横山秀夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一級建築士の主人公が建てたY邸は雑誌にも紹介され自身も最高傑作の手応えを感じる家であったが、引き渡しから1年後Y邸には誰も住んでいないことが明らかになる。
住まれなかったY邸の謎を追うミステリーであり、建築士を題材にした職業小説でもある。安定の横山秀夫、地味な話を徹底したリアリティと小説の上手さでグイグイ読ませる。
正直Y邸の謎は惹きつける力が弱いというか、この謎が明らかになったとして面白いか?と途中までは半信半疑だったけど、最後まで読むとちゃんとした結末が用意されてるから面白い。
ただちょっと綺麗にまとまりすぎていてフィクション感が強いので、その辺をリアリティのある建築士描写でカバーし -
Posted by ブクログ
元刑事の広報官視点で描かれる警察小説
以下、公式のあらすじ
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元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。記者クラブと交通事故の匿名問題で揉める中、昭和64年に起きたD県警史上最悪の翔子ちゃん誘拐殺人事件(ロクヨン)への警察庁長官視察が決定する。だが被害者遺族から長官の慰問を拒絶され、その理由を探ろうとする三上だが、刑事部から猛反発をくらう。長官視察をボイコットするという記者クラブ、刑事部と警務部の全面戦争、その狭間でD県警が抱える爆弾を突き止めた三上は、長官視察の本当の目的を知る。そして最大の危機に瀕するD県警をさらに揺るがす事件が??。かつてな -
Posted by ブクログ
県警の広報官のお話
警察小説の中で主人公が刑事ではなく、さらに広報官というのは結構珍しい
ただ、その立場だからこそ見えるものもある
詳細な感想は下巻の方でまとめて
以下、上巻の公式のあらすじ
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D県警の三上義信は46歳にして20年ぶり2度目の広報室への人事異動をくらった。1度目のときは捨て鉢な態度で職務につき広報マン失格。1年で刑事に戻れたものの、人事異動へ怯えが精勤を支え、結果、刑事として確かな実績を作ってきた。だがしかし――。職能を見限られた気はしたものの、前のような愚はおかさず、警務部長の意向に沿うだけではない、広報室に改革に乗り出し、