相沢沙呼のレビュー一覧

  • 午前零時のサンドリヨン

    Posted by ブクログ

    ミステリー/日常の謎/青春/連作短編集
    "日常の謎"のような軽めのミステリーは、それほど好きではないのですが、この作品は大ヒット!!
    小さな謎を解く過程で、学生たちの悩みをリアルに描いた"青春小説"でした。
    「胸中カード・スタッブ」が、ベタなテーマながら心に響く。大好き。

    0
    2015年06月29日
  • ロートケプシェン、こっちにおいで

    Posted by ブクログ

    女子高生マジシャン酉野初とその同級生須川君が高校の様々な謎に挑む、『午前零時のサンドリヨン』の続編となる連作ミステリ。

     前作ラストで須川君も成長したのかな、と思っていましたが、相変わらずですね(苦笑)。ヘタレで臆病ですが、でも変わらずに誠実で優しいです。

     そんな須川君の語りは相変わらず面白い。自虐的な言葉や特に2話目の「ひとりよがりのデリュージョン」の彼の受難っぷりは申し訳ないながらもとても笑えます。

     各話のミステリのロジックも面白いですが、この作品の読みどころはその動機だと思います。
    楽しいカラオケに行くはずが突然帰ってしまった同級生、入れ替わった封筒の中身の謎、教壇に集められたバレンタインチョコの謎
    それぞれの裏にあるのは、青春時代の甘さであったり苦さであったり、人への微妙な気遣いや人間関係、カーストであったり。

     そうしたものが不可思議な謎としっかりと結びついているのがやっぱりすごいな、と思います。

     そして連作としての仕掛けも見逃せません。読み終えるとある登場人物の振る舞いの裏にどんな思いがあったのか、ついつい考えてしまいます。

     謎を解いていく初も須川君も臆病で傷つくことを、傷つけることを恐れながらも、それでも謎の裏にある時に残酷な事実を明らかにします。

     その行動の根底にあるのは、何とかなるかもしれない、奇蹟は起こせるかもしれない、魔法はあるかもしれないという希望を、そしてその魔法を人のために使いたい、という優しさが二人は持っているからだと思います。

     臆病な二人が傷つき悩みながらも魔法を信じ行動し続けるからこそ、このミステリには単なるミステリを越えた”何か”が詰まっているように感じます。

    0
    2015年02月11日
  • 午前零時のサンドリヨン

    Posted by ブクログ

    鮎川哲也賞受賞作。
    青春、恋愛要素ありの学園ミステリ。
    4つの短編でできているが、最後の大謎の下地として全体に伏線が散っている。
    男子高校生の主人公の心の声がダダ漏れで、それがジュブナイルみを増す要因になってて良い。ただ、これは人によって好みが分かれそう。

    0
    2026年10月03日
  • invert II 覗き窓の死角

    Posted by ブクログ

    翡翠シリーズ第3弾!
    読んでいくとちゃんとヒントはいくつか散りばめられていて、何となく予想していたのに途中でその推理を否定された…笑  
    最後の推理ショーを聞いて「あ、なるほど。」とめちゃくちゃ腑に落ちた

    今回は翡翠の推理力だけでなく翡翠のキャラクターを全面に翡翠ならではの問題と葛藤する場面も面白かった!

    0
    2026年09月29日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

    Posted by ブクログ

    先が読めたと思ったら、囮だったか。
    シャーロックホームズ的な推理は穴がありそうに見えて好まないのと、ややアンフェアに感じたので星4つ。

    0
    2026年09月26日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    霊媒師と推理作家のバディもの。霊媒で犯行の状況はわかるけども、非科学的なので証拠として使えない。それを補うために、推理作家が持ち前の論理で証拠を集めて犯人に辿り着く…というストーリー。

