相沢沙呼のレビュー一覧
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ネタバレ個々の作品のレビュー
● 生者の言伝
夏木蒼汰は、自らの「計画」を実行するため、唯一の友人・悠斗の別荘に不法侵入する。嵐の中で目を覚ますと、目の前には悠斗の母親の死体と血に濡れた包丁。「自分が刺したのだ」と思い込み動揺する中、立ち往生した城塚翡翠と千和崎真が訪れる。
蒼汰はこの家の子であると偽るが、翡翠は早い段階で違和感を抱き、「おかしすぎる点はたくさんあります」と見抜いていく。
なぜ翡翠は蒼汰がこの家の人間ではないと気付いたのか。蒼汰の嘘の癖とは何か。そして翡翠はどのようにして「見えない被害者」の存在に辿り着いたのか。翡翠が真相を解き明かす。
【この作品の核となる部分】
・倒叙形式に見 -
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2026年9冊目
もっと早く読めばよかったー!
とても面白かったです!!
霊媒?霊が視える?霊の声が聞こえる?そんなパワーがあってミステリー小説とか成立するのかと思って、読まず嫌いを起こしていましたが、これがとても勿体無いことをしていました。
読み進めていくと、ほー!そういうことか!面白い!と思わずニヤニヤしながら読んでいました。
正直途中までは、あんまり自分の好みの小説じゃないなっていう感じで、次作は読まなくても良いかとも考えていました。
ところが、その後の展開で、うわ!この小説好き!と手のひら返しに笑
思わず読み返したくなります。
個人的に、若干、登場人物それぞれがあんまり好きにな -
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ネタバレ死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。
心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す二人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。
すべてが伏線。
ミステリランキング5冠。
城塚翡翠、彼女はなにを視ていたのだろう・・・。
<目次>
プロローグ
第一話:泣き女の殺人
第二話:水鏡荘の殺人
第三話:女子高生連続絞殺事件
最終話:VSエリミネーター
エピローグ
帯に書いてある「すべてが伏線」。本作品を表すにはソレがすべてだと思う。
第一話から第三話までの間は完全バディもので、翡翠ちゃんと香月による霊媒×論理のミステリ。
事件が起こって、翡翠ちゃんの霊視によって分かったことを論理立てて -
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原作『小説の神様』の世界を8人の作家が描く、豪華なアンソロジー。作家、編集者、読者など、様々な視点から紡がれる「小説の神様」の物語は、どれも個性的で一気に引き込まれた。
特に心に響いたのは、相沢沙呼さんの『神様の探索』だ。帆舞こまにの誕生秘話、シリーズでは語られなかった余白の部分をスピンオフならではの面白さがある。
一也と詩凪を見守る編集者・河埜が、若い才能の居場所を守るために戦う姿が最高に格好いい。神崎部長を熱い思いで説き伏せる場面や、「帆舞こまに」の傑作が誕生した瞬間の喜びは、読んでいるこちらまで胸が熱くなった。
一方、紅玉いづきさんの作品は、まるで私小説のような『小説の神様』誕生秘 -
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刑事コロンボや古畑任三郎を思い出す。ターゲットに何度もしつこく質問するが、またその質問もなぜそんな質問を?という関係なさそうなものから確信をつくものから様々。
ターゲットをイラつかせる方法や意味をこの続品では解説していて面白かった。
全2作は同情の余地ある内容で、特に2作目は翡翠の殺人がなぜいけないのかの悲痛な訴えがあって翡翠の過去や今後の展開に期待できそう。確かに、正義のために大切な人が殺されて仕方ないと納得なんて誰にもできない。戦争みたいに…。
最後の作品はざまぁ感あってすっきりするが、うーん、そんな他人を演じられるかと疑問。
千和崎真ちゃんってそんな事できるんだーって少しひいてしまった