相沢沙呼のレビュー一覧

  • 雨の降る日は学校に行かない

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    ネタバレ

    教室の独特な空気に上手く適応出来なくてしんどい思いをしている中学生の女の子達が、自分の学生時代と重なり合う様で息苦しさを思い出しました。学生時代って目には見えないけれどもはっきりと分けられたカースト制度があって、この物語の様にカースト下位だと教室にいるのが苦痛でした。辛い思いをしている子達の「普通に学校に行って勉強したい」気持ちを我慢しなくても良い環境が当たり前になりますように。

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    2025年12月21日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

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    オーソドックスなミステリの短編集!
    フー、ハウ、ホワイダニットと叙述トリックとは、こんな作品です!っと自己紹介してくるようなそれぞれのお話は、短いのにしっかりと要点が詰められていて、最後まで読むとちゃんとミステリとしての驚きが込められた内容でした!

    ミステリ初心者でこれからどんなミステリを読もうかなと悩んでる方にはこの本を読んで、自分の好きな作品を見つける手がかりに出来るのではないか?と思える作品。
    勿論、ミステリ好きの方にもココ最近の練りに練られたトリックとは真逆のスタンダードな直球トリックを久々に味わえる良い作品だと思います。

    シンプルなのに充分にミステリを堪能出来る作品でした!

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    2025年12月19日
  • 雨の降る日は学校に行かない

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    保健室登校をしているナツとサエ。2人の楽園は、サエが、“自分のクラスに戻る”と言い出したことで終焉を迎える。(「ねぇ、卵の殻が付いている」)
    女子中学生の憂鬱と、かすかな希望を描き出す6つの物語。


    様々な生きづらさを抱える女子中学生たちを主人公とした連作短編集。

    いじめやスクールカースト、承認欲求に保健室登校。中学を卒業してこんなに経っていても、今思い出しても心のどこかがズキズキ痛む。
    キラキラした青春を送れなかった人や、そういう人を近くで見てきて後悔してきた人に刺さりそうな小説です。

    この作品で苦しんでいる少女たちの状況は、物語が終わりを迎えてもほとんど解決はしません。けれど、それで

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    2025年12月07日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

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    ミステリを楽しめるような企画で書かれた小作品4編。楽しかった。それぞれの個性が出てた。
    けど、前日読んだ佐藤正午氏の作品があまりに凄かったんで、霞んでしまうかな。

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    2025年11月20日
  • 午前零時のサンドリヨン

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    ネタバレ

    3.3

    城塚翡翠シリーズで知った相沢沙呼先生のデビュー作。先生の過去作品も気になり購入しました。
    (作中で、城塚翡翠シリーズを思わせる雰囲気や文章が感じられたことが嬉しかったです。そう、翡翠だってきっとどこか寂しい魔法使いなのだと。)

    主人公の内気で思春期男子な須川くんと、クラスでは物静かだが放課後活き活きした顔付きでサンドリオンでマジックを披露している西野初さん。
    2人の恋愛と、西野さんのマジックでの知識や経験を活かして進んでいく日常の謎の解決でラノベ調。

    ミステリーでよくあるド殺人事件のような大きな謎ではなく、学生生活に潜む謎の中で特に最後の謎はハッと思わされるところも多々あり謎やト

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    2025年11月13日
  • 小説の神様

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    ネタバレ

    千谷一也
    高校二年生。売れない高校生作家。文芸部に所属。三年前に千谷一夜の名前で新人賞でデビューした。一切の素性が不明な覆面作家。

    小余綾詩凪
    高校二年生。人気作家。一也の高校へ編入。不動詩凪という名で小説を書いている。一也と同時期にデビュー。エンターテイメント性を重視した別の文学賞の出身。その容姿から当時は美少女作家として持て囃された。

    河埜
    一也と詩凪の編集担当。二十代半ばの女性。小説を書くことを諦めている一也に、二人で小説を書くことを勧める。

    千谷昌也
    一也の父。売れない作家。専業作家であることにこだわり続けて、あるとき、ぼっくり逝ってしまった。

    九ノ里正樹
    高校二年生。文芸部部

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    2025年11月03日
  • マツリカ・マハリタ

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    本質的には安楽椅子探偵もののはずが、途中から柴山くんの単独行動が目立つようになる。
    女性に対する免疫が全くない彼をマツリカが挑発しまくる描写については少しなら楽しく読めるし、過去の経験によるネガティブな性格からの成長も要素そしてはありだけれど、ここまでこの2つのボリュームが多いと自分は胸焼けします。まあ、そもそも表紙からして意図的であり、一部の読書にとっては期待通りなんだろうけど。
    前半の各篇の小さな謎とは別に、全篇に渡って展開される大きな謎という構成は良かっただけに残念です。

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    2025年10月08日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「ヤンキー、ミステリと出会う~俺とあいつとさしすせそ」 青柳碧人
    「将棋部、無実を証明せよ」 秋木真
    「屋上の雪融け」 相沢沙呼
    「学生時代の母の原稿」 似鳥鶏

    児童書を卒業した中高生のための入門的アンソロジー。
    ということで、高校生を主人公とした学園ものが多い。身近だからとっつきやすいだろう、ということだろうが、さて。

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    2025年10月04日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

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    これでもか!というほどわかりやすくジャンル分けされたアンソロジーです。
    叙述トリックはいつも騙されてますが、今回も謎解きまでさっぱり分からず。上手い!といった感じでした。

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    2025年09月12日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

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    ジャンルはミステリーですが、霊能を使って事件を解決に導いていく…という要素が斬新だなと感じました。