    結論を書くと、とても楽しめた。
    最終章の後半から、展開が一気にひっくり返る。

    女性キャラ、特に主人公翡翠の外見の描写、過剰ともいえる女性的な振る舞い、香月に対する歯の浮くようなセリフなど…読んでいてくどいとすら感じたが、いわゆる「才色兼備、だけど天然なお嬢様探偵」というテンプレートなのだろう…と思っていた。
    それらの描写も、最終章に至るまでの伏線だったとは全く思わず…予想外の展開にただ驚くばかりだった。さながら、苦労して解いた数学の問題を、目の前でいとも簡単に別解を導かれていくのを見せられているような感覚だった。

    ただ、最終章。
    犯人に対しての口調が気になった。勝ち誇るというより嘲る、煽っている感じで、どうにも好きになれなかった。小馬鹿にするような口調や、謎を解くまでに掛かったほんの数秒をいつもより時間が掛かった(=その程度の謎だった)と嫌味に表現するなど。やり過ぎ感が否めなかった。
    この章は、第1章から最終章に至るまでの全ての解答編であるため、派手な演出と言えば仕方ないかもしれないが…

    買ってよかった1冊であるとともに、おすすめしたい1冊。
    ただ、翡翠…というより女性キャラ全般の描写で好みが分かれるかもしれない。









    以下ネタバレ。









    叙述トリックとはこういう作品なのかと思った。感動。
    エピローグを読むと、最終章の豹変ぶりは演技だったようで。

    0
    2026年09月26日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

    Posted by ブクログ

    わぁ!!騙された!!
    タイトルがどうして城塚翡翠なの?
    って疑問に思いながら。
    謎が謎を呼び、騙し騙され合い、
    どんでん返しで翻弄された。
    ミステリの醍醐味を感じた一冊です。

    0
    2026年09月25日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

    Posted by ブクログ

    ひさしぶりにこの手の小説を読んだ。
    純文学と違って読みやすいので気軽に手を伸ばせる。
    3つの章に分かれていて、最後に解決編があり、典型的な推理小説としておすすめしたい。
    やはり最後のどんでん返しは圧巻でした。

    0
    2026年09月23日
  • 教室に並んだ背表紙

    Posted by ブクログ

    中学校の図書室で繰り広げられる女の子たちの物語。

    中学生という成熟してないけど大人へと踏み出しつつある時期。そんな彼女たちは中学校という空間がすべて。閉塞感を感じながら学校生活を送る彼女たちを導くのは司書の先生と、本。物語は結末が決まっていて裏切らない。でも自身の未来は白紙でまだ定まっていない。ページを繰るごとに少しずつ世界が広がっていく。そして彼女たちの未来も少しずつ拓けていく。

    閉塞感があり気持ちが爽やかになるような青春物語ではないけれども、未来への希望を抱ける、そんな物語だった。

    0
    2026年09月23日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

    Posted by ブクログ

    星4.5

    有名作品で、キャラが強烈で魅力的です。
    犯人は予想できちゃうのですが、その後にひっくり返ります。
    思わせぶりな最後も良きです。

    0
    2026年09月12日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

    Posted by ブクログ

    いい意味で期待を裏切られた!
    登場人物に感情移入出来ず、途中リタイアしそうにもなったけど、最後まで頑張って良かった!
    スッキリした。

    0
    2026年09月12日
  • マツリカ・マジョルカ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    再読です(3年ぶり)

    初読時は、柴犬のエロ妄想と卑屈さが鼻について何かあまり好きになれなかったけど、再読してみて柴犬要素が薄く感じられるようになり、”安楽椅子探偵学園ものミステリー”として悪くないなと印象修正

    柴犬の痛々しい心の動きが繊細に文章化されているところは、目を覆いたくなるけど気になって指の隙間から見てしまって後悔するような感じ(でも嫌いじゃない)

    ラスト(柴犬姉の件)もすっかり忘れていて、突然夢から醒めたような憑き物が落ちたような浮遊感があり楽しめた
    続編も再読してみるかな

    0
    2026年09月02日
  • invert 城塚翡翠倒叙集

    Posted by ブクログ

    倒叙ミステリは初めて読んだので、犯人が最初からわかっているのは新鮮で面白かった!!犯人側をつい応援してしまったが、やっぱり翡翠には敵わなかったか!いつも疑わしい容疑者をどうやって見つけるのかすごく気になった!!
    次作も読みたい!!

