相沢沙呼のレビュー一覧

  • invert II 覗き窓の死角

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    ネタバレ

    シリーズ3作目。

    2章で展開。

    1章は別荘で友達の母親を殺してしまい、そこに車の故障により立ち往生している翡翠と真がの別荘を訪ねる。真相を解明する。中学生が殺したというのは思い込みであった。

    2章は翡翠はカフェで出会ったミステリー好きの女性カメラマンと意気投合し友達となった。

    その女性は妹を自殺に追いやった女性を殺し、アリバイづくりのために翡翠を使う。

    推理論理合戦になってるところは見どころなんだけど、自分としてはちょっと読み疲れる感じでした

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    2025年10月31日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

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    ネタバレ

    全てが伏線、という文章が目に入り購入しました。
    面白かったですし、騙されました。
    ある正体まではなんとなく分かりましたが、もう一つは全く。
    面白かったです。
    面白かったのですが、最後の章に関してはちょっとん?と首を捻ることがありました。
    正直に言うと、香月お前そんなやつやっけ?と思うような言動や行動が多く、またそれが悪目立ちした結果、城塚のこともイキっている大学生のように感じてしまいました。
    全てが伏線でしたし、ミステリとして申し分ないのですが、個人的な感想としては、どうも登場人物の掘り下げが足りないように感じてしまいました。
    あと、ちょっとラノベっぽいかな。

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    2025年10月09日
  • マツリカ・マハリタ

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    本質的には安楽椅子探偵もののはずが、途中から柴山くんの単独行動が目立つようになる。
    女性に対する免疫が全くない彼をマツリカが挑発しまくる描写については少しなら楽しく読めるし、過去の経験によるネガティブな性格からの成長も要素そしてはありだけれど、ここまでこの2つのボリュームが多いと自分は胸焼けします。まあ、そもそも表紙からして意図的であり、一部の読書にとっては期待通りなんだろうけど。
    前半の各篇の小さな謎とは別に、全篇に渡って展開される大きな謎という構成は良かっただけに残念です。

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    2025年10月08日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「ヤンキー、ミステリと出会う~俺とあいつとさしすせそ」 青柳碧人
    「将棋部、無実を証明せよ」 秋木真
    「屋上の雪融け」 相沢沙呼
    「学生時代の母の原稿」 似鳥鶏

    児童書を卒業した中高生のための入門的アンソロジー。
    ということで、高校生を主人公とした学園ものが多い。身近だからとっつきやすいだろう、ということだろうが、さて。

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    2025年10月04日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

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    ネタバレ

    話はおもしろいのに人物描写が気持ち悪く顔をしかめながら読んだ。でもその気持ち悪さは必要な気持ち悪さだったんだと思う。

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    2025年09月30日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

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    女の子の描写が気持ち悪くて無理だなーと積んでしまっていた本。最後まで読めばいいことあるよ!ってレビューを見て再読しました。
    確かに良かった。でも表紙イラストみたいな城塚さんを期待して読んだ人はラストまで読み進めるのがキツいんじゃないかなってくらい「男性視点の女の子」がしんどかった。まあ、私が女だからでしょうね。

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    2025年09月19日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

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    これでもか!というほどわかりやすくジャンル分けされたアンソロジーです。
    叙述トリックはいつも騙されてますが、今回も謎解きまでさっぱり分からず。上手い!といった感じでした。

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    2025年09月12日
  • 雨の降る日は学校に行かない

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    ネタバレ

    「朝。誰もいない教室へ来ると、この世界で自分がたった一人きり、生き残ってしまっているような気分になる。いいようのない寂しさを抱えながら、手帳を開いて、これから死ぬ気分で文字を綴ると、自分が少しずつ少しずつ、ほんとうに死んでいくような気がする。
    それがわたしの、誰にも見られてはいけない朝の儀式だ」死にたいノート

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    2025年08月31日
  • invert II 覗き窓の死角

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    このシリーズの3作目であり、2部作を楽しめた。
    いつものテンポで謎解きが進んでいく、飽きない小説である。
    余談だが、表紙が少女っぽいので人前で開くのにちょっと抵抗はある。
    その内映画にでもなれば観て観てみたい。

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    2025年08月14日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

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    これからミステリーを読み始める導線としてこの作品を読んだのですが、異なる作家ごとにミステリーの“お約束”が表現されていてとても面白かったです。

    ホワイダニット(動機)、フーダニット(犯人)、ハウダニット(トリック)といった構造が自然に体感でき、特に似鳥鶏さんの叙述トリックには衝撃を受けました。

    この一冊でいろんなタイプのミステリーに触れられたおかげで、他にもミステリー作品を読みたくなりました!

