相沢沙呼のレビュー一覧
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物語の軸となるのは、推理作家の香月史郎と、霊媒を名乗る城塚翡翠。心霊という目に見えない領域と、理詰めの論理を組み合わせ、数々の難事件の真実にたどり着く異色の名コンビが誕生します。
翡翠は死者の魂と共鳴し、無念のまま散っていった被害者の「魂」を掬い上げることで、事件の真相を見出します。
しかし、どれほど真実を捉えていても、霊能力による告発は法的な証拠にはなり得ません。そこで、推理作家である香月が彼女の視た世界を裏付けるように客観的な論理を組み立て、犯人逮捕へと導いていく。その、危うくも完璧に噛み合ったバディとしての連携に、静かな緊迫感を覚えながら物語に引き込まれていきました。
「きっと -
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ネタバレとある中学校の図書室を舞台にした6話の短編集で読みやすかったです。
・その背に指を伸ばして
・しおりを滲ませて、めくる先
・やさしいわたしの綴りかた
・花布の咲くころ
・煌めきのしずくをかぶせる
・教室に並んだ背表紙
6話目の「教室に並んだ背表紙」は1話目から5話目を読んできた流れとはちょっと違ってハードな部分もありました。
どの短編でも「しおり先生」がポイントになってきます。「しおり先生」が主人公にアドバイスをいろいろしていきます。
この小説を読んでいると、自分が中学生のときにもっと図書室使っておけばよかったとときどき思うことがあります。自分もあまり友達がいなく、独りのと -
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ネタバレ『medium 霊媒探偵城塚翡翠』は、読後に評価がひっくり返るタイプのミステリーだった。
正直、序盤はあまり乗れなかった。美少女霊媒師と推理作家の組み合わせに少しラブコメのような雰囲気もあり、「このまま最後まで続くのだろうか」と感じていた。しかし、その違和感こそが作者の仕掛けだった。
終盤で明かされる真相は見事で、それまでの印象が一変する。特に城塚翡翠という人物像は、読後になって初めて輪郭が見えてくる。彼女は天才的な観察眼と人心掌握術を持つ奇術師のような存在だが、それでも霊能力の有無については最後まで断定できない。論理で説明できる部分と、どうしても説明しきれない部分が絶妙なバランスで共存し -
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すごく評価に困った。
ミステリというには前段の話が霊媒を前提として話が進むため、3つの事件がこじ付けと言っていいレベルで解決される。
警察関係者からもたらされる微細な情報と、霊媒の情報と、作家の凡人の思いつきで逆算されて出力される結果ありきの推理。読者視点では粗削りすぎるが、犯人が自供し逮捕されることでそれが罷り通っている。
ストーリーのメインキャラクターである男女の掛け合いは甘酸っぱいを通り越して出来の悪いライトノベルを読むような気持ち悪さがある。大学生と高校生の歳の差とはいえ、肌の白さ、髪艶などが2人きりになったタイミングで盛んに描写され、距離を置きたくなる気持ちになる。
途中これはラ -
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「恋は落ちずに、落とすもの?」に続いて読んでみた!
一緒に推理し一喜一憂しながら読み進められて、とても面白い読書体験だった。
青柳碧人「ヤンキー、ミステリと出会う ~俺とあいつと、さしすせそ」 ホワイダニット
⇒不良たちが溢れかえる町で次々と謎の傷害事件が発生。その事件はアガサ・クリスティの「ABC事件」と酷似しており、主人公の法蓮たちは犯人を突き止めるべく次の傷害事件のターゲットと思われる人物の家を警護するが…。なぜ犯人はこのような奇怪な事件を起こしたのだろうか?
秋木真 「将棋部、無実を証明せよ」 フーダニット
⇒将棋部の部室で将棋をしていた蒼真と司だったが、窓の外に写真の破片がばら -
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城塚翡翠は、二十歳くらい。イギリス人霊媒師の血筋を持つ帰国子女、碧眼、蒼白で人形のような整った容貌、長い髪は毛先に向かうほどカールする艶やかな巻毛、服装は細いリボンが目立つブラウスにハイウェストのスカートは人形の衣装のよう、霊媒以外ではかまととぶったあざとい話し方をしている。そのかわいらしい女性が霊媒師と称しているのである。彼女の霊視とは魂の匂いを感じとることで、それは経験則から類推すると言っていることからも、いわゆる他人の機微を敏感に感じ取るというだけの霊感ではない普通のものである。ワトソン役に推理作家の香月史郎。彼は翡翠が霊媒によって誰が犯人かを教えたのを基にして論理的に推理している。この
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ネタバレ最後の霊媒探偵の意味がわかった時は、「えーっ!」と声が出た。
語り手(主人公)が真犯人なのはなんとなく想像は着いていた。城塚翡翠を見る目の描写も非常に気持ちが悪い。
自分はあまり頭が回らないので、事件の解説について完全に理解することは出来なかったが、天久鷹央の推理カルテ的なノリで楽しめた。
他の人は気持ち悪い真犯人にスカッとした言葉を言ってくれて、と言うのが自分はあまりスカッとはしなかった。抑えきれない欲求を持つ主人公に同情する。
最初事件の死体発見時の描写や、3番目の事件の依頼者の死体発見時の描写は、ダンガンロンパの死体発見アナウンスを彷彿とさせるような、ゾクゾク感があった。
自分はそういう