    0
    2026年08月28日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    かなり面白かった。

    霊媒師と小説家という、一見すると奇妙な組み合わせの二人が殺人事件を解決していくミステリ小説。霊媒師が予知した内容を、小説家が論理的に整理し、他者にも理解できるように組み立てていくという設定が面白い。

    これまで読んだことのないタイプの物語だったので、とても新鮮だった。

    そして、最終章では連続殺人事件の犯人に迫っていく。犯人については、自分が想像していた人物だった。「この人であってほしくないな」と思いながら読み進めていたが、やはりその人物だった。

    ここまでは、勘のいい人なら犯人が分かるように作られているのかもしれない。実際、読者が犯人を推理できるように、さまざまな情報が巧妙に配置されているのだと思う。

    しかし、その後の展開がすごかった。

    「まさか、ここまで今までの伏線を回収していくのか」と思わされるような展開で、それまで読んできた内容の見え方まで変わっていく。単に犯人を当てるだけのミステリではなく、最後まで読んで初めて作品全体の仕掛けが分かる構成になっていて、非常に面白かった。

    ミステリとしては、かなり完成度の高い作品だと思う。

    自分にとって、人生の糧になるような名言や考え方を得られたわけではないので★4としたが、純粋に「小説として面白いか」という点では、最高峰の作品の一つだと感じた。

    0
    2026年08月26日
  • invert II 覗き窓の死角

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    羨ましいぞ少年。美少女とキャッキャしているの羨ましい。ただ、少年は気が気じゃない思いだったろうけど。少年はなぜ自殺しようとしていたのか、なぜ友達の別荘だったのか。色々考えると面白い発展のありそうな作品ですよね。 この本2篇だけとは随分長いものでした。犯人のわかってしまう翡翠は友達を失う気持ちはどんなものだろうか。デート中確実に気づいたろうし。儚い能力。

    0
    2026年08月23日
  • invert 城塚翡翠倒叙集

    Posted by ブクログ

    メディウムの続編。どういうお話になるのかと思った。倒叙ミステリーで古畑任三郎のようにあらかじめ犯人がわかってる作品です。この手の作品はなぜか犯人を応援してしまうんですよね〜
    今回もうまーく騙されました!本格派だけでは飽きちゃうので、この手の作品も定期的に挟んで読んでいます!翡翠が可愛いから読み続けられる。

    0
    2026年08月21日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

    Posted by ブクログ

    面白い!ただあと一歩物足りない印象。ラストが説明口調なのも気になる。あえてわかりやすく、読者が想像しやすい展開に持っていって、「なんだ、結局そういうことか」と思わせて本当のオチを誤魔化すところが上手いなーと思った。好みが分かれるが翡翠が可愛い。え、次回作はどうすんの?って思って次回作も読みました。

    0
    2026年08月21日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

    Posted by ブクログ

    高校生が主役のミステリーアンソロジー

    いろんなタイプのミステリーが読めて面白かった

    ヤンキーの5年後ってどこかで読めるやつ?
    続きありそうな感じで書いてあるのにわからなかった

    0
    2026年07月25日
  • invert II 覗き窓の死角

    Posted by ブクログ

    城塚翡翠シリーズ第3弾の本作は「生者の言伝」と「覗き窓の死角」の二本立て。いずれも翡翠と真ちゃんの魅力溢れる楽しい作品に仕上がってます。
    まだ続編が出そうですね。楽しみに待ってます❗

    0
    2026年07月21日
  • invert II 覗き窓の死角

    Posted by ブクログ

    久しぶりの翡翠なんだけどなんか今回違う角度から新たな一面が見れた気がした。

    表題のファインダーの視覚より生者の伝言の方が好みでした

    0
    2026年07月20日