相沢沙呼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ全てが伏線、という文章が目に入り購入しました。
面白かったですし、騙されました。
ある正体まではなんとなく分かりましたが、もう一つは全く。
面白かったです。
面白かったのですが、最後の章に関してはちょっとん?と首を捻ることがありました。
正直に言うと、香月お前そんなやつやっけ?と思うような言動や行動が多く、またそれが悪目立ちした結果、城塚のこともイキっている大学生のように感じてしまいました。
全てが伏線でしたし、ミステリとして申し分ないのですが、個人的な感想としては、どうも登場人物の掘り下げが足りないように感じてしまいました。
あと、ちょっとラノベっぽいかな。 -
ネタバレ 無料版購入済み
推理物としてちょっと…
推理小説が原作のマンガ。
まず、絵はすごくキレイ。
特に女性の絵は文句なしに美しい。
男性の絵はちょっと「わざとらしい」感もあるけれど、絵に関しては素晴らしいと言える。
一方のストーリーだが、安易な推理ものにありがちなツッコミどころが多いのが気になった。
ネタバレになるが、例えば最初の事件の場合、
「現代では眼鏡にガラスレンズを使っている方が珍しく、そこにすぐに思い至るものか?」
「仮に推理の通りだとしても、それは単にガラスレンズが破片に含まれているというだけの話。その段階ですぐ犯行を認めるか?」
という疑問がある。
2つ目の事件は1巻の段階ではまだ解決していないが、
「間取り上、リビ -
Posted by ブクログ
城塚翡翠シリーズ第3作。
偶然立ち寄ることとなった別荘で、または知り合った女性との出会いで、またも翡翠は事件へと巻き込まれる。
探偵としての彼女は、自分の思う正義のためにその解決へと突き進んでいく。
相変わらず憎たらしいほどの可愛さと頭脳で事件を解決へと導く翡翠。
こういう探偵ものって、そんな都合よく事件に巻き込まれるなんてフィクションならではと思う一方で、日々事件は悲しいほどあちこちで起きているから、もしかしてわたしの隣にいる人がなんらかの事件の関係者である可能性って否定できないよなあと思う。
少しずつ明らかになる翡翠の人間らしい1面もあり、推理が楽しい1冊てした。 -
Posted by ブクログ
mediumで知った相沢沙呼氏の処女作である、氏の経歴を知りさらに興味を抱き、
midiumシリーズの次はデビュー作を選んだ。高校生をメインキャラに据えた学園青春要素、メイン探偵役としてマジシャンを目指す少女、ワトソン約にはミステリ好きの少年、ボーイミーツガールの雰囲気を醸し出しつつ、連作短編の構成ながらも、最終的にそれらが重なりあって終幕となる演出、なるほど!傑作mediumシリーズが生み出される要素はデビュー作から醸成されていたようである。
シリーズは次作もあるようで、その先も不明である。気になった点を留めておこうと思う。主人公須川くんは高校1年生らしく、異性との関わりや、それらの精神