    次は、作中でも名前が出ていたアガサ・クリスティの作品を読んでみようと思います。

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    2025年08月03日
  • invert 城塚翡翠倒叙集

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    シリーズ2作目。
    前作が衝撃的な結末を迎えてしまったせいで、装いを新たにして倒叙型ミステリとなっている。
    ミステリとして良く出来ているし、城塚翡翠の魅力も変わらないが、前作と比較するとどうしてもインパクトが弱くなるのは致し方ない。

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    2025年07月28日
  • invert 城塚翡翠倒叙集

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    ◯絶対に前作から読むこと。さもなくば1つ傑作小説のネタバレを早々にくらうことになる

    ◯タイトル通り、古畑任三郎好きな人なら

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    2025年07月21日
  • invert 城塚翡翠倒叙集

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    シリーズ2作目。
    1作目とは構成異なり、叙述トリックを真摯に描いた作品集。毛色の違う叙述トリックの作品が三作収録されています。

    前作では上滑りして見えた一見苛立たせるような翡翠の言動や振る舞いも、コロンボや古畑任三郎的手法と理解して捉えてからは面白く読めた。
    新しい探偵シリーズものとして定着するため、是非長く続けてほしいです。
    最初のシステムエンジニアの話が好きでした。

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    2025年06月20日
  • invert 城塚翡翠倒叙集

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    前作の続編ですが、前作の性質上どうしても前作より評価が劣ってしまいます。
    本作は倒叙型のスタイルをとっています。倒叙型ミステリーには刑事コロンボと古畑任三郎という傑作が存在していて、それら全てを観ている私としましては、二番煎じという印象が拭えません。本書もそれらを意識して、特に古畑任三郎を意識して作られていて、セリフや設定などそのまんまな部分が多々あり、真新しさにかけました。
    それでも最終話に関しては面白かったです。

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    2025年06月01日
  • invert 城塚翡翠倒叙集

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    ネタバレ

    倒叙ミステリを書くのはほんとにたいへんだと思う。
    しかもがっつり読みごたえある感じで。

    今回は真ちゃんが大好きになっちゃったな。
    真ん中のお話の先生は捕まってほしくなかった。
    犯人を応援したくなるのはこのお話だった。

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    2025年05月04日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠(1)

    ネタバレ 無料版購入済み

    推理物としてちょっと…

    推理小説が原作のマンガ。

    まず、絵はすごくキレイ。
    特に女性の絵は文句なしに美しい。
    男性の絵はちょっと「わざとらしい」感もあるけれど、絵に関しては素晴らしいと言える。

    一方のストーリーだが、安易な推理ものにありがちなツッコミどころが多いのが気になった。

    ネタバレになるが、例えば最初の事件の場合、
    「現代では眼鏡にガラスレンズを使っている方が珍しく、そこにすぐに思い至るものか?」
    「仮に推理の通りだとしても、それは単にガラスレンズが破片に含まれているというだけの話。その段階ですぐ犯行を認めるか?」
    という疑問がある。

    2つ目の事件は1巻の段階ではまだ解決していないが、
    「間取り上、リビ

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    2025年04月07日
  • invert II 覗き窓の死角

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    城塚翡翠シリーズ第3作。
    偶然立ち寄ることとなった別荘で、または知り合った女性との出会いで、またも翡翠は事件へと巻き込まれる。
    探偵としての彼女は、自分の思う正義のためにその解決へと突き進んでいく。

    相変わらず憎たらしいほどの可愛さと頭脳で事件を解決へと導く翡翠。
    こういう探偵ものって、そんな都合よく事件に巻き込まれるなんてフィクションならではと思う一方で、日々事件は悲しいほどあちこちで起きているから、もしかしてわたしの隣にいる人がなんらかの事件の関係者である可能性って否定できないよなあと思う。
    少しずつ明らかになる翡翠の人間らしい1面もあり、推理が楽しい1冊てした。

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    2025年04月06日
  • 午前零時のサンドリヨン

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    mediumで知った相沢沙呼氏の処女作である、氏の経歴を知りさらに興味を抱き、
    midiumシリーズの次はデビュー作を選んだ。高校生をメインキャラに据えた学園青春要素、メイン探偵役としてマジシャンを目指す少女、ワトソン約にはミステリ好きの少年、ボーイミーツガールの雰囲気を醸し出しつつ、連作短編の構成ながらも、最終的にそれらが重なりあって終幕となる演出、なるほど!傑作mediumシリーズが生み出される要素はデビュー作から醸成されていたようである。


    シリーズは次作もあるようで、その先も不明である。気になった点を留めておこうと思う。主人公須川くんは高校1年生らしく、異性との関わりや、それらの精神

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    2025年04月01日
  • 教室に並んだ背表紙

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    ふと子供の本棚から手に取ってみた。
    中学生女子のストーリー。
    もう思い出せなくなっていた何十年前のことがなんとなく感覚的に蘇ってきた。

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    2025年02月24日
  • invert II 覗き窓の死角

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    このシリーズは全て読んでいますが、お決まりの展開で少し飽きてしまいました。
    古畑任三郎シリーズが好きなので面白いかなと思ったのですが、やはり城塚の人柄がどうも好きになれず。
    作中自分でも言っていますが、女性の読者はあまり好感が持てないかもしれません。
    ただフィクションの人間にここまでの感情を持つのはある意味作者の描写が優れているとも言えるかもしれません。
    個人的にはこのシリーズは1が1番面白かったです。

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    2025年02月14日