横山秀夫のレビュー一覧

  • 64(ロクヨン)(下)

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    緩急のついたストーリー展開、追跡シーンの高揚感・臨場感で先へ先へと読み進めてしまった。

    登場人物が結構多いので、しばしばどんな人だったか読み返すことになってしまったが、多くの人物がストーリー上欠かせない役割を持っているので読み飛ばせない。

    おなか一杯です。ご馳走様でした。

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    2025年08月07日
  • ルパンの消息

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    ネタバレ

    非常に面白かった。
    橘のふとした行動に深い意味があったという真相には感嘆の一言。ただ婦警やサンオク等、終盤に詰め込み過ぎた印象はある。

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    2025年08月06日
  • 出口のない海

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    神風特攻隊は小説や映画でも描かれることが多いが、この作品は回天「人間魚雷」がテーマだ…
    回天とは魚雷にたくさんの爆薬を搭載し、人間が直接操縦し戦艦に体当たりする特殊兵器…
    回天は神風特攻隊の水中版だ!
    脱出装置もない回天に一人で乗り込み、暗い海の中を操縦し、敵の艦船めがけて突っ込む…
    想像するだけで身震いがするこの人間兵器にたくさんの若者が散っていった…

    ヒジの故障のために、期待された大学野球を棒に振った甲子園優勝投手の並木浩二
    彼はなぜ回天への搭乗を決意したのか?
    彼を取り巻く家族、友人、恋人の複雑な感情に考えさせられるものは大きい
    警察小説でもミステリーでもない横山秀夫さんの戦争青春小

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    2025年08月06日
  • 第三の時効

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    短編集ですが内容はF県警教員強行班3班のお話。
    どのお話も良かったですが個人的には【囚人のジレンマ】ですね。出来すぎる部下を持つ上司の苦闘が上手に描かれてました。
    出来すぎる部下の3人の班長も強烈なキャラでそれだけでも十分満足できます。

    ただ短編集で残念なのが最期が意外とあっさりするのが多かったのが評価を一つ落とす要因ですか。

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    2025年08月03日
  • 出口のない海

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    人間魚雷『回天』の搭乗員となった大学生を描いた青春小説。元甲子園優勝投手だが、肘を痛め速球が投げられなくなる。魔球開発に取り組むシーンが結構多かった。一方で回天出撃時の描写も詳しかった。回天に搭乗するだけでも非人道的だが、回天の故障で特攻せず基地に帰還すると、上官から罵詈雑言や鉄拳制裁を浴びせられるとは信じ難い。

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    2025年07月16日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    BOOKOFFで再読のつもりで買ってきたけど…

    もしかして読んでなかったかも⁇⁇
    なんか面白すぎて新鮮に読めてるんだけど…
    読んでないなんてあるんだろうか(꒪⌓︎꒪)

    映画もドラマも観てるから
    ピエール瀧やら佐藤浩市やら萩原聖人やら
    A(エース)の仲村トオルも混ざって頭の中で
    ぐるぐる踊りまくりです笑

    やっぱ読んでなかったのかなぁ…
    嬉しい気持ちで下巻にいきます!!


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    2025年06月24日
  • 陰の季節

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    ネタバレ

    実家に帰ったついでに本棚から抜き出してきた一冊。
    好きな国内作家さんのひとり横山さんのD県警シリーズ初作を再読。

    暑苦しく、昭和な息遣い。
    封建組織の中に居る者たちの出世レース、権力闘争、腹の探り合い。
    警察小説であって、警察小説でない。
    日常のミステリ(警察組織編)の様相。

    今読んでも唯一無二。
    米澤穂信さんの『可燃物』をD県警シリーズっぽいと書いたこともあった。
    確かに一筋縄ではいかない人の心の裏事情を料理する様は似てはいるのだが、警務部を舞台にした、これといった派手な事件があるわけでもない(天下り先のOBが紳士協定を無視して辞めない。内部通報の真偽、出どころ。お手柄婦警が失踪、男の影

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    2025年06月15日
  • 出口のない海

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    特攻隊か…
    こっちは、空の神風やなく、海…
    魚雷を操縦できるようにしただけ。
    空でも脱出困難やのに、脱出口もないとは…
    聞くところによると、零戦も飛行性能は、凄いけど、乗ってる人を防御する為のものはないみたい。なので、軽量化も出来る。玉当たっても、アッサリ貫通。
    この時代、人は、歯車の一部と考えてんのかな。
    アホちゃうか!
    そんな歯車のようにしたら、優秀な人材おらんようになるし、形勢逆転もなんも出来んやん。目先の言葉だけ、考えんと遠い先を考えて欲しかった。日本さん!
    それ考えてたら、アメリカと戦わんって話もあるけど。

    そういう、状況下に振り回される若者たち…
    平和な時代に生まれ、経験も何もな

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    2025年06月03日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    究極の警察小説という紹介文なのです
    けれど、警察広報官という立場からの珍しい警察小説かと思います
    主なストーリーは現実にあった誘拐事件を着想としています
    事件そのものへの捜査以上に
    刑事部警務部との軋轢
    記者クラブとの対立
    が濃厚に描かれています
    周囲に警察関係者が居ませんので本当はどうなんだろうか?とは思いました
    こんなに対立していたらなかなか職務を全うできませんよね
    記者クラブとの交渉の場面等は映像を観ていたから読み取れるのかもしれません

