    2022年06月16日
  • 臨場

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    「餞」と「十七年蝉」の話が特に好き。
    ぶっきらぼうやけど、実は誰よりも人間味と情のある倉石検視官、かっこいい。

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    2022年06月13日
  • 真相

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    どんな物語、どんな人生、どんな問題。

    必ず真相はある。

    望まれた真相、望まれない真相、

    それはただ一つだけ。

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    2022年06月13日
  • 陰の季節

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    横山秀夫氏のデビュー作。D県警シリーズ第一弾。D県警シリーズの第ニ作を先に読んでしまったが、本作の方が面白かった。警察ミステリーだが、犯人逮捕やアクションシーンは無い。警察管理部門の話である。

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    2022年06月11日
  • 臨場

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    捜査一課調査官倉石義男が活躍する人情味溢れるドラマ。死者からならメッセージを的確に調べ上げ己の道を貫く男の話。テレビドラマにもなっていたのでイメージしながら読むことができました。続きがあれば読みたいシリーズです。

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    2022年06月02日
  • 臨場

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    警察小説やけど、主人公は検視官。

    「終身検視官」
    「死体掃除人」
    「クライシス・クライシ」
    などなど、数々の異名を持ち、やくざのごとき風貌と辛辣な物言いで周囲に睨みをきかせている。
    上には疎んじられてるはんめさ、若手には信奉社外が多い。
    かっこええ生き方やな!
    天才的に優秀やないと出来ん事ではあるけど。常に自身を磨き、真実を追求する。職人さんみたいに。
    上に文句言わさん程の実績ないとあかんしな。
    警察組織って、出世ばっかの人やなくて、こういう人が支えてるのかもしれんな。

    警察組織だけやなく、会社とかにも、一部やけど、こんな人がおる。そういう人になりたいな!確かに出世は出来んけど、我が道を行

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    2022年05月11日
  • 影踏み

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    結構面白かったがです(´・∀・`)
    泥棒主人公の短編集

    中古屋で なんとなく この本にひかれ購入
    本て不思議な物で、店内歩いてて なんか【視線を感じる】のと同じ感覚で その方向見て視界に入った本て
    結構 当たりな本が多い気がする

    本屋の景気の為に、本屋で新品も買ったりしますが

    今回中古屋で本を探してたりして嫌になるのが
    個人的に セドリをしてる【セドラー】が店内にいる時なんですよね ネットオークションで売りさばいてる人達…良く見かけるのが100円~200円くらいの実用書を狙ってて、セドリアプリと小型バーコードリーダーを使い、棚の端から端をバタバタと本を掻き出しバーコードを読み取りオークシ

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    2022年04月30日
  • 看守眼

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    6作品収録の短編集
    この作品では警察関係者じゃない人が主人公の
    話が多かったですが
    いずれの話も楽しめました
    でもやっぱ警察小説の方がいいかも
    この作品もよかったですよ

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    2022年04月29日
  • 臨場

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    警察官と犯罪者、相反する存在と思いがちだが著書というより横山秀夫ワールドにおいては人として脆さや儚さ、怒りや喜び全てひっくるめ事件を観ているような世界観が伝わってくる、犯罪を犯す一線を越えるのは人間誰しもあり得る事で、警官も一般人も関係ない、そこには色々な人生、生き方、人間臭さがあるのだと痛感した。良かった、また短編集ではあるが一つ一つの物語が独立して繋がっていく流れも非常に楽しめた、探偵ではなく検視官という視点も緊張感を味わえ、もっと著者の作品に触れてみたいと感じた。

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    2022年03月08日
  • 陰の季節

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    警務部の中の課を描いた小説。
    自分が知らない部課内の事やそこで働く人達の、
    仕事に対する姿勢、やるせない感情、組織内の人間模様を面白く読ませていただきました。

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    2022年03月06日
  • 影踏み

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    ネタバレ

    サクサク読めて、面白くって、スカッとする
    それがこの本を読み始めた理由だが、
    まあ、満足。
    文章に勢いがあって、展開も面白い。
    双子が二組も出てくるのはちょっと興ざめだったが。
    もっと違った設定は無理だったか。

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    2022年02月13日