相沢沙呼のレビュー一覧
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ネタバレ【良かった点】
読む限りは語り手たる「先生」が主人公に思えるのにタイトルは翡翠がメインであること。
翡翠は箱入りで奥ゆかしい初心な少女...のように描写されているのに、露出度が高い服ばかり着ていて、男性への警戒心も薄いこと。
この辺りの違和感に納得できる話であったこと。
特に後者の違和感は語り手の歪んだ視点で描かれているから読者目線でも違和感があるのは当然で、自らの歪みに気づいていないからこそ負けたというのが隙のない構成で良かった。
【微妙な点】
動機に説得力があまりないような...
シリアルキラーというのは、現実的にはただ理不尽な存在だけど、創作の中では相当丁寧に描写されていないと -
Posted by ブクログ
ネタバレ霊媒能力を持つ美女、城塚翡翠。死者から情報を得ることにより犯人を追い込んでいく短編集。
うーん、事件解決に非科学的・オカルト的な要素を絡めてくるのはあんまり好みじゃないだんよなーと思いつつ読み始める。
なるほどなるほど、霊媒の力だけで犯人の自供や事件解明までするわけじゃないのね。霊媒で得られるのはあくまでも断片的な情報で、かつ根拠はないけど確実な事実。それを相棒である推理作家が論理的な思考・推理で補填することにより真実をあぶり出していく。おー、これはなかなか面白い設定、シリーズものに発展してるのも頷ける。純粋無垢な翡翠さんと香月の恋の行方も気になりながら物語は進んでいく。
そして最終章、ついに -
Posted by ブクログ
FPSで知り合ってタッグを組んだママユとノエの話(『百合である価値もない』)が1番好みだった。
百合って、何故か「美女×美女 が当たり前」みたいな風潮があると思う。それでも一般人だったら、別に美女×ブサイクやブサイク×ブサイクでも全く問題ない。ところが有名になってしまうと、叩かれることになる。美しいものを見たいという人の気持ちって、他人の悪口を言ってまでの強いものなのだろうか。
「私の整形についてどう思う?」とママユから聞かれたノエの返答が最高過ぎる。人の恋愛に顔面偏差値まで持ち出してとやかく言ってくる世間を本当はぶっ潰したいが、結局は世間に迎合してしまっているわけでしょ?でも、そこまでして一 -
Posted by ブクログ
ネタバレとある中学校の図書室を舞台にした6話の短編集で読みやすかったです。
・その背に指を伸ばして
・しおりを滲ませて、めくる先
・やさしいわたしの綴りかた
・花布の咲くころ
・煌めきのしずくをかぶせる
・教室に並んだ背表紙
6話目の「教室に並んだ背表紙」は1話目から5話目を読んできた流れとはちょっと違ってハードな部分もありました。
どの短編でも「しおり先生」がポイントになってきます。「しおり先生」が主人公にアドバイスをいろいろしていきます。
この小説を読んでいると、自分が中学生のときにもっと図書室使っておけばよかったとときどき思うことがあります。自分もあまり友達がいなく、独りのと