相沢沙呼のレビュー一覧
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ネタバレなかなかマツリカさんがいつものように出てこなくて、待たされて焦らされて、満を持しての登場だった。そこまでが長かった。やっぱりマツリカさんが推理を披露してくれないと締まらないのである。
それと今回は、他の生徒の前にいるマツリカさんの姿が見られて、彼女が下僕だけではなく誰にでもああいう強気な態度であることが分かった。柴山じゃないけどマツリカさんのことが気になって仕方ない。
事件に関して、マツリカさんに言われて初めて気づくことばかりだった。プリーツスカートの構造から論理的に説明して見せたところは面白かったし、「これがもし男性作家の書いた推理小説だったら」と柴山がその変態性を指摘するところで笑ってしま -
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ネタバレマツリカさんの誘惑度が一作目よりもアップしていて「何もそこまでしなくても……」と思ってしまう。でもきっと何か理由があるのかな?と考えて読み進めていった。
最終話でついにマツリカさんの秘密に触れたのかもしれないと思ってソワソワしてしまった!
松本梨香子という名前を何度聞いても「マツリカ」という音を連想しなかったので、まさか?!と素直に衝撃が走ったけれど、そこはマツリカさんだからちゃんと謎は残しておいてくれた。
男子高校生の悶々とした妄想に付き合うのは大変だけど、一応成長はしているし、マツリカさんが一体何者なのかは気になるかな〜。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ冴えない男子高校生と大人びた先輩美少女マツリカが活躍する学園ミステリ。
主人公は勉強も運動もできないし、人との会話もままならず、クラスの中心に入っていけないのにもかかわらず美少女とお近づきになるという、現実にはあまり無さそうな設定ではある。でもここはとことん男子高校生目線で楽しませてもらった。
廃墟に住んでいるというマツリカさんは謎が多すぎて、洗濯とか食事とかトイレとか諸々の生活はどうしているのか、その妙な言葉遣いはなんなのか、何も分からないけれどなんだか許せてしまう。明らかに人間に興味を持ちながら、自分のことには無頓着で虚無すら感じさせるところ、気まぐれに見せる優しさ。今のところ分かったのは -
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まだ2話目までだけど、
中学生とか学生とか、
陰キャで居場所がないとか
読書で現実逃避とか、
あるよねー、わかりみが深い。
やっぱ誰しも
居場所や拠り所になるものって
絶対必要だと思う。
特に思春期で周りからの評価が気になる時ってのは
ほんと辛いのよね。
読書でも友達でも先生でも家族でも、
とにかく何かしら頼れるものあてにできるものがあれば、なんとかしのいでいける。
さて中学生におすすめできる
恋愛でも部活でも友情でもない小説、
なにがあるかなーと考えるんだけれど、
なかなか難しいね。
家族ものならいいなら
重松清かな。東野圭吾もいけるかな。
芥川もいいかな