    個人的な感想ですが、推理要素もさることながら、エピローグで主人公が見せる意外な一面がとても魅力的でした。

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    2026年06月11日
  • 雨の降る日は学校に行かない

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    ネタバレ

    「朝。誰もいない教室へ来ると、この世界で自分がたった一人きり、生き残ってしまっているような気分になる。いいようのない寂しさを抱えながら、手帳を開いて、これから死ぬ気分で文字を綴ると、自分が少しずつ少しずつ、ほんとうに死んでいくような気がする。
    それがわたしの、誰にも見られてはいけない朝の儀式だ」死にたいノート

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    2025年08月31日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠(1)

    ネタバレ 無料版購入済み

    推理物としてちょっと…

    推理小説が原作のマンガ。

    まず、絵はすごくキレイ。
    特に女性の絵は文句なしに美しい。
    男性の絵はちょっと「わざとらしい」感もあるけれど、絵に関しては素晴らしいと言える。

    一方のストーリーだが、安易な推理ものにありがちなツッコミどころが多いのが気になった。

    ネタバレになるが、例えば最初の事件の場合、
    「現代では眼鏡にガラスレンズを使っている方が珍しく、そこにすぐに思い至るものか?」
    「仮に推理の通りだとしても、それは単にガラスレンズが破片に含まれているというだけの話。その段階ですぐ犯行を認めるか?」
    という疑問がある。

    2つ目の事件は1巻の段階ではまだ解決していないが、
    「間取り上、リビ

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    2025年04月07日
  • 午前零時のサンドリヨン

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    mediumで知った相沢沙呼氏の処女作である、氏の経歴を知りさらに興味を抱き、
    midiumシリーズの次はデビュー作を選んだ。高校生をメインキャラに据えた学園青春要素、メイン探偵役としてマジシャンを目指す少女、ワトソン約にはミステリ好きの少年、ボーイミーツガールの雰囲気を醸し出しつつ、連作短編の構成ながらも、最終的にそれらが重なりあって終幕となる演出、なるほど!傑作mediumシリーズが生み出される要素はデビュー作から醸成されていたようである。


    シリーズは次作もあるようで、その先も不明である。気になった点を留めておこうと思う。主人公須川くんは高校1年生らしく、異性との関わりや、それらの精神

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    2025年04月01日
  • 教室に並んだ背表紙

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    ふと子供の本棚から手に取ってみた。
    中学生女子のストーリー。
    もう思い出せなくなっていた何十年前のことがなんとなく感覚的に蘇ってきた。

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    2025年02月24日
  • 小説の神様

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    小説を生み出すのにどれ程の苦しみがあるのかは、書けない自分は分かりませんが、この主人公甘え過ぎ。
    一番苦労しているのは、友人の九ノ里君では?

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    2024年12月26日
  • 小説の神様

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    ネタバレ

    このところ、書店や作家さんの裏事情?を書いた本を
    読む機会が続いて、ホントに大変な世界なんだなと
    思いました。
    この物語も、作品を作る大変さが描かれており
    はじめは面白かったのですが
    最後までずっと主人公がウジウジしっぱなしで
    いつまでこの調子で続くんだろう?と
    途中からはちょっと疲れ気味に。
    ここで描いてあるような「前向きで誰もが憧れる主人公」
    を求めているわけではないけれど
    ちょっとウジウジが長すぎる⁈という気持ちになりました。

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    2024年11月17日
  • 雨の降る日は学校に行かない

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    学園もの、いじめや生きにくい子どもなどの描かれ方が『教室にならんだ〜』と似たような感じ。
    なので、私だったら断然『教室に〜』をすすめるかな。
    好きな人のいない教室はよかった。

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    2024年10月30日
  • マツリカ・マハリタ

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    シリーズ2作目で、1作目★3、今作は★3.5です。1作目のレビューで書きましたが、このシリーズは3作目までくると機会があれば読んで欲しいくらいの良作になります (1作目の感想を読んでいない方は、そちらから先に目を通していただければと思います) 。
    2作目である今作では、文章の表現とか構成については大分良くなっています。対して、主人公のネガティブさや女性への妄想などの描写は相変わらず多くて疲れます。特にネガティブさについては、容姿的な大きな欠点もなく、主要な登場人物には男女問わず好感を持たれ、その他の学生からも悪く言われることもないので、すっと入ってきません。
    1作目のレビューで書いた通り、この

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    2024年10月18日
  • マツリカ・マジョルカ

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    シリーズものの1作目。現在3作目まで出版されています。普段は手に取らないタイプの作品なのですが、ネットでミステリ小説を探していたところ、3作目の「マツリカ・マトリョシカ」の評価が高く、そちらを先に読んでみました。結果、大ハマりとまではいかないものの、1作目と2作目も読んでみようかなと思えるくらいには面白かったです。
    それで1作目と2作目も読んでみると、分かりやすく作者の成長が感じられるシリーズでした。(後発の霊媒探偵城塚翡翠シリーズは未読ですが、ドラマは見ていて、かなり面白かったです)。
    特に1作目である今作は、文章自体の読みにくさはないものの、表現や話の展開、構成力などはイマイチでした。ただ

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    2024年10月18日
  • 小説の神様

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    3.2

    好きな作家。
    予想していた通りラノベタッチが鼻につき、なかなか好きになれなかったのだけど、半分読んだ頃からだんだんと面白くなり、
    小説を書くこと、小説家である苦悩や2人の秘密(?)が明らかになってくると一気に読み終えてしまいました。
    小説を書くことに心血を注ぐ2人が眩しかったです。

    これを読んでから高校生活を送りたかったです。無理だけれどw

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    2024年10月03日