相沢沙呼のレビュー一覧

  • 小説の神様

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    感情表現が素晴らしく、読んでいて息苦しくなるような場面があった。
    書きたくても、書けなくて、すごくつらくて、だけど、書くことを諦めきれなくて、愛おしくて⋯⋯。
    読んでよかったと思える作品だった。
    暗い主人公やテンポの速くない物語が苦手な人は、あまり好きではないかもしれない。

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    2025年07月14日
  • 雨の降る日は学校に行かない

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    小説の神様シリーズのキャラクターの心象がとても精緻で繊細で、素敵だなぁと思ったので、こちらを手に取ってみたんですが。一話目を読んでみて、先行きが見えず、どんな物語なんだろう、と思っていたら短編集だったんですね。正直、中学二年生の女の子たちの、生々しい心情と重苦しいエピソード、きらきらと煌めく鮮やかな描写が、ものすっごく素敵な作品でした!

    びっくりしました。こんなに、かつての自分に懐かしさを感じられる物語があるなんて。行きたくない、学校に行けない、なんて考えながらも一所懸命に学校に通っていた日々。学級カースト。周りからの視線。早熟な女の子の手元に煌めくコスメと飾り。どれも、本当に、愛おしかった

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    2025年05月20日
  • 彼女。

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    思い出しただけで眩しくなるような瞬間さえあるなら、幻滅しようが、それを抱いて生きていけるんじゃないかなとは思ってるよ。

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    2025年05月01日
  • 雨の降る日は学校に行かない

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    2025/04/17
    学校に足が向かない人たちの物語。
    足が向かなくなる、行きたくなくなるのにもそれなりに理由があって、それは周りの人から見たら大したことじゃなかったり、些細なことなのかもしれないけど当人は一生懸命全力で考えて頑張っているんだなというその葛藤や奮闘をとても現代風に小説化していて読みやすい物語だなって思いました。
    しかし、途中の短編で出てくる先生は、さすがにこんなやつ最低すぎるだろ…と思いました。後書きに小説の中に入ってこの先生をぶっ飛ばしてやりたいという表現があったのですが、まさにその通りだなと同じことを感じました。
    自分の生きてきた生き方や考え方はごくごく一般的で、結構普通な

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    2025年04月18日
  • invert 城塚翡翠倒叙集

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    すべてが、反転。

    さあみなさん、mediumを読んだらこちらです。
    なんならmediumを読まないと面白くないので読んでください。

    私、mediumで衝撃を受けすぎて、続編のインパクトが薄れそう…って思ったんです。全くそんなことはありませんでした。
    全部面白い。

    細かいところだと「霊媒探偵城塚翡翠」から「城塚翡翠倒叙集」になっているのもいいです。
    倒叙ミステリに目覚めましたねぇ…

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    2025年04月13日
  • invert 城塚翡翠倒叙集

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    犯人視点の小説。古畑任三郎パロディ。
    じわりじわりと追い詰められていく犯人たちの様子にドキドキします。逃げ切って欲しいなーと犯人の味方をしたくなってしまいました。
    特に最後の話がめちゃくちゃ面白かった!

    プログラムさんだの、偶然さんだの、翡翠がぶりっ子をするのは正直読んでいて結構イライラしました。それすらも翡翠の手のひらで転がされているのかもしれません。

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    2025年03月12日
  • invert 城塚翡翠倒叙集

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    倒叙ミステリだから犯人は誰か分かった上で読んでるのに毎回驚かされる!

    文庫化した頃に買ってドラマから間をあけて読むために今になった。
    買った当時は気づかなかったけど、表紙に描かれてる2人の意味に気づいて、そこでも驚いた

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    2025年03月09日
  • 雨の降る日は学校に行かない

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    『ねぇ、卵の殻がついている』 
    保健室登校のナツとサエ。ずっと隣に居てほしかった存在だった。サエが数学の問題集を解いている。来週から教室に戻るというサエ。そんな彼女に対して、わけのわからない苛立ちが募るナツ。
    そんなナツの思春期独特のモヤモヤとした苛立ちが、文章を通してひしひしと伝わってくる。この『わけのわからない苛立ち』は私にもあった。なんの苛立ち?と聞かれてもうまく答えられない…そう、説明しがたい苛立ちなのです。
    ほんとうは自分がどうしたいのか、どうしなければいけないのかなんて、わかっているんですよね。じゅうぶん頑張っているんですよ。あとはほんの少しのきっかけと、一歩踏み出す勇気さえあれば

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    2025年01月29日
  • マツリカ・マトリョシカ

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     まさにシリーズの集大成とも言うべき作品で、2年前と現在でそれぞれ密室で起こった事件を1作目と2作目で知り合った友達や先輩達と一緒に推理していく場面や、主人公が過去の自分自身への無力さを嘆き、それでも真相を解明しようとする姿、そして満を持して繰り広げられる推理劇など「これまでのシリーズを読んできて良かった。」と心底思える青春×本格ミステリーだった。出来ればまだまだ続編を読みたいとも思った。

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    2025年01月10日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠(3)

    購入済み

    大どんでん返し

    大どんでん返しとかこれまでに幾度となく使われてきた単語で表現するのも躊躇われるぐらいの衝撃でした。
    SNSでオススメされたからなんの気なしに購入したけど、何でこの作品が日の目を浴びていないのか不思議でたまりません…。最高でした。