    無言電話の真実しかり
    「64」をなぞるかのような新たな誘拐事件の展開
    わかっていても緊迫感に息が詰まるような感覚でした
    久しぶりの64満喫致しました

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    2025年05月29日
  • 臨場

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    あらすじ
    倉石検視官を中心とした、色々な事件とその真相を描く短編集。

    良かったところ
    本格派っぽい語り口ながらも短編集で、個々の物語は簡単にするすると読めます。読後感も良い話が多く、基本的には救いのある物語になっているところも良いです。

    うーんなところ
    強いてあげればリアリティが薄いかもしれません。
    刑事組織や私生活のリアリティはどれほどあるのか、1番の疑問は検視官がこんなにバシバシさながら名探偵のように事件の真相にたどり着くことは可能なのか、と思わざるを得ない明晰さでした。

    まとめ
    勝手に本格派刑事モノの長編と思ってしまっていたので、いい意味で裏切られました。軽くサクッと読める短編なが

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    2025年05月27日
  • 顔 FACE 〈新装版〉

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    2011年に読んだ作品を再読。
    内容は全く覚えておらず、似顔絵捜査官が似顔絵を描いて事件をバンバン解決していく話かと思えばそうではなく、とある事件がきっかけで似顔絵捜査官を退いた婦警のお話。
    婦警が軽視される環境化で、「仕事ができて優しいのに人から大事にされない」主人公の強すぎる正義感と、人を妬む恨む気持ちの葛藤などがよく描かれていてとても面白かったです。
    観察眼に秀でていて事件を解決することもあるけど、甘さなのか若さなのか失敗もする主人公にイライラしたり応援したりしながらあっという間に読み終えました。

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    2025年05月24日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    様々な大人の人生が垣間見える。
    謎が想像していたより人間味があってなんかいい映画を見た感じ。エンディングも好き。

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    2025年05月22日
  • 動機

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    4.0/5.0

    警察署、記者、裁判官等々、堅気な職場を舞台に人間のイヤな部分、姑息な手口や執念の復讐などが描かれる。
    どんなに正義面していても、結局みんな自分の利益が一番。そう感じた。

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    2025年05月11日
  • ルパンの消息

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    後半の怒濤の展開は、一気読みでした。幸子を情報提供者にして、単に復讐するだけの物語と思いきや、過去の大事件までも明らかにしてしまったのは、藤原部長の読み通りだったのかとすら、勘ぐりたくなる展開でした。

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    2025年05月05日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    警察と記者の関係性に焦点が当てられた前半。元記者という作者の経歴に裏打ちされたやり取りのリアリティと切迫感にヒリヒリする。
    少なくない登場人物が各々しっかり存在感のあるキャラクターとして描かれているのは流石。

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    2025年05月05日
  • 臨場

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    倉石検視官のプロ振りが際立つ作品。鋭い観察眼に加え、冷たさの中に人としての優しさが垣間見れるところも引き込まれました

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    2025年04月22日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    横山秀夫のミステリーだよねと思って読み始めたら、想像とは異なる展開に驚かされた。読後、静かに本を閉じると心が洗われるような感覚に包まれた。これはきっと、「再生の物語」なんだろうな。前を向いてまた頑張ろうと思えたし、ブルーノ・タウトという建築家を知れたことも、嬉しい発見だった。

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    2025年04月08日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    自分が設計した新築の家に、顧客が引っ越した形跡がない謎を追う一級建築士のミステリヒューマンドラマ

    以下、公式のあらすじ
    ----------------------
    横山ミステリー史上最も美しい謎。
    熱く込み上げる感動。

    一家はどこへ消えたのか?
    空虚な家になぜ一脚の椅子だけが残されていたのか?
    『64』から六年。待望の長編ミステリー。

    一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。施主の一家も、新しい自宅を前に、あんなに喜んでいたのに……。Y邸は無人だった。そこに越してきたはずの家族の姿はなく、電話機以外に家具もない。ただ一つ、浅間山を望むように置かれた古ぼ

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    2025年04月07日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    バブルが弾けて理想を忘れた建築家の話。日々のタスクに追われながら自分の理想、虚栄心などと向き合う建築家の気持ちが生々しいし、新鮮だった。あと、恋愛もコンペで勝つにもストーリーが重要だと実用的な知識も得た。勿体ぶらず、伝えたいことがよくわかる文体で安定感がある。中盤、展開が少なくて読むのに時間がかかった。

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    2025年03月21日
  • ノースライト(新潮文庫)

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    久しぶりの横山さん!
    D県警シリーズ思い出してたのに、警察出て来んねんな。

    今回は、建築士が主人公!
    まぁ、天才なんやろな。
    バブルの洗礼浴びて、今は腐ってるけど。
    そこに、好きに作ってくれ!との依頼!
    めっちゃ、ええ出来やん!と自画自賛!
    依頼主どうしてるかな?
    で、噂で、ええ出来の家に誰も住んでいない!

    失踪したのか?
    なんか、元から住んでない?
    一緒にいた家族仲良しに見えたのに、別居?
    長身の女性の姿が?

    謎が謎を呼ぶ!

    まぁ、回りくどい事せんと、はじめから、キチンとした対応してたら、それで終わってる話やと言えば、それまでやけどね。

    建築士が、建物をデザインしてるとこは、凄いな

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    2025年03月20日