横山秀夫のレビュー一覧

  • ノースライト(新潮文庫)

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    文章が美しかった。ただ、相性の問題で面白くなかった。もっとハラハラする展開があったら楽しかったかも。全体的にだらだらと進む感じ。それと、別れた女性が自分のことをいつまでも好きでいるという男性の誇大妄想によった作品て感じがしちゃった。
    伏線回収は綺麗にしてるので、読み終わったらスッキリはするかな。でも淘汰みたいな奇行、普通しないでしょうと思ってモヤる。

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    2025年08月27日
  • 臨場

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    L県警捜査一課調査官の倉石義男を描いた作品。
    8篇収録の短編集。

    ・赤い名刺
    あらすじ
    『終身検視官』の異名を持つ倉石義男の下で調査官見習い中の一ノ瀬は、臨場要請の住所が、かつての不倫相手の相沢ゆかりと知って驚く。
    過去がバレると不安になった一ノ瀬は倉石に同行し現場に臨場する。
    一ノ瀬はゆかりが自殺するとは思えなかったが、
    あらゆる材料が縊死という結論を出していたが。

    ・眼前の密室
    あらすじ
    相崎靖之は老婆殺しの容疑者を絞り込むため、
    大信田班長の帰宅を官舎近くで張り込んでいた。
    しかし、張り込み中にポケットベルが鳴り、呼び出されたため、
    玄関のドアノブの真上に石粒を置いて、その場を離れた。
    それから官舎に戻り帰宅した大信田と話をして、
    老婆殺しの犯人は大信田の表情から相崎の推理が当っていることを確信する。
    そして大信田が玄関のドアを開けると、大信田の妻が殺されていた。
    ドアノブに石粒があったことから、相崎が密室を作ってしまったが。

    ・鉢植えの女
    あらすじ
    主婦の小寺裕子が出会い系サイトで知り合った一回りも年下の男に夢中になり、
    青酸カリで無理心中をする。
    警察庁への出向の話を持ち掛けられていた一ノ瀬は現場に臨場し、
    この事件を「倉石学校」の卒業試験と思い現場に臨むが。

    ・餞
    あらすじ
    退官を間近に控えた小松崎周一のもとに十三年前から毎年届く、
    差出人不明で、「霧山郡」とだけ記された年賀状と暑中見舞いの葉書。
    その葉書が去年途絶えたことにより、差出人は死んだのだろうと考える。
    差出人が変死した可能性を考えた小松崎は倉石に相談してみる。

    ・声
    あらすじ
    三沢検事のもとに、実務修習生の斎田梨緒が自殺したと報せが入る。
    現場には夥しい数のファックス用紙が散らばっていて、「死ね」と書かれていた。
    三沢にはとても自殺には思えなかったが。

    ・真夜中の調書
    あらすじ
    東部団地の「教諭殺し」で深見忠明を逮捕するも、
    弁護士の入れ知恵で深見は黙秘する。
    しかし、DNA鑑定の結果を聞くなり、犯行を自供する。
    事件は解決したかに見えたが科捜研に倉石からDNAをちゃんとやれと電話が入る。

    ・黒星
    あらすじ
    婦警の小坂留美のもとにかつての同僚の町井春枝から電話がかかってくる。
    「じゃあまたね。きっと会おうね」と言われて、電話は切れた。
    翌日、留美は春枝の遺体の前にいた。
    現場にいた刑事や鑑識たちは自殺と判断するが、倉石だけは「殺し」だと言うが。

    ・十七年蝉
    あらすじ
    永嶋武文は季節外れの辞令で刑事部捜査第一課調査官心得に異動した。
    仕事に忙殺される中、高校生の射殺事件が発生する。
    倉石は十七年蝉に関心を示すが。


    総評
    人呼んで『終身検視官』倉石義男の活躍を描いている。
    自殺か他殺か判定する役割なので、論理的に話が展開していく。
    そして、物語の視点は倉石以外で進んでいくが、
    倉石の魅力を十分感じることができる。

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    2025年08月19日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    上下巻の感想です。
    推理小説としてのストーリーはとても良くできてると思いましたが、やや中弛み感がありました。
    あと、私には難しい言葉や表現が多く、ちょっと読みづらさもありました。

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    2025年08月11日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    上下巻の感想です。
    推理小説としてのストーリーはとても良くできてると思いましたが、やや中弛み感がありました。
    あと、私には難しい言葉や表現が多く、ちょっと読みづらさもありました。

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    2025年08月11日
  • 出口のない海

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    人を武器の一つと考えるような狂気がどうして生まれたのか?戦況が悪くなってやむに止まれれずの作戦だろうが、悲惨すぎる。国民は、従うしかなかった。並木の良識がかわいそうすぎる。

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    2025年08月08日
  • 第三の時効

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    登場人物の紹介を兼ねた短編の物語集というのが、率直な感想。短編の割には読み応えがある。次は長編を読んでみようと思う。

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    2025年07月09日
  • 第三の時効

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    長編かと思ったら短編が複数ある形、かと思ったら繋がっていて同じ刑事たちの物語だった。あまり読まないジャンルかなぁと思って他の方のレビュー読んだらハードボイルド系と書いてあり、なるほどこれがハードボイルドかと。