    #ダーク #深い

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    2024年10月29日
  • 彼女。

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     『貴女』の方が好みだったが、こちらも面白かった。無敵の恋澤姉妹に果敢に挑む話も印象的だったし、九マイルは遠すぎる的な917円は高すぎるの謎解きもワクワクした。最も好きだったのは、『百合である値打ちもない』だ。容姿の整った相手に釣り合うよう整形する心境、揺れる気持ちが何とも言えなかった。
     このシリーズを機にアンソロジー、更に挑戦してみようと思う。

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    2024年09月17日
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

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    大好きな"小説の神様"のアンソロジーに、敬愛する野村美月先生の名前を見つけ即購入しました。
    きっかけこそ野村美月先生でしたが、どのお話も凄く面白かったです。
    沢山の作家さんから様々な角度で描かれる小説の神様はまた新しい発見ができて、ページを捲ることすら楽しかった。
    やっぱり自分は小説が好きなんだと再認識することが出来た作品です。

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    2024年08月29日
  • 小説の神様

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    私も趣味で小説を書いています。
    読んでいて頭や喉を掻きむしってしまいたくなるほどに一也に共感してしまいました。
    小説と必死に向き合って、何回も心を折って、それでも物語から逃げることができない一也と詩凪が愛おしいです。
    個人的に九ノ里が凄く良い性格をしていて、友人に欲しいと思ってしまうほどでした。
    とても素敵な物語です。

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    2024年08月29日
  • 雨の降る日は学校に行かない

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    中学校のスクールカーストに焦点を当てた連作短編集。子供の世界は本当に残酷。とくに女児童の場合は顕著である。
    幼少期は友達同士でも、容姿が違えば、思春期には疎遠になってしまい、イジメの対象にすらなる。容姿だけで、居心地や青春の全てが決まってしまう。お洒落をすることも、クラスメイトに話しかけることも出来ない。

    そして先生も無沈着で、彼女達に残酷な仕打ちをする。特に最終話に登場する男性担任は、無沈着、無神経な最低である。学校行事や毎日の給食、清掃すら、罰ゲームのような時間だ。
    教室の隅で、誰とも関わらないことだけを願い、卒業までの日々を平穏に過ごしたくなる気持ちは本当によく分かる。生き地獄である。

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    2024年08月10日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    とてつもない衝撃の一冊。このオチを予想できた読者はいないだろう。あれっ?と思うことはあれど読み進めていくうち引き込まれ、最後に丸ごとひっくり返された。まさに全てが、伏線。

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    2024年08月08日
  • 雨の降る日は学校に行かない

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    つらい経験をいっぱい思い出して、苦しくなりながら読みました。でも一歩踏み出そうとする登場人物たちに励まされた。また時間を空けて読んでみよ。

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    2024年05月21日
  • マツリカ・マトリョシカ

    購入済み

    非殺人ミステリー

    第1作「マジョルカ」、第2作「マハリタ」に続く3作目が本作。
    前2作品は短編を繋ぐ形で主人公やヒロインの関係等が描かれていたが、本作はシリーズ3作目にして、本格ミステリー感のある長編となった。
    本作はミステリー作品ではあるが、殺人などの血なまぐさい事は起きない。
    殺人を伴わないミステリーではサスペンスフルな展開にならないようにも思えるが、本作ではヒロインのマツリカさんの正体の追求も含めて、かなりドキドキする展開があり、読み応えはとてもあった。

    最後の最後、マツリカさんが皆の前で謎解きを披露して終わる。
    柴山くんとマツリカさんの関係が周りに人たちに周知された後の展開は、おそらくは次巻以降に描か

    #ドキドキハラハラ #憧れる #怖い

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    2024年04月27日
  • 教室に並んだ背表紙

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    本屋で見かけて、タイトルを見て手に取ってしまった作品。
    各連作の主人公たちが、各々の悩みを抱え、苦しみ、向き合っている様に心を動かされました。主人公にならなかった登場人物達も、それぞれに悩みを抱えていたはずで、彼や彼女はどうだったのだろう、と考えさせられる作品です。
    自分自身が中学生の頃に感じていた感情を、もう一度振り返ってみたいな、とそんな風にも感じさせられました。

    中学生はともかく、高校生以上の方でも、自身の経験と照らし合わせて読める、読みやすい作品だと思います。

    自分は、また誰かの感情に触れたくなったときに読みたいなと思います。

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    2024年01月25日
  • 小説の神様

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    小説を介して本気でぶつかり合う様はとても印象的だった。高校生がここまで小説のことで熱く本気になれているのがとても新鮮で青春を感じた。これからも小説から心が元気になる養分を摂取していきたい。

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    2023年12月16日
  • 小説の神様 あなたを読む物語(下)

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    水越先輩は浅いなぁ
    ラノベとかマンガを下に見るのは本当に浅はかだと思うよ
    そもそも昔は夏目漱石の作品が今で言うラノベの扱いだったわけで
    四書五経、論語、歴史を記した大説よりも軽いものが小説なんだよ
    なので、小説同士で物語の軽重を語るのは愚かですよ
    先述の通り、物語の相対的な重さは時代によって変わるわけだし
    いずれ、今のラノベも文学と位置づけられる時代が来るかもね

    一也の言うラノベ基準は納得
    そう名乗っているレーベルから出ている作品
    これ以外に明確なラインは引けない気がする

    ラノベ好きは一般文芸でも好きな作品はラノベだと言いたくなるし
    ラノベ嫌いも同じく気に入らない一般文芸をラノベに分類した

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    2023年10月13日