    事件の難易度というか、解決までの道筋は程よい感じで結末も納得はできるんだけど、その解決の瞬間の沸点が高くて面食らってしまった。すごく急展開に結末を迎えて、だけどその後の描写がすごくあっさりしていて、肩透かしを喰らった感じというか、、うぉ急に来た、、あ、これで終わり?的な。
    でも、ハードボイルドと言われると、うん、まあ納得。(多少偏見あるかもです。)

    全体の感想としては、警察同士そんなバチバチで疲れない?です。よく刑事物のドラマとかでもそうだけど、現実でもこんなに仲間内でギスギスしてるもんなんですかね?
    読むにはそんな部分に体力いる作品でした。

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    2025年06月27日
  • 影踏み

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    ハードボイルド系。
    設定は面白い。プロットがしっかりしていて、話がきちんと流れていくので、設定への違和感はあまりなく読み進められた。
    全体的に悲しい話。

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    2025年06月01日
  • 影踏み

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    連作短編
    ノビ師と言われる泥棒が主人公
    ハードボイルド小説
    オチが面白い話もあるが、
    全体的な着地点が分からず終わってしまった。

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    2025年05月13日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    ネタバレ

    警察小説として広報官という視点でここまでの熱量に持っていける凄さ。各キャラクターが成長し、頼もしくなっていくのにも胸が高鳴った。
    過去と現在の事件がどう繋がっていくのか、実は上巻から丁寧にお膳立てが成されていることからこそ途方もない真相にも驚愕する。

    マイナス点は、起こる事件の解決よりも会見を捌くというミッションが厄介過ぎて読み進めるのがしんどかったのと、完全に決着のつかない項目がちょっと多かったかなと。

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    2025年05月05日
  • 第三の時効

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    刑事物少し苦手だから進み遅かったけど
    面白かった
    短編だけど人間関係とか登場人物は繋がってるから見やすかった

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    2025年04月26日
  • 動機

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    安定の横山秀夫作品。

    短編集としては、どれも読み応えがあり面白い。

    仕事人間達の絡み合う思惑、重いが先が気になる。

    どの短編も最後どうなるのか気になる展開。

    星は3.7くらいある。

    久しぶりに横山秀夫作品の長編も読みたくなった。

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    2025年04月09日
  • ルパンの消息

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    非常に読み易い。

    過去と現在を平行して描いているが、ごちゃごちゃすることなく、それぞれの事件が頭に入ってくる。

    デビュー作とは思えない。

    内容も最後まで飽きることなく、引っ張っていく。

    3.8くらいは付けても良いだろう。

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    2025年04月06日
  • 真相

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    読ませる。
    引き込まれる。

    暗く濃厚な短編集で、それぞれが非常にねっとりっした質感。

    性善説を提唱している私には、どれも読んでいてしんどかったが、悪くはない。

    作者の力を感じる。

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    2025年04月06日
  • 第三の時効

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    実際の警察組織の内部がどんな感じなのか知らないが、小説は非常に楽しめた。

    人間の心理描写が上手い。読ませる。

    短編なのに濃厚だ。

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    2025年04月06日
  • 陰の季節

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    読んでいて楽しめる。
    しかし、仕事を忘れてパァーっとしたいときに読まないほうが良い。読んで気分が晴れることはまず間違いなくない。
    でも、読むと楽しい。

    それだけ作品に魅力があるということか。

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    2025年04月06日
  • ルパンの消息

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    ネタバレ

    ★3.5くらい。初期作品と思うと、この時から他の作品と同じような雰囲気は完成されているなあと。

    自殺で片付けられた女教師の死亡事案。時効成立直前ににタレコミがあり、殺人の証拠を掴むべく警察が奮闘する。

    最後、婦警幸子の正体のところで、あーやっぱりその感じできたかあと。これは後々の作品でもよくぶち当たる感覚。

    これで紙媒体で文庫化された横山秀夫作品は殆ど読んだかな。漏れはあるかも。

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    2025年03月22日
  • 64(ロクヨン)(下)

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    ネタバレ

    3.9

    クライマックスのまさかの展開は熱い。

    ロクヨン事件の全貌と娘の行方が分からずじまいだったのが心残りでややマイナス。

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    2025年03月17日
  • 64(ロクヨン)(上)

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    3.9

    圧倒的な筆力で警察組織の内情をリアルに描く。

    刑事部、警務部、記者たちのパワーゲームの間に挟まれ悪戦苦闘する広報官の三上。

    さらにD県警全体を揺るがす謎が絡んでくる。

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    2025年03月17日
  • 影踏み

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    ノビ師と言われる侵入犯罪者、真壁修一が多くの事件に巻き込まれながらも、不器用な言葉と器用な技術で回避していく。最後には双子の弟と愛する人への哀切ある想いが溢れ、人間味のある窃盗犯に心が揺さぶられるような内容。
    警察小説なので、用語や独特な言い回しに慣れている人は読みやすい。登場人物や事件が複雑に絡むので、解説(西上心太さん)を読んでから本編に進むのもおすすめ。

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    2025年